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ポタ電DELTA3を購入した翌日の早朝、天気が良かったので急遽、備中松山城の雲海の写真を撮りに行く事になった。一眼レフを使用する事を予定していなかったので、スイッチを入れてみるとバッテリー切れになっていた。充電して行く時間がないので、車載のDELTA3でAC充電しながら走行する事にした。狙った時間では少し遅すぎて、城に掛かる筈の霧が下がってしまっていたが、まずまずの写真が撮れたので、帰りに車内のシンクでコーヒーを淹れて暖まった。早速ポタ電の恩恵を預かる事になり、これからも重宝しそうな予感がする。そうなるとオルタネーターチャージャーを早く取り付けたくなったので、作業に掛かる。一番の難関は電源用ケーブルを車内からボンネット内に通す作業なので、隔壁の辺りを調べてみると、運転席側の車内取り込みケーブルは、頑丈に何かで固めてあるので、沿わせて通す事は不可能であった。助手席側はゴムのキャップを通したケーブルだったのでキャップを外したら電源用ケーブルを通す事が出来そうだが、ケーブルが太いのでキャップは元に戻す事は出来そうにない。他の箇所を調べてみたが、電源用ケーブルを通せるような穴は皆無であったので、隔壁の鉄板に穴開けを行おうと場所を探したが、配線の束やECUなどがごちゃごちゃで配線を傷付ける可能性大なので諦めてゴムキャップの穴を利用する事に決定した。ポタ電はセカンドシートと横向き座席の間にピッタリと収まり、クルマが激しく揺れようが動く事はないのでこの位置で決定だ。セカンドシートの背もたれを倒して就寝仕様にする時とバイクを積載する時はシンク横に移動する事にする。次はオルタネーターチャージャーの設置場所の検討であるが、電源用ケーブルが太くて曲がりにくいし、オルタネーターチャージャーとDELTA3を繋ぐケーブルは1mしかないので、設置場所は限られる。色々と考えた末に、思いついたのが横向き座席の中である。座席の内壁にビス止めしてみたが、ケーブルの曲がりがきつく装着不可だと分かったので、素直に座席の床に置く事にした。ここだと邪魔にならないし、ビス止めなどせず置いておくだけなので、バイクを積載する時にもすぐに移動する事ができる利点がある。レイアウトが決まったので、オルタネーターチャージャーの位置から電源用ケーブルをボンネット内に延ばして行く。フレンディーはセカンドシートの後まで1枚物の大きなフロアマットが敷かれているのでマットの下にケーブルを引く事ができ、容易にケーブルを隠す事が出来る。そこから先は中央のコンソールボックスを外し、エンジンカバーを包んでいるカーペットの中を通し、グローブボックスの奥からゴムキャップの穴を通し、運転席側にあるバッテリーに接続する。このクルマは寒冷地仕様なので助手席側にサブバッテリーを搭載しているので、そちらに繋いでも良いが、出来る事ならメインに繋ぎたいので、ケーブルを延ばしていくと5mのケーブルがぎりぎりだった。プラス端子にはヒューズを接続してバッテリーに、マイナス端子はボディーアースをせよとの説明なので、バッテリー付近のボルトに接続した。ゴムキャップを外して通した穴は、塞ぎようがないので、簡易的ではあるが妻の古ストキングを突っ込んで塞いでおいた。これで車内に風は入って来ないだろう。このクルマは前席中央にエンジン搭載という形状なので、内張りを剥がす事なく、簡単に配線ができた事はありがたい。しかも、敷設した電源用ケーブルは一切見えない。機器の設置と結線が終わったので、いよいよソケットを接続。フレンディーの発電能力は如何なものであろうか?期待と不安を抱きながらエンジンを掛けてみる。通常と変わらず機器類も大丈夫なようだ。そしていよいよDELTA3の電源を入れてフロントパネルの表示板を凝視すると、暫くして入力値が表示された。何と!いきなりの570whだ。その後は490wh辺りで推移している。残量が85%あったバッテリーが見る見る内に数値が上がりほんの数分で100%になってしまった。アイドリングで500wh出れば立派なものだ。この調子なら走行時にエンジン回転が上がれば800wh充電も頷ける。このクルマは寒冷地仕様なので、発電機の容量が大きいのかも知れないが、型式はSGL5なので他車と同じかも。その他で考えられる事はディーゼルなので、エンジンが掛かってしまえばガソリン車のようにプラグに供給する電気がいらないので、その分発電に余裕があるのかも知れない。よく分からないが、30年近く経つ古いクルマでも最新式のオルタネーターチャージャーが問題無く稼働する事は有り難い事だ。何れにせよアイドリングで500wh出れば、走行充電だけでポタ電が容易に満充電にできるのである。本当にソーラーパネルは必要なくなった。今度はエアコンを始動させて負荷を掛けた時にどうなるのか試してみよう。DELTA3とオルタネーターチャージャーの配置センターコンソールの下を這わしたケーブルアルミ線で結束したケーブルと仮止めのガムテ助手席側隔壁にある配線ホールボンネット内の配線アイドリングで出た脅威の570whの入力値スマホと連動するDELTA3車内にスッキリと収まったDELTA3/セカンドシートを後方移動すればピタリと収まる
2024.11.23
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以前から気になっていた車載用ポータブル電源であるが、久し振りに調べてみるとサイズも値段もかなり進捗しており、1,000wh級でも手が届く価格になっている事に驚いた。使用シーンを考えてみると電気調理器、電気毛布、電気ストーブ、扇風機、テレビ、パソコン、照明、エアコン等が考えられるが、全てをポタ電で賄うとなると3,000wh程度は必要になるが、大きさも重量もかなりのヘビー級で価格もビックリするほど高価で、現実的ではない。エアコン駆動を諦めると、1,000whもあれば十分なので、各メーカーのお薦めを見てみたら、EcoFlowが期間限定でブラックフライデーセールをやっていた。しかも、今夏発売のオルタネーターチャージャーなるものが凄い。ポタ電を車載する場合、充電はソーラーパネルかシガーソケットからになるのだが、ボンゴフレンディーはオートフリートップが付いているので、屋根の上に物を載せると電動モーターに負担が掛かるし、駐車場の事もあり、車高を2,100ミリ以内に抑えたいので、なるべくソーラーパネルは付けたくない。また、シガーソケットからの充電だと、せいぜい80wh程度なので満充電には途方も無い時間を要する事になるが、オルタネーターチャージャーを取り付ければ、オルタネーターから発電した電気をバッテリーを経由し、余剰電気分をそのまま充電用として使えるので、何と最大800whで充電出来るのだ。新しく発売されたDELTA3(1,024wh)への充電時間は驚愕の1.3時間とのこと。これは凄い。もうソーラーパネルは必要なくなった。旅先への移動時間だけで1,024whが殆ど満充電にできると言う事だ。今回のセールではDELTA3とオルタネーターチャージャーのセットが驚愕の50%OFFの113,850円で更にクーポン割引で108,158円で購入でき、3,800円の特製タオルも無料進呈という事なので、そろそろ買い時だと思ってセールに乗った。それにしてもポタ電は安くなったものだ、少し前までは1,000wh級だと20万円は越えていたのだが、やってくれるなEcoFlowさん。数日で届いた製品はAppleのように梱包も美しく、デザイン、色、サイズも申し分無い。ただ、オルタネーターチャージャーの箱が思いの外重かったので、中身を出してみたら、本体はさほどでもないが、バッテリーへ繋ぐ5mのケーブルが重かった。そりゃそうだ。800whで充電できるとなると、このくらい太いケーブルは必要となるわな。電源を入れてみるとバッテリー容量28%となっていたので、コンセントからAC充電を行ってみたら、1,000whを遙かに超えて充電しており、説明書を読んだり、スマホの設定をしている内に100%となってしまった。充電スピードが無茶苦茶速い事に驚いたがそれもその筈、DELTA3のスペックは満充電まで56分だそうである。しかも、充電中は無音で全く音がしない消音設計となっている。可動音も30㏈との事だ。通常はスマホでWi-Fi接続して使用する仕様なので、接続してみるとDELTA3の入力値などを細かく設定できるし、オルタネーターチャージャーからの入力値やクルマのバッテリーへの逆充電など色々とできるようだ。これから、暇をみてオルタネーターチャージャーの配線をクルマに取り付けるのであるが、古いボンゴフレンディーのオルタネーターの発電量は80A程度なので果たして800whで充電できるのか?不安材料はあるがやってみるしかない。EcoFlowの最新1,000wh級ポタ電DELTA3オルタネーターチャージャーと同梱物書面にはUSBーC2口、USBーA2口、AC100V6口が付いている背面には12Vシガーソケット1口とDC5521が2口備わる背面の裏蓋を開いて収納すると電源、オルタネーターチャージャー、ソーラプラグが現れる幅202×奥行397.6×高さ283.6 重量12.5㎏廃熱ファンは前後に変更され上面はフラットで物が置ける
2024.11.20
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近くの知り合いの社長が中古の小型バックホーを買った話しを聞きつけたので、早速レンタル交渉をしたら、8トンユニックに積んで持って来てくれた。2年程前にクルマの出入り口の水道管から水が漏れ出したので、水道屋を呼んで修理を試みたが、過去の遺物である鉛管の修理に失敗し、栓をしてしまっていたのであるが、不便なので新しい塩ビ管を引き直したいと常々思っていたのだ。しかし、水道管は26年ほど前にメーター回りの敷設工事時に新しくした筈なので、何処かで鉛管に繋いでいるのだが、その場所が分からない。やみくもに掘っても労力の無駄になるだけなので、良い機会を待っていた。バックホーの免許は若い頃、池掘りを行うために仕事を2日休んで小型建設機械3トン未満をコマツで取得して、池掘りを少しと車庫の整地以外数十年も使っていないが小さなチョンボなので大丈夫だろうと思い借りた。今回のバックホーはコマツPC09でバケット17Lのディーゼルエンジン機だ。バックホーの操作レバーはコマツレバーと称して、コマツだけが他のレバーと操作方法が違うのであるが、免許もコマツ機であったのでその辺りは丁度良い。(現在はコマツも多機種と統一されているかも知れない。)プレヒート後エンジンを掛けて、操作をしてみる。ブランクが長いので作業感覚を取り戻すのに時間が掛かったが、段々と慣れて来て間違いはするものの作業できる状態になったので、栓をした箇所から掘り進める。あまり深く掘ると水道管を破壊してしまうので慎重に。薄皮一枚であとはスコップで管を探す。水道管は予想していたラインよりかなり違うラインで敷設されていたので、適当に掘らなくてよかった。それにしても小型だがバックホーの力は絶大で、カチカチに固められた土も油圧の力でサクサク掘る事が出来る。これをスコップでやっていたら間違いなくヘルニアが再発して、バイクにも乗ることが出来なくなるだろう。やがて、塩ビ管の接続箇所を突き止めた。水道屋を呼んで打合せを行い、後日新しい塩ビ管を接続して貰う事にした。役所の規定では深さは30センチと言う事なので、規定に合わせて深さを揃え、後は工事を待つばかりである。埋め戻しもこちらでやるので、費用は最小に抑えられる事であろう。ついでに、雨水による穴開き箇所の穴埋め、切り株の掘り取り、ドンキーベース脇までフレンディーが入れるように侵入場所の拡張も行った。軽工事はこの程度のバックホーが使いやすくて丁度良い。一家に一台欲しいところだが、次に使うのは何時の事かと考えるとやはりいらないか。軽油が減って来たので、GSに行って灯油のポリ缶に軽油を入れて貰おうとしたら、灯油缶はNG、軽油用ポリ缶でないとダメだという。灯油も軽油も同じようなものなのに何故?と聞くと法律で定められているそうである。ガソリンの取り扱いは知っていたが軽油は知らなかった。仕方がないので、その場で軽油缶を買ったが、色が緑以外材質は灯油缶と同じように思えるのだが、何か違いはあるのだろうか。分からない。コマツPC09古い機体だがエンジン音は思ったより静かなPC09容量17Lのバケット
2024.11.15
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数年前にTLM50/2号機のエンジン始動を試みるべく、キャブを全バラにしようとして、チョークレバーのネジを緩めていたら、プラのオスネジ部分が割れてしまった。瞬間接着剤で修復したものの、ネジを締めていたら接着部分があっさり分離してしまったので、修復不能と判断し諦めて放置していたのだが、ここに来て何とかならないものかと未練がましくカスタムジャパンで純正部品を調べてみたが、既に廃番のようである。互換キャブとしてNSR50のキャブを流用するのが定番となっているようだが、インマニ側の口径が大幅に違うので、取り付けは問題無いが設定が難しいようだ。ヤフオクでNSR用を探してみたが結構な値段を付けている。中華キャブをとも思ったが、何れも汎用なので、上手く機能するかは不明であるので手を出しにくい。ダメもとでチョークレバーをネットで検索すると何とamazonに数種類出ていた。大きく期待が膨らみ適合する物を探したが僅かに違うし、値段も2,000円程度だ。それならばと中華通販サイトAliExpress(アリエクスプレス)で検索してみたら、オスネジ径とその先の部分が殆ど同じチョークレバーをついに発見した。ネジ径12.1ミリ、ネジ先までが22ミリと申し分ない。価格も433円で送料無料だ。届いたチョークレバーをキャブに取り付けてみたら、ネジ径もピッチも全く同じで、キャブに嵌まる先の径も長さも同じであった。チョークを引いてみるとしっかりと止まるし、戻しもOKだ。何とかなった。急がない部品はamazonよりもAliExpressやTemuなどのサイトを利用した方が安い場合が多いので、これからは使い分けて行こう。欠品部品が多いTLM50/2号機キャブが取り外されているエンジンネジ部分が欠損した純正チョークレバーと中華製チョークレバーTLM50純正キャブに取り付けた中華製チョークレバー
2024.11.12
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6月にキャンピングボンゴのパワステから異音が発生したので、手持ちのパワステオイルを補充して、直ったかに見えたが、1ヶ月程でまた異音が発生しだした。直っていなかったのだ。運転席のシートを上げてオイルタンクを確認してみると、最低ラインまで減っており、更にポンプとオイルラインからオイル漏れを起こしているのを確認した。取り敢えず補充しながら乗っていたが、減る頻度が早くなったので、マツダに預ける事にしたのだが、10月中旬にどうしてもこのクルマが必要だったため、一抹の期待を寄せてオートバックスから「補充と漏れ止め」なるパワステオイルを購入して補充してみたが、漏れは止まらず車庫に眠ったままになっていた。10月下旬にやっとドック入り。調べて貰ったら、アンダーカバーにおびただしいオイルが溜まっており、オイル漏れも確認できたとの事。ポンプと配管を全て交換の依頼をしていたのだが10日経ってもクルマが帰って来ないので、娘に尋ねたら、配管の純正部品が廃番となっており、修理不能との事で取り敢えず応急処置をしたが、これから修理対策を色々と考えてみるとの事で一旦クルマを返す事になり戻って来た。こちらでもネットで色々と調べてみたが、パワステポンプは幾らでもあるが、パワステ配管のリビルド品などは皆無である。今年やっと8ナンバー登録をしたのだが、またもや廃車の危機だ。さぁどうなる事やら。マツダのアイディアとウルトラCに期待して祈るばかりである。マツダからは乗っても良いが、なるべくステアリングを一杯まで切らないようにとの事だが、それは無理というものだ。漏れ止め効果があると謳うパワステオイルオイルタンクに満たされたパワステオイル応急処置を施された配管
2024.11.09
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クロスカブの岡氏の要望で、今年2回目のカブでのキャンプツーリングを行った。岡氏は大の温泉好きなので、県南で温泉または風呂に入れる施設が近くにあるキャンプ場を探してみたら、吉備中央町の湯の瀬温泉と向かいにある湯の瀬温泉キャンプ場があったが、連絡してみると、管理が出来なくなったとの理由でキャンプ場は閉鎖されていた。次は、たけべの森キャンプ場と近くのたけべ八幡温泉に変更して、たけべの森公園に連絡したら、キャンプ場は土、日のみの営業との事。又してアウト。そこで、今年クルマで行った天神峡の近くに風呂はないだろうかと思い探してみたら、2キロ程の所にASUWAなる入湯施設が見つかった事で、天神峡キャンプ場に決定した。天神峡キャンプ場は無料にも拘わらず大きな駐車場を備え綺麗なトイレも2箇所有り、よく整備されたキャンプ場で、小田川の河原沿いのサイトと山側のサイトに分かれているが、何れのサイトも進入路が狭くクルマの乗り入れは不可なので、サイトまで入れるバイクで利用するには持って来いのキャンプ場である。カブ90に何時ものキャンプ道具を積み込むのだが、予報では夜の気温が10°前半になるとの事なので、今年購入した超小型夏用封筒型シュラフと3シーズンシュラフを持って行く事にしたため、テントを乗せる場所が無くなり、やむを得ずベトキャリに取り付けた予備燃料の1Lボトルを外し、テントを乗せた。もう少し大きなリアボックスにしようかと悩む所だが、狭い場所を走り回るにはなるべくスリムで軽快でありたいので、このスタイルは捨てがたい。正午過ぎに出発、R2から玉島IC方面へ分岐、信号の少ない何時もの広域農道を通って1時過ぎには井原の街に到着、今日の夜はモツ鍋にしたので、R313脇のハローズに寄って食材を購入する。モツと酒は岡氏が用意する事になっているので、持参したモツ鍋の素とキャベツ、玉葱、卵以外を物色する。買った食材はニラ、シメジ、一口豆腐、中華そば、フランスパン、ウインナー、ケチャップミニパック、カラシである。レジ袋を含めても合計1,151円だった。安す!買った食材は凍らせた缶ビールを入れた何時もの発泡ケースに収納。午後2時に待ち合わせたキャンプ場に向かう。途中、入湯施設ASUWAを確認。15分前に駐車場に到着したが岡氏はまだ来ていなかったので、カブでサイトを見て回る。本日は河原にはデイキャンプ風が3組と山側には家族連れが1組というところだ。2時を少し回ったところで岡氏が到着。何でも肉屋に寄ってガソリンを入れていたら思わぬ時間が掛かったとの事。話し合いで本日のサイトは山側の一番奥のトイレがある場所に決定し、カブ2台で乗り付ける。場所をキープするためにテントだけ張って、ASUWAに向けて2キロほど引き返す。ASUWAはスポーツ施設などを併設した立派な建物で、館内も非常に綺麗である。券売機で入浴料550円を支払い発券すると、丁寧に専属係員が案内してロッカーの使い方まで教えてくれた。風呂は温泉ではないが、大浴場に水風呂、露天風呂、サウナまであり、岡氏は全て2回通り制覇して約1時間付きあったが、もうこれ以上はふやけそうなので、退散したのだが。ここで事件が起こった。ロッカーには鍵が付いており、その鍵を開けると扉の内側にカードが入っている。帰る際はそのカードをフロントに渡す仕組みになっているのを係員から聞いていたので、カードを抜き取るとその瞬間手からスルリと滑り落ち、それを足で押さえようとしたら、サッカーのオウンゴールのようになり、ロッカーと床の1ミリも無いような隙間に完全に入ってしまったのだ。これはもうどうにもならないので、係員を呼んで顛末を説明。すると係員からカード番号を覚えていないでしょうかと問われたがそんなものは見ていない。(ロッカー番号とは違うそうだ)掃除機で吸ってみたらと提案したら、後でやってみますとの事で、大丈夫ですからと言うので、お詫びをして引き揚げたが後味が悪い。洗面所で水を汲んで退散する。しかしあのカードは何のためにあるのか不思議でならない。火照った体を冷やすが如く、カブを走らせキャンプ場入り口の神社の境内で枯れた杉葉を拾い、テントサイトに帰る。周辺から燃えそうな薪を集めて焚き火台に火を入れる。やっと一息ついたので、冷えたビールで乾杯。ビールを飲み干すのももどかしく岡氏がクロスカブのボックスから新見の銘酒三光の一升瓶を取り出したので、裂きスルメをアテに交互に呑み進める。こうなってしまったら少し早いが、モツ鍋の準備に取り掛かる。何時ものマルチグリドルにモツ鍋の素を入れて沸騰した頃にモツを投入。更に沸騰したら、他の具材を入れながら煮るとモツ鍋の出来上がりだ。気温も思ったほど下がらず酒の力もあるのか、上着を着る事も無く酒宴は延々と続き、とうとう1升瓶が空いてしまったので、お開きとして寝る事にした。寒いと思って持参した夏用シュラフは使う事も無く、3シーズン用で十分であった。ところが、深夜になって突然渓谷の静寂を破る怪鳥のような声が何回も鳴り響いた。何事が起きたのかとビックリして飛び起きたら、離れた岡氏のテントの中から聞こえて来ていた。発狂したのだろうか?どうやら生きているようだったので放っておいた。朝、昨夜の怪奇事件を事を聞いてみたら世にも恐ろしい夢を見ていたらしい。面倒な男だ。それにしても岡氏はホームセンターで買った安物テントとシュラフだけで、テントマットも使わず、コンクリートの上にテントを張ってペグも打たず寝ていたが、何とも無いようだったのが滑稽である。岡氏は11時に来客があるので、8時には出発したいと言っていたので、ガスバーナーで早めの朝食準備に取り掛かる。マルチグリドルで卵とウインナーを焼いてフランスパンに挟んで、カラシとケチャップをかけて、UCCコーヒーと共に食す。このサイトは山陰なので、日は昇ってはいるが、太陽の光は届かないのでジャンパーを着たまま、その後もうだうだと話しをしていたら9時近くになったので、やっとお開きにして岡氏は先に帰って行った。8時に帰る筈ではなかったのかい!マイペースな男だ。こちらはゆっくりと片付けをして帰路につく。朝露でびしょ濡れだったカブであるが、キック一発で目覚めた。クルマに積載の場合はバイクカバーを持参するのだが、バイクキャンプでは荷物の積載量の加減で持参が叶わない。さすらいの野宿ライダー寺崎勉氏のようにバイクにも天幕を掛けてやるのが本義だろう。11時前にはドンキーベースに辿り着き、濡れたテントやシュラフなどを引っ張り出し、陰干ししておいた。天気の良い日にもう一度日に当てれば良いだろう。週末から寒くなるらしいので、今年のツーリングキャンプはこれで最後となるだろう。これからの時期はキャンピングフレンディーで車中泊キャンプを楽しむとしよう。天神峡駐車場に到着したカブ90天然風温泉ASUWAASUWAの駐輪場に並ぶカブ90と新型クロスカブモツ鍋とカブ90締めの煮込みラーメン焚き火が終焉に近づくテントサイト
