ピーター・ライト版「コッペリア」Part2

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2008年01月19日

カテゴリ： BALLET

バーミンガム・ロイヤル・バレエ日本公演　2008
ピーター・ライト版「コッペリア」
Part2

第2幕

コッペリウス博士の部屋。

スワニルダと友人たちが忍び込む。

変な人形に実験の道具。乙女たちはおびえている。

勝気なスワニルダは、
「そうだわ！私、コッペリアにあいさつしてくる！」

「でもやっぱり怖いわ」
「あなたならできるわ！」
「そうかしら」
「うんできるできる」
「じゃあやってみる！」（笑）。
こんな感じで実に調子に乗りやすい性格のスワニルダ。可愛ス～

スワニルダはコッペリアを怖がるが、布地を触ったりしているうちにこれが単なる人形だと気づく。
「なあんだ～　お人形よ！」
「なあんだ！」
少女たちは安堵する。
お部屋の人形で散々遊びまくる少女たち。

「コラァ～～～！！！」
少女たちは逃げ惑い部屋を出て行くが、スワニルダだけは人形に変身して隠れている。

実はコッペリウスはコッペリアに恋していて、この人形を動く人間にしたいと思っている。

そこに飛んで火にいる夏の虫、フランツ！
ばればれだよ。

コッペリウスはこの少年を利用しようと思いつく。
彼に薬の入った強い酒を飲ませ、前後不覚にし、彼の魂をコッペリアに注入しようというのだ。
フランツは泥酔し、椅子に座り込んで寝てしまう。
賢いスワニルダは、彼を助けなきゃ！　と必死に頭を巡らせる。

コッペリウスはスワニルダにフランツの体から奪った魂を注入する。
最初は体。
すると不思議、人形が立ち上がった。
今度は両足。
足も動く。
そして目だ！
目がぱちくり。
肩も動く。
今度は一番大事なところ、ハートだ。
コッペリアは人間になった！
大喜びするコッペリウス。
でもこのコッペリアはかなり性悪（笑）で博士をぽかぽか殴ったりする。この攻防がおもしろい。

博士はコッペリアにスペインの踊りと、スコットランドの踊りを踊らせる。
これがねえええ～～～

スコットランドの踊りが絶品！！！でした。こんなすごいのは見たことがない！
まさに世界最高のステップ！
感動の嵐でもうウルウルウウルウ…

スワニルダはベランダに出て叫んで助けを呼ぶ。フランツを起こして、二人で出て行く。
博士は激怒り。
ちょっと博士がかわいそう。

第3幕

お約束のディベルティスマンの構成になっている。
うん。実は苦手です。
ダンサーのレベルもいまいちだった。

公爵が現れ、儀式の始まりを告げる。
式典長（モース）が現れる。またも変身していた。今度はいかめしい役人の雰囲気。

それぞれの踊りがあって、特徴がそれぞれあって楽しいのだが、すごいダンサー！はいなかったな。
戦いの男性たちの踊りは迫力があった。
リーダーの男性のアラスゴンドのフェッテは迫力があった。
回りをグランフェッテでぐるぐる回る男たち。
迫力！

そして「平和」
スワニルダとフランツのグラン・パ・ド・ドゥ。

ひゃ～～すばらしかった。
アダージョはもう～テンポがゆっくり目で品がある。
都さんはロイヤル・バレエ・オーラ発しまくりであった。

そしてフランツのバリアシオン。

スワニルダのヴァリアシオン。これが絶品だった。スピーディーで切れがあって、それでいてめちゃくちゃ精確で軽やかに音楽にのっている。
まるで人間じゃないみたいだった。
重力がない。
すごいの一言だ。
難しいパをまったく簡単にすごいスピードでこなす。
これが吉田都の真骨頂だ！
シングル・ダブルのピケピルエットの連続のコンビネーション。

そしてコーダ。

ここで終わりかと思ったら、最後におまけがあった。
それは語らないでおきましょう。

めでたし、めでたし。

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