NHKΝイヤーガラ2013

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2013年01月03日

カテゴリ： OPERA

NHKΝイヤーガラ2013

2013年1月3日
東京渋谷NHKホール
Eテレで生中継

管弦楽：東京フィルハーモニー交響楽団
指　揮：下野竜也

ミラクルのような2012年のまさに幕開けとなった2012年のNHKニューイヤーガラ。
その魅力に抗しきれず今年も参上しました。

きょうのプログラムで感心したのはやはり「ランスへの旅」14声のコンチェルタートです。

こういうのができるようになった日本ってすごいな～と思いました。
他がすごくべた、といったら失礼ですがあるよね～あるあるというプログラムだっただけに、ここだけはうならせるものがありました。

歌手に関しては次々にお気に入りの歌手や声を見出して非常に楽しかったです。
歌手は藤村さんが瞠目の別格の歌唱。圧倒的な声量や表現力、どれをとっても世界レベルの名演でした。ヴァルトラウト・マイヤーのようなイゾルデでした。

もうひとり今回特筆すべきだったのは、今回初参加の大澤一彰さんです。すばらしい声と演技力、表現力！この方は今後要チェックです。まだ若いので声が美しい、パワフルなテノーレリリコです。

言わずと知れた望月さんはもう～（わたくし的にはですね）今回も一番目立っていました。ロッシーニで見せた声のきらめきたるやすばらしかったです。

演奏はやはりワーグナーはだめでした。
ワルキューレの騎行、歌唱前の部分、遅過ぎです。寝そうでした。オケも迫力がない。
反対に愛の死は速過ぎです。藤村さん可哀そうでした。
日本のオケにはやはりワーグナーはハードル高いです。挑戦は評価しますが。

Ｍ1．歌劇「ナブッコ」から

合唱：新国立劇場合唱団、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部

園山さんがいました～

Ｍ2．歌劇「アンドレア・シェニエ」から「ある日、青空をながめて」（ジョルダーノ）
テノール：福井　敬（シェニエ）

Ｍ3．歌劇「ボエーム」から「愛らしい乙女よ」（プッチーニ）

Ｍ4．歌劇「リゴレット」から女心の歌「風の中の羽のように」（ヴェルディ）
テノール：望月哲也（マントヴァ公爵）

もっちー節のマントヴァ公でした。高い声でヴィブラートがかかります。
明らかに発声がロッシーニやモーツァルトと違います。すごくイタリアでした。
序盤ですぐにこのヤマがきちゃって私自身としては対応がエンジンかかりきれないまま突入でしたが、上着の裾を引っ張ってにこっとしたり余裕ぶちかました歌唱でした。
マントヴァ公、あっていると思います！
昨年はロドルフォでえっえっ！とびっくりした望月さんのニューイヤー再び！感動的でした。

Ｍ5．歌劇「シチリア島の夕べの祈り」から「ありがとう、皆さん」（ヴェルディ）
ソプラノ：大村博美（エレーナ）

Ｍ6．歌劇「カルメン」からセギディーリャ「セビリアのとりでの近くに」（ビゼー）
メゾ･ソプラノ：林美智子（カルメン）、テノール：大澤一彰（ホセ）
振付：佐藤浩希

大澤さんすごくすばらしかった～ちょこっとでしたけど。

Ｍ7．喜歌劇「メリー・ウィドー」（レハール）から
「ヴィリアの歌」「グリゼットの歌」「唇は黙して」「フィナーレ」
ソプラノ：中嶋彰子（ハンナ）、バリトン：黒田博（ダニロ）、
ソプラノ：小林沙羅（ヴァランシエンヌ）、特別出演：桂文枝（ニェーグシュ）
合唱：新国立劇場合唱団、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部
踊り：ダンステアトロ21　ダンス振付：能美健志
構成：井上頌一

桂三枝に全部持ってかれた演目（笑）
台本も超オリジナルで良かったですよ。
ここでも園山さん発見～
小林沙羅さんって超美人でしたね。
黒田さんも色気がありました。
ダンスシーンがムードあってよかったです。
真剣にホールドして踊り出して、途中黒田さんがにこっとしてという芝居もすばらしいです。