2024.11.07
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10月28日が雨天のため、31日に変更された玄武洞と城崎グルメツーリングが敢行された。午前7時30分左右のプラグカバーをシルバーのメッキ調塗装で化粧直しを行い、メッキタンクにワックスを掛け新車当時の輝きを取り戻したV7を駆って集合場所の吉備SAに一番乗りで到着。待つこと数分でディアベルが駐車場に滑り込んで来た。そろそろ出掛けようとした所にライムグリーンのホイール履いたMT07が到着。昨夜のLINEではモンキーで来るとあったので、てっきり冗談だと思っていたが、MT07で駆けつけたとはビックリ、もう少しで置いて出発してしまう所だった。3台揃ったところで第2集合場所の播但連絡道市川SAに向けて改めて出発。山陽道をMT07のペースに合わせゆっくり目の走行で姫路東ICから播但道に分岐し北へと向かう。中国道の分岐を過ぎると間もなく市川SAだが、到着してみるも先着車はいない。今日はここでCB750ボルドールと合流する予定であるが少し遅れているようである。缶コーヒーで喉を潤しながら、先日交換したLEDテールランプの点灯確認をしてみると、何とテールランプが点灯していなかった。朝出る時には確かに点っていた筈だが…。もう切れた?早速車載工具でテールランプを分解してみると、ソケットの金具とバルブ端子が少しズレているのを確認したので触ってみると一瞬点いた。どうやら接触不良のようだ。きつくて嵌まりにくい端子に格闘していたら、メカが得意なMT07さんがあっさり正常な位置に嵌めてくれた。これでトンネルの中も安心して走れる。そうこうしている内にハーレーが到着、今日は不参加だと思っていたら、ディアベルさんに連絡があったらしい。続いて笏取り虫ツーリング初参加のCB750ボルドールが到着。大きなフロントカウルが目を引くボルドールはエンジンの塗装が剥げ、全体的にくたびれている車体だが、エンジン内部はあちこち手を入れられ、835ccまでボアアップされている。また、ヨシムラのFCRレーシングキャブにヨシムラの集合管などが装備されたカスタム車となっており、調子も良さそうだ。参加車が5台揃ったところで、更に北に向け出発。何時ものように水先案内人はディアベルが担当し、最後尾はインカムで繋がったV7が担当となる。登坂車線では入り繰りがあり、最後尾に戻るべくボルドールを先に行かせたら、抜き去る時のマフラー音は往年のヨシムラそのものであった。マルチエンジンも良いものだ。和田山ICで北近畿豊岡自動車道に分岐、終点の豊岡で高速を降りて先ずは混まない内に早めの昼食を取るべく、城崎駅まで走り駅横の無料駐輪場に駐車。この辺りはディアベルさんの事前リサーチが光る。歩いて直ぐの駅前通りは外国人観光客が多く、海鮮料理を提供する店もあちこちに看板を出している。これも事前リサーチの海鮮料理一魚一恵に行くが、開店は11時30分からとの事で、予約を入れて近くのコーヒーショップNovaでコーヒータイム。時間となったところで、再び一魚一恵へ、店内は改装したのかとても綺麗で全て椅子席、二階に通され玄武岩に海の花、エビカニどっさり・ザ・丼、但馬牛ステーキ・ザ・丼などをてんでに注文。酒が欲しくなったが我慢して美味しく頂いた。昼食後は円山川沿いを豊岡方面に戻って、玄武洞の見学。駐車場でバイク好きのオジサンが目ざとくボルドールを見つけて、質問の嵐を浴びせて来た。名車は何時まで経っても名車なのだなぁとつくづく思った。玄武洞は数十年昔に家族で訪れた筈であったが、全く覚えておらず、その分新鮮味があった。溶岩が冷えて形成された六角形の玄武岩がうねる洞は正しく玄武に似ていた。自然の造形とは言え、正にアートである。帰りに豊岡の「JAファーマーズマーケットたじまんま」に寄って皆さん買い物タイムであったが、私は何時もの時と同じで買う物がないのでザッと見ただけでパス。豊岡から高速に乗って往路を引き返すも、遅いトラックに阻まれスピードが上がらない。たまにある登坂車線では遅いクルマも追い越し車線を走るので追い越しが出来ず、市川SAまで安全運転だ。市川SAでは帰りを急ぐMT07が単独で先に出発、ゆっくり休憩の後、ディアベルと共に播但道、山陽道と乗り継ぎ、一気に吉備SAまで走り最後の休憩。今日は日が沈む迄には何とか帰宅出来そうである。瀬戸中央道の分岐でディアベルと分かれ、ヘッドライトの明かりが見えだした路面を見つめながら走る。LEDに交換したので格段に明るくなったのが実感出来た。今回もディアベルさんのお蔭で予定通りのツーリングとなった。感謝!感謝!である。LED球の接触不良のため分解したテールランプ城崎駅横の駐輪場に駐めたボルドールとハーレー海鮮店が並ぶ城崎駅前通り一魚一恵で食した玄武岩に海の花玄武洞駐車場にて見事な溶岩造形の玄武洞白虎洞登山道から見下ろした参加車ライムグリーンホイールが目を引くMT07V7が原付きに見える風景
2024.11.01
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ボンゴフレンディーを修理のためにマツダに預けたら、代車でボンゴバンがやって来た。以前からハイエースより安くコンパクトなボンゴバンに興味があったので、色々な場所で乗ってみてフレンディーとの比較を行ってみた。下記の表記は上段がフレンディー下段がボンゴバン車体サイズ 全長458センチ 全幅169センチ 全高209センチ 全長428センチ 全幅169センチ 全高186センチ フレンディーの方が全長が30センチ長く、全高も23センチ高いが、ボンネットが付いている事と、オートフリートップが付いているので、大きく見えるが、室内長と室内高はほぼ同じと言っても良いだろう。エンジン 2,500ccディーゼルターボ 125ps/4,000rpm 最大トルク30.0kg/2,000rpm 1,800ccガソリンNA 102ps/5,300rpm 最大トルク15.0kg/4,000rpm駆動方式 フルタイム4WD FR車両重量 1,920kg 1,390kg先ず、乗車してみるとバンは前輪の上に座席があるので、タイヤハウスが出っ張りグリップを握って乗り込まないと内股が当たって乗り降りに支障が出る。座席は中央に大きなセンターコンソールが設置されているため、運転席、助手席とも少し小さめ。ハンドルがバスのように寝ているので、メーター類は見下ろすポジションとなる。シフトはコラム式のオートマであるが、慣れればこちらの方がハンドルに近い分操作性は良い。好みの問題だが私はフロアシフトの方が好みだ。ブレーキペダルは小さく、アクセルペダルに接近しているので、踏み間違えそうであるが、これも慣れの問題だろう。フレンディーには無いエアーバッグが運手席、助手席共に備わっているのは、平成30年式ならではである。側面のスライドドアは左右にあるので、荷物の出し入れはすこぶる便利である。オートクロージャーは付いていないが、その事を差し引いても両開きは重宝する。また、開口部が大きいので、大きな荷物の出し入れや乗り込みもストレス無く行えるのは有り難い。走り出してみると、ガソリン車特有の軽やかな走りではあるが、トルク感はあまり感じられず、非力感もあるものの、通常走行では問題無いレベルだ。ただ、貨物車ならではのリアが板バネなので、足廻りは硬く跳ね上げ感がある。タイトなコーナーの続く上り坂では少々のパワー不足に加え、ハンドルが寝ているので、スピードを上げるとハンドル操作がやや遅れてしまう。この手のハンドルはゆっくり走る事を前提に作られているので、乗用車のようなタイトなハンドル操作がしずらい。オフロードに入ってみると、上りの急カーブでは後輪がいとも簡単に空転してしまう。バックでも僅かな段差があると直ぐに空転。2座席仕様の空荷なので、荷物を積載すれば少しは改善はされると思うが、2WDはオフロード走行には向かない。どんな状況でもタイヤが空転しないフレンディーのLSD付きフルタイム4WDとは雲泥の差である。改めてフレンディーのオフロード走破性の高さを実感できた。また、バンは軽トラのようにタイヤの真上に座席があるので、凸凹があるとキャビンが上下に大きく揺れる。これを防ぐにはスピードダウンしかない。ボンゴバンをフレンディーのようにキャンピング兼トランポでの使用は可能であるが、走りに関しては不満が出そうだ。それに目を瞑っても4WDは必須と言って良いだろう。ボンゴバン運転席/センターコンソールは大きくグローブボックスは小さい面積的にはフレンディーと同程度の荷室
2024.10.28
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GN125Hの排気漏れを営業用ナンバーの先輩に指摘されたので、エンジンを掛けたままエキパイの接続部分に手を当ててみると、なるほど排気が漏れている。取り付けボルトの緩みがあるのかもと、六角レンチで締め付けてみたが、緩みはないようなので、エキパイ一体型のマフラーを外してみる事にした。通常のバイクはエンジンから延びているスタッドボルトにエキパイのフランジをナットで締め付ける仕様が多いのだが、GNはキャップボルトでエンジンに直接取り付ける方法を採っている。ボルトを外してみると、2本とも漏れた排気で黒く汚れており、よく見るとエンジンのフィンも煤が付着している。エキパイを取り除き、エンジン側の排気口を覗き込むが、ガスケットが見当たらない。煤で汚れていて見えないのかと思い、精密ドライバーで探ってみるが潰れて張りついている形跡がない。どう見てもガスケットが無い。これでは排気漏れを起こす筈である。前オーナーが純正マフラーからショート管に交換する時に、ガスケットを外したまま、新品を取り付けずに組んでしまったようである。マフラーを外したついでに、取り付けステーの内側とエンド部分に酷い赤錆びが発生していたので、サンドブラストで錆を除去して塗装しておいた。ネットでガスケットを探してみたら、日本SUZUKI販売のGN125Eの純正品番14181ー14D10、外径41ミリ、内径35ミリのガスケットの情報があったので、H型も同じサイズだろうと思い、検索したら、auPAYマーケットでキタコのマフラーガスケット41×35が送料無料の498円で販売されていたので購入してみた。早速、取り付けてみるとサイズはピッタリ、エキパイ一体型マフラーを取り付け、エンジンを掛けてみる。エキパイの接続部分に手を当ててみるが、排気漏れはしていないようだ。マフラーからの排気音も少し太くなったようで、雑音が消えた感じである。これが本来のショート管の音だろう。排気漏れで汚れたキャップボルトガスケットが見当たらないエンジン側排気口赤サビが酷い取り付けステーとマフラーの内側この部分のサビを除去するにはサンドブラストが一番ブラスト後のマフラーと外したインナーパイプ塗装後のマフラーと取り付けステーキタコのマフラーガスケットエキパイ一体型マフラーを取り付け修理が終わった車体
2024.10.10
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ゼファーのメーターカバーはプラにメッキを施しているのだが、劣化して磨いても元に戻らないし、タコメーター側は転倒傷もあるので新品互換品に交換する事にした。ヤフオクでスピード、タコ両方セットが1,980円(送料1,100円)で販売されていたので、購入。ゼファー400も750もバリオスも同じ物らしい。メーターカバーはお尻にあるビスを抜けば簡単に外れると思いきや、よく見てみると電気配線を外さないと外れない仕組みになっているので、ライトを開けて中のカプラを外し、ライトケースも外し、メーターのアンダーカバーを外し、やっとメーター取り付けナットにアクセスできる。フロントはほぼ分解状態だ。取り出したタコメーターから古いカバーを外し、新品カバーを取り付けたのだが、入り切らない。カバーの内径が僅か小さいようなので、メーター側の柔らかいプラをヤスリで削ったが、あと2~3ミリがどうしても入らない。どうやらお尻が当たっているように思える。お尻の内部は凹になっておりメーターの凸を合わせるようだが、うまく噛み合っていないようなので、ドリルで削って調整したら何とか嵌まった。スピードメーターは奥行きが短いので外周を少しヤスリを掛けるだけで嵌める事ができた。カバーの取り付けビスは2本とも真っ赤に錆びていたので、手持ちのプラ用ビスに取り替えて取り付けた。ここまでやったらついでにメーターのアッパーカバーも交換したい所であるが、これはメーターにカシメてあるので、外すとカシメ部分が凸凹になり汚くなるので断念した。アッパーカバーは鉄にメッキを施しているので、スチールウールにピカールを垂らして磨いたら小さな錆がとれて綺麗になったので再利用とする。メーターカバーが綺麗になり、後は元に戻すだけなので、簡単に思えたが大きな落とし穴が待ち受けていたのである。メーターとアンダーカバーを取り付けたところで、配線を全て繋ぎ動作テストを行うべく、キーをONにしたら電気が来ていない。全ての電源が入らないのである。どういう事だ。カプラーは全て形状が違うので接続に間違えようがない。ウインカー線やアース配線にも間違いは無い。ヒューズボックスからヒューズを1つ1つ抜いて確認してみたら、メインヒューズの30Aが切れていた。何処かで配線のショートが起こっているのか、たまたま切れたのか判断に苦しむ。ヒューズボックスの中には予備の10Aはあるが30Aは外されていたので、GN125を駆ってオートバックスにヒューズの調達に走るが、運悪く30Aだけ売り切れであった。悪い時には更に悪い事が起こる。世の中こんなものである。もう店など信用できないので、amazonで小糸製作所の平形ヒューズ30A3ヶ入りを2袋、302円で購入、オートバックスの半額以下だ。翌日にヒューズが届いたので、試しに取り付けて、キーをON。パチッと音がして新品ヒューズが切れた。配線のショートが濃厚である。ライト内の配線を弄っただけなので、ショートしているとしたら、ここが一番怪しい。アース線は除外して、他の配線の被膜状態を1本1本調べて行くが、どれも汚れてはいるが、ショートしているような箇所は見当たらない。これは迷路に入ってしまったようである。どうにもショートの箇所がわからないので、カプラと配線を全て外し、ヒューズを新品に取り替え、ロシアンルーレット方式を採る事にした。先ず最初にメインキーのカプラを接続してドキドキしながらキーをON。ヒューズは切れず、ニュートラルが点灯、セルも回りエンジンも掛かる。セーフだ。次はスピードメーターカプラを接続。またドキドキしながらキーをON。スピードメーターのライトが点灯。セーフだ。次はタコメーターカプラを接続。更にドキドキしながらキーをON。瞬時にヒューズが切れた。爆死である。ショートの箇所はタコメーターの配線のどれかである事が特定できたので、カプラ付近を更に詳しく調べたが、見つからない。それならメーターカバーを何度も付け替えをしたのでその時に配線を傷付けたのかも知れないと思い、調べる事にした。メーターのアンダーカバーを外してみたら、ギボシで繋がれた茶色の配線が1本垂れて来た。よく見てみると配線の被膜が破れ、中の芯線が見えているではないか。しかも傷は新しい。原因が分かった。プラのアンダーカバーを取り付ける時に、この茶色の配線を挟んだままビスを締め付けたために、被膜が破れ芯線が金属のメーターステーに接触してショートしたという事だろう。と言う事は私の整備ミス。確認が足りてない自業自得だ。ショートの箇所が何とか見つかったので、良かったが、分からなかったら、配線を1本1本調べなければならないので、そのことを思うとゾッとする。傷ついた配線を養生して、ヒューズを取り替えキーをON。今度は見事点灯、電気は正直である。ライト、テール、ウインカー、ホーン、セル等全て正常に戻った。メーターカバーを取り替えるだけで、何日もかかり、一時はどうなる事かと悩んだが、ピカピカのメーターカバーになったので、悪い事は忘れよう。新旧のタコメーターカバーアッパーカバーにサビがあるスピードメータータコメーターのプラ部分をヤスリで削り調整する新品のメーターカバーを取り付けアッパーカバーのクリーニングを終えたメーターメーターを取り付けた車体ライト内の配線の状態amazonで購入した平形ヒューズ30A 6ヶ 損傷が見つかった茶色の配線スペアヒューズも追加したヒューズボックス電装関係が正常に戻ったパネルとメーターメーターカバー交換後のフロント
2024.10.06
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先日行った浜田へのツーリングの帰途で発覚したV7のテールランプの球切れにより、日没後怖い思いをしたので、早速テール球の交換をする事にした。テールランプを分解して、W球を取り出してみると、ソケット部分にP21/5Wと表示、背の高い方のフィラメントが切れていた。新しいバルブを購入しようとしてふと思った。電球は切れやすいので、ここは寿命と明るさで勝るLEDに交換してみる事も一考する価値がある。P21/5WはS25又はBAY15D又は1157規格なので、ネットで調べてみるとamazonで12V/24V兼用でW点灯のLEDバルブが2ヶで1,180円で出ていたので購入してみた。早速、取り付けてみると、眩いばかりに明るく光る。よしよし。ブレーキを掛けてみたら、明るさがより増す筈だが、変わらない?LEDなのでバルブの極性があるのかもと思い、接点を反対にして付けてみたが変化無し。どういう事だ。説明にはテールとストップのW球と書いてあった筈である。バルブを外して、バッテリーにソケットのマイナスを接触させ、2つある接点の片方にプラスを接触させたらバルブ全体が明るく光る。プラスをもう片方の接点に接触させても同じように全体が明るく光る。これってダメじゃね。撃沈である。中華製の安物は時々こういう事があるので、安く買ったつもりでも損をする事があるのだ。仕方がないので、今度はスタンレーのストップ/テール専用S25ダブルのLED球CA4887M(1,433円)を再注文した。取り付ける前にバッテリーに繋いでみると、プラス接点を変えると発光体の点灯数が変わる。これなら大丈夫だ。テールランプソケットに取り付け、点灯を確認、ブレーキを掛けるとより明るく光る。これで直った。やれやれである。ついでにヘッドライトもLEDに交換する事にした。以前車検が通りにくいので、ライトを純正からCIBIEに交換した時に、2017年に買って取り付けていたLEDバルブから色合いが旧車風で好みの純正のH4バルブに戻していたのだが、夜の高速で暗くて怖い思いをした事もあり、再びの取り付けとなる。LEDは後にヒートシンクが取り付けられているので、取り付け金具を大きく広げながらの作業になるが、取り付けは可能である。しかし、ダストカバーの穴にカプラーとヒートシンクが通らないので、ダストカバーは取り付け不可である。ここは仕方がないところであろう。エンジンを掛けてライトを点灯してみると、H4に比べて劇的に明るくなった白色の光りはLEDならではであろう。これなら夜でも安心して走れそうである。しかし、このバルブで車検が通るかどうかは不明である。車検時にはH4バルブも持参してみよう。取り外したテールランプとW球電球と中華製LED球スタンレーのLEDW球常時点灯時の光量ブレーキを掛けた時の光量レンズを付けた状態LEDとH4バルブLEDバルブを取り付けた状態 ダストカバー取り付け不可LEDバルブを点灯したヘッドライト
2024.10.04
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クラブマンのバッテリーの寿命に気づかず、ハンドルスイッチをアッセン交換した大失敗の反省会を行う前に、バッテリーをamazonで注文した。クラブマンのバッテリーはYB9ーBだが今回も互換の密閉式スーパーナットバッテリーSB9ーB/3,280円だ。これで当分は大丈夫だろう。YB9ーYB9ーB互換スーパーナットバッテリーSB9ーB車体に搭載したバッテリー/配線はトリクル充電器接続用
2024.10.03
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久々にクラブマンのエンジンを掛けてみた。キャブの燃料漏れを直してからは、長い間乗らなくても1発でエンジンが掛かるので、調子は良いようだ。暖気を終えて各部の作動点検をしてエンジンを切る。暫くしてもう一度掛けようとしたら、セルが少し回って動かない?ニュートラルランプもぼんやり点いているだけで、セルがウンともスンとも動かない。以前、セルスイッチが抜け落ちたので、電線コネクタを加工して取り付けていたのだが、素人修理なので接触不良を起こしたのだろうとその時は疑う余地もなかった。もう一度、ハンドルスイッチを開けて、電線コネクタの取り付け部分を確認する気にもならず、放っておいたが、エンジンを掛けられないとなると、調子の維持にも支障が出るし、電線コネクタのセルスイッチは見た目にもよろしくないので、中古部品を探してみたら、ヤフオクで両側のハンドルスイッチと配線コネクタ、右グリップ、アクセルワイヤ2本付きが、4,000円で出品されていた。少し高いのでどうしようかと躊躇していたが、初期型の部品は玉数が少なく綺麗な物は希少だし、他のストック部品も付いているので、総合的に考えれば、そんなに高いものではないだろうと思い購入した。必要な部品は、右ハンドルスイッチのセルスイッチだけなのだが、キルスイッチの赤色が色抜けして異常に汚かったので、分解して下半分だけ使用し、上半分は現車のものを使用する事にした。ハンドルスイッチの交換は、ライト内のコネクタの差し替えもあるので、ライトを開ける必要があるのだが、クラブマンのライト内は配線でギッシリなので、元に戻すのが大変だが、致し方ない。全ての部品を元に戻してみると、やっぱり純正のセルスイッチは目立たず、車体に溶け込んでシックリ来る。キーをONにして、セルスイッチを押してみると…。セルが回らない?配線は間違っていない筈なので、中古スイッチが壊れている?よく見ると、ニュートラルランプが消えている。もしかしてバッテリーが死んでいる?電圧を測ってみたら、何と10.3Vしかない、予備の四輪用バッテリーに繋いでみたら、ニュートラルランプが煌々と光り、セルも軽やかに回り一発でエンジンが掛かった。と、いう事はセルスイッチの接触不良ではなく、単なるバッテリーの寿命だったのだ。自分で直したセルスイッチなので自信がなく、最初からセルの接触不良と思い込んでいたところに大きな落とし穴ががったのだ。何たる不覚。ど素人丸出しのお粗末な結果に終わった事が情けない。また、いらない出費にいらない労力を費やして何をやってるのやら…。せめてもの救いはセルスイッチが純正に戻った事くらいだ。ヤフオクで買った両側ハンドルスイッチと配線カプラーとアクセルワイヤ必要な物はセルスイッチ1点のみハンドルに取り付けたスイッチボックス
