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手持ち無沙汰な週末。ようやく涼しくなってきたこともあり、少しよさげなピノを開けてみることにしました。このダンジェルヴィルはリリース直後に買って、最近まで寺田倉庫に寝かせていたボトルです。輸入元はフィネス。やや濃いめの色調ですが、エッジにははっきりとオレンジが感じられます。少し火を通した赤と黒の中間ぐらいの果実、黒土、スパイス、タールなどの香り。口に含むとネットリとしたタンニンが目立ちます。果実味のトーンは低く、酸のバックボーンはしっかりとしていて、総じて朴訥とした垢抜けない作りです。このタニックさは02年のこのエリアの特徴なんでしょうか、先日飲んだシャトー・ド・ショレの02年と共通するものがあります。Brughound.comの飲み頃は2010-20年とのことですが、私が飲んだボトルに関しては、あと3~4年は先かなという印象でした。まぁ私の忍耐が足りなかったというのもありますが、十数年待った割には見返りの少ない一本でした(私の忍耐が足りなかった?)。…というか、Burghoud.comの94点というポイントは高すぎでは??アラン・メドウ氏の評点や飲み頃予想は全面的に信頼している私ですが、今回に限ってはちょっと異論ありかな、と。★★★
2015年08月31日
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ということで、土曜の夕刻、チビチビとシャパンを飲みながら設定を開始。たぶんひと晩がかりになるだろうなぁと覚悟の上です。最初に説明書どおりに設定してみたところ、案の定、最後にエラーのダイアログが出てつながりません。もっとも、前回のバッファローのルータ導入でさんざん苦労したことで、今回はある程度「勘どころ」がわかっていました。ひとつには、我が家の特殊事情として、前のエントリーの図の通り、NTTのレンタルルータと購入してきたルータとの二重ルータになってしまっていること。(ここをスッキリさせれば苦労はしないのですが、ひかり電話も使っている関係で簡単にレンタル機材を入れ替えるわけにもいかず…。)NTTのルータは素通りさせて、購入してきたATermをルータに割り当てました。また、その際、電源を切って再起動しても、以前の設定がそのままモデムに残っていることが多く、それがつながらない原因になることが多いのです。今回も電源を一度切って、しばらくしてから再度接続することによって、無事つながりました。思いのほか早く設定が完了したなぁと、いったんは胸をなでおろしたのですが、やはりそう簡単に終わりませんでした。今度はネットワークが1Fに設置してあるnasneを認識しないのです。ネットワークのトラブルシューティングにかけてみると、「ピア名解決プロトコルサービス(PNRPsvc)またはピアネットワークのID管理サービス(p2pimsvc)が実行されません」というダイアログが出てきます。なんのこっちゃ??マイクロソフトのコミュニティで似たような質問があったので、そこに書かれているままに試してみましたが、状況は改善しません。↓ちなみにコチラ。ホームグループが使えなくなったhttp://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/windows_7-networking/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B0%E3%83%AB/faddc0d0-cb0a-41a2-83c2-1162035d97e9?auth=1暗澹たる気分になりましたが、nasneやルータの電源を入れたり切ったりを繰り返しているうちに、原因も対策もよくわからないまま、突然認識するようになりました。(^^;試しに3階の寝室でnasneの動画を見てみました。ところが、これが途中で何度も止まってしまって使い物にならないのです。どうやら2Fから3Fへの中継が思ったように働いてくれていないようです。無線LANの規格が新しくなって速度は出るようになっても、無線が飛ぶ距離や対障害物性能に関してはあまり進化していないのかもしれません。子機の置き場所を試行錯誤すること1時間、なんとか実用に耐える程度にはなりましたが、残念ながら我が家においては、最新のルータと子機をもってしても、3階への電波の飛び方はPLCにかなわないかなぁというところです。結局、従来のPLCは撤去せずにそのまま生かして、3階は中継機(5GHz)とWIFI内蔵PLC(2.4GHz)の2段構えにすることにしました。機器を新しくして、劇的に環境が改善したかと言われれば、そこまででもないのがやや残念なところです。(ちなみに我が家の環境では、干渉が少ないはずの5GHz帯も2.4GHz帯も大して代わりがないようです。)我が家の場合、そもそも光回線がギガ契約でない(100MB)ので、それであまり差が出ないのかもしれません。次はフレッツ光の契約変更ですかね~。nasne 1TBモデル (CECH-ZNR2J01)NEC Aterm WG1800HP2 11ac/n/a(5GHz帯)&11n/g/b(2.4GHz帯) 同時利用タイプ 1300+450Mbps PA-WG1800HP2