Ｍ8．オルガン･ファンタジー／パイプオルガンが奏でるオペラ名曲選
歌劇「アイーダ」から凱旋行進曲（ヴェルディ）
歌劇「カヴァレリア･ルスティカーナ」間奏曲（マスカーニ）
歌劇「ローエングリン」から第３幕への序奏（ワーグナー）
パイプオルガン：井上圭子

Ｍ9．楽劇「ワルキューレ」から「ワルキューレの騎行」（ワーグナー）
ソプラノ：並河寿美（ゲルヒルデ）、江口順子（オルトリンデ）、
メゾ･ソプラノ：清水華澄（ワルトラウテ）、金子美香（シュヴェルトライテ）、
ソプラノ：平井香織（ヘルムヴィーゲ）
メゾ･ソプラノ：増田弥生（ジークルーネ）、田村由貴絵（グリムゲルデ）、平舘直子（ロスワイセ）

さきほど書いたように歌い出し前までが遅過ぎな感じを受けました。
歌唱はすばらしかったです！！
ここからどんどん温度上がってく感じでした。炎のせいかな？（笑

Ｍ10．楽劇「ワルキューレ」から「ウォータンの別れ」（ワーグナー）
バス：妻屋秀和（ウォータン）、ブリュンヒルデ：佐藤路子

妻屋さんはやはりすばらしかったです！

Ｍ11．歌劇「フェドーラ」から「君は愛さずにはいられない」（ジョルダーノ）
テノール：水口聡（ロリス）

すばらしかったです！

Ｍ12．歌劇「死の都」からマリエッタの歌「わたしに残されたしあわせ」（コルンゴルト）
ソプラノ：木下美穂子（マリエッタ）

難しい歌だなと思いました。歌は良かったです。

Ｍ13．歌劇「オテロ」から
第1幕冒頭、「無慈悲な神の命ずるままに」（第2幕）（ヴェルディ）
テノール：福井敬（オテロ）
バリトン：堀内康雄（ヤーゴ）
テノール：大澤一彰（カッシオ）
ロデリーゴ：渡辺文智
モンターノ：塩入
合唱：新国立劇場合唱団、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部

冒頭シーン、堀内さんの歌唱がすばらしかったです。やはりこの人はヴェルディとかの方が合っています。
そしてカッシオの大澤さん～～すばらしかったです～ちゃんと全幕で聴きたい人ですね。パワフルなテノールで美声で高い声も美しい。

Ｍ14．楽劇「トリスタンとイゾルデ」から
イゾルデの愛の死「優しくかすかな彼のほほえみ」（ワーグナー）
イゾルデ：藤村実穂子

完全に別格でした。しかしオーケストラが速過ぎたように感じました。もっとゆっくり歌わせてあげてほしかった。時間が押してたのかな？

Ｍ15．歌劇「ランスへの旅」から
14声の大コンチェルタート「皆さん手紙です」（ロッシーニ）
ソプラノ：砂川涼子（コリンナ）
メゾ･ソプラノ：清水華澄（メリベーア侯爵夫人）
ソプラノ：高橋薫子（フォルヴィル伯爵夫人）
ソプラノ：森麻季（コルテーゼ夫人）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
テノール：水口聡（騎士ベルフィオール）
テノール：望月哲也（リーベンスコフ伯爵）
バス：久保田真澄（シドニー卿）
バリトン：黒田博（ドン・プロフォンド）
バリトン：森口賢二（トロムボノク男爵）
バリトン：堀内康雄（ドン・アルバーロ）
バス：妻屋秀和（ドン･プルデンツィオ）
ソプラノ：小林沙羅（デリア）
メゾ･ソプラノ：林美智子（モデスティーナ）
テノール：村上敏明（ゼフィリーノ）

ほんとにここが一番すごかったです。望月さんのソロと清水さんのソロがすばらしくおまけに2人のデュエットまであってすばらしかったです。

Ｍ16．喜歌劇「こうもり」から「ぶどう酒の燃える流れに」（ヨハン･シュトラウス）
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神奈川のガラと同じしめの歌でした。

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