2024.10.01
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ゼファーのエンジンを掛けてみたら、ヘッドライトが点かない。今までは何事も無く点いていたのに。ゼファーのヘッドライトは常時点灯式なので、エンジンが掛かると自動で点灯するのが通例である。最初に疑うのは球切れだが、HighにしてもLowにしても点灯しないので、球切れの確率は低いが確認だけはしておこうと、ケースからライト部分を外してバルブを確認してみたが、やはり球切れでは無さそうである。エンジン始動時にヘッドライトは点かないが、テールランプは点灯するので、発電機は正常なようである。エンジンを掛けたまま、バルブ辺りをゴソゴソやっていたら、バルブが突然点った。なぁ~んだ。接触不良だったのかと安心して、ヘッドライトを組立ててエンジンを掛けたが点灯しない?今度はどうやっても点灯しないのだ。怪しそうな配線を調べてみたが、問題がありそうな箇所は発見できなかった。そうなると、不良箇所は結線かレギュレーターに絞られて来たが、それまで点いていたライトが突然点かなくなった症状から、レギュレーターの故障が濃厚である。レギュレーターは熱に弱い部品なので、その取り付け箇所で大きく左右されるとも言われている。V7はエンジンの前のフレームに取り付けられているので、走行風がまともに当たり冷却効果は抜群だが、ゼファーは右サイドカバーの中なので、冷却効果はあまり期待出来ない。ネットでゼファー400用のレギュレーターを探してみたら、これがピンキリで、安い物は3千円台から、高い物は2万円台で販売されていた。安い互換品でも作動に問題ないようであったが、サイズが大きく所定の場所には納まり切らないので、取り付け加工か設置場所の変更が必要となるようである。kawasaki純正は恐らく2万円以上すると思われるので、躊躇していたが、メルカリで未使用の純正ストック品が4,800円で出品されていたのを見つけた。純正品だが当時物という事で経年劣化の不安もあったが、賭けに出る事にした。届いたレギュレーターは純正の証の部品番号が印刷されたkawasakiロゴ入りの箱に入った正に説明通りの品であった。早速取り付けてエンジンを掛けてみると、ヘッドライト、尾灯は目出度く点灯。やはりレギュレーターの故障だったようである。当時物のレギュレーターなので、何時までもつかは分からないが、そう簡単に壊れるとも思えないないので、当分は大丈夫だろう。そうであって欲しい。車体から外した壊れたレギュレーターkawasaki純正の未使用レギュレーターの箱見事点灯したヘッドライト
2024.09.22
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暑さが未だに納まり切らない9月18日、久々の笏取り虫ツーリングを敢行した。今回はディアベルさんの企画で、浜田駅近くにあるプロフェッショナルポークレストラン「ケンボロー」にて豚肉料理を食し、旧三江線宇津井駅の見学の予定だが、走行距離がかなり延びそうだ。急な企画とあって参加車はディアベル、ハーレー、V7の3台。出掛ける15分前になって用意しておいたクレジットカード捜索に手間取り、集合時刻の午前8時にやっと間に合ったドタバタ劇を演じつつ、ディアベルと尾道JCTに向けて通勤でクルマの多い山陽道をひた走る。今日も暑く35°になるようだが、早朝とあってかさほど暑さは感じないまま、尾道道に分岐、世羅IC辺りまで行くとかなり涼しいと思いきや、暑くは無い程度だ。それでも、トンネルに入るとクーラーが効いているようでかなり涼しい。吉舎の手前辺りから雲行きが怪しくなり、今にも雨が落ちそうになったが、何とか持ちこたえ三次JCTで中国道に分岐、江の川PAでハーレーと合流。下り線は、新見辺りから工事の為の車線規制が続き走りにくかったそうである。休憩の後、広島方面に向けてハーレーを挟んで出発。千代田JCTで浜田道に分岐、追い越し区間で前走車を追い抜きつつ走るも、突然の工事区間でストップ。バイクのエンジンを切っても、焼け付くような日差しを浴びて汗が噴き出る。走っている時はそうでもないが、止まると暑いのだ。浜田ICで自動車道を降りて、浜田市内に向かうと直ぐに駅前通りに出た。目的のケンボローは道路の反対側なので、ハーレーに気を使ってコンビニでUターン、店の前の道路は駐車可との事で、白線内にバイクを駐めて店内に入ったのが、11時少し前。11時の開店だったので、一番乗りだ。駅前通りの飲食店街に並ぶこの店は、洋風で一際目立つ店構えだ。エアコンの効いた店内で一息入れて、2人はポークカツ、私はポークステーキ重を注文。ご飯を少しにして貰ったので丁度良い量で美味しく頂いた。サービスのコーヒーもしっかり飲んで、浜田JCTから山陰道に分岐、終点の江津ICで降りて、R261のGSで給油して隣の道の駅で休憩。汗が引いたところで江の川沿いの山間部を宇津井駅に向けて走るが、気温はなかなか下がらない。途中の峠道を下っていた時、カーブで突然前を行くハーレーの後輪からキキーの音と共にタイヤが滑るのが見えた。危ない!と思った瞬間、何とか立て直し事無きを得た。恐らくコーナーの途中でシフトダウンしてしまったようである。ハーレーは重いので、運転操作はより慎重にしなくてはと実践テクニックを目の当たりにして勉強させて貰った。天空の駅こと宇津井駅は山間に突然現れた。今はもう廃線となっている三江線の駅であるが、高さ20mの橋梁の中央部分に駅のホームがあり、地上から室内階段が続いている。暑いのでホームまで行くのは見送ったが、ディアベルさんが一人で大汗かいて登ってみたが、閉鎖中でホームに入れなかったようである。ここからは帰途である。江の川沿いのR375を三次に向けて南下、R54に合流し、三次ICで中国道に乗り、七塚原SAまで一気に走る。ここでハーレーと分かれてディアベルとツイン走行だ。中国道は雨が降った跡があり、路面も荒れているので、安全第一のマイペースで走る。新見ICで降りて、神郷まで戻り、快走路を走る予定であったが、疲れて来たのでR180を下り正田から県道33号へショートカット。今日初めての先導だ。成羽のJA晴の国で最後の休憩、ここは前回フロントタイヤの亀裂を見つけた場所だ。何か嫌な予感がすると思ったら、ディアベルさんがテールランプが切れているとの指摘。何と!確認したら見事に切れている。8月の車検から乗っていないので、今日切れたものと思われる。やはり成羽は鬼門だ。いや、不良箇所が見つかる幸運の地かも知れない。最後はディアベルが先導し、矢掛を越える頃には日が傾きだした。テールが切れているので、日没までに帰らなければ、追突の危険が迫るので先を急ぐが、R2の笹沖辺りでタイムアウト。小さな反射版だけでは心もとない。V7にはハザードが付いていないので、左にウインカーを出して、時々軽くブレーキを掛けながらやっと家に辿り着く事が出来た。汗びっしょりの服を全部洗濯依頼をして冷たいシャワーを浴びる。そして、先ずは、先ずはキンキンに冷えたビールで喉を潤す。最高だ。中国道江の川PAでハーレーと落ち合う炎天下の浜田道ケンボロー前の浜田駅前通りプロフェッショナルポークレストラン「ケンボロー」ポークステーキ重宇津井駅公園ホームに上がる室内階段
2024.09.20
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ゼファーの試乗をしていたら、スピードメーターが動かなくなった。調べてみると、メーターギア側の取り付けネジ部分にフレア金具があるのだが、このフレア部分が広がってワイヤが抜けていた。取り付け時からワイヤの長さが少し短く、無理にネジを締め込んだからかも知れない。修理するのは難しそうだし、どう考えても長さが足りないように思えるので、代替え品をネットで探してみたら、ゼファー400用互換品で90センチ長のメーターケーブルが960円+送料250円の合計1,210円の格安価格で売られていたので買ってみた。チューブの中にオイルを入れて取り付けてみると、今度は丁度良い長さだったので、壊れたワイヤは社外品だったのかも知れない。メーターも正常に作動するので、格安ワイヤでも問題無さそうである。ゼファー400用互換スピードメーターケーブルメーター側取付部ギア側取付部
2024.09.13
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ゼファーのフロントディスクローターを新品に交換したので、試乗してみた。フロントブレーキの効きは、交換前と比べて格段に上がり、ガツンと効くようになったので、これが本来のゼファーのブレーキングだろう。引きずりも異音も無いので、組立ての間違いも無いようである。よしよしと思ってドンキーベースに格納し、ディスクを見たら、何と!両方のディスクともパッドが当たっていない箇所が半分ほどもあるではないか。キャリパーを外した時に、パッドの残量と当たり面を確認した。両方とも残量も十分あり、偏摩耗も無く、問題があるようには思えなかったのでそのまま取り付けたのだが…。社外品ローターなので、歪みがあるのかもと思い、マイクロメーターで厚みの誤差を確認したが、誤差は無かった。考えられる事は、2ポットキャリパーのピストンの押し出しが不均等になっている事ぐらいしか思いつかない。キャリパーを分解清掃するか、パッドを新品に交換してみるか、それとも暫く乗って馴染むのを待つか。どうしたものだろう。ブレーキの効きは格段に上がったので、走行には問題無さそうだが、これで果たして車検に通るのだろうか?右のディスクローター左のディスクローター
2024.09.11
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岡さんの新型クロスカブ初デビュー記念として8月29日、30日に神郷の高瀬湖畔オートキャンプ場でキャンプの予定であったが、折からの台風10号直撃予報で断念。予定を変更して9月4日、5日で再度予約を入れたが、当日は休みだったとLINEが来たので、行き先を岡さんの好きな温泉がある津黒高原キャンプ場に変更して決行する事にした。天気予報によると2日とも快晴だ。今回は、クロスカブとのツーリングとなるので、敬意を払って剣山スーパー林道で酷使したスーパーカブ90の再登板となった。集合場所は中国勝山駅14時30分。ナビソフトではクルマで1時間55分となっていたが、カブなのでスピードをあまり出せないと考え、余裕をみて12時10分出発。ルートは足守からR429を北上し、江与味第一トンネルを潜り江与味、旦土を通って、落合、勝山に至る道が最短距離のようだ。通行車量も少なく、快適に走れたので予定より1時間も早く1時間40分で到着する事ができたので、高田神社の拝殿屋根替えの様子を見学し、中国勝山駅へ。駅のベンチでスマホを弄っているとクロスカブ到着。勝山のマルイで野菜や朝食の材料を購入し、湯原に向けてR313を走り出そうとした時、岡さんのスマホの充電ケーブルが無くなっている事が判明。辺りを探したが見つける事は出来ず、勝山駅からの道中で落下した可能性大。諦めて出発した。バイクは物置が無いので、小物は良く確かめないとダメですねぇ、と思いながら走っていると、目が痛い。アッ。サングラスを何処かに忘れた事に気が付いてストップ。岡さんが隣に来て駐車場に落ちていたよとサングラスを渡された。人の事は言えない。認知症の前触れだ。気を取り直して、R313の快走路をクロスカブを従えブッ飛ばす。走りながらまた気が付いた。今宵の酒宴の後に食す〆のうどんを買うのを忘れた。これは外せないだろうと思い、最後のコンビニ禾津のセブンで冷凍讃岐うどんとヒガシマルの顆粒うどんスープと明日の昼食にするチャルメラを購入。もうこれから先は店はないので、買い忘れが無いか頭の中で確認しながら、湯原ダム方面に向けて坂を登る。ダム湖を過ぎた辺りで、R428三朝方面に分岐すると津黒高原は直ぐそこだ。津黒高原荘でキャンプの受付を済ます。使用料1人800円、ゴミ処理費1組500円で2人で合計2,100円を支払い、フリーサイトに向かう。受付での話しでは今日は我々1組だけなので、いくら飲んだくれて大声を張り上げても大丈夫との事。貸切状態である。フリーサイトは芝生状の草が短く刈られ、ゴルフ場のように綺麗だが、傾斜面が多く本日の酒宴地は給水棟の近くの平坦地に決定し、テントを張って、焚き火台を用意し、枯れ枝を集めて用意万端だ。4時30分、再びカブに乗って、津黒高原荘に戻り、宿泊者割引の500円を払って、天然温泉に入る。温泉は丁度良い湯加減であったが、水曜日は湯原も蒜山も温泉が休みとあって、入浴客は意外と多かった。のんびり浸かっていたつもりだが、岡さんはサウナに入ったらしく出て来ないので、お先に失礼。ロビーで管理人と話しをして、サイトに戻り酒宴の準備をしていたら、ノーヘルのクロスカブが帰って来た。今日は出掛ける前は気温が36°と暑かったので、前夜から冷凍した茶2本と冷凍庫に3時間放り込んだクラッシックラガーを2本と妻が茹でて冷凍した枝豆を何時もの発泡ケースに入れ更に保冷袋で包んだ耐熱仕様としていたので、茶は未だカチカチに凍っており、ビールもキンキンに冷えていた。取り敢えず、取り敢えずだ。缶ビールのタブを開けるのももどかしく、キンキンに冷えたビールと枝豆で乾杯だ。美味い。風呂上がりの冷えたビールは最高だ。ビールの次は焚き火台に火を入れ、岡さんが久世で調達した牛肉とタマネギをマルチグリドルで焼きながら、純米大吟醸の4合瓶を煽る。これも美味い。五臓六腑に染み渡る。牛肉の次は牛タン、センマイ、ミノとホルモンに移行しながら、話しに花が咲き満天の星空の下、2本目の4合瓶も空になったところで、〆のうどんを煮る。冷凍うどんは美味いという評判の通り、腰のある讃岐うどんは最高であった。いつの間にか午前0時を回り、夜露が降りて来たので、お開きとし、就寝。テントの回りが明るくなり朝が来た。昨夜の酒宴が長かったので、起床は遅めの6時となった。夜は涼しかったので、最近買った薄めの封筒型シュラフが丁度良くぐっすり眠る事ができた。ガスバーナーで湯を沸かし、カフェオレで目を覚ます。マルチグリドルで厚切りベーコンと卵を焼き、おにぎりと一緒に朝食とする。その後もテントが乾くまで、グダグダと話しをしながら時間を潰し、完璧な片付けを行い撤収。ゴミを所定の場所に捨てて、管理人に声を掛けて9時30分の出発と相成った。今日は、近くにある惑星探査機「はやぶさ」の偉業を影で支えたとされる中和神社に参拝する。「はやぶさ」が帰還の途中、4つのエンジンのうち3つが止まってしまったが、唯一正常に動いていた中和(ちゅうわ)器と同じ漢字を書く中和(ちゅうか)神社に、プロジェクトマネージャーが参拝しお札を持ち帰り、そのご利益もあってか、2010年6月「はやぶさ」は無事地球に戻ってくることができ、ロケット開発者から多大な崇敬を受けている神社である。この神社は中和小学校の中にあり、古い社殿だが、樹齢数百年と思われる珍しい株立ちの三本杉がある。その巨大さに圧倒され言葉を失った。クロスカブの燃料が少ないと言う事で、岡さんは一人で情報収集に出掛けたが直ぐに戻って来て、一番近いGSは蒜山まで行かなければ無いという事が判明。それならばと、カブ90のベトキャリに搭載した1ℓの非常用燃料ボトルから、給油。県道65号を上杉峠に向けて高度を上げて行く。急な坂道では20cc違う排気量のせいか、はたまた1速多い4速ギアのせいか、クロスカブに付いて行くのがやっとの箇所もあったが、何とか食らいつく。こういう道はやはり、クロスカブに軍配が上がる。峠を下って「のとろ館」で小休憩。ここは温泉もあり、キャンプ場も併設された施設で、温泉は朝10時から入れるらしい。更に下って旧富村の布施神社に参拝。この神社は大きな本殿が二棟並んで建てられており壮観だ。神社から更に川上に上って行くと天然あまごが沢山いる場所があるらしい。ここでクロスカブの給油。県道327号を目木川に沿って南下し、余野上で県道82号に分岐、この辺りは岡さんの地元なので、クロスカブの案内で中谷神社の奥宮と滝を見るべく、喜び勇んでオフロードの登山道に突入。初めの内は草ぼうぼうの坂道だったが、次第に石がゴロゴロ転がる急坂となり、1速でもパワーが無くなると、突然前を行くクロスカブが止まりそうなスピードにダウン。仕方なくアクセルを緩めると、急坂の途中でストップしてしまい、再発進ができない。仕方がないのでニュトラルでエンジン回転上げていきなり1速ギアに繋ぎフルスロットルで何とか危機を脱した。登山道の1/3ほどを何とか登り切ると草の生えた小さな広場があり、ここに駐車。ここからは更に急傾斜になり、ジムニーかトライアルバイクなら何とか行けそうな気もするが、カブのパワーでは到底登り切る事は出来ないので、マムシに気を付けながら歩いて滝を目指す。三ノ滝、二ノ滝を過ぎるといよいよ中谷富士から流れ落ちる楠谷の滝に到着。奥宮への道は無いので、ここで奥宮を拝し、滝から落ちる冷水で顔を洗って下山。岡さんの事務所で、水分補給ともやし入りのチャルメラを煮る。これが何と凄く美味い。セブンのチャルメラを買いだめしておこう。中谷からは帰路となるのだが、岡さんが久世辺りに所用があるので、最短道を道先案内してくれる事となったので、非常用ガソリンを全て投入した。クロスカブに付いて県道82号のワインディングをフルスロットルで南下し、吉井川沿いを県道339号(作州街道)まで走り、直ぐに県道340号に入り、峠を越えれば中国縦貫道が目の前に見える。ガードを潜り、R181を横断し、県道159号(久米中央線)を南下。桑下でR429に合流する所で、クロスカブに見送られ単独走行に移る。教えられた通り休乢トンネルを抜け、旧旭町役場を目指してカッ飛ばす。西川駐在所を過ぎたら、旧旭町役場方面へ左折。旭川ダム湖沿いを南下して、江与味橋を渡り左折すれば、江与味第一トンネルからの道と合流する。ここからは何度も通って熟知した道だ。アッと言う間に道の駅かもがわ円城に到着。暫し休憩の後、加茂川に向けて出発。加茂川から黒谷ダム、足守を通って帰宅したのが15時30分。中谷から2時間で帰って来る事ができた。8月に剣山スーパー林道で酷使したカブであったが、何のトラブルも無く、エンジンは絶好調で、急坂以外は何のストレスも無く走る事ができる。この位走ると日本一周でも苦にならないと思えるほどの頼もしさだ。カブ90はまさにスーパーだ。スーパーカブ90ツーリングキャンプ仕様勝山のマルイに駐車するカブテント設営を終えた津黒高原キャンプ場キンキンに冷えたビールと枝豆マルチグリドルで焼く牛タンと玉葱マルチグリドルで煮る〆の讃岐うどん出発準備が整ったカブ2台中和神社の三本杉楠谷の滝への登山道入口でイノシシ除けの柵を開ける岡さん登山道のガレ場登山道途中の駐車スペース ここからは徒歩楠谷の滝非常用ガソリンを給油した中谷神社駐車場
2024.09.07
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先日の台風の最中、仕事帰りに近所の超狭隘道路でUターンを余儀なくされた。空いていた民家の駐車場にバックで突っ込めば簡単であったが、空いているとは言え他人の駐車場に勝手に入ってはダメだろうと思い、四輪通行不可の道路に少しお尻を突っ込めば何とかターン出来ると判断して、ゆっくりとハンドルを切りながらバックしていたら、いきなり左側からガガッと大きな音と少しの衝撃が走った。やっちまった!音と衝撃の度合いから何かにぶつけた感じではなく、何か固い物に接触した感じがあったので、直ぐさま降りて確認したら、先の空き駐車場の家の低い擁壁が鋭角に尖った角にクルマのサイドシルがめり込んでいた。何たる事か!数十センチの低い擁壁なのでミラーに写っていなかったようであるが、100%私の確認不足のミスである。それよりもモルタルの尖った角の先が少し欠けてしまっているので、これは弁証もんだ。事情を説明しようと、ドアホーンを鳴らしたが留守のようなので、改めてお詫びに行くとして、一旦帰宅。それにしてもクルマの左側をぶつけるのはこれで3回目だ。最初は作りかけのブロック塀、2回目はガードパイプだ。2回目を除き、バックミラーの死角となった位置なのでターンをする前に十分な確認を怠ったのが原因だろう。リモコンミラーを動かせてもっと下が見える位置にしておけば良かったと思われるがもう遅い。覆水盆に返らずだ。夕方、先方へ出向き、事故の説明をして、お詫びをしたらとっても良い人で「気に為されずに!ウチは大丈夫ですから!弁償の必要はありません。」と寛大な対応でしたが、新築の家なので些少の弁償費を渡して来た。今回ぶつけた箇所は最初にぶつけた箇所とほぼ同じ箇所で修理したパテが砕けて落ちて来た。しかし不幸中の幸いで、今回はサイドシルのみで、ドアは無事であった。少し涼しくなったら、修理してみようと思うが、かなり強烈にサイドシルが押されて潰れているので、スライドハンマーで引っ張り出すのは難しそうだ。パイプ状の物を縦に半分に切って溶接してみようかと色々頭を巡らす。ぶつけた衝撃でパテが砕けたサイドシル
2024.09.01