2015年08月30日
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この半年ほど、どうも土日になると自宅の無線LANのつながりが悪いのです。過去には、、AirMacExpressの接続で悶絶(2009/2/28)http://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/200902280000/ 無線LAN設定で悶絶 (2011/6/8)http://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201106080000/nasneいいっすね!(2913/2/18)http://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201302180000/ PLCと2台目nasneの導入 (2014/3/27)http://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201403270000/…というような経歴を経て、ここ1年半ほどは以下の構成で安定して通信できていました。1F 無線LAN搭載PLC==nasne ‖2F 無線LAN搭載PLC==nasne==BUFFALO無線LANルータ==NTTフレッツ光ルータ ‖ (NTTのものはルータとしては使用せず)3F 無線LAN搭載PLCマイナー感の否めないPLCをあえて導入したのは、階上階下にWIFIがまるで届かない重量鉄骨3階建てという我が家の構造上の事情によります。【9/1am9:59迄ポイント2倍】【Joshinは平成20/22/24年度製品安全対策優良企業 連続受賞・Pマー...価格:12,470円(税込、送料込)最近は無線LAN接続しようとすると、とんでもない数のWIFIがリストに出てきます。きっと近隣のWIFIと干渉しているのではないかと思います。特に3Fのつながりの悪さが顕著です。3Fに書斎と寝室があるので、週末つながりにくいのはキツイ。加えて、我が家の配線の問題によるものか、PLCを経由すると速度がガクッと落ちるのも悩みの種です。それでこの週末に、思い切って無線ルータを入れ替え、家の中のWIFI環境を現在の2.4GHzから5GHz帯中心に変えてみることにしました。我が家のルータもPLCも一世代前のもので、使えるWIFI規格はIEEE802.11a,b,g,nの4種類。すなわち5GHz帯が使えません。今回は機材を新調してIEEE802.11ac,または11nの無線LANを構成します。購入したのはNECのルータ2台セット。一台をルータ、もう一台を中継機(子機)として3Fに設置してみて、問題ないようならPLCをやめてこちらを使うようにしようと思います。。【送料無料】 NEC 無線LANルータ(11ac 867Mbps+11n 300Mbps・親機&子機セット) イーサーネ...価格:13,980円(税込、送料込)つづく。
2015年08月29日
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(数年前にYOLに掲載したコラムです。) 例年より2週間早く梅雨が明けた今年、7月としては記録的な猛暑が続いています。ほんの少し歩いただけでも、吹き出た汗が皮膜のように露出部を覆い、ズボンの裏地やシャツの襟元がべったりと体に絡み付いてきます。私は決して決して夏が嫌いではありません。汗にまみれる不快感が強ければ強いほど、帰宅後、熱いシャワーを浴びて、冷房の効いた部屋でグラス片手に夕涼みする瞬間の爽快感もまた格別だからです。しかしさすがにこの時期、手にするグラスが赤ワインであることは滅多にありません。普通に考えればビールとなるところですが、そこはワイン愛好家のはしくれ。夏場もあえてワインを飲むことにしています。飲むジャンルはもっぱら白か泡。