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来年まで待てなくなってグラブマンの燃料コックを取り外してみた。ナットを緩めて引っ張ると、ストレーナーがタンクの中へ残ったままになってしまった。古いバイクは必ずと言っていいほどこうなるので、別に慌てたりはしない。通常ならラジオペンチの先などで引っ張るとタンクから抜けてくるのだが、このストレーナーは頑固である。5センチ程抜けてからその後が抜けてこない。ペンチを持ち出してストレーナーが千切れるほど力を入れて引っ張っても抜けない。ストレーナーの材質はビニールのような物で、突起のような物も無い筈なのに何故か抜けない。途中で千切れるのを覚悟で精密ドライバーでこじりながら引っ張ったらボロボロになってやっと抜けた。ストレーナーをじっくり観察するが、普通のストレーナーだ、何処が引っ掛かっていたのだろうか。未だに分からない。コックからタンク内に延びる燃料パイプもかなり不純物が付着して汚れていたので、掃除してやろうと摘んで引っ張ったら途中で砕けた。「やっちまった。」と思ったがもう遅い。プラのパイプはガソリンでかなり劣化していたのであろう。何でも新しい型はこの部分が金属製に変更になっているらしいが、単体では入手できない。ストレーナーはOリングとセットで販売されているので、HONDAに注文するとして、このパイプは代用品を探すしかない。ホームセンターに行ったついでに物色してみたら直径5ミリ/1m長の銅製パイプがあったので購入した。プラの壊れたパイプの直径は5.3ミリなので、セメダインを塗って挿し込めば何とかなりそうである。セメダインはガソリンに溶けるのかな?引っ張れど引っ張れど出て来ないストレーナー無理矢理引っ張り出してボロボロになったストレーナー壊れた燃料パイプとホームセンターで買った銅パイプ
2015.11.27
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下町ロケットの録画を見ていたら、藤さんから電話が掛かってきた。何でも不要になったGB250クラブマンが近くのバイク屋に置いてあるのだが「いらないか」と言う内容だった。状態が分からないので、タダなら貰う。(即答)と言う事で話しがついた。程なくしてメールと写真が送られて来た。メールにはリアシートと廃車証明は後で届く事になっている。右サイドカバーは欠品と書かれていた。写真で見る限り、酷いサビも見当たらず、スポークも綺麗だ。デジカメで撮った写真は実際よりも綺麗に見えるが、その事を差し引いても悪くない車体である。写真を頼りに色々と調べてみたら、このバイクは昭和58年(1983)発売の初期型で7型までモデルチェンジを繰り返しながら平成9年(1997)まで発売された息の長いバイクのようである。クラブマンの初期型が発売された頃はVT250ZとTLR200を所有していた。この頃の250ccバイクは40psのスペックを誇っており、クラブマンの30psは見劣りするかも知れないが、それでも単気筒で30psは立派なものだ。ヤマハSR400の27ps、初期型V7レーサー750の40psと比較すると驚異的な数字である。その理由は10,000回転まで回る単気筒のDOHC化にある。また、燃焼効率と吸排気効率を大幅に向上させるためバルブを放射状に配置するRFVC(Radial Four Valve Combustion Chamber)が搭載されているが、初期型はカムシャフトが弱いらしい。初期型の特徴は低速用と高速用のツインキャブ仕様、マフラーも左右に2本出し、タンクのHONDAウイングのデカール、小径穴無しディスクローター、HONDA製キャリパー等のようである。2型からシングルキャブとなりマフラーも1本出しとなったため、初期型の人気が高いそうである。当時、スーパースポーツバイクが君臨する中で、クラッシックカフェスタイルのクラブマンは却って新鮮であり、乗って見たいバイクの1つであった。欲を言えば馬力は低くて良いので整備性の良いOHV、無理ならせめてOHCエンジン搭載モデルを併売して欲しかった。でも、当時はそれでは売れないか.....。バイク屋に何時までも置いておけないのでと言う事で、月曜日の夕刻、藤さんがアクティーに乗せて運んで来てくれた。フロントブレーキの固着により、キャリパーを外しているので、2人掛かりで慎重に降ろした。外観を一回り見たが、倉庫内のような所で保管されていたと思われ、想像していたよりもかなり綺麗である。欠品は右側のサイドカバーのみで部品は殆ど揃っているし、キーもある。走行はメーター読みで13,000kmほど。フレームはサビも無く塗装も痛んでいない。タンクの中は真っ赤に錆びているものの、外観は傷も凹みも錆もなく綺麗なままだ。ウインカーは社外品が付いているようだが、小振りな物で好感がもてる。これはかなり上物である。藤さんからちょっと早いお年玉をいただいた気分である。これで来年は良い正月を迎えられる事は確実である。そして来年はこいつを仕上げる楽しみがまた1つ増えた。あまりの昂揚気分で来年まで待てないかも.....。
2015.11.20
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