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8月21日午前10時30分から成羽町にて所用の予定が入っていたので、そのまま弥高山でキャンプを楽しむ事にした。丁度、剣山スーパー林道用にフレンディーの後部座席を外しているので、今ならバイクの搭載も簡単なのだ。今回はキャンプ道具と共にセローを搭載して出発した。R2への進入口で信号待ちをしていてふと気が付いた。ヘルメットとグローブそれにバイク乗車時にスマホや財布などを入れるウエストバックを忘れていたのだ。これではバイクに乗れない。仕方が無いので引き返して、クルマに積み込み再出発。何だか幸先が悪い。予定より10分遅れの9時20分スタートとなってしまった。混雑を予想していたR2は思いの外スムーズに玉島まで流れた。後は何時もの農道を矢掛まで走る。矢掛からは県道35号倉敷成羽線で一本道だ。時間も残り30分なので、十分間に合うだろうとスピード落としのんびり走っていたら、坂道のカーブで片側交互通行の信号に掛かった。待ち時間が3分近くある。これは想定外であったので成羽の所用場所に着いたのが、10時27分。3分前でギリギリセーフだったが、ここに来て忘れ物が響いた。時間には余裕をと肝に命じる。所用が予定より早く終わったので、高梁の知り合いの事務所で着替えをさせて貰って、エアコンの無い応接室でアイスコーヒーを頂きながら暫し歓談。昼になったので退散し、成羽で昼食と食料買い出しを行う事とし、スマホで検索するとニュー清流なる成羽唯一のラーメン屋があったので行ってみる事にした。幸い駐車場もあったが、昼時にも拘わらず客はサラリーマン風の3人組だけだ。嫌な予感がする。メニューも大衆食堂の定番がずらりと並んでいる。折角だからラーメンを食してみたが、予想通り可も無く不可も無く大衆食堂定番の味だった。次は少し戻って、成羽ショッピングパークで3食分の買い物を行うが、田舎なので野菜サラダもカット野菜も売られていない。色々と物色していると、牡蠣のアヒージョと冷凍ホタテが目に止まった。これなら、貧弱な発泡ケースにいれた保冷剤の助けになるだろう。その他を少し買って弥高山キャンプ場に向けてクルマを走らす。R313から川上町に分岐して標高600m近くまで、只管坂道を登って行くので、フレンディーのエンジンの不可が大きくなる。スピードはゆっくりめで、ディーゼル特有の粘りでグイグイと前へ進む。キャンプ場の管理事務所に着いて、エンジンを切っても、電動ファンが勝手に回り続けている。水温がかなり上がっているのだろう。ここまでは、バイクやクルマで何度も来た事があるが、キャンプは初めてなので、先ずキャンプサイトを見せて貰う事にしてクルマで移動。整備が行き届いている各サイトはかなり広く、移動は車がないとちょっと大変。西サイトは遠いので見るのを諦めた。全て見終わった結果、大きなモミジと松が生え、日中でも日陰になり、一番涼しげなサツキキャンプ場に決定した。管理人から話しをよく聞くと、このキャンプ場は全てのサイトでクルマの乗り入れ可能で、実質オートキャンプ場となっているが、電源設備は無く、必要があれば流しや竈は各サイト毎に設置されているものを使用するスタイルである。宿泊の場合テント1張り1,000円、管理料400円、温水シャワー1回100円で合計1,500円を払ってサイトに移動したが、料金表にはキャンピングカーは2,000円となっており、フレンディーの場合どうなるのだろう。車検証はキャンピングカーとなっているので、グレーゾーンだ。しかし、今日の装備はトランポ仕様だもんね。管理人さんはクルマの確認までしなかったし…。管理人の話しでは今日は予約客1組で遙か離れた西キャンプ場にいるらしく、今回も実質ぼっちキャンプ決定である。早速、バイクを降ろして、林道探索に出掛ける前に、セローに乗ってキャンプ場を詳しく見て回ると、キャンプ場から弥高山の頂上に登れる道を発見。行ってみると、チェーンが張られ、バイク、自転車の通行不可の看板が設置されていたので、仕方なく300mほどレンゲツツジなどが一面に植えられた斜面の中を歩いて登った。頂上は樹木が無く、360°の大パノラマが広がる。気温は高く暑いのだが吹く風は涼しく心地よい。帰りはツツジ植裁の中を下る階段を発見。急だがショートカット出来たので時間短縮となった。次は何度も訪れた事がある穴門山神社に行くべく細い山道を下って行く。こんな山中に建造物などあるのだろうかと思えるような木々に覆われた暗い沢沿いに、突然立派な石垣が見え、石灰岩の崖に張りつくように建てられた社殿が現れる。神さびた重厚な社殿は迫力がある。参拝後、狭い境内を見て回り、八咫鏡を4年間祀ったとされる洞窟に近づくと冷気が排出されており、異様に涼しい。寒いくらいだ。この冷気を拝殿まで引っ張れば24時間天然クーラーになるのになぁと思いながら、ご神水の冷水で喉を潤し、樹齢700年の桂を見学して、山道を下って行く。ここから先は通った事がないので、何処に出るのかまるで分からない。苔生して、濡れた山道を慎重に進んで行くと分岐点に出た。そのまま下ると山を降りてしまうような気がしたので、上りを選んだ。この道も舗装はしているものの、落ち葉や、苔、枯れ枝落下などがある。暫く進むと左カーブの手前に大きな枝を広げたままの木が倒れており、行く手を阻んだ。セローなら路肩を通れば何とか抜ける事が出来そうだったので、そのまま進んだら枝に付いたトゲが数カ所長袖シャツの袖を引っ掻いた。危ない危ない。長袖シャツを着ていて良かった。次は、井原方面と広島県神石町方面の分岐まで走り、井原方面へ少し下った所からオフロードを見つけて走っていたら、ぬかるみにフロントタイヤをとられ転けそうになった場所2箇所。その後も林道を走り、弥高山の頂上から見えていた高山市(こうやまいち)の集落に行ってみた。この集落は以前栄えていたそうだが、現在はどうなっているのか?初めての集落入りだ。低速用に振っているギアを1速に落とし、ゆっくりと通りを走ってみると、以外にも郵便局や食料品店、医院までもが、健在である。空き家も少しはあるが、殆どの家が居住していて美しい集落を形成している。驚いた事は全ての家に〇〇屋とかの屋号が京都・祇園のお茶屋さんの如く、同じデザインで取り付けられているのである。村起こしでやったのかも知れないが、このアイディアは情緒があってすこぶるよろしい。しかも、全家未だに屋号が健在なのも古き良き時代を彷彿させるものがある。高山市アッパレである。林道も堪能したのでサイトに戻った。テントの設営に取り掛かかる前に、良く冷えたプレミアムモルツを飲みながら一服していたら、アブ?ブユ?が攻撃して来た。叩き潰してやろうとしても、すばしっこくて手に負えない。そうこうしていたら、アブに加えメマトイ?が顔の周りをブンブン飛び回る。あ~鬱陶しいたらありゃしない。テント設営は止めにして焚き火をして追っ払おうと、薪を拾いに行く。直火禁止なので、焚き火台で盛大に火を燃やしてみたが虫の攻撃は一向に止む気配がない。椅子に座って薪をいじくっていると、背中にちくりと小さな痛みが…。次に腕だ。合計3回咬まれたが、痛いほどでもなく、腫れる事もない。どうやら、黒い長袖シャツに寄って来るらしい。ところが、換えのシャツも黒なので、白いタオルを羽織って日暮れを待つ。日が暮れて来ると、メマトイもアブもいなくなったが、1匹だけしぶとく飛び回り、ズボンのスネに止まったので、すかさず手でたたき落として、生きたまま焚き火に放り込んでやった。それから後は虫はいなくなったので夕食の準備に取り掛かる。今回も調理器具はマルチグリドル1枚のみで、全ての料理に対応する。アヒージョ用の牡蠣、ジャガイモ、マシュルーム、ブロッコリーが入った袋を取り出すと冷凍が溶けて、丁度良い塩梅になっていたので、オリーブオイルに放り込み5分煮れば完成だ。十八盛の増量ワンカップで酒盛りを始める。日が沈むと、気温は見る見る下がり、30°をどんどん下回って行くので暑くはない。牡蠣のアヒージョが無くなる頃には2本目の十八盛も空になったので、ホタテを投入して嘉美心に移行する。星空と焚き火を見ながらぼっちキャンプを楽しみ、グリドルの残った油を焚き火で燃やし、キッチンペーパーで一拭きして〆の蕎麦を煮る。蕎麦を食い終わっても少し飲みたくなったので、車中にあった賞味期限の切れた柿の種をアテにウヰスキーを飲む。満足したところで着替えを持ってシャワー室へ。酔っ払って面倒くさくなったので、テントは止めて、オートフリートップを上げて、二階で就寝だ。気温は24°まで下がっているので、網戸だけで快適に眠る事が出来た。明け方、少し寒さを覚えた時が最低気温だったようである。夜明けと共に目覚めて車内の温度を見たら23°であった。ヒグラシが鳴き始め今日も良い天気になりそうである。マルチグリドルで湯を沸かし、コーヒーでも飲もうと紙コップに湯を注いでいたら紙コップが倒れてコーヒーを全部地面にぶちまけてしまった。今日も幸先が悪い。そしてまたメマトイが出て来たので、広場の流しに避難してベーコンと卵を焼く。今回は、グリドルの蓋を用意して来たので、水を注いで蒸し焼きにする事ができた。パンに挟んで、お茶と一緒に朝食を終える。今日は暑くなりそうなので、林道探検も満喫した事だし、後片付けをしてセローを積み込み午前8時キャンプ場を後にした。復路はR131を井原方面に走り、美星、矢掛を通り玉島に出て無事帰還と相成った。家に帰ってスマホに電話とLINEの着信がある事に気が付いた。ディアベルさんが、様子伺いにキャンプ場まで来てくれたらしい。いやぁ洵に申し訳ない事であった。弥高山キャンプ場に到着しセローを降ろしたサツキサイト通行禁止でバイクでは登れない弥高山山頂登山道スカイツリーの高さと同じ位置の看板がある登山道弥高山山頂広場山頂から眺望する高山市の集落穴門山神門と見事な石垣冷気が排出される洞窟枯れ枝が落ちている林道倒木が行く手を阻む林道殆どオフロードの林道ぬかるみで転けそうになった林道林道帰りの冷えた一杯は最高虫対策に焚き火をするが効果無し本日メインの酒の肴 牡蠣のアヒージョ酒の匂いに誘われてやって来たクツワムシ?ホタテのアヒージョと3本目の嘉美心〆の蕎麦早朝からコーヒーをひっくり返した現場蒸し焼きにしたベーコンと卵ベーコンと卵入りホットドッグ
2024.08.23
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ゼファーの修理が完了し、回転も上がるようになったので、少し試走してみた。途中で止まることもなく、吹け上がりも申し分無いので大丈夫だろう。エンジンが直ったので、以前から気になっていた右前フロントディスクローターを交換する事にした。このディスクローターはパッドが当たるローター部とハブの取付部をリング状のカシメで繋いでいるのだが、揺すってみると動く程ガタが来ているのだ。これはダメだろう。このカシメは修理不能なので交換するしかない。左前は大丈夫なので、右側だけ中古を探してみたが、程度が悪い割りには結構お高い。それなら、社外品の新品はどうかと探したら、バイクパーツセンターにてゼファー400用20号、外径30㎝2枚組が12,500円で販売されていた。結構安いので新品なら両方交換が鉄則という事で、購入した。届いたローターは、色もデザインも同じだと思っていたが、純正と比べてみると多少違うようだ。早速、フロントをホイストで吊り上げてホイールを外しに掛かる。こういう作業をするには、ホイストがあれば非常に便利であり、安全だ。新品のローターをよく見てみると、厚さ4ミリと刻印されていたので、SMで調べてみたら、許容範囲は4.6~4.3ミリで使用限度は4ミリとなっている。じゃあもう既に使用限度になっていると言う事?やってもうたか。どないしょう!背中に冷たい物を感じながら恐る恐る外した純正ローターを調べてみたら、ここにも4ミリの刻印を発見。どういう事?これも純正じゃ無いって事?考えても埒が明かないので、マイクロメーターで厚さを測ったら、新品が4.6ミリ、純正が4.0ミリと出た。なるほど、4ミリと刻印されているローターは新品時には4.6ミリあるのね。それが摩耗して4.0ミリになっていたという事らしい。やっと納得した。この古いローターは丁度交換時期に来ていたという事だ。安心したところで、ホイールから古いローターを外して、この時ばかりと、ボンスターとピカールそれに妻の使い古しのストッキングでホイールを磨く。綺麗になったところで、新品のローターを取り付けるのだが、何処を探しても回転方向を示す刻印が無い。表も裏も、2枚を並べて食い入るように調べたが無い。何処にもないのだ。純正ローターにはちゃんと矢印の刻印があるのに。まぁローターは円盤のような物なので、どっちに回転しようが、左右どちらに付けようが同じ物なので、そんなに神経質になる事でもないと思い、先に進む。六角レンチで取り付けボルトを外した時には良く締まってはいたが、苦労するほどでもなかったので外したボルトをよく見てみたら、ネジロック剤は塗布されていないようだったので、新品装着に当たっては、ネジロック剤を塗布しておいた。後はフロントフォークに取り付けるだけなのであるが、ブレーキキャリパーを磨き、ついでにフロントフェンダーを加工する事にした。このフェンダーは購入時から純正フェンダーでは無く、他車の物を流用していたので、4つの取り付け穴の内2つしか合っておらず、左右ボルト1本ずつで留めてあり、手で引っ張るとカクカク動くのである。ホイールを外す前にフェンダーの角度を調節しマジックで穴開けの箇所をマーキングしていたので、ドリルで穴開けを行うだけで簡単に加工出来るだろうと思っていたのだが、外した裏側を見て唸った。穴開け箇所は既存の穴にかなり接近しており、しかも、そこには厚い鉄製のインナー補強が取り付けられており、このインナーはフェンダーから外す事は出来ないのだ。穴だけ開けるのであれば簡単なのだが、既存の穴にはインナーを加工した厚いワッシャー状の金属が繋がっているので、この金属を切り取って、楕円状の穴を開ける必要があるのだ。なるほど、この加工は難しいので諦めて、ボルト1本で留めていたのだろう。だが、何としてでもやらねばならぬ。手持ちの、ボール盤、グラインダー、鉄工用ジグソーを駆使して何とか両側に楕円の穴を開ける事が出来たので取り付けてみる。前後のバランスも予定した通りに出来たので、良しとしよう。やっとホイールを組み付けて、メーターケーブルを接続し、ブレーキキャリパーを取り付けに掛かるが、ローターが0.6ミリ厚くなっているので嵌まらないかも知れないと心配したが、何とか嵌め込む事が出来た。各部のボルトの締め付けを確認して完成である。フロントブレーキを握ってみてビックリ、あのふぬけたような、遊びの多いタッチが激変し、少し握っただけで、ガツンと効く普通のバイクのタッチに戻っていた。以前ブレーキフルードに気泡の混入を疑い、長時間に渡ってのエアー抜きや、フルードの入れ替えを行っても直らなかったのに、ローターを交換するだけで直るとは。ブレーキの調整は奥が深い。新品のフロントディスクローターの表と裏ガタが来ている右側ディスクローターホイールとフェンダーを外した車体ホイールに装着された純正ディスクローターディスクローターを外したフロントホイール4ミリの刻印がある新品ローター4ミリの刻印がある純正ローターネジロック剤を塗布したボルト新旧のローター取り付け穴が合わない流用フェンダー楕円穴を開けてフロントフォークに取り付けたフェンダー新品に交換したディスクローター整備が終わったゼファー
2024.08.18
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ゼファーのキャブを取り付けたものの、高回転が6000回転で頭打ちになる。色々と考えてみたが、どうも燃料の供給不足のような気がする。手始めはキャブのドレンボルトを緩めて燃料が来ているかどうか確かめる。4番OK、3番OK、2番出ない?。ドレンボルトを抜き取っても燃料が出て来ない。燃料が来ていない?詰まっている?、1番を試すがこれも出ない。2番と同じ。それじゃぁ2気筒で動いていたのか?そんな筈は無い。確かめるためにもう一度エンジンを掛けてエキパイに手を当ててみると、4本とも熱くなっている。と言う事は燃料は来ているのでドレンの詰まりだろうか、前回のクリーニング時に貫通は確かめた筈である。しかし、ドレンの詰まりと回転が上がらない症状は関係ないと思われる。他に何か原因がある筈である。それを探らねば。次に考えられるのは、フロートバルブかフロートの不良だ。燃料が送られて来てもバルブが動いていないか、動きが小さい事だ。即座にバラしたい所だが、このキャブはエアクリ側のインシュレーターを4つ同時に嵌めるのが難しいので、なるべくならキャブを外さずに調整出来ないものかと、考えを巡らす。1番と2番が怪しいので、フロートチャンバーを外す事ができれば、確認は出来そうだ。フロートチャンバーは4隅をキャップボルトで留められているので、六角レンチで外すしか方法が無い。ここにアクセスするには、セルモーターカバーが邪魔なので、取り除こうとしたが、奥のボルトへのアクセスが難しい。狭い場所でゴソゴソとやっていたが、どうせやるなら、3番、4番も見ておいた方が良いし、面倒になったので、意を決してキャブをもう一度外す事にした。折角組んだ、バッテリーやエアクリ、タンクなどを外して行き、エアクリ側のインシュレーターに力を加えると呆気なく一気に外れる。取付時は汗を流しながら格闘したのに…・ワイヤ類を繋げたまま、左側に半分ほど引き出し、1番のフロートチャンバーを開けてみると、燃料が満タンに入っていた。やはり燃料は来ていたので、ドレンの詰まり確定である。そこでおかしな事に気が付いた。フロートチャンバーを外していると言う事は、フロートは重力で一番下まで垂れ下がっている筈であるのに、フロートバルブからポタポタと燃料が落ちて来ている。燃料はホースの中にまだ残っているので、それが落ちて来るのは分かるのだが、この状態だと全開なので、もっと沢山一気に流れ出る筈である。フロートを指でちょんと突いたら、ホースの中の燃料が一気に落ちて来た。と言う事は原因はフロートの引っ掛かりだった?キャブを車体から外し、フロートチャンバーのドレンボルトを抜いて、ネジ山の先を細い鉄棒でガリガリやってみると、茶色の錆様の物が出て来た。ドレンパイプに繋がる筒も掃除する。4個とも全て赤サビ様の物が出て来たので、前回パーツクリーナーとエアーで貫通を確認しただけで、掃除を見逃していたのだろう。ジェット類も全て外しもう一度洗浄し、1番、2番のフロート回りは特に念入りに洗浄し、組み付けを行い、フロートの動きを何度も確認した。出来上がったキャブをエンジンに取り付け、最後の難関エアクリ側のインシュレーターの4つの凸と凹マークを合わせ同時に押し込むと何と一発で嵌まった。時間にして1秒だ。前回も前前回もあんなに苦労したのに…。全く拍子抜けとはこの事だ。エアクリーナー、バッテリー、タンクを取り付け、燃料を送る。祈る気持ちで、セルを回すも掛からない。でも、慌てる事はない。たぶんキャブの中が空っぽだったので、負圧で燃料を送るのに時間が掛かっているのだろう。もう一度回すと今度は掛かった。アイドリングも安定している。アクセルを捻ると6000回転を越えても、タコメーターの針は回り続け、一気に10000回転まで吹け上がった。再スタートも一発で掛かり、アクセルに呼応してタコメーターの針が跳ね上がる。レッドゾーンまで回しても大丈夫だ。完調である。長い道のりであったがやっと直った。明日はガソリンを補充して、試験走行をしてみようと思う。修理が終わり外装を取り付けたゼファーエアクリ側のインシュレーターを外したキャブ車体から引き出してフロートチャンバーを開ける前のキャブフロートチャンバーを外したキャブ左の2つ1番、2番のドレンが詰まっていたフロートチャンバーエンジンに組み付けたキャブ完調となったゼファー
2024.08.16
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何時もの癖で朝4時30分に目覚めてしまった。充電式LEDライトは弱にして1晩中灯していたが、まだまだ余力は十分残っているので心強い。まだ夜は明けていないが、ゴソゴソしながら起き出して、車内のデジタル温度計を見ると22.4°を表示している。爽やかな朝だ。ガスバーナーにマルチグリドルを掛けて湯を沸かし、目覚めのコーヒーを淹れて夜明けを待つ。夜が白々と明けて来ると待ってましたとばかりに、ヒグラシが一斉に鳴き始めたので、朝食の準備に掛かる。マルチグリドルに油を引かず厚切りベーコン3枚と卵を焼く。パンに挟んでコーヒーを飲みながらゆっくりと食す。美味い。今日も朝から快調である。食事も終わって片付けも出来た頃、Sさんが起き出して、バナナを食べながら朝の挨拶にやって来た。今日のお互いの予定を話している中で、剣山トンネルから先は土日のみ通行可という情報を得たので、Uターンするか少し引き返して、大ほら橋から県道295で四季美谷温泉経由でR193に復帰するルートしかないという結論に達した。東屋のあるこの場所はキャンプサイトでは無く、クルマの方向転換をするためのスペースとの事で、管理人さんから明日は何処のサイトでも良いのでクルマの移動をお願いされていたので、オートフリートップを下げて、Sさんのいるサイトの日の当たらない木の下に移動し駐車。必要な物をカブのリアボックスに放り込んで、6時30分出発である。剣山スーパー林道は徳島県上勝町から那賀町のR195の分岐まで総延長87.7キロの日本一長い林道である。途中R193で分断されているものの、殆どがオフロードとなっており走りごたえは十分である。しかし、上勝町から旭丸峠までは近年コンクリート舗装されており、東コースは少し魅力に欠けるので今回は西コース(62キロ)のみ走る予定としていたので、東コースと西コースの丁度真中に位置する岳人の森キャンプ場はトランポを利用するには理想的な場所となる。キャンプ場から土須峠までは2キロ程で雲早トンネルを抜けると下り坂になる。そのままR193を下ると釜ヶ谷峡分岐で剣山スーパー林道の看板が設置されている。ここからが西コースの始点である。いよいよ懐かしいスーパー林道へ突入してみたら、思いの外カブが走らない。オマケにアイドリングではエンジンが止まる。標高が高いので気圧が高く、キャブの燃調が狂っているのだろう。走り始めは少し上り坂になっているので、2速で走っているのだが何だかぎこちない。スピードも30キロにも届かない。セローの安定感とは程遠い走りである。やはり90ccのパワーではこのオフロードは荷が重いのだろうか?空気圧が高いのか?などと考えながら取り敢えずファガスの森高城まで走り、休憩。前後のタイヤの空気圧を1.0 まで抜いて再スタート。おやおや!今度は車体がピタリと安定し、スピードも30キロまで上がった。路面状態の比較的良い所では40キロでも大丈夫だ。空気圧の調整でこれだけ違うものか。驚きである。それとブロックタイヤもかなりの貢献をしている事は間違いない。タイヤの空気圧を下げて走りやすくなったが、注意する事は角が尖った岩や橋梁のコンクリートと道路に出来た段差によるコンクリートの角に高速でタイヤをぶつけるとリムの間にチューブが挟まれ破れてしまう危険性が高まる事だ。その様な状況を瞬時に見極めスピードを落とすか、避ける事が要求される。このカブには通常より厚いスペシャルチューブを装着しているがそれでも用心に越した事は無い。トラ車などはもっと厚いスーパーヘビーチューブなどを履き空気圧を0.3気圧位まで落とす事があるそうである。それにしても、涼しい。早朝なので陽が差す所が少なく寒いくらいだ。カブもアイドリングを除いて快調になったし、2速と3速のシフトだけで、安定して走る事が出来るのだが、車高が低い分石の跳ね上げや凸石への接触などで時々大きな音をたてる。スーパー林道は四国山脈の標高1,000メートル付近を尾根伝いに走るので、開けた所では眺望がすこぶる良いし、ブナの原生林の中や、沢から流れる水が溜まって池になった道や、落石でグニャグニャに折れ曲がったガードレールから何百メートルも続く深い谷などカーブを曲がる毎に楽しませてくれる。しかし、急峻な山肌を削って造った道なので、至る所に大きな落石があり、よそ見をしていたらぶつかってしまうので、景色を眺めるのはほどほどにしないと危険である。