年によってアルザスだったりロワールだったり、自然派全般だったりと、なんとなく自分がその都度興味のあるジャンルのものを集中的に飲んできました。近年はもっぱら円高で安くなった3千円前後のNVのシャンパーニュを試していましたが、今年はさらに一歩踏み込んで、千円前後のカヴァやクレマンを中心に買い込んでいます。 価格レンジの大幅なダウンを敢行したきっかけはいくつかありました。リアルワインガイドの試飲で「旨安スパークリング」の会に参加したところ、思いのほかレベルが高く「目からウロコ」だったこと、子供たちが小学校高学年になり、習い事や塾の費用の負担(特にこの時期は「夏期講習」だったり‥)が増してワイン代に回せる余裕がなくなってきていること、そんなところにあるネットショップで6本で5千円を切る激安のスパークリングセットを注文してみたら、想像以上に楽しめたことなどなど。 このクラスの泡に芳醇なコクとかなめらかでクリーミーな酒質など多くを求めはしません。むしろキリッと冷やしてビール代わりに喉越しの良さを楽しみたいという思いがあります。私がワインを飲み始めた頃によく購入した安価な泡物のボトルは、フレッシュさに欠けてどこかひからびたような香味だったり、埃っぽさや雑味感が強く感じられたりと、香味がどうこうという以前に状態の面で疑問符がつくものが少なからずあったように思います。それが私が長らくこのクラスを避けてきた大きな理由でした。その点、今年なって久しぶりにこのクラスのスパークリングをまとめて飲んでみて、コンディション面の不安を感じるものにほとんど出会わないことにまず安心しました。また、カヴァやスプマンテは言うに及ばず、南アフリカやアルゼンチンなどでも思いがけず美味しい銘柄に出会うこともあり、チョイスの幅の広さにも魅力を感じています。欠点はといえば、グイグイ飲めることと銘柄によってはアルコール度が11〜12度と低めなこととで、ついつい飲みすぎてしまうこと。通常自宅では二日で一本ペースで消費している私が、最近は一日で一本開けてしまうことも少なくありません。少しばかり自制しなければと思っています。あとは、シャンパーニュでいうところのブリュットクラスでも結構甘く感じるものもあるので、例えばカヴァであればよりドライな「ナチューレ」があればそちらを選ぶようにしています。まあこれは嗜好の問題ですけどね。 それにしても、泡物に限らず、安価なレンジでもコンディションのきちんとしたワインを幅広く選べるようになってきたのは嬉しいですね。最近は猫も杓子も的な大ブームこそないものの、居酒屋の飲み放題などでも思いがけず美味しいワインに出会ったりすることもあって、ワインの裾野自体は広がったなあと実感させられます。まだまだ今年は長い夏になりそうですが、個人的にベストな旨安スパークリングを探すのを励みに乗り切りたいと思います。★楽天で泡モノのセットを検索。★
2015年08月27日
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最近気になっている作り手ジャン・マルク・ミヨ。サヴィニー・レ・ボーヌは、ACブル、コートドニュイ・ヴィラージュとともにこの作り手の中ではボトムラインに位置する銘柄です。Burghoud.comを紐解いてみると、CNVが86-89点なのに対して、サヴィニーはACブルと同等の86点とややさびしい点数。他のビンテージではそのようなことはないので、13年のサヴィニーに限って何かあったのか、あるいはたまたまボトル差だったのか…。わざわざ点数の低い銘柄を買うのもなんだかなぁと思いつつ(ちなみに値段はCNVと同じでした)、上記のようなちょっとした興味もあって仕入れてみました。ZALTOのブルゴーニュグラスに注ぐと、色調は中程度のルビーで、エッジは最新VTにしてはやわらいでいます。赤い果実のコンポートや花束、アールグレイ、ミネラル、鉄などのアロマチックで芳しい香り。味わいはなめらかでバランスがよく、スルスルと口中を通り過ぎます。凝縮感はありませんが、といって薄められた感じもなく、ナチュラルな酒質が心地よい。リリース直後でありながら、今飲んでとてもよい状態です。個人的には、CNVには一歩譲るものの、ACブルよりは明らかにこちらのほうがよいと思いました。★★★★★楽天でジャン・マルク・ミヨを検索★
2015年08月26日