よそ見と言えばこの林道は野生動物の宝庫なので、必ず動物と出会う。今日は鹿は見なかったが、猿と初めてのリスを見かけた。動物が森の中へ消えて行くまで見ているとこれも危ない。そうこうしている内に絶景スポット徳島のヘソに到着。文字通り徳島県の中央という事であり、ここからの景色が絶景なのだが、生憎ガスが掛かって真っ白。残念であった。天神丸を越えた辺りで、後からバイクのエンジン音が聞こえて来た。Sさんのハスクバーナだ。何でも朝食を早めに切り上げて出発したそうだ。折角なので一緒に走りたいが、バイクのパワーが全く違うので、足手まといになっては申し訳ないと思い、山の家奥槍戸で落ち合う事にして先に行って貰った。ハスクバーナのタイヤ痕を目印にして進むと、左側に立ち入り禁止の看板と共に広い空き地が見えた。ヘリポートだ。スーパー林道は民家も店もましてやガソリンスタンドも何も無く、オマケに携帯電話も繋がらないので、急を要する事故を起こしても病院へ搬送するまでに何時間も掛かってしまう。現にバイクで谷に落ちて何人もの人が亡くなっているようだ。そこでヘリポートが造られたのだろう。恐ろしやスーパー林道。更に進むと開けた道路脇に小さな看板を発見。そこには携帯電話通話可能と書いてあったので、スマホを見てみると、アンテナが辛うじて1本立っているではないか。試しに家に生存確認の電話したら普通に繋がった。著しい進歩だ。更に進むと看板をもう一つ見つけた。スーパー林道も少しずつではあるが変わって行っているのは良いのだが、舗装だけは勘弁して欲しいなぁと思っていると、突然右側から大きく2箇所に渡って崖崩れしているのが見えた。左側はガードレールの無い深い谷だ。カブを降りてよく見たら二輪なら大丈夫だが、四輪は難しそうだ。ジムニーのように車幅が狭い4WDなら崩れた瓦礫に片輪を乗り上げながら進めば通れるだろうが、乗用車はまず無理だろう。通行止めになっていないので、昨日か今日かの崖崩れかも知れない。この辺りの路面は今日一番荒れており、路面に深い溝が何本も出来ているので、慎重にならなければならないが、スピードにも慣れて来ていたのと、溝の深さが見た目は浅く見えた事もあり、オーバースピードでそのまま突っ込んでしまった。すると、フロントが大きく振られ、制御不能に陥ったが、そこは車重の軽いカブの長所を生かし何とか立て直せたかと思った瞬間、支え切れずカブを右側に倒してしまった。まぁ転倒と言うより倒した感じの強い転け方であったので、怪我も無く精神的ダメージも全く無かったのが不幸中の幸いであった。しかし、カブを起こしてみると、右のミラーガラスに傷が2本、割れなくて良かった。気を取り直し、注意を払いながら、それでもペースは落とさず奥槍戸を目指して2速でエンジンをブン回して坂を登って行くと赤いオフロードバイクとすれ違った。剣山トンネルでUターンして来たのか、通行止めが解除されているのか、尋ねる暇も無くカッ飛んで行ってしまった。坂を登って行く内に視界が開けて行き、右手に次郎笈が見えて来る。いつ見ても美しい山だ。その奥に剣山が見える。ここも写真ポイントの1つだ。ここを過ぎれば奥槍戸までもう一息である。アクセルを握る手にも力が入る。山の家奥槍戸の駐車場に到着してみると、ハスクバーナが既に到着しておりタバコを吹かしながら待っていてくれた。開口一番「速いですねぇ。まだ5分も待っていませんよ。」だった。オフロードにも慣れて本領発揮と言った所であろう。休憩の後、恐らくあの赤いバイクは剣山トンネルを通って来たに違いないだろうと思えたので、トンネルを通ってみたら出口に全面通行止の大きな看板が設置されていた。万事急須と思ったが、よく見てみると青い字の解除中の貼り紙がしてあった。と言う事は通れるのね。ありがたや。ありがたや。また、その先にあった看板は「四輪駆動車で車高のある車種のみ通行可能」とあり、二輪の事は書いていないが、四駆が行ける所は当然バイクは行けるよねと言う事で、カブが先導してオフロードの下り坂を鬼のように走る。終点近くは2キロ程道は狭いが舗装路となりR195と合流地点で終わりとなる。終点で休憩、ここからはクルマを置いてある岳人の森キャンプ場までは全て舗装路なので、リアボックスから充電式空気入れを取り出し、前後共空気圧を高速用にすべく2.0気圧に調整。ハスクバーナは0.7気圧まで落としていたので、1.5気圧に調整。この中華製充電式空気入れは気圧を設定しておけば、その数値になった時に自動で止まるので、ゲージで確認する必要が無く非常に便利だ。Sさんも気に入ったようで早速購入すると言っていた。ここからもカブのペースが速いので、カブの先導でR193の合流地点までのワインディングロードを3速全開で飛ばす。途中で電波が届きそうな日陰で休憩。1日振りにやっと通信可能となったところで、Sさんは電話やメールやラインに忙しい。R193に合流すると、土須峠に向けて緩い上り坂となるが片側1車線の広い道なので、カブのスピードは落ちない。段々と高度を上げて行くと、木沢トンネル(1,350m)に到達。中に入った瞬間、温度が低い事が体感できる。寒風山トンネルが15°だったので、恐らくそれに匹敵する位だろう。涼しいを通り越して寒いほどだ。トンネルを過ぎると間も無く絶景ポイント大轟の滝が見える。この滝はいつ見ても豪快な滝である。ここからは急な狭い上り坂となり、酷道193に戻る。カブの泣き所のパワー不足でどうなる事かと思ったが、厳しい所は2~3箇所で、1速と2速全開で何とか乗り切った。途中にあるもう一つの名所大釜の滝で小休憩、スーパー林道入口を過ぎ分水嶺の雲早トンネルを抜ければ、キャンプ場はすぐそこだ。数頭の犬の鳴き声の出迎えを受け、フレンディーの元へゴール。到着時刻は12時25分、丁度昼食時間だ。今回のスーパー林道はスーパーカブ90の走破性を試すべくチョイスしてみたところ、思ったよりパワフルでオフロード走行も問題無くこなせる事が分かった事は収穫であった。カブのエンジンを冷やしている間に、ガスバーナーとマルチグリドルで卵と刻みネギ入り味噌ラーメンを煮る。ラーメンを食べ終わった頃、Sさんがファガスの森高城が早朝で締まっていたので、もう一度走って写真を撮って来ると言って出掛けた。午後は、神山町の神山温泉に入って、ここでもう1泊して次の朝帰るそうである。私はどうしても今日中には帰らなければならないので、フレンディーにカブを積み込み出発準備をする。1つ気になる事は、クルマの燃料の残量だ。数日前、満タンにした時、娘から貰った2本目の燃料添加剤を入れていたので、途中で満タンにしたく無くて、そのまま乗ってきたので、現在半分を大きく割り込んだ程度しか残っていないのだ。このままR193で昨日の道を引き返せば高低差の大きな峠が2つあり、上り坂で燃費がかなり落ちる事が予想されるので、地図と睨めっこしてしていたら、スーパー林道を1/4ほど走った所から美馬市方面へ繋がる林道木屋平木沢線が分岐しており、下ったR438の合流地点にGSもある事が分かったので、通行できそうか管理人さんに確認を取って出発となった。今度はクルマで今日2回目のスーパー林道だ。例の崖崩れの場所は分岐点の先だから問題ない。クルマもATタイヤを装着しているしフルタイム4WDなので、荒れ道だが幅員のあるスーパー林道なら不安は無い。外気温は23°位であろうか、燃費節約にもなるし、エアコンは切って窓を全開にして爽やかな気持ちで走っていると、前方にヨタヨタと走る新型ハンターカブが見えた。後からその走りを観察すると、どうもオフロードを走るのは初めてのようで、危なっかしくて見ていられない。スピードは極度に遅いのだが、今にも転倒しそうだ。恐らく空気圧を落とさずパンパンに張ったタイヤで走っているのだろう。クルマが後に付いていることも分からず、必至の形相で余裕の無いのが見て取れる。突然後を振り返ってクルマが来ている事に気が付きビックリしたのか、バランスを崩して転倒しそうになった。危ない。危ない。ファガスの森の手前で、キャンプ場へ帰還中のSさんのハスクバーナと出会った。お互いの健闘を讃えながら挨拶を交わし、ハンターカブを見てあげてと伝言し分かれた。更に進むと次は足立ナンバーの軽バンに追いついた。これもとんでもない位、遅いスピードで亀のように走っている。こちらもカブを積載し、燃費走行に徹してアクセルを余り開けず走っているのだが流石に追いつく、後に付くと気が付いたのか待避所に入って道を譲ってくれた。中年夫婦らしき2人連れであったが、2WDのノーマルタイヤだとあのスピードになるのだろう。ファガスの森を過ぎて暫く進むと道路の真ん中に何か黒い物が落ちているのが見えたので、クルマを止めて近寄ってみるとタヌキのような動物の死骸であった。顔の辺りが抉られ骨が露出している。朝カブで通った時には無かったので、その後クルマかバイクにはねられたのだろう。かわいそうに。更に進むと今度は左カーブに大きな石が散乱しているのが見えた。このクルマの車高では跨げない大きさの石が数個行く手を阻んでいるので、クルマを止めて手袋をして石を退けて行く。これも朝には無かったのでその後、岩肌が崩れて転がって来たのだろう。これがスーパー林道である。やっとの思いで林道木屋平木沢線の分岐まで来る事ができた。ここまでは急坂が余り無いので燃料も思ったより消耗していない。ここからはR438まで全て下りだ。道幅は狭いが舗装路となっていてがっかりだが、通行出来るだけでも有り難い。林道を下って行くと遙か眼下に小さく建物が見えて、四国山脈の高さを実感。高圧線鉄塔を真上から見下ろすような風景は滅多に見る事が出来ない。下り坂は急勾配のクネクネカーブが永遠とも思えるほど続くのでカブを積載した重い車体はブレーキを多用する事を控えるためシフトをLOレンジに入れっぱなしでエンジンブレーキを掛けるが、坂が急過ぎてブレーキを踏まざるを得ない。ブレーキを少し休ませないとベーパーロック現象が起きて、突然ブレーキが効かなくなるのが怖いので、スピードをなるべく落としてブレーキの感触を確かめながら怖々と下った。ここに来てオフロードとは違う恐怖を味わう事となった。R438に出たがほぼアイドリング状態で下って来たので、燃料はまだ十分残っており、坂出まで行けそうな雰囲気であったので、給油はせずエアコンを入れてR492に分岐し、美馬方面へハンドルを切ると突然崖崩れ復旧工事のために迂回路が設定されていた。仕方が無いので迂回路の看板に従って細い山道に入るとこれが、急坂の連続。突然降り出した雨の中、かなり高い山を越えて再びR492に復帰。美馬まで下って、吉野川沿いのR192に合流、貞光でR438に合流して一路坂出へ。坂出ICの手前で給油をしようと思ったが燃料計の針はまだ僅かだがEの手前、このクルマはEを少し振り切った所で残量0になる事が分かっているので、家までは何とか大丈夫だろうと踏んで高速に乗った。いよいよダメなら児島か水島で降りれば良いと考えながら瀬戸大橋の走行車線をピッタリ80キロで走る。後続車のトラックにも追い抜かれながらも燃料計を凝視しながら我慢の80キロは譲れない。家に到着した頃にはEを僅かに振り切っていたが何とか無事辿り着く事ができた。帰宅しての開口一番「なんで岡山はこんなに暑いんだ!」野営地の夜明けマルチグリドルで作った朝食R193から分岐するスーパー林道西コース入口山腹を土須峠に延びるR193とカブ90霧の徳島のヘソヘリポート携帯電話通話可能区域を示す看板崖崩れで四輪の通行が難しい現場転倒現場カブと次郎笈山の家奥槍戸の駐車場佇むカブとハスクバーナ剣山トンネルの出口にあった通行止めの看板四輪駆動のみ通行可の看板スーパー林道終点に止めた2台充電式空気入れでハスクバーナのリアタイヤに空気を入れるSさん大轟の滝大釜の滝キャンプ場で待つフレンディーの元へ帰り着いたカブSさんのハスクバーナと軽トラ昼食の卵と刻みネギ入り味噌ラーメンカブを搭載し帰還準備を終えた車内フレンディーで走るスーパー林道大きな落石で緊急停止林道木屋平木沢線の頂上付近
2024.08.09
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フレンディーにカブ2台を積載して岡氏と一緒に行くはずだったキャンプツーリングは同氏病欠のため、ソロとなった。それなら当初の予定通りセローで自走する事にして準備をしていたら、妻が5日の神山町は午後から雨になってるよ!と不孝の知らせを伝えに来た。ぬぁ~にぃ~こんなに天気が良いのに雨じゃと。女子供の言う事は当てにならないので、スマホで天気を確認すると矢張り午後から夕方まで雨の確率50%となっていた。神山町は50%でもキャンプを行う岳人の森キャンプ場は標高1,000メートルなので雨の確率はもっと上がる事が予想される。雨中キャンプは厳しいものがあるので、更に予定を変更してフレンディーにバイクを積載して決行する事にした。妻はセローを積んで行けば良いのにと言うが、過去3回走ったスーパー林道は全てセローだったし、オフロードタイヤを奢って、オイルも替えたカブが何処まで使えるのかその能力を試したいと思い、妻の助言を振り切ってシンクを残しセカンドシートと自作の横向座席のみ外した車内にカブとキャンプ道具を積載し、V7ドンキーの車検を終えて帰宅したのが10時過ぎ、発泡ケースにありったけの保冷剤と一番絞りとお茶を放り込んで、10時40分岳人の森キャンプ場に向けていざ出発。今日は時間があれば林道桁山線を走りたいが、基本キャンプ場に移動だけなので、のんびり走っても夕方には余裕で到着できる筈である。時間に余裕があるので、なるべく高速道の利用を控えるため、児島ICまで一般道で移動し、瀬戸大橋を渡った最初の坂出北ICで高速を降りた。このセコい考えが迷子になる始まりであった。坂出北ICを降りた所で停車、カーナビとスマホナビを駆使して山川町のスーパーマルナカを行き先設定するも、予定していたR438は表示されず、高松から土須峠へと続くR193しか表示されないので、距離的には近いのかと思いナビの指示通りで行く事にしたのだが、坂出北ICから高松方面に少し走った辺りで、案内がおかしくなり、街中の脇道ばかりを右に左に指示するので、時間ばかり掛かって一向に進んでいるように思えない。そこで、ナビの指示は無視して、高松空港を目指してその方向にクルマを走らせる。田舎道を暫く走らせ、空港の近くまで来るとやっとR193の看板が見えた。両方のナビもここで回復。坂出ICまで少し走れば良かったものを、150円ほどケチったお蔭で、とんだ迷子になってしまった。そろそろ昼も過ぎたし、何処かに食事する店はないかと探すが、1軒も無い。道の駅「しおのえ」でおにぎり1ヶを買ったが暑いので運転しながら食べる。脇町からは吉野川沿いを徳島方面にR192を走り14時前には食料調達のために、山川町のスーパーマルナカに寄る。一人なので食べきりサイズの、野菜サラダ、親鳥とカシワの混合肉、イカとエビの生味付け、卵4ヶ、讃岐の夢使用の生うどん、刻みネギパック、小さなパン2ヶ、サッポロ一番味噌ラーメン、厚切りベーコン3切れ、茶1本を購入、これで明日の昼まで3食分は確保出来た。これから目の前のR193に復帰して、四国山脈に入って行くのであるが、まだ時間もあるのでその前に同じ町内にある「ふいご」温泉で入浴することにする。「ふいご」温泉は入浴料600円で客2人、浴室の窓越しに滝が見えるのがよろしい。温泉で火照った体を冷やすのに水風呂に入ったらこれが超冷水で震えるようであったが、体は急速に冷えて気持ちが良い。時刻は14時20分なので、ここから林道桁山線を走って再びR193に復帰しようと、フロントのオジサンに尋ねたら、「そんな道は知らん。」との事なので、スマホの国土地理院の地図と睨めっこしていたら、30年前の住宅地図を貸してくれたが、いまいち良く分からない。仕方が無いので、現地に行ってみる事にしたが、雨が降って来てガスも掛かり薄暗い、また迷子になりそうな気配がしたので、ここは大人しく引き返し、R193に復帰。キャンプ場を目指す。R193で土須峠まで行くには2つの峠を越さなければならず、幅員は狭く車同士離合できない箇所もある酷道である。目的地まではまだまだ遠いので、燃料の節約のため上り坂のスピードを落とし、下り坂ではエンジンブレーキを多用する。途中で大雨にあったので、クルマで来て正解であった。15時40分何とか岳人の森キャンプ場に到着。ここは15年前にセローとスペーシー100の2台をフレンディーに積載して泊まった場所である。その時は宿泊棟を予約し、2食付きの旅行気分であった。食堂兼受付で予約を確認、キャンプ1泊1,500円、翌日夕方までの延長料金500円、薪1箱500円(各サイトに置いてある雑木は200円)の計2,500円を払って、斜面の道路沿いにある好みのサイトにクルマで乗り入れて、直火OKである。折角なので、全てのサイトを見て回ったが、小雨が降っていたので東屋のあるスペースにクルマを駐めてここを本日のベース地とする事にした。キャンプ客は私の他に一番開けたサイトに1名、ベース地の下のサイトに1名の計3名だ。下のサイトは岡山ナンバーの軽トラにハスクバーナを積載してソロで来ていたので、声を掛けて東屋で一緒に酒盛りをする事にした。今日はテントも持参していたが、面倒なのでフレンディーのオートフリートップを上げて車中テント泊とし、薪を割って焚き火台に火を付ける頃には予報通り雨も上がった。取り敢えず、発泡ケースから冷えた一番絞りを取り出し、乾杯。気温は23°位で、木々に覆われており、キャンプ場は全体が植物園になっており、シャクナゲは四国で一番多いらしい。植物保護のため薪拾いが禁止になっているのが残念であるが、蚊がいない。夕暮れが近づくと直ぐ側でヒグラシが鳴き始めて実に気持ちが良い、最高である。下界の猛暑が嘘のようである。東屋の屋根裏に充電式ランタンを吊り下げ、マルチグリドルで鶏を焼きながら、清酒に移行する。ハスクバーナのSさんはマルナカで「おでん」を買って来ていたので、焚き火で温め直して食する。この気温では温かい食べ物が良い。Sさんは初めてのスーパー林道で、2泊するとの事。私の改造カブに興味があるようで、写真を撮りまくっていた。シーフード焼きのアテで3つ目のワンカップが空になったので、讃岐うどんを茹でてシメとする。今回も、マルチグリドルが大活躍である。1つの料理が終わっても焦げ付きがないので、キッチンペーパーで一拭きするだけで、次の料理に移れる強みはキャンプに持って来いだ。水で洗う必要も無ければ、汚れも直ぐ落ちる。これを1枚持って行くだけで全ての料理に対応するので、クッカーセットはもういらない。Sさんも直ぐに購入するとメモしていた。夜も更けて来たので、薪を全て燃やして就寝タイム。エアコン無しで眠れる夜は久し振りだ。もう帰りたくないと思いながら明日のスーパー林道の楽しみの夢を見つつ深い眠りについた。R193に続く橋の下にある「ふいご」温泉酷道193幅員が狭くクルマとの離合が出来ない箇所も多いR193岳人の森キャンプ場近くのR193から見える四国山脈岳人の森キャンプ場焚き火を開始する野営地親鳥とカシワセットとマルチグリドル残り少なくなったシーフードとおでん締めの卵とネギ入り讃岐うどん
2024.08.08
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剣山スーパー林道ツーリングの準備を進めながら、V7もそろそろ車検が近づいて来たので、陸運局にネットで予約入れて置く事にした。8月15日の盆が一番空いているらしいので、15日の第1ラウンドを予約して一安心。ついでに書類も確認して置こうと車検証を見てビックリ。車検満了の日が8月7日となっているではないか。V7は新車時の納車が盆過ぎだったので、盆までに受ければ良いと勘違いしていたのである。これはえらい事になった。のんびりしている場合では無い。今日は土曜日なので、陸運局は明日まで休み。月、火は剣山スーパー林道ツーリングなので、空いているのは車検が切れる7日の水曜日しかないが、この日は朝から打合せの来客2社あり、午後からは会議なので時間的に無理だ。そうなると一旦車検を切って仮ナンバーを申請して後日行うしか方法が無い。しかし、面倒くさい事になるので、思案していたところに、ツーリングに一緒に行く事になっていた岡さんからのラインが入った。何でも「テントやシュラフ、酒類をクロスカブに積み込み、キャンプツーリングを楽しみにしていたのだが、風邪をこじらせ、治らないのでツーリングは行けない。」との事である。こうなると状況が少し変わって来た。ツーリングは単独で行く事になるので、出発時間は自由に設定出来る。5日月曜日の第1ラウンドに車検の予約ができれば、最悪出発が昼になっても、岳人の森キャンプ場には夕方には到着できるだろうという目論見だ。直ぐに15日の予約をキャンセルして、5日を調べたら第1ラウンドが△となっていたが予約は取れた。直ぐさま保険屋に電話して、休日のところ申し訳ないが、5日の朝までに自賠責の書類が欲しいのだが…。何とかしてくれとお願いすると、本日、私の所へ来る用事があったのだとの事。グッドタイミング。長女を連れて短パン姿で書類を作って来てくれた。次はV7の整備だ。日曜日は仕事が忙しいので、今日中に終えない事には月曜の朝一の車検に間に合わない。幸いオイル交換は終えており、フロントタイヤも少し古いがピレリの新品に付け替えている。今回は急いでいるので、取り敢えずブレーキパッドの確認とエアーフィルターの清掃、バッテリーの電圧、灯火類の確認、タイヤ空気圧を2.5気圧に調整、各部の締め付け確認等、それにマフラーをアゴスチーニから純正に交換にとどめ、車体を磨いて完了とする。ブレーキフルードは車検が終わってから交換する事にした。気になる事はヘッドライトの光軸調整だ。CIBIEに交換してからは大丈夫だが、光軸が狂っているかも知れず、前回壁にテープを貼った簡易調整をやろうにも、陸運局のHPに令和6年1月から二輪車のヘッドライト検査はロービームで検査する事とし、ハイビームでは検査しない。と書かれていたので、簡易調整はでハイビームでのマーキングをしているので調整出来ないのだ。これだけは出たとこ勝負にせざるを得ない。次は書類の作成と点検である。ネットからダウンロードして保存してあるPDFの継続検査申請書をAdobe InDesignで読み込んで前回必要事項を記入してある書類の走行距離計表示値と提出年月日を修正しプリントアウト。印を押せば完了。二輪車点検記録簿の項目にチェックを入れる。交換部品等の欄はエンジンオイルのみ記載。陸運局に持参する次の継続車検必要書類を用意する。1.自動車検査証2.継続検査申請書(HPからダウンロード)3.二輪車定期点検整備記録簿(HPからダウンロード)4.自賠責保険証書5.自動車納税証明書6.車検予約番号5日月曜の早朝、ツーリングに持って行く物の点検を終え、7時20分必要書類と財布を持って出発。暑いと思って覚悟していたのだが、朝の空気は思いの外涼しい。汗も出ない快適さだ。次回からは朝一の車検にしよう。途中に渋滞に巻き込まれ、到着予定時刻を10分オーバーして8時10分陸運局に到着。印紙の購入などを先に済まそうと窓口に行ったら、まだシャッターが降りているので、空いている窓口で聞いてみたら、印紙購入は8時30分から、ユーザー車検の窓口は9時少し前からだそうだ。ネットでは8時から受付開始と書いてあったので急いで来たのに…。重量税用紙に記入し、8時30分になるのを待って検査登録印紙1,800円と重量税印紙3,800円を購入。9時前になるのを待って、ユーザー車検の窓口で書類を見せると、名前の確認だけでコピー機のような機械から氏名や車体番号などが予め記載された自動車検査票が排出されるので、印紙を貼っていよいよ検査だ。二輪は何時もの4番レーンだ。手続きがスムーズに出来たので、4番目に並ぶ事が出来た。先頭のゼファー750は真庭からの参戦で道中は寒かったようだ。9時になり検査場が可動。一斉に検査員が出て来て検査が始まる。排ガス検査のセンサーは自分でマフラーに突っ込んで終わったら所定の位置に戻すよう指示され、スピード検知は前輪か後輪かと尋ねられ意表を突かれる初めての質問に戸惑ってしまった。そう言えばV7の前輪にはメーターケーブルは無い。縦置きエンジンでクルマと同じ構造なので、ドライブトレーンの何処かにあるのかも知れないが、今まで考えてもいなかった問題だ。ハッキリと確証はないがたぶん後輪ではないですかと答えた。これは調べておく必要がある。ブレーキテストを終え、いよいよ難関のヘッドライトなのだが、今まで通りハイビームでの計測となっていた。HPに書いてある事と違う。費用も掛かるので統一するのに時間が掛かるのだろうか?それとも各支局によって対応が違うのだろうか?良く分からないが、ハイビームなら簡易調整をやっておけば良かったが後の祭り。1回目。祈る気持ちで電光掲示板を凝視するも×。これは無理っぽい。角度の問題なら、上下左右のズレ角を聞いて自分で感調整してみても良いが、今日はどうしても昼前には帰り着きたいので、テスター屋の世話になろうかと思いながら、2回目の検査。通る気配は微塵も無かったが、突然電光掲示板に〇が付いた。何と奇跡が起こった。剣山の神が降臨されたのだ。訳が分からないが、何でも良い。通ればこっちのものだ。検印を貰い急いで継続車検の4番窓口に書類一式を提出。検査場で後に並んでいたSR400君とヘッドライト検査の話しで盛り上がっていると10分も待たない内に手続き完了となり、小さくなった車検証と自賠責保険証書、自動車納税証明書、二輪車定期点検整備記録簿は返却された。ヘッドライトの検査が合格したので、思いもよらず早い時間に車検を終えることができ、急いで帰宅。V7をドンキーベスに格納した足でフレンディーに乗り込み10時40分岳人の森キャンプ場に向けて出発だ。アゴスチーニのマフラー純正マフラーユーザー車検窓口と自動車検査票出力機検査場の可動を待つ受検バイク