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ウンブレヒトはゲベルュヴィール村からはミュスカとゲビュルツの特級銘柄をリリースしているようですが、今回開けたのはセールで安く買ったリースリングです。ちなみにお値段は3k弱でした。グラスに注ぐと濃い目のイエローの色調。香りは黄桃や白桃、アカシア、ミネラル、それに特徴的なペトロール香が感じられます。口に含むと鋭角的な酸のアタック。08年といっても果実味はまだ若々しく豊かで、酒質にはそこそこの粘性があります。やや酸が浮いているようなところがあって、必ずしもバランスが良いとは言いずらいのですが、最近辛口といいながら後味が甘ったるい自然派系のアルザスが多い中にあって、キリリと端麗に仕上げているところには好感が持てます。このところオーストリアに目が行き勝ちでしたが、またアルザスの中堅どころなども仕込んでみようかと思います。★★★
2015年08月25日
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フランソワ・ヴィラールといえば、コンドリューを代表する作り手のひとりですが、この銘柄はCoteaux de Poncinに連なる隣の区画から生産されるもので、ACコンドリューの区域から外れてしまっているためVin de Paysになっているのだそうです。といっても、定価は約4kとそこそこいいお値段。今回は東急の2割引セールで安く買えました。濃い目のイエローの色調。特徴的なアプリコットやライチ、パッションフルーツ、それに白い花などのエキゾチックな香り。味わいもアロマチックなもので、口の中で含み香が広がります。果実味は十分凝縮感があってネットリとしており、後半には苦味が前面に出てきます。酸もそこそこあるのですが、アタックのインパクトに比べて中盤から後半の味わいがやや散漫というか平板というか、その辺が本家コンドリューに及ばない所以でしょう。値段も本家の三分の二ぐらいなので、この違いをどう捕らえるかですね。私は問われれば、どちらも選ばずに南仏か新世界のヴィオニエに走るかもしれませんが。★★★
2015年08月23日
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エッジこそオレンジ色になっていますが、中心部はまだ黒々としていて濃厚な色あいです。香りはトーンが低く、くぐもった印象です。火を通した黒系果実、スパイス類、腐葉土、墨汁。口に含むと凝縮感のある果実味のアタック。テクスチャーは一瞬なめらかに感じるものの、中盤以降粉っぽいボルドーワインのようなタンニンが広がります。ややデリカシーに欠ける酸とあいまって、総じて無骨な味わい。贔屓目に見ればもう数年寝かせることでバランスがとれてきそうな期待もありますが、といって血眼になって探し求めるようなものでもありません。シャトー・ド・ショレのバックビンテージ、それも02年というこで期待しましたが、正直期待はずれな味わいでした。今飲むなら、ゆっくりと空気に触れさせながら飲むのがよいでしょうね。★★☆
2015年08月22日
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地元で長く続いていた鰻屋が店主の高齢を理由に店じまいして以来、なかなか自宅で美味しい鰻を食べられないねぇとカミサンともども嘆いていました。そんなところに、下北沢にかの「野田岩」の支店があることを(遅まきながら)発見。下北沢への用事のついでに一人で行ってみました。オーダーしたのはお通し、鰻入りサラダ、うな重、デザート、それにグラスワインがついた「ゆっくり鰻丼コース」。グラスワインは赤白選べます。ちなみに私が頼んだ赤はサンジョベーゼでした。ただ、このコースは鰻の量が少ないのだとか。差額を払えば鰻重に変更可能とのことだったので、メインを鰻重(梅)に変更してもらいました。これでお代は5千円ちょっと。東麻布の本店にはもう長いこと行ってないので、本店と比較してどうこうというのはわかりませんが、十分納得の味わいでした。出前はさすがにしてくれないようなので、今度はカミサンを連れて行ってみようと思います。子供たちにはまだ早いかなと(笑)。下北沢 野田岩http://tabelog.com/tokyo/A1318/A131802/13001396/
2015年08月20日
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フィッチさんの12ボーヌ(デ・クロワ)同じくフィッチさんよりダヴィド・デュバンの13ACブルゴーニュ湘南さんよりルーミエの11レクラ。フィッチさんでジョブロの11ジヴリ安いです。正月に買ったうきうきさんの2万円6本入り福袋のボトルを続けて飲みました。。アンリオ・ブリュット・スーヴェランNV写真撮り忘れ。細かく豊かな気泡。黄桃やリンゴ、ミネラル、ブリオッシュ。十分なコクと炭酸。総じて中庸を得た無難な味わいです。後半にややクドさを感じるのと、もう少し果実にみずみずしさがあればとも思いますが、それでも減点要素は少ないほうですし、福袋の1本として文句のあろうはずもありません。★★★☆ポル・ロジェ・ブリュット・レゼルブNVこれがうきうき福袋最後の一本です。中程度で輝きのあるイエローの色合い。細かく落ち着いた気泡。白桃やリンゴ、クロワッサンなどの豊かな香り。飲んでみるとアンリオほどのコクはありませんが、クリーミーでバランスよくさわやかな酒躯に好感を抱きます。やや面白みに欠ける面こそありますが、上のアンリオともどもよく出来たシャンパーニュだと思います。個人的にはアンリオよりこちらの方が好みですかね。それにしてもうきうきさんの正月福袋、このほかにリュイナールのブランドブランやテタンジェのロゼを含む6本で2万ですから、なかなかのCPだったと思います。最近質の低下を指摘する声もありますが、来年の正月もよろしくお願いしますよ>うきうきさん。★★★★
2015年08月18日
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これもアロマチックで柔らかくなめらかなワインです。ただ、前回飲んだコートドニュイヴィラージュと比べると、香りも味わいもやや散漫で、果実味にも少しばかりキャンディチックなニュアンスがあり、広域ランクを超えるものでないと思わせます。Burghound.comでは、CNVが86-89P、ACブルが86Pとのことですが、たしかに2Pぐらいの差はあります。心配なのは、同時に購入した13サヴィニー・レ・ボーヌも86Pだったことなんですよね。例年サヴィニーはもう少し評価が高いようなんですが、13年は何か問題があったんでしょうか。いずれにしても遠からず飲んでみようと思います。★★★★楽天でジャン・マルク・ミヨを検索★
2015年08月18日
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職場の人たちとラ・カーヴ・ド・ノア さんにお邪魔しました。http://tabelog.com/tokyo/A1306/A130602/13162032/ワインはこちらのリクエストに応じて店の方がボトルを数本チョイスしたものから選ぶスタイル。メルキュレ・ブランV.V2012(フランソワ・ラキエ)初めて飲む作り手ですが、これは良かったですね。柑橘系やグレープフルーツ、ハーブ、白い花などのアロマチックな香りにオークのバニリーなニュアンスが絡みます。味わいは思いのほか繊細で、フレッシュな果実と張りのある酸とが心地よいバランスを形成します。素直に美味しいシャルドネです。フランソワ・ラキエを楽天で検索サントーバン・アン・クレオ2012(ジル・ブートン)同じく初めて飲む作り手ですが、これもまた素晴らしかったです。アルコール度12.5%とほどほどのミディアムボディの酒躯に赤い果実やスミレ、紅茶などの心地よい含み香と伸びやかな酸。今の時点で美味しく飲めます。帰宅後、自分でも買ってみようと思ったのですが、楽天では売り切れですね。リラック・ル・グルマン2012(ドメーヌ・デュ・ジョンシエ)こちらはうってかわってアルコール度14.5%と濃厚そのもの。ジャミーな赤い果実やカシスリキュール、それにスパイス類の香り。味わいはヘビー級ながらもタンニンはよく熟していて、飲みずらさはあまりありません。自分から注文しようとは思いませんが、グラスで1杯飲む分には面白い銘柄です。。★ドメーヌ・デュ・ジェンシエを楽天で探す★
2015年08月14日
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気のおけない同僚たちと赤坂の「ワイン居酒屋赤坂あじる亭」に行きました。http://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13069074/カジュアルなビストロというか、店名どおり洋風ワイン居酒屋というか、そんな雰囲気の店です。お盆休みの週でしたが、店内はほぼ満員。ワインのリストは安価なレンジ中心ながらもなかなかこだわりが感じられるものでした。クレマチス・ロゼ(四恩醸造)微発泡のロゼです。すりおろしリンゴのような優しく爽やかな味わいながら、香りにかなり特徴的な漬物臭が感じられます。個人的には好印象でしたが、同行した方々はやや香りに戸惑っていた感もありました。カベルネフラン・セントラルコースト2012(ブロックセラーズ)これがなかなかすばらしいフランでした。赤~黒の中間ぐらいの果実やスパイス類、紅茶、ハーブなどのアロマチックな芳香。味わいはオイリーで濃厚な中にも柔らかさしなやかさがあり、アルコール度も過度に高くなく、バランスよく中庸を得た仕上がりになっています。この作り手、調べてみると、上位グレードに全房発酵の「ホールクラスター」というカベルネフランの銘柄もあるようです。あと、カリニャンやクノワーズ100%の単一品種銘柄とか。機会があればそれらも試してみようかと。ブロック・セラーズ カベルネフラン "ホールクラスター" サンタバーバラ・カウンティ2012 No....価格:4,212円(税込、送料別)★楽天でブロクセラーズを検索★