2024.08.07
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8月5日、6日と新型クロスカブを購入したO氏と共に剣山スーパー林道を走る事になったので、軽い点検を行った。エンジンの掛かりや灯火類は申し分無いが、右前のウインカーの取り付けナットが緩んでいたので締め直しを行い、今回は長距離のオフロードを走るので各部のナットの点検とオイルが気になった。カブのオイル交換は車体を貰ってから直ぐに改造を施し、新しい中華メーターを取り付けた時に替えたのが最後で、その後交換した記憶が無い。中華メータの走行距離は1626キロなので交換しなくても大丈夫な距離だが、調べてみると前回替えたのが2017年6月、実に7年も経過しているので幾ら壊れないカブのエンジンでも流石に交換しておいた方が良いだろうと思い、手持ちのオイルを探してみたら、前回V7で使用したカストロールの残りの10Wー50が見つかった。カブにしては指定オイルを越える高性能オイルだが、暑い時期なので50でも構わないだろうと勝手に解釈してこのオイルに交換する事にした。このカブは軽量化を図るためセンタースタンドを取り外しているので、何時ものようにホイストで水平に吊っての作業となる。オイルキャップを外し、ドレンを抜くと予想はしていたが真っ黒なオイルが排出された。7年物のオイルだ。ドレンのワッシャー(外径20ミリ、内径12ミリ)を新品に替えて10Wー50を規定量まで注いで、エンジンを回し、30分後に点検。規定量に収まっていたので、完了とする。新しいオイルでエンジン内も綺麗になるであろう。これでスーパー林道も不安無く走る事が出来るというものだ。1626キロを表示したオドメーター排出される7年物のオイル排出されたオイルドレンボルトと新品ワッシャーカストロールの10Wー50オイル交換作業が終わったスーパーカブ90
2024.08.03
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ドンキーベースには天井に2mのLED蛍光灯を4灯設置しているので普段は問題ないが、光りが届きにくい場所やエンジン回りなど奥まった箇所では光量が足りないし、適正な角度が欲しい。今まではピンポイントでLEDのマグライトを使用していたが、ライトを固定出来ないので、不便であった。そこで固定が可能で強力なLEDライトを投入する事にした。amazonで探してみると信頼の日本製で名古屋の熱田資材のブランドWING ACEが販売する評判の良いスーパールミネXなる作業灯を見つけた。中華製と思われるコピー商品も多数あったが、価格が少し安い程度なので、本家のスーパールミネX 60W 7,000ルーメンを4,680円で購入した。4つのウイングを広げると照射角度300度となり、大型クリップとマグネットで大体の物に取り付ける事が出来る。新型は本体に連結コンセントがついているので、5台まで連結可能である。V7のオイル交換時に使用してみたが、眩しい位に明るい。光りも広がるので1台で十分である。この上位機種に8600PROもあるが、眩し過ぎて扱いづらいようなので、Xで十分であろう。WING ACEのスーパールミネX 60W 7,000ルーメン羽を広げると照射角度が広がる眩しい位明るいスーパールミネX
2024.08.01
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今年の8月はV7ドンキーの車検が控えているので、オイル交換をしておこうと、オドメーターの距離と前回交換時の距離を比べて計算してみたら交換距離が1,200キロもオーバーしていた。そんなに長距離は乗っていないので、大丈夫だろうと思っていたのだが、チョロチョロ乗って積み重なったのだろう。急いでオイルを探してみると、amazonでエーゼットのバイク用4サイクルエンジンオイル4L 10Wー50 MA2規格 100%化学合成油が驚きの3,400円で売られていた。V7の整備書には10Wー60を使用せよと書いてあるが、販売店の店主は10Wー50で何も問題は無いと言い切るので新車時から10Wー50を使用しているが本当に何も問題は無い。10Wー50でも種類は少ないので、今まではカストロールを使っていたが、それよりも規格が上のMA2で、しかも値段が安い。エーゼットなので、信頼のおけるメーカーでもあることから、購入してみた。届いたオイルは蓋がスクリューキャップとなっており、注ぎ口も付属しているという親切対応だ。オイルの色は薄く透明感があり、サラサラという感じだ。バイクのトップブリッジにタイダウンを通して、ホイストで水平に少し吊り、サイドスタンドに端材を挟み車体を水平に保ちオイル交換の準備を行う。ホイストがあると本当に便利だ。重いバイクでも吊り上げれば倒れる心配がないので、メンテジャッキの出番はもう無い。V7のドレンボルトはオイルパンの前方に19ミリ、後方に17ミリの2箇所となっているので、オイル注入口のキャップを外して前方から抜く。オイルを出し切ったら、次に後方を抜く。4,000キロ走行のオイルは真っ黒という程ではないが、流石に黒く汚れていた。次回からは3,000キロ毎の交換を守ろう。ボルトを締めてオイルを注入、レベルゲージの中央当たりにある線が最低ラインで、それより上の押し型の範囲内であればOKだ。少しアイドリングをして30分後に再点検。適正ラインにあったのでオイル交換完了とする。オイル交換距離を1,200キロオーバーしたオドメーターエーゼットのバイク用4サイクルエンジンオイル4L 10Wー50 MA2規格 100%化学合成油オイルパン前部から排出されるオイル
2024.07.29
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ゼファー400のエンジンが掛かったものの調子が悪い。キャブは念入りに清掃したのでバラしたくない。プラグを外してみると、4番だけが綺麗に焼けていたが、後の3本は黒く汚れおり、本体にサビも出ているので、交換してみる事にした。現車に付いていたプラグはNGKのDPR9EAー9だったが純正型番かどうか不明だったので、調べてみたら、ゼファー400のプ純正ラグはDPR9EAー9で間違い無いようだったので、amazonで1本331円、合計1.324円で購入、ついでにキジマの燃料フィルターと燃料ホース内径6ミリも購入した。購入したプラグはターミナル無しだったので、現車のプラグから外して付け替えた。燃料ホースも取り替えようとしたのだが、フィルターには嵌まるが、燃料コックには嵌まらない。何故?現在付いているホースをノギスで測ったら内径6ミリと出たのでそのまま注文したのだ。ホースの包装ケースの裏に車種毎の適合が記されていた。それによるとゼファー400は内径7ミリとなっていた。撃沈である。道理で入らない訳だ。仕方がないので、ホームセンターの汎用ホースで繋げた。さて、いよいよエンジン始動再チャレンジだ。チョークを引いてセルを回すと初爆はあるものの、なかなか掛からない。やっと掛かったと思ったら直ぐにストール。前回より掛かりが悪くなっている。アイドリングもしないし、高回転も回らない。どうもおかしい。致命的な欠陥があるように思われる。燃料がキャブに送られていないような感じがするので、もう少し原因を探る必要があるだろう。暑いので涼しくなってから考える事にした。現車(上)と新品プラグ(下)エンジンに取り付けた新品プラグ ターミナルは移設プラグコードを取り付けたエンジンキジマの燃料ホースと燃料フィルター
2024.07.27
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先月のある夜、次男がゼファーにまた乗りたいと電話して来た。GN125Hではどうだと画像と共に打診したら、125ccかぁ。と不満たらたらだったのでヘッドカバーを開けたまま数年放置してしているゼファーを修理してみる事にした。何故ヘッドカバーを開けているのかと言うと、元々カムチェーンと思われるメカノイズが大きかったのだが、不動になる直前にはアイドリングでも明かにカムチェーンが延びているような音が激しさを増していたので、カムチェーンテンショナーを外したり、取り付けたりして調整を試みたのだが、上手く行かないのでそのままになっていたのである。カムチェーンが限界を超えて延びているとなると、エンジン中央にあるタイミングチェーンを交換しなければならない。この作業を行うには腰下のクランクケースを割らなくてはならない。4気筒のツインカムエンジンをバラバラにして元に戻せる自信はハッキリ言って無い。しかも、バルブクリアランス調整はシム仕様なので尚更だ。もう何年も放置状態が続いているので、何処をどういう具合に調整したのかも朧気なのと、5万キロ程度の走行でカムチェーンが限界値を超えるほど延びるものだろうかとの疑問も浮かぶので、もう一度初心に返ってオートカムチェーンテンショナーの調整から行う事にした。このゼファーのテンショナーは調整不要のオートとなっているのだが、マニュアル通り、テンショナーのロッドを格納した状態でエンジンに取り付け、バネとピンを挿し込み、ボルトを締めて行くとロッドがエンジンの中のテンショナーを押してカムチェーンが張られる仕組みであるが、ボルトを締めてもロッドが飛び出る音がしないのである。外してみると矢張りロッドは格納されたままになっている。右下にあるエンジンカバーを開けクランクをレンチで回してもダメ、何回やってもダメである。指でストッパーを押すとロッドは飛び出るが、ストッパーが異常に固い。どうもストッパーの不良のような気がしてきたので、思い切って新品に交換してみる事にした。色々調べてみるとあるにはあるが、amazonでも9千円を越える価格にビックリ仰天。8千円台もあるが送料を入れると同じような価格になるので、あるあるのkawasaki純正ではどうかと思い、倉敷のkawasakiプラザに宿敵YAMAHAセローで出向き客が1人もいないショールームにて車台番号で検索して貰ったら、残り5ヶ税込み7,865円ナリ。近くの純正が一番安かった。灯台下暗しである。2日で届いたテンショナーは、旧型のピンを抜くとテンションが掛かるタイプであったので、このゼファーはC2なのかも知れない。早速エンジンに取り付けて、ピンを抜くとロッドが飛び出す音が聞こえた。クランクを回してみても以前のようにチェーンがたわむ事もなくピーンと張られている。明らかにテンショナーが効いているのが分かる。これは期待が持てる。次は外していた4連キャブを再度分解して、清掃、組み付けに掛かる。このキャブの分解は4回目となるので、外した部品も大体覚えているが、チャンバー内のジェット類はキャブの番数によって異なる部品があるので、ここだけは分けて管理して置く必要がある。次は組み立てたキャブをエンジンに取り付けるのだが、最初にアクセルワイヤ2本とチョークワイヤを取り付けて、エンジン側のインシュレーターに挿し込む。ここまでは簡単なのだが、エアクリ側のインシュレーターが入れずらい。4つのインシュレーターの角度が微妙に違い、1つでも角度が合わなかったら嵌まらない。インシュレーターには上部に目印の凸部と凹部がありこれをキッチリと合わせるのだが、取り付けの途中でズレてしまう事もあり、汗を吹き出しながらの格闘が必要だ。ゼファーに限らずkawasakiの古いバイクはフレームが干渉してエアクリケースが後に殆ど寄せる事が出来ないので、取付が非常に難しいのだ、これを嫌ってエアーファンネル仕様にしてしまう車体も多いらしい。なかなか嵌まらないので、エアクリケースを玄翁で叩き壊してやろうかとの衝動に駆られながらも、インシュレーターをドライヤーで温めたり、シリコンスプレーを吹いたりしながら、汗びっしょりで何とかキャブを嵌める事が出来た。もう二度とやりたくない。ゼファーは負圧式キャブなので、ガソリンコックに負圧ホースと燃料パイプを繋ぎ、エアクリーナーを取り付け、バッテリーを搭載し、いよいよエンジン始動準備が出来た。キーをON、チョークを引いて、セルボタンを押すとエンジンが目覚めた。チョークを戻し、アクセルを煽ると中回転にもたつきが見られが高回転は良く延びる。アイドリングは安定しているが、中回転がどうもおかしい。そして問題のエンジンノイズであるが、全く無い。あの五月蝿かったメカノイズが綺麗に消え去っている。原因はやはりカムチェーンの延びでは無く、テンショナーの不良であったようである。しかし、中回転のもたつきを何とかしなければ、まともに走らす事すら出来ない。キャブの清掃は念入りに行ったし、キャブを外すのはもう懲り懲りなので、他の場所も考慮に入れながら調整方法を考えてみようと思う。新品(左)とエンジンから外したオートカムチェーンテンショナー(右)kawasaki純正のテンショナーの箱中央のピンを抜くとロッドが飛び出す情けなく垂れ下がったカムチェーンシャキッとテンションが掛かったカムチェーンアルミの腐食が目立つヘッドカバーサンドブラスト中のヘッドカバーブラック塗装を施したヘッドカバー液体ガスケットを剥がしてクリーニングを終えたヘッドカバーの裏社外品ヘッドカバーガスケットを取り付けたエンジンヘッドマニュアル通りカムシャフトプラグに液体ガスケットを塗布カムシャフトプラグを取り付けたエンジンヘッド分解中の4連キャブ組み立て中の4連キャブ組み上がったヘッドカバーとキャブ
2024.07.25
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GN125の走行距離は3,400㎞、慣らし運転が終わった程度であったので、エンジンオイルとオイルフィルターを交換して置く事にした。キャブ仕様の単気筒なので、高性能オイルは必要無い。エンジンオイルはamazonで安くてまずまずの評判のある新日石トレーディング(ENEOS)の二輪用4サイクルモーターオイル1LSJ/10Wー40 1L/855円。オイルフィルターはGN125用がAliExpressで159円にて送料無料で販売されていたので購入したら、5ヶも届いた。1ヶ当たり約32円の低コストだ。5ヶもあったら死ぬまで大丈夫だ。交換品が揃ったので早速オイル交換に掛かる。オイルキャップを外して、17ミリのドレンボルトをメガネレンチで緩めるのだが、これがもの凄いオーバートルクで締め上げていて、渾身の力を掛けるとセンタースタンドを掛けた車体がズルズルと動く程だ。それでも何とか緩める事ができ、古いオイルを排出する。汚れてはいるが、真っ黒という程でもない。次はフィルター交換だ。届いたフィルターはタイ製でスズキのロゴ入りの箱に入っていたが、濾過紙を両側からカシメている金具がブリキのようでチープなのは我慢するとして、純正フィルターと比べて高さが1ミリ程高いのでフィルターケースの縁から僅かに飛び出る。やっちまったかと思いながらも取り付けてみる。2箇所のOリングはフィルターに付属していなかったし、走行距離からしてまだ大丈夫と判断して再利用した。エンジンオイルはクランクケースに850ccと型抜きされていたので、丁度計って入れ、エンジンを掛けてオイルを回して、数時間してレベルをみたら、最低ラインににも届いていないので規定ラインまで追加して完了。結局、他の人も書いているように1ℓ近く入った。エンジンを回してもオイルフィルターケースの蓋からはオイル漏れは起こらなかったので、タイSUZUKIを信用する事にしよう。ENEOSの二輪用4サイクルオイル1LタイSUZUKIの激安オイルフィルターケースにはご丁寧にフィルターを入れる場所が文字で型抜きされている蓋を外したら純正のフィルターが見える高さが僅かに高いタイ製フィルターオイルを追加した点検窓
2024.06.23
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先日ボンゴフレンディーに乗っていると、突然前方からウイーンというモーター音のような異音が発生した。何だろうか?足回りのようにも思える。「とうとう廃車か!」との思いが頭を過ぎったが、よく観察してみると、音は出たり出なかったりで、原因が良く分からない。ボンネットを開けたり、下から覗いて足廻りに破損箇所やオイル漏れは無いかと点検してみたが異常は見当たらない。色々と試している内に、ステアリングを切ると音が鳴る事が分かった。試しにステアリングを一杯まで切ってみるとウイーン音が大きくなる事を突き止めた。どうやら、パワーステアリングの油圧装置から出る音らしい。もしかしてステアリングフルード切れかも知れないと思い、運転席の座席を倒し、エンジンルーム内にあるリザーバータンクを確認すると、なんと!フルードが殆ど空になっていた。何処かに漏れているのかもと思い、ステアリングシャフトに繋がる油圧装置辺りを詳しく調べたが漏れは確認できなっかたので、手持ちの何時買ったかは記憶にない程昔のステアリングフルードを規定値まで入れて暫くエンジンを掛けて乗って見たら音は消えていた。ステアリングを一杯に切っても音はしない。どうやらステアリングフルード切れだったようである。何故フルードが無くなっていたのかとの疑問は残るが、当分は様子見とする事にしよう。たまたま持っていたパワーステアリングフルードフルードが殆ど無くなっていたリザーバータンクフルードを規定値まで入れたリザーバータンク
2024.06.21
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GN125Hにバッテリーを取り付けたので、試乗に出掛けてみた。チョークを引くと始動性は良く一発でエンジンが掛かる。セルは小さな音で軽やかに回り、50ccのようだ。十分に暖気運転をしたように思えたが、1速の高回転が少しばらついたものの、エンジンが温まると正常に戻った。125ccのキャブ仕様なので、十分な暖気運転が必要なようである。ギアの入り具合はクラッチも軽く、各ギアともカチッと確実に入り、ニュートラルも入り易い。手持ちのバイクの中では断トツで一番の扱い易さには驚いた、また、ギアポジションインジケーターが付いているので、常にどのギアに入っているのかが確認できるので非常に便利であり、他のバイクにも付けたい位だ。ブレーキはガツンとではなくジワッと効くタイプではあるが、不安は無い。ウインカーはプッシュキャンセルではないのが、少し面倒くさい。乗車姿勢は厚いシートと相俟ってアメリカン寄りで楽なのだが、自分の好みでは無い。5速巡行で走ってみた感じでは、パワーもそこそこで、125ccという排気量を考えれば相応の走りであろう。ただ、マフラーをショート管に交換しているため、バックファイヤーが度々起こるのは仕方がない。走行距離も短く、各機関も殆ど消耗していないため、癖も無く非常に乗りやすいバイクに仕上がっているのは確かである。チョイ乗りや近くをツーリングするのには、手軽なバイクと言えるが、やはり、このままでは乗りたくないので、カフェレーサー風に改造してみるのも面白いかも知れない。GN125H
2024.05.25
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復活したGN125Hはバッテリーが取り外されており、キックも付いていないので、購入することにした。調べてみると、純正バッテリーはYB7ーAとなっているので、互換品のOB7ーAをamazonから3,980 円で購入した。このバッテリーは密閉式となっているので、電解液を補充する必要がない。車体を倒した時にも液が漏れ出さないのがよろしい。車体に取り付けてみると互換と謳うだけあってピッタリと収まった。エンジンも軽やかに始動。これで全て元に戻ったので、試運転に出掛けてみよう。YB7ーA互換OB7ーAバッテリー車体に取り付けたバッテリー
2024.05.15
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妻のデミオのホーンの音が余りにもショボいので663円の中華ホーンに交換したものの、大きな改善は見られなかったが、そのままにしていたら、催促が入った。妻 デミオのホーンはどうするつもり?私 どうするかなぁ。やっぱりツインにしないと改善されんだろうなぁ。妻 この前近所の〇〇さんのデミオに会った時、ホーンを鳴らそうとしたけど、あの情けない音を聞かれるのが嫌で、鳴らさなかったで。ホーンを付けている意味無いんじゃぁね。早く換えてよ。私 換えるなら今度はまともな、ボッシュかミツバあたりのツインでリレーもいるかなぁ。今度はバンパーを全部外さないといけないし、高くなりそうなので…。妻 ゴチャゴチャ言わずに早く買ってよ。私 しゃーないなぁ。と言う事で、色々調べてみたら、シングルホーンからツインホーンに交換するには、やはりリレーを取り付けないと、高電流で配線が溶けて火災が発生する恐れや、最近のクルマではホーンスイッチが壊れる事もあり、そうなると、コンピューター制御なので修理が大変な事になるらしい事が分かったので、先ずリレーから探すとMITSUBAのホーンハーネスSZー1133(2,164円)を見つけた。マツダ車専用接続配線もあるようだが、何とかなるだろうと思い、リレーハーネスだけを注文した。次はツインホーンであるが、リレーをMITSUBAにしたのでホーンも合わせる事にして、MITSUBAのHPで音の聞き比べをしたら、小さいが音量があり、音質も良いアルファーIIコンパクトHOSー04G(3,357円)が気に入ったので購入。商品の到着を待って取り付けに掛かる。純正ホーンのあるフロント右側に無理やり2つ取り付けている強者もいるようだが、窮屈でゴチャゴチャするので、面倒でもバンパーを全て外して、左右に取り付ける事にした。純正配線はホーンを外すと平端子のメスソケットになっているので、リレーハーネス線に平端子オスを取り付け接続、ビニールテープで絶縁し、雨対策を施す。配線を仮組して作動テストを行う。大丈夫だったのでなるべく配線が見えないように、タイラップやボルトを利用する。ホーンは雨対策でラッパの口を下向きにしなければならないので、取り付け位置の関係上左側はステーに追加の穴開けを行いボディーボルトを利用して取り付けた。リレーも雨対策で縦向きに取り付けるようになっているので適当なボルトを探したがエンジンルームには無かったので、バンパーの内側にあったボルトを利用した。鳴らしてみると左側のホーンが鳴らない。テストでは鳴っていたので、アース不良だと判断し、アースを他のボルトから取ったら鳴った。バンパーを元に戻してツインホーンに交換完了である。改めて鳴らしてみると、音量、音質共申し分ない。妻も納得したようである。MITSUBAのホーンハーネスセットとアルファーIIコンパクト作動テストのため仮組したハーネスとホーンフロント左右に取り付けたツインホーン
2024.05.11
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GN125Hのフロントブレーキが効く事は効くがスカスカなので、修理に取り掛かる。この症状はセローでも経験していたので、原因は分からないが、ブレーキフルードを入れ替えれば直る。長期間暑い所に放置していると、フルードが劣化してブレーキがスカスカになるようだ。ブレーキマスターの蓋を開けてみると、フルードは十分入っていたが、紅茶色に変色していた。これは要交換である。カップの中のフルードをスポイトで吸い上げ、新しいフルードを満たし、キャリパー側のブリーダーバルブに空気圧ブレーキブリーダーのチューブをを取り付け、バルブを緩め、コンプレッサーのエアーで真空状態を作ると、フルードが吸い出されて来る。新しいフルードが出て来た所でバルブを締めて終了である。ブレーキレバーを握ってみると、ガッツリ効いている。今度は何処にもエアーを嚙んでおらず1発で完了した。それにしても空気圧ブレーキブリーダーは便利だ。もっと早く買っておけば良かった。紅茶色に変色したブレーキフルード空気圧ブレーキブリーダーでキャリパー側から古いフルードを抜く
2024.05.09
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GN125Hのエンジンが吹け上がらないので、キャブを取り外してみた。このキャブはエアクリ側もエンジン側もゴム製のインシュレーターをバンドで締め付ける仕様となっているので、外すのに少し力技が必要だ。車体同様キャブ本体の外観も綺麗なので、中もそんなに汚れているとは思えないが、開けようとして、フロートチャンバーのビス2本を外して、ドライバーの尻で軽く叩いてみたが外れない。少し固着があるようなので、プラハンで叩いてみたが外れない。??。今度は力強く叩いてみたがビクともしない。こんな固いフロートチャンバーは初めてだ。精密ドライバーで合わせ目をつついていたら少し口が開いたので一気に引き剥がすと、何と、合わせ目のゴムパッキンの上から液体ガスケットが大量に塗られていたのだ。何でこんな所に液体ガスケットを使う必要があるのか分からない。しかも走行距離3千㎞でキャブを開ける必要があったのだろうか?それとも初めから液体ガスケットを使用する中華仕様なのか謎は深まるばかりである。パッキンを残して液体ガスケットだけ剥がそうとしたが、劣化してしていてどうにもならず、パッキンも千切れてしまった。キャブの中をみて更にビックリ。ジェット類やフロートチャンバーに青カビが生えたように不純物が一面を覆っていた。よくこの状態でエンジンが掛かったものだと思える位の酷さだ。取り敢えず全てのパーツを外して、ボンスターとパーツクリーナーで洗浄。フロートバルブは外してキャブクリーナーに漬けておく。キャブ本体の全ての穴とジェット類の穴の貫通を確認し、最後にエアーを吹いて洗浄完了。メルカリにて送料込みの450円で購入したパッキンの到着を待って、組み立てる。キャブは車体の左側から外したので、左側から入れるも、これが狭くて中々難しい。エアクリ側を先に押し込むのだが、外すよりもかなりの力技が必要だ。エンジン側を嵌めた後に適正な位置まで押し込むのにタイヤレバーを2本使ってやっと嵌まった。穴の開いていた燃料ホースを取り替えて、エンジンを掛けてみると、1発始動。暖機の後、アクセルを開けると回転もついて来る。何とか復調したようである。車体から取り外したキャブレター/下部の穴付近汚れが見える液体ガスケットが大量に塗られたフロートチャンバーの合わせ目酷い事になっていたキャブの内部洗浄が終わったキャブ部品劣化も重なり千切れてしまったパッキンメルカリで購入した中華製パッキン洗浄後新品パッキンを取り付けたフロートチャンバーキャブを取り付けた車体左側キャブを取り付けた車体右側
2024.05.08
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久し振りに2,500円を握り締めてカブを飛ばして近所の散髪屋に行った。カブのタイヤを替えた話しなどをしている内に主人から乗らなくなって3年が経過した125ccのバイクが駐車場に野晒しになっているので貰ってもらえないかとの打診があったので即OKした。しかし、野外で3年放置されたバイクとはどんな物だろうか?たぶん雨と日光に晒されて車体は赤サビが出て、プラ類は白けている事だろうと思いながら後日、歩いて引き取りに行ったら、駐車場の片隅に千切れてボロボロになった車体カバーが半分ほど掛けられたスズキGN125Hが鎮座していた。ぱっと見た感じ、予想を覆し錆も無くピカピカに光った超極上バイクだった。エンジンは当然不動の事であったので、キーを貰いタイヤの空気がかなり抜けたバイクを押して持ち帰った。ドンキーベースに格納し、点検してみると、マフラーをショート管に改造している以外はノーマルな車体である。フロントブレーキがスカスカな事と、タンクに引っ掻き傷が少しあるのと、リヤサスに僅かな錆が見える程度で、新車のように綺麗だ。タンク内もサビ1つ無い。これは掘り出し物だ。フロントタイヤに至っては、まだ新品時の髭が残っている。距離計を見て驚いた。たったの3,391㎞、丁度ならし運転が終わった走行距離だ。新車を買って殆ど乗っていなかったのだろう。勿体ない事である。この調子なら、エンジンが掛かるかも知れないと思い、始動を試みる事にして、サイドカバーを外したらバッテリーが外されていたので、フォレッツア用のバッテリーに繋いで、キャブ内の古いガソリンを排出して、タンクからガソリンを送る。チョークを引いてセルを回すと、暫くしてエンジンが掛かった。チョークも効いているようである。チョークを戻して、アイドルするとぎこちないが、何とか回る。アクセルを開けると、回転が付いて来ない。何度やってもダメである。ガソリンが古いのが原因かもと思い、メンテタンクに繋いでエンジンを掛けるも同じ症状である。キャブのOH必須だろう。そう甘くは無かった。電気系のライト、ウインカー、ストップランプ、ホーン等は全て正常なので、キャブとフロントブレーキを修理するだけで、公道走行が可能となるだろう。また、新しいオモチャが増えてしまった。スズキGN125Hは2005年スズキから技術供与を受けた中国大長江集団がOEM生産により、並行輸入されているアメリカンバイクだ。4サイクル空冷OHC単気筒124cc、13ps/9500、タイヤサイズ前18、後16、セル仕様、5速、フロントディスク、リアドラム。MADE IN CHINAにしてはしっかりした作りに好感が持てるバイクである。スズキGN125Hシートがごっついアメリカンキャストホイールにリアキャリアが付く車体フロント丸目に大きめのウインカーで80年代のスタイル旧車時代の2連メーター走行距離は驚きの3,391㎞フロントはディスクブレーキ1ポットキャリパーフロントは好感の持てる鉄製メッキフェンダー新品時のヒゲが残っているフロントタイヤはIRC製タンク内はサビ無し空冷単気筒OHCエンジン破れも汚れも無いシートエンブレム付きサイドカバーメーカー不明のショート管リアはドラムブレーキ/パネルまでピカピカリアも鉄製メッキフェンダーバッテリーが外されていた車体
2024.05.03
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YAMAHA TY50を綺麗に修理してから12年ほど放置していたら、エンジンが掛からなくなっていた。当然と言えば当然だが、何処かが壊れたという訳ではないので、始動を試みる事にした。たぶんキャブの中が汚れているのが原因だろうと、外してみたら、中は意外にも綺麗でジェット類の詰まりも無さそうであったが、一応全て洗浄して組み付けた。キャブの給油口にメンテタンクのチューブを繋いで、いざキック。数回キックするも、掛かる気配が無い。スパークしてないか、燃料が来てないような症状なので、プラグを外して火花を見ると、何と飛んでいない。放置していただけで、プラグが壊れる事ってあるのだろうか。それとも他の電気系の故障だろうか?取り敢えずプラグを注文しようと、調べてみたらTY50の純正プラグはB7HSとなっているが、現車のプラグはB6HSが付いていたので、純正に戻してB7HSをamazonに発注。届いたプラグを取り付けてキックしてみると、良好な火花がバチバチ飛んだ。やはりプラグが壊れていたようだ。使わないのに壊れる事もあるようだ。今度は掛かるだろうとキックをするも、全く掛かる気配がない。今度は燃料が来ていないようだ。TY50のキャブはフロートチャンバーにドレンが付いていないので、フロート室に燃料が溜まっている事を確認するには、キャブを外してフロートチャンバーを開けないと分からない。面倒だが外して確認すると、なんとフロート室は空っぽだった。フロートバルブの動きが悪いのだろうと外して確認するも、異常は無いようだ。フロートの動きを確認するも問題無いので、組み付け時にフロートがチャンバーに引っ掛かっていたのかも知れないと思い、そのまま組み立てて装着。キックするも、やはり掛からないのでフロートチャンバーをドライバーの尻で叩いてみるも変化無し。どういう事だ。再びキャブを外し、フロートの動きを確認。燃料ホースを繋いで、フロートを指で押さえたまま燃料を送る。指を離すと勢い良く燃料が出て来る。バルブとフロートは問題ないようだ。それでは何故フロート室に燃料が溜まらないのだろうか?キャブを組み立てて、耳を近づけて上下を逆さまにしてみると、フロートが動く音がしない。と言う事は、フロートがチャンバーに接触している事が考えられる。再びバラしてフロートを上側へ少し押上げてみる。再び組み立ててキャブを逆さまにしてみると、今度はフロートが動く音が聞こえたので、車体に取り付けて、キックすると1発でエンジンが目覚めた。やれやれである。長年空っぽのフロート室でフロートが垂れ下がったままになっていたので、フロートが僅かに下側に垂れた?そんな事があるのだろうか?プラグといい。キャブといい。長年放置しているだけで、壊れるものだろうか?良く分からないが、バイクはやっぱり乗ってなんぼの物であろう。NGKのB6HSとB7HS/分離型のため先端の端子を外して取り付けるエンジンに取り付けた新品プラグフロートチャンバーに接触していたフロートメンテタンクからのホースを繋いだキャブレター
2024.05.02
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スーパーカブ90を改造した時にやぼったいフルチェーンカバーを外しておいたのだが、ブログの改造カブを見ていると、皆さんカバーの上側だけを装着したり、上側を更に削って取り付けている。カバー無しのチェーン剥き出しはどうかと思い、野晒しで放置していたカバーを拾いに行ったら半分土に埋もれていたが、穴が開くような錆もなく十分使えそうだったので、上半分だけ持ち帰り薄くカットする事にしたのだが、どうやって切断するかが問題だ。真っ直ぐ切るだけならグラインダーで十分だが、Rが付いたような形状は難しい。金鋏では厚い部分が切れない。ジグソーはU字になったカバーには使えない。色々と考えていたら、貰い物のエアーカッターがあるのを思い出した。これならU字になっていても簡単に切れる。鉛筆で切り出す大まかな形に印を付けて、エアーカッターで切断する。チェーンカバーのような薄物は面白いように切れるので直ぐに形が出来た。デザイン的に複数のホールを開けようかと思ったが、強度がかなり落ちそうなのでやめておいた。裏面はハブに被さる形状になっているので、カットは最小限に留めた。切り出しが終わった所で切断面を砥石ディスクで均し、錆取りの後、赤サビ転換剤を塗って、ブラックで塗装。ビス2本で留めて完成である。取り付けてみると同じチェーンカバーでも薄くカットしたので、やぼったさはない。後はオイル交換を行うだけで、何時でもキャンプに行ける準備が出来た。純正チェーンカバーの上側表カッとして薄くした表面カットが終わった裏面車体に取り付けたチェーンカバー
2024.04.30
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スーパーカブ90用のタイヤとホイールが届いたので換装に掛かる。今回は新品のタイヤとホイールに現車のスポーク、ニップル、チューブ、リムバンドを移植する予定なので、面倒くさいリアホイールから始める事にした。車体から鉄ホイールを外して、タイヤレバー3本でタイヤを外すと、リムバンドがバルブの所で首の皮一枚で繋がっていた。これは使えない。幅も狭いので急遽amazonに発注。ホイールの内側から電動インパクトでニップルを半分ほど緩めて行く。スポークを抜いてしまったら、首の曲がりや内側、外側が分からなくなるので、新しいホイールにバルブホールを合わせて重ね、4段ある中の一番下側の9本を順番に入れ替えて行く。この方法が一番簡単で絶対間違えない。4段目(一番上側)が終わると、全てのスポークが新しいホイールに移植できる。ニップルを大体同じだけ締め込んで行き、写真屋から借りている振れ取り機にセットして、振れ取りを行おうとしたら、手持ちのニップルレンチが適合しない。調べてみると、カブのニップルはフロントが5.1ミリ、リアが4.5ミリになっているらしく、HONDA純正の専用レンチを使用するようであるが、高価な物なので、amazonで、4.5ミリの入った10本組のコンビネーションレンチを999円で購入した。届いたレンチは予想以上にしっかりした物で、厚みもありメッキも美しい。4.5ミリのスパナがピタリと嵌まり、トルクを掛けてもびくともしない。素晴らしい。ホイールの振れ取りは縦方向と横方向を調整する必要があるが、縦は凸部を締め、反対側を緩める、横は右に振れたら右側のスポーク緩め、左側のスポークを締めるのだが、調製しきれない場合は、対角線上の反対側を逆に調製すると何とかなるようである。何れにせよ、完璧には出来ないので、ある程度で妥協するしかない。カブなのでそんなにスピードを出すわけではないので、シビアな調整は必要無いだろう。調整が終わったところで、届いたリムバンドを嵌める。ホイールが1サイズ広くなったので30ミリの幅広バンドにしたのだがこれがピッタリだった。次にいよいよタイヤだが今回購入したディーストーンは、少し硬いので嵌めにくいとレビューがあったが、届いたタイヤは普通のように思えた。ホイールが届くまで、ビードに咬ませをして広げていたので、ヒートガンで温めて、シリコンスプレーを吹いただけで、すんなり嵌める事が出来た。最近分かった事なのだが、最後の方になるとスプーン型のタイヤレバーの背中(まるまっている方)の方をリムに側にしてこじるとチューブを痛めず、入れる事ができる。空気を入れて、漏れのチェックをして、車体に取り付ける。次はフロントだ。外してみると、ニップル径はリアと同じ4.5ミリだった。純正なのか交換されているのかは不明だが、amazonスパナが使える事は有りがたい。リアと同じように、スポークの移植を行ったのだが、1本だけどうやっても緩まないニップルがあった。スパナで無理やり力をかけたらナメた。ペンチで挟んで無理やり回したらもっとナメた。仕方が無いのでバーナーで炙ったらすんなり緩んだ。最初から炙ればよかった。振れ取りを終えて、リムバンドを付け、タイヤとチューブを嵌める。空気を入れて漏れのチェックをして、車体に取り付ける。今回は大きなトラブルも無く、換装ができたと思ったその時、異変に気づいた。フロントを吊った状態でホイールを手で転がしているとタイヤがフロントフェンダーの後部付近に僅かだが接触している音が聞こえた。なにぃ~。ここまで来て、どういう事だ。組み付けが間違っているのかと思い、点検するも間違いは無い。と言う事は、ホイールの幅を純正の1.40–17から1.60–17に換装し、タイヤも純正の2.50–17から2.75–17に換装しているので、タイヤがフェンダーに納まり切らないのだ。不覚であった。これは予想していなかった。タイヤとのクリアランスは余裕をみて取ってあり、1サイズ位なら大丈夫だろうと思い込んでいた。リアとフロントのホイールとタイヤを同サイズにすれば、リアタイヤがすり減った頃に、フロントと入れ替えが可能となるので、タイヤ交換の時期を遅らせる事が出来るだろうと、セコい考えでやってしまったのだ。無知だった。どこが接触しているのか探るべく、懐中電灯でタイヤとフェンダーの隙間を照らし隈無く調査するとやはり、フェンダーの一番後の辺りだ。その他の場所は十分クリアランスがあり大丈夫という事が分かった。フェンダーを後方へずらす事ができれば、何とかなりそうに思えたのでその方法を考える。フェンダーを取り付けているボルトは三つ叉の下辺りのフェンダーの中央と、両フロントフォークの下部に振れ防止のプラステーがボルトオンされている。中央の取付を後方へ付け替えようとすると、エアークリーナーケースに接触してしまうので無理だ。プラステーとフロントフォークを留めているボルトを外してみると、フェンダーの後方下部辺りが3㎝程動く事が分かったが、フェンダーエンドのツバがエンジンに接触する。だが、10ミリのボルトに嵌まるフェンダステーの厚み分のスペーサー2ヶとフェンダーステーと10ミリのボルトを繋ぐ鉄製ステーを2ヶ作る事とフェンダーエンドのツバを削れば何とかなりそうである。やるなら、善は急げだ。各部の計測を行い、Z金具を切断、穴開け、厚みのあるスペーサー材料を探し出し、成形穴開け加工、ツバの接触部分の削り取りなどで、タイヤ交換の倍以上の時間を費やした。自作の金具類を取り付けて、いざ、フロントホイールを手で転がしてみると、当たらない。タイヤはフェンダーの何処にも接触していない。やれやれである。思わぬ落とし穴で苦労したが、何とかなったので、雨が上がったら明日試乗してみよう。完成したカブを眺めてみると、ディーストーンのブロックタイヤとブラックのアルミホイールに換装した事により、足下がグッと引き締まり、ワイルドなオフロードバイクになった。思惑通りだ。今日は土産に貰った獺祭の4合瓶を開けるとしよう。鉄ホイールから外したタイヤアルミホイールの上に鉄ホイールを乗せて最下層にあるスポークから換装を行う振れ取り作業中のリアホイールamazonで買ったコンビネーションレンチセット千切れそうなリムバンド30ミリ幅のリムバンドアルミホイールにピッタリと収まったリムバンド換装したリアホイールと換装前のフロントホイール振れ取り作業中のフロントホイール純正と同じ大きさのニップルホールのため隙間は生じないZ金具で作ったステーステーで延長したフェンダーステー本来なら三日月形に覗いた穴が右のボルトに共締めされるグラインダーで削ったフェンダーエンドのツバリアからのフォルム迫力のあるフロントからのフォルムホイールとタイヤの交換が終わったスーパーカブ90
2024.04.21