2015年08月12日
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かれこれ7年も前のことになりますが、以下のようなタイトルの記事をアップしたことがあります。子供の頃読んで、名前を思い出せないマンガってありませんか? (2008/4/1)http://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/200804010000/その後、ネットを検索していて(本当にたまたまでしたが)最後までわからなかった作品のタイトルが判明しました。あらためてインターネットって便利だなぁと実感したものです。子どものころトラウマになったマンガのタイトルが判明 (2014/12/15)http://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201412150000/足掛け7年。五十路を過ぎてさすがに気恥ずかしくなり、ブログにあった「マンガ・アニメ」のカテゴリーもなくしてしまいましたが、ようやく現物を入手できたので、今回はその内容を少しだけ(著作権の世界でいうところの引用の範囲内で)紹介します。まずはコチラ。作者は「エコエコアザラク」などで一世を風靡した古賀新一先生。赤ん坊がミルクを飲まず、乳が張って苦しがる母親に、その村の風習とやらで、カエルに乳を吸わせたところ、その後カエルたちがつきまとうようになった。気味が悪くなってカエルたちを処分したら、今度は赤ん坊がカエルに憑かれて、一家に次々と災厄がふりかかる、という内容で、小学校の図書室(笑)で上巻を読んだ当時は夢にまでカエルが出てきたものです。続刊を読む機会がないまま、いつしかタイトルも忘れ果ててしまったのですが、たまたまYahoo知恵袋に同じような質問が掲載されたおかげで、40年ぶりにタイトルを探り当てることができたのでした。もっともこの作品、心待ちにしていたわりには、いざ手にとって読んでみると、なんとも「つまらない」。描写がおどろおどろしいだけで、ストーリーにオチらしいオチがないのです。前半を読んでそれが長年トラウマとなっていた私にしてみれば、肩透かしもよいところでした。これに対して、「これだよ、まさにコレ!」と感涙にむせんだのがコチラです。探していたのはタイトルの「地獄くん」ではなくて、この中に含まれている「虫地獄」という短編。1970年頃に「ぼくらマガジン」に連載されていたものです。ちなみにタイトルの「地獄くん」はKindleで復刻版が出ていますが、Kindle版に「虫地獄」は収録されていません。もっとも復刻版が出たおかげで、以前7千円ぐらいした古本の相場が最近は4千円弱まで下落し、ようやく私も今回購入に踏み切ることができたという次第です。子どもたちが昆虫採集に熱中しているうちに異世界に迷い込んでしまう。そこは、虫の化け物たちが人間を捕らえて標本にする世界で、主人公の友人も犠牲になってしまいます。中でも恐ろしかったのが、友だちの女の子がいつのまにか寄生されていて、ラスト近くで皮をやぶって中から蛾の化け物が生まれてくるシーンです。今読み返しても、シュールレアリズム風の描写や精緻な背景、メッセージ性の強いストーリーなど、40年間トラウマになっていただけのことはあるなぁと、感慨もひとしおでした。ちなみに、この短編はもともと「人形地獄」という単行本に収録されていました。こちらの単行本はさらに入手困難で、ヤフオクなどで今も高額で取引されています。単行本に収録されている「人形地獄」「虫地獄」「パビリオン地獄」「怪奇死郎」」の四編のうち、「パビリオン地獄」だけは、私が入手したサンワイドコミックス版「地獄くん」にも収録されておらず、私にとって相変わらず幻の作品です(読んだ記憶はある)。ちなみに、作者のムロタニ・ツネ象氏はその後学研などの歴史マンガ・教育マンガに活躍の場を移すのですが、「地獄シリーズ」のメッセージ性や教訓色にその後の進路が垣間見えるようで、なるほどなぁと妙に納得してしまいました。
2015年08月10日