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4月になって気温が上がり、夜でも暖房が必要無くなったので、フレンディーを8ナンバーにして初めてのキャンプに行くことにした。今回選んだキャンプ場は井原市(旧芳井町)にある、天神峡キャンプ場だ。このキャンプ場は名勝天神峡にあり、5箇所の駐車場と綺麗な水洗トイレ、ベンチなどがあり、小田川の支流沿いにモミジが植えられたサイトと小田川の河原サイトがある。広くはないが綺麗に整備されており、好感が持てる。16時頃到着し、サイトを見て回ると、既に4組ほどテントを張っている。平日だが無料なので、人気があるのかも知れない。しかし、このキャンプ場はサイトと駐車場がハッキリと分けられており、距離もあるのでカートがないとキャンプ道具を運ぶのが大変だ。今日は、焚き火をして飯を食いながら酒を飲んだら、車中泊をするつもりなので、荷物は少ないがサイトまで運ぶのが面倒になってきたので、焚き火は諦めた。やはりクルマでのキャンプの場合、クルマが横付けできるサイトが理想だ。バイクならサイトに入れるので、今度来るとしたらバイクだろう。駐車場で1時間ほど昼寝をして、6時過ぎに1人宴会の準備にかかる。今日は、キャンパーには超有名な万能調理器その名も「マルチグリドル」を購入したので、そのテストも兼ねているのだ。マルチグリドルとは、フライパンに両手鍋の取っ手が付いたような形をしたアルミ製の調理器だ。表面は凸凹しているが、イノーブルコーティングなる特殊加工が7層にも施されており、テフロン加工のようにツルツルして、軽くて錆びないので、ダッチオーブンやスキレットのようにシーズニングをする必要もない。しかし、購入の決め手となったのは何と言っても油を引かずとも食材が焦げて調理器にこびり付かないという魔法の仕掛けだ。しかも、これ1台で焼き物、煮物、鍋物など何でも調理でき、調理で出た余った油や汁などはキッチンペーパーで軽く拭くだけで、綺麗になるので、料理によって調理器具を替える必要が無いのだ。この魔法のマルチグリドルは人気が故に模造品も多く出回っており、正規品である太宰府市の株式会社JHQの定価が15,290円に対し安い物では2,000円前後で売られている。安物で試しても良かったのだが、日本製の正規品を是非使ってみたかったので、深型29㎝、取っ手、鍋敷き、ケース付きを定価で購入したのだ。先ずは鶏のモモ肉を焼いてみる。熱伝導率が良いので中火で油を引かずともドンドン焼ける。焦げ付きは一切無い。野菜を添えて、日本酒のアテとする。次は、そのままホタテを焼いてみる。これも焦げずに綺麗に焼ける。酒を飲み進め、最後はキッチンペーパーで拭いただけのグリドルにうどんスープを入れてうどんを煮る。翌朝はそのグリドルでベーコンと卵を焼く。4種類の食材を試したが焦げ付きは皆無であったし、汚れないので、キッチンペーパーで拭くだけという便利さも相俟ってキャンプにはこれ1台で全て賄える事を実証して見せた。さすがMADE IN JAPAN恐れ入った。マルチグリドルのテストを終え、酒もウヰスキーも飲んだので、オートフリートップ内に常に敷いているエアーマットと冬用シュラフを降ろしてYouTubeでも見ようとスマホ開いたが、圏外で電話もネットもアクセス不能。仕方がないので、本を読んでいたら寝てしまっていた。すると、突然けたたましい緊急発信音で飛び起きた。豊後水道で地震。大きな揺れに注意して下さいのアナウンスがあるも何も感じない。ホット一息だけども、今度は寝付けない。ウヰスキーを更に飲んでやっと安眠できた。ガス、IH、直火全てOKなマルチグリドル、今度は焚き火で試してみよう。誰一人いない駐車場で車中泊の準備が整ったフレンディー小田川沿いのキャンプサイト小田川支流沿いのキャンプサイト綺麗なトイレマルチグリドルで焼く鶏のモモ肉続いてホタテを焼く締のうどんを煮る朝方寒いと思い今夜は1階で就寝
2024.04.18
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スーパーカブ90を貰った時からタイヤが前後共くたびれていたのだが、最近サイドのヒビが激しくなり、山も無くなって来たので限界と判断し、新品に交換する事にした。このカブはダックス風マフラーでオフロード寄りの改造をしているので、この際タイヤもオフロード用のブロックタイヤしてやろうと思い探したら、タイ製のDEESTONE(ディーストーン)なるタイヤが1本3,525円で売られていた。しかし、タイヤサイズは純正が2.50–17に対して2.75–17と幅が1サイズ大きい。嵌まらない事は無いだろうがどうしたものかと暫し思案。タイヤもさることながら、錆落としを施してピカピカにしておいたメッキホイールも赤錆が広がり、見た目もよろしくないので、この際アルミホイールに換装しようと探してみたら、ジルズプロダクツから1本6,207円という格安のアルミホイールが出ているのを見つけた。しかし、この手のホイールは純正よりも太いスポーク用で、ニップル穴が純正より大きく作ってあるので、ニップルとホイール穴との間に隙間ができて、そこから水が浸入する恐れがあるものが殆どであるが、このホイールは国内仕様として純正と同程度のニップル穴が開けられているとの記述があった。これなら純正のスポークが使えそうだ。カラーは黒しか無かったが、純正の1.40–17より幅広の1.60–17があり、ディーストーンの2.75–17タイヤがピッタリ嵌まるはずである。前後共同じサイズのホイールとタイヤで足下が重厚な雰囲気になり、オフロードの走破性もアップするのではないかと、期待が高まる。組み替えるにはスポークまでバラす必要があるので、面倒くさいがやるしかない。メッキが剥がれ錆びたホイールとヒビ割れたフロントタイヤサイドにヒビが目立つリアタイヤ溝が殆ど無くなったリアタイヤDEESTONE(ディーストーン)2.75–17のブロックタイヤ梱包でペッタンコになったタイヤをホイールが届くまで嵌めやすいように広げて置く1.60–17サイズのアルミホイール前後共同じサイズの黒いアルミホイール
2024.04.17
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スーパーカブ90のキックスピンドル辺りがオイル漏れで黒く汚れている。オイルシールが損傷しているようなので、交換する事にした。車体の型式BCーHA02、オイルシールの純正部品番号91202ーKFLー841で検索すると色々なバイク部品店で販売されていたが、何れも送料の方が高い。酷い部品店では送料が1,100円となっていた。いくら働き方改革と言っても、500円玉ほどの大きさのオイルシール1ヶの送料としてはぼったくりだろう。モノタロウは安いが3,500円以上購入しないと、送料が無料にならない。困った時のamazon頼みで、内径13.8×外径24×厚さ5で検索すると、キタコ製の互換オイルシールがヒットした。1ヶ286円、プライム会員なので勿論送料無料だ。早速、交換にかかる。10ミリのボルトを緩めてキックペダルを引き抜くとオイルシールにアクセスできるので、千枚通しをシールに突き刺し引っ掛けるようにして手前に抜き出す。新しいオイルシールにシリコングリスを塗って、スピンドルに養生テープを貼り、シールを挿し込む。真っ直ぐ入るように、17ミリのディープソケットをあてがい、ゴムハンマーで水平に打ち込めば作業完了である。これで当分オイル漏れはないだろう。オイルが滲んでいるスピンドル付近キタコの純正互換オイルシール古いオイルシールを外したスピンドル打ち込みに丁度良い径の17ミリディープソケット打ち込み後のオイルシール
2024.04.14
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PUMAのエアーコンプレッサー「ジーフォース・ガッツくん」1.5馬力を買ってから20年ほどが経過した。バイクやクルマのタイヤへの空気入れや塗装、掃除など色々と活躍して貰っているが、一度オイル交換をしようとコンプレッサーオイルを購入し、点検したがオイルは汚れておらず、綺麗なままだったので、そのままにしていたのだが、流石に一度くらいは交換しないと壊れるのではないかと思い、交換する事にした。レベルゲージに付いたオイルの色は相変わらず半透明で綺麗だったが、ドレンから抜いてみると、最後の方は黒い玉状のオイルが少し出て来た。説明書に通りに300ccを計量して新しいオイルを注入。エアークリーナーを開けてみると、スポンジが黒ずんでいたので、これも説明書通りに水洗いして汚れを落とし、乾燥後取り付けた。ついでにタンクのドレンを外し、中の水を排出したが、これは何回かやっているので、出て来た水は少量だった。ガッツくん、20年経っても排出調製用の圧力ゲージのカバーが外れてそうになっている以外は元気そのものだ。まさにガッツくんだ。エ衣エアーコンプレッサー「ジーフォース・ガッツくん」コンプレッサーオイルを300cc注入最後の方に黒い汚れの筋が見える小さなスポンジのエアークリーナー
2024.04.10
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妻のデミオに乗って一番がっかりした事はフォーンの音であった。あの情けないボーというフォーンを鳴らすのが嫌で、使わないようにしていたのだが、そうもいかず何とかならいないものかと、調べてみたら、ユーザーの皆さんは同意見で、社外品に交換している人が多いようだ。こんなに不人気なのに、何故マツダはこの音を採用したのだろうか?開発担当者は何も感じなかったのだろうか?聞いてみたいものである。デミオのフォーンは右側バンパーの後部に1ヶだけ取り付けられているようだ。何故1ヶ。コストダウン?クルマのフォーンは高音と低音の2ヶセットで設置してあるのが普通だと思っていたのだが、こういうクルマもある事を初めて知った。しかもこのフォーンは本体からプラスとマイナスの端子が出いている普通のフォーンの形態では無く、プラス端子のみで、マイナスは取り付けボルトになっているようである。2ヶのフォーンを付ければ、普通のフォーンのような音になるが、その場合、現車のプラス線を分岐すると、電圧がオーバーする可能性があるため、バッテリーからリレーを咬まして配線する必要があるので少々面倒くさいし、エンジンルーム内が配線でゴチャゴチャするのでフォーン如きにそんな事はしたくないので、取り敢えず普通の中華フォーンでも付けてみようと思い、TEMUで663円の赤いフォーンを購入した。デミオのフォーンを交換するには、フロントバンパーを外さないと交換出来ないらしい。何と整備性の悪いクルマだ。ネット情報を参考にしながら、手順に従ってクリップやネジを外して行く。1箇所だけ違っていたのは、フロントフェンダーの内張りのクリップ3ヶを外して内張りを引っ張るとその中にボルトが1本あるという事だったが、現車には何もなかった。バンパーのはめ込みダボを引っ張って抜くのが少し力業が必要だが何とか外れた。今回は、フォーン1ヶのみを交換するので、右側バンパーの隙間に手が入るだけの取り外しとして、純正フォーンを取り出し、同じ場所に中華フォーンを取り付けた、マイナスはアース線を作って近くのボルトにボディーアースとして完了である。さて、期待を込めて鳴らしてみると、改善はしたが、やはり2ヶ装着には及ばない。1ヶでは限界があるようだ。当分は様子見にしておこう。TEMUで購入した赤い中華フォーンバンパーの奥に取り付けられている純正フォーンボルト類を取り外し中のエンジンルームプラス端子が1ヶの純正フォーンLOと刻印された純正フォーン
2024.04.06
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フレンディーのギャレー上部の窓には換気扇としてPCファン2台を取り付けているが、1月の夜に妻はイルミネーション撮影、私は車内でおでんを煮ながら酒を3合飲んだ帰りの高速で、換気扇の外側のマグネットシートを取り付けるのを忘れ、後部寝室で寝ていたら換気扇から入って来る風で寒い思いをした。また、山口でのぼっちキャンプでは寝る前に雨が降る中、外に出てマグネットシートを取り付けるのが億劫だった事もあり、換気扇から車内に入って来る風を防ぐカバーを取り付ける事が出来ないかと考えた。換気扇は厚みがあるので、箱のような物を被せる方法が一番手軽であるとの結論に達し、電動カーテンにも接触しない適当な箱はないかと探したら、丁度良いサイズの素麺の空箱を見つけた。幅はピッタリだが、上下が大きいので、カットして換気扇の大きさに成型し、グレーで塗装した。このカバーの取り付け方法は、ファンを取り付けているボルト1本を利用する事にした。ボルトには見た目を考慮してキャップナットで締め付けているので、外してみるとM4であった。TEMUでM4の長ナットのような物がないかと探してみたら、六角真鍮スペーサーボルトなる物を見つけた。片方がオスネジでもう片方がメスネジのM4/20ミリ、6本セットで349円ナリ。それに合わせたM4ノブ雌ネジ5ヶセットが179円ナリ。部品が揃ったので製作に取り掛かる。ファンのキャップナットを外し、六角スペーサーボルトを締め込む。ボルトの先に赤色ブレーキノイズ防止剤を塗って、カバーを仮付けする。ボルトが当たった箇所に赤い印が付くのでその箇所をドリルで六角スペーサーボルトのオスネジよりも僅かに大きい穴を開ける。完成したカバーをファンに被せ、穴をボルトに合わせ押し込むとボルトの先が3ミリ程突き出るので、そのボルトにノブ雌ネジを締め込めばカバーをガッチリと留める事ができた。取り外しも、取り付けもノブ雌ネジ1つを緩めたり締めたりするだけなので、手軽である。これで車外からの風対策ができたので、車中泊でゆっくりと酒が飲めるというものだ。外側のマグネットシートを外すと風が入ってくるPCファン換気扇カバーのサイズに成形した素麺の空箱TEMUで購入した六角真鍮スペーサーボルトとノブ雌ネジ塗装した換気扇カバーと取り付け部品カバーを取り付けた換気扇カバーを取り外した換気扇(通常スタイル)六角スペーサーボルトとノブ雌ネジは小物のフックにもなる
2024.03.26
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3月初旬にフレンディーの左側フォグランプが発光しなくなったので、バルブを外して天眼鏡で確認したがフィラメントは切れていないように見えた。試しにバッテリーに繋いでみたら、発光しない。やはり、バルブが壊れているようだ。このバルブはハロゲンでH4のようなソケット式ではなく、座金からプラス線が出ている形状なので、特殊なものと思い込み、娘に頼んでマツダ純正品を発注したら、色々調べてくれた。バルブはホワイトとイエローの2種類があり、何れも1灯2,000円。LEDもあるが、2灯で15,000円という事であった。LEDの価格に怖じ気づきながら、右側と同色のホワイトハロゲンにした。届いたバルブとライトケースをよく見たら、ケースに12V55W/H3と表記されてるのに気が付いたので、H3で検索したら同じ形状のバルブが多種多様に販売されていた。LEDでも中華製なら2灯で2,000円程度だ。H3規格のバルブは見るのが初めてだったので、特殊な物と思い込んでしまったのだ。何たる不覚。腹を切って死にたい心境である。この歳になってこんな事も知らないなんて恥じ入るばかりである。情けないが今度右側が切れたら、両方LEDのイエローにしてみよう。気を取り直して取り付け準備に掛かる。外したランプのステーは真っ赤に錆びて余りもみすぼらしいので、ランプから外してサンダーにカップワイヤブラシを取り付けて磨き、黒サビ転換剤を塗って、塗装した。片側のステーは以前の事故でビスを止めるプラボディーが破損したためだろう、大量の接着剤のようなもので貼りつけてあり、剥がす事が出来ないのでそのまましてステーだけ磨いて塗装した。ライトに新しいバルブを入れて、プラスの平端子をカプラーに挿し込む。マイナスはカプラーからアースされている。タイヤを左一杯に切り、その隙間からバンパーにランプステーを4箇所ビス留めすれば修理完了である。スモールスイッチを点け、フォグのスイッチを入れてみると、見事点灯。やはりバルブが壊れていたようだ。バンパーから外した左側フォグランプスタンレー12V55W/H3と記されたライトケースバルブを外したライトケースとサビサビのステーホワイトハロゲンH3バルブ中華製のマツダ純正ホワイトハロゲンH3バルブ修理が完了したフォグランプ
2024.03.24
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キャンピングカーのエンジンOFF時に天井から照らす照明が欲しくなり、ライトバーを設置することにした。これまでは充電式LEDライトを側面に設置した小物入れに取り付けたフックに吊していたのだが、光りを照らす場所が偏るので不便であったため、その場の状況に応じて設置場所が簡単に変える事が出来るようにしたいのだ。しかし、このボンゴフレンディーはオートフリートップが装着されているので、天井にライトを埋め込む事は難しい。色々と考えた結果、最近流行のポータブル電源からの配線は大きいし、重いし、高額なので現段階では見送る事として、手持ちの充電式LEDライトと電池式LEDランタンを天井付近に設置できるライトバーを取り付ける事にした。現車は右後部に1×4材を座板にしてハンガーレールを取り付けており、左後部には同じく1×4材で小物入れを取り付けているので、この両方の板に鉄製のフラットバーを渡せば磁石付きのLEDライトや、磁石フックを利用してライト等を吊り下げる事ができる。早速車内寸法を測ったら約1200ミリと出たので、ホームセンターで使えそうな金物を物色すると、建材用の鉄製C38チャンネル材を見つけた。寸法は幅39ミリ長さ4000ミリ厚さ1ミリで丁度良いサイズの幅であった。厚さが少し薄いが両端がコの字に曲げられているので強度は十分で少々重い物を吊り下げても大丈夫そうである。流石に長さ4mはクルマに入らないので半分の2mにカットして貰って購入した。価格はカット代の100円を含めて580円ナリ。取り敢えず金属用卓上丸ノコで1200ミリにカットして、現物合わせを行い、更に数ミリカット。取り付けステーは余ったチャンネル材をカッとして、コの字の折り目をグラインダーでカット。更に両頭グラインダーで整形して、ハンドベンダーで車内両側の1×4材の傾斜に合わせてL字形に曲げ加工を行う。チャンネル材とステーにボール盤でビス穴を開けボルトとナットで固定。組み立てたライトバーを車内に持ち込み左右の振れと高さを調節の上、1×4材にビス止めして完成である。グレーに塗装しても良かったが、チャンネル材が以外と綺麗だったのでそのまま取り付けた。手持ちの磁石内蔵LEDライトをくっつけてみると、かなりの磁力なので、クルマが揺れても落下する事は無いだろう。手持ちの100均で買った磁石フックをくっつけて、電池式LEDランタンを吊してみたがこちらも磁力が強力で落下の心配は無い。これで、シンクの上や、中央と手軽にライト位置を移動する事が出来るようになった。充電式LEDライトはライトバーに常時取り付けたままにして、充電ケーブルを繋いでおけば、いつも満充電で直ぐに使用する事が可能となる。追加情報任意保険料は3ナンバーから8ナンバーに変更した場合年間90円のアップという事であった。2mにカットして貰ったC38チャンネル材1×4材に自作ステー取付部天井に押し付けた状態で設置したライトバー充電式LEDライトと電池式LEDランタンを吊したライトバー
2024.03.22
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2年程前から工作車にギャレーや簡易座席を自作設置して車中泊仕様にしていたので、昨年の車検時にはキャンピングカー登録として8ナンバーに出来ないものかと、陸運局や近所のモータースに相談していたのだが、排ガスが怪しいと言う事で諦めていたのだが、娘が「マツダ純正のエンジン添加剤を注入すれば、排ガスをクリア出来るし、陸運局で現車を見て貰いキャンピングカーとしての構造変更が可能かどうか聞いてくる。」と言うので、工作車を預けた。結果はビックリ仰天。キャンピングカーとしての要件を全て満たしており、乗車定員5人で就寝定員2人として登録出来るとの事であったので、そのまま構造変更の車検を受けたら見事合格したと言うのだ。これは驚き、耳を疑った。キャンピングカーの仕様については、昨年4月に8ナンバーの構造要件が大幅に変わり、シンクの高さが850ミリ以下の場合はシンク前の床面が300ミリ×500ミリあれば良く、この場合床から天井までの高さは1,200ミリ以上でOKとなる。従って、シンクの対面に自作の簡易座席を設置した場合でも要件を満たす事が出来たのだ。因みに何も考えずに作ったシンクと簡易座席との間は310ミリであった。しかし、問題は構造変更の車検である。一番気になっていた事なので1つ1つ娘に尋ねてみた。1.排ガス濃度マツダ純正ズームパワーディーゼルポリューションリデューサー(K450 W0 862)をエンジンに注入したら、排ガス値が規定値の半分に激減したので問題無くOK。2.タイヤサイズ純正はフロント195/70R15/92S、リア215/65R15/96Sだが全輪205/70R15/96Tに換装しているので、タイヤ幅はフロント+10ミリ、リア-10ミリとなり、タイヤを太くする場合は+20ミリまで、細くする場合は-10ミリまでに適合するのでクリア。次にロードインデックスであるが乗車定員5人×55㎏+車両重量1950㎏÷4本=556.25㎏となりロードインデックス対応表から88以上のタイヤ使用となり、96を装着しているので問題無し。3.ハイマウントストップランプの球切れ沢山ある中の3球が切れていると思っていたのだが、ブレーキを踏んで検査員が目をこらしてよく見たらうっすら光っていたので問題無し。4.中華製LEDヘッドライトバルブ装着テスター屋で光軸調整をして持ち込んだら光度、光軸共問題無し。5.修理中につき片方外しているフォグランプ平成18年以前のクルマは1灯あれば問題無し。と、言う事で全てクリア。めでたし。めでたしなので、その夜は嘉美心の純米吟醸生原酒を開封したのは言うまでも無い。一週間後、自賠責を一旦切って、車体番号で25ヶ月に入り直して、娘が車検証書き換えと、8ナンバープレートに交換のため陸運局に行ってくれ、晴れて8ナンバープレートを付けて帰って来た。このクルマは中古で購入する時には大阪ナンバーの8ナンバーだったので、23年後にまた元の8ナンバーに戻ったと言う訳だ。クルマも満足している事であろう。これで、車検ごとにギャレーや簡易座席を降ろさなくて済むのは有り難い。そして車内の改造もやりたい放題だ。良い事ずくめのようだが8ナンバーにすると経費的にはどうなのか、経費は概ね次の通りである。自賠責保険料 3ナンバー 17,650円 8ナンバー 20,580円 +2,930円重量税 3ナンバー 50,400円 8ナンバー 37,800円 -12,600円任意保険料 100円以下のアップに留まり、殆ど変わらないらしい。後日金額確認。自動車税 15年以上の3ナンバーで51,700円だが、これよりは安くなる筈である。高速料金も2年車検も3ナンバーと変わらないので、トータルで計算すると15年以上の古いクルマは8ナンバーの方が維持経費は安く上がると思われる。今回は検査費用その他がかかっているので、車検時に8ナンバー登録にするのが費用的には抑えられるが、諦めかけていた8ナンバー取得ができたので、よしとしよう。堂々たる8ナンバープレート/外している左のフォグランプ/中華製LEDバルブのヘッドライト排煙予防剤(マツダ純正ズームパワーディーゼルポリューションリデューサー)205/70R15/96Tのナンカン製オールラウンドタイヤ3球が弱いハイマウントストップランプ
2024.03.20
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