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写真にUSBケーブルが写りこんでしまいました。いつもながら見苦してすみません(汗)。このボトルは、気軽なワイン会やボトル持ち込み可能な会食にでも持参しようと思って、セールで安くなっていた時に購入したものです。お値段は4k台前半でした。最近なかなか外で飲む機会もないので、猛暑の折、晩酌で開けてみようかと。中程度のイエローの色調に豊かな泡立ち。黄桃や白桃、ブリオッシュなどの外向的な香り。口に含むと、中庸を得たほどよいコクと優しい酸、そこそこクリーミーな酒躯。ドサージュは6gと少量のようですが、数字以上に甘めに感じます。まあ飲む前からわかっていたことですが、よく言うと安定感があって万人受けしそうな、悪く言うと面白みに乏しいシャンパーニュですね。押し出しが利くので、イベントやプレゼントにはよいと思います。なにせワインのことを全くしらないウチの娘(中学生)ですら、ラベルを見て「すご~い♪」と褒めてましたので(笑)。箱いりだとなお良しですね。ちなみに流通価格にはかなり幅がありますね。今は安いところだと5k前後でしょうか。★★★★楽天でバロン・ド・ロスチャイルドを検索★
2015年08月10日
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愛好家のみなさんには今更の感もありますが、コート・ド・ニュイ・ヴィラージュというアペラシオンはACブルのような広域AOCではなく、ニュイ南端のプレモーの一部の畑、コンブランシアン、コルゴーロワン、それに北部の北端のフィサンの一部の畑とプロションの合計5つの村(の一部)が名乗ることの出来るAOCです。ブル高騰の昨今、こうしたマイナーAOCもいろいろ開拓してみようと思います。今回開けたジャン・マルク・ミヨは知人に薦められて購入してみたものです。以前も飲んだ記憶があるのですが、あまり印象に残りませんでした。最近はどうなのかと。宣伝文句どおりの赤系果実やスパイス類、紅茶、それに花束のようなアロマチックな芳香。味わいは全般にやわらかなタッチで、フレッシュで豊かな果実味をエッジの丸い酸となめらかなタンニンんとが支え、スケールこそ大きくありませんがナチュラルで良好なバランス感覚を感じる仕上がりです。まだ若いこともあってか、やや緑色っぽいエグミも感じますが、このボトルに限ってはよいアクセントになっています。これはなかなかイイですね。オーソドックスな仕上がりながらも、野暮ったくならず洗練された香味が魅力です。他の銘柄も追加購入してみようと思います。★★★★夏季休暇をはさんで、小瓶に残したものを3日後に開けてみたのですが、香味ともよく残っていて、とくに味わいについては初日の硬さがほぐれてよい感じになっていました。とりあえず追加検証用に村名ヴォーヌロマネ、サヴィニー、ACブルを購入してみました。
2015年08月08日
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今年の夏季休暇は、12年ぶりに買い換えたクルマの慣らし運転と子どもの送迎を兼ねて、信州・飛騨高山方面を廻ってきました。*一日目:志賀高原→善光寺→美ヶ原温泉(宿泊)志賀高原は観光ではなく、子どもの合宿の送迎で立ち寄ったのですが、結構これがスケジュール的にタイトでした。志賀高原(一之瀬)の宿に着いたのが14時過ぎ。関越自動車道に乗るまでの都内の道路が予想以上に混んでいたのが響きました。そこから長野へのルートも、途中市内が少し混んでいたりして、善光寺についたのは結局15時半を回っていたでしょうか。本来ならばこの日のうちに松本城の観光もしたかったのですが、断念して松本市近くの美ヶ原温泉の旅館に直行しました。JTBの方に勧められるままに予約した「ホテル翔峰」さんは食事も部屋も露天風呂も豪華でかなり満足度高かったです。*二日目:松本城→上高地→飛騨高山(宿泊)この日は朝方松本城を見学して、その後白川郷に向かう予定でしたが、カーナビで検索したところ、4時間ほどの行程であることが判明。急遽行き先を途中の上高地に変更しました。ちなみに朝イチで訪れた松本城は期待以上の素晴らしさで、城郭マニアでなくても一見の価値ありですね。上高地へのアクセスはマイカー規制があって、途中からバスかタクシーを利用しなければなりません。でもってこれが高い!タクシーで片道4200円。バスでもひとり1250円。たいして変わらないので結局タクシーを利用しました。往復で1万円近いタクシー代は痛かったけれども、その代わり気候は13時過ぎでも30度以下と実に快適で、河童橋から大正池まで約1時間のハイキングでたっぷりオゾン浴をできたので良しとしましょう。上高地から飛騨高山へはわりと早く到着できたので、夕刻街中を散策する時間がありました。高山では上高地や松本城ではそれほどいなかった外人の観光客がやたらと目に付きました。例の「古い街並み」は悪くはなかったですけど、個人的にはややあざとい感じがしてあまり心に響きませんでした。もっともそのぐらいの方が外国人観光客には受けるかもしれませんね。*三日目:高山→白川郷→東京高山のメインストリートを前日の夕刻に観光できたので、最終日は一度はあきらめかけた白川郷まで足を伸ばすことにしました。高山からは1時間弱。到着したのが昼前で暑さが堪えましたが、展望台からの眺望はすばらしいものでした。白川郷に滞在したのは2時間程度でしたが、旅程に余裕があれば半日は費やしたいところでした。機会があればぜひ冬にでも再訪してみたいですね。しんどかったのが、ここから東京までの帰路。13時に白川郷を出て、自宅に着いたのは21時近く。渋滞はは小仏トンネル付近で15キロほどで、あとはひたすら走りっぱなしでした。結局、三日間で1000キロ近く走ったでしょうか。観光地めぐりを欲張りすぎたおかげで、日中の空き時間の半分以上を移動に費やしたような感じでしたが、クルマの慣らしという目的は十分達成できたし、子どもの送迎も無事出来たので、それなりに充実した三日間だったかなと。
2015年08月06日
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私のブログにしばしば登場するシャトー・デ・ジャックのバックビンテージもの。なかなかコレというようなアタリボトルには出会えないのですが、今回のものは良かったです。グラスに注ぐと濃いめのガーネットの色調でエッジはオレンジ色になっています。香りはカシスやプルーンのコンポート、丁子、ナツメグ、腐葉土、それに毛皮や皮革系の獣香。強くはありませんが、しんみりとした熟成香ですね。味わいは濃縮感のある甘い果実味のアタックのあとなめらかな酸と豊かでよく調教されたタンニンとが広がります。「色調や香りからしてそこそこのバックビンテージ。果実味がしっかりしており酸がやや緩い感じで、マッシブというよりはフェミニンな印象。03年とか06年あたりのブルゴーニュの村名。村はNSG、またはヴージョあたりかも…。生産者は不明。」↑ブラインドで出されたら、こんな感じで見事にひっかかりそうです>私。なお、このボトルはゆはらさんで2014年の6月に購入したもの。同時に買った95VTのボトルは早々に開けましたがイマイチでした。セラーで十分休ませたのがよかったのかもしれませんね。★★★★★楽天でシャトー・デ・ジャックのムーランナヴァンを検索★
2015年08月04日
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脱酸素パックの実験用に購入したものの、途中で検証を断念した(というか放棄した)ボトルです。もともとは、通常の5倍に当たる10個のエージレスをパック内に入れて、還元状態にならないかを検証しようというものでした。初年度はセラーに保管、昨冬以降納戸に放置していました。よって、高温の影響はあったとしてもせいぜいこの1ヶ月ぐらいのことかと思います。ちなみに開封したあとのエージレスはまだ柔らかくて(使用済みのものはカチカチになります)、空気に触れるとすぐに反応が始まって暖かくなりました。ということは、袋内の酸素は完璧に吸収された状態で、なおかつまだ脱酸素剤には余力があったということになります。ZALTOのグラスに注ぐと、中程度からやや濃いルビーの色調で、エッジは少しオレンジのニュアンス。香りのボリュームはそれほどありませんが、グラスを近づけると赤系果実のコンポート、スパイス、皮革、それに花束のようなイイ香りが出ています。口に含むと凝縮感や構造はクラスなりといったところでしょうか。とはいえ、高めの酸とほどよいアルコール度によるナチュラルな酒質には毎度のことながら好感が持てます。少しばかり果実がジャミーな感じがするのは、高温環境のためか、それとも元からこんなものなのか、比較対象となるボトルがないので、もはや判別できません。とはいえ、「エージレスが袋内の酸素を完全に吸収して、さらには(ことによると)瓶内の酸素までもが吸い出されて極端な還元状態に陥るのでは?」という当初の懸念は、今回のボトルで払拭されました。(これが10年規模の保存となるとどうかはわかりませんが。)★★★☆
2015年08月01日
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