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私の好きなセント・クレア。飲むのはもっぱらソーヴィニヨンブランですが、今回はシャルドネを買ってみました。セール中につき2.5kとかなり安価で買えました。ちなみに、毎回書いていますが、ラベルは汚れたり痛んだりしているのではなく、こういうデザインです。パッションフルーツやメロン、黄桃、それにバニラやナッツ、ハーブなどのかぐわしい香り。コッテリ系かと思いきや、飲んでみると意外や酸がしっかりあって、口中でレモンのような含み香も感じられ、リッチなボディとさわやかさとが高いレベルで両立しています。香味のベクトルは新世界的で、たぶんブラインドでもフランスと答えることはないと思いますが、いずれにしても3kを切るシャルドネとしては完成度の高い一本です。★★★★★楽天でセント・クレアを検索★
2015年07月30日
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フィラディスさんによる熱劣化の検証記事、なかなか面白いです。本格的な夏到来間近!今、最も気になる“熱劣化”を徹底検証http://www.firadis.co.jp/newsletter/201507
2015年07月29日
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某店の福袋で購入したもの、と書けばわかる人にはわかってしまいますね(笑)。シャンドン・ド・ブリアイユは過去にすばらしいボトルに何本か当たっています。基本的に長熟タイプで、若くして開けるとあまり真価を見せてくれない作り手かなと思っています。そういう意味では今回のボトルも早めではあるのですが、Burghound.comの飲み頃予想も2014+ということなので、まあいいかなと。(ちなみにポイントは89-91)グラスに注ぐと透明感のあるルビー色調で濃度は中程度といったところです。この透明感は清澄もしくはフィルタリングのなせる業かとばかり思っていたのですが、調べてみるとこの作り手は91年以降無濾過無清澄なのだとか。香りは赤系果実のコンポート、紅茶、スパイス類、それに皮革や毛皮といった動物的なニュアンスもあります。飲んでみると高めの酸と紅茶っぽい味わいなど、トラディショナルなブルゴーニュらしさを感じます。タンニンはすでに溶け込んでいますが、やや果実味にしつこさ甘ったるさを感じる点がマイナスですかね。もう数年寝かせるとまた違ったかもしれません。★★★★楽天でシャンドン・ド・ブリアイユを検索★
2015年07月27日
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東急の3割引セールで購入したボトル。まだ早くてもったいないかなと思いつつ。青りんごや白桃、ライチ、ミネラル、アカシア。それにオイリーなニュアンス。口に含むと実に濃厚な味わいで、ネットリとした果実味をヌルリとしたエッジの丸い酸と苦味が支えています。果実由来の甘みがそこはかとなく感じられながらも仕上がりはどこまでもドライ。温度が高くなるとかなりフィニッシュの苦味を強く感じるようになり、14.5度というアルコール度の高さとあいまって、かなり気難しさを感じる味わいです。う~ん、もっと熟成させないと真価を発揮しないんですかね。ふだんカジュアルなオーストリアしか飲まないので、正直今回は戸惑いました。★★★★楽天でピヒラーを検索する★
2015年07月25日
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ご多分にもれず、大手メゾンの中ではボランジェやルイ・ロデレールが好きなんですが、ボランジェはスタンダードなNVモノでも5k超であること、安価な平行品の中には状態がイマイチと感じれらるものが見受けられることなどが難しいところです。このボトルはうきうきさんでギリギリ4K台で購入したもの。今は5kを越えてますね。それでも楽天の中では最安のひとつですが。 ボランジェ・シャンパーニュ“スペシャル・キュヴェ”ブリュット・AOCシャンパーニュ・ワイン...価格:5,324円(税込、送料別)ロブマイヤーのチューリップグラスに注ぐと、綺麗なイエローゴールドの色調で気泡は非常に豊かで勢いがあります。黄桃やカリン、キンモクセイ、ブリオッシュなどの心地よい香り。口に含むと十分なコクがあり、それを豊かな炭酸と酸が支えて、ホッコリとした中にもキレがあって実に安定感のある味わいです。やはりイイですね、ボランジェ。このボトルに関しては状態も良好でした。★★★★★楽天でボランジェを検索★
2015年07月22日
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世の中は3連休ですが、我が家は子供の習い事の送迎だの学校の父兄の集まりだので気づけば最終日になってしまった感じです。晩酌に開けたのはミシェル・ギィヤールの09VT。いつぞや某誌でここのACブルゴーニュを絶賛した記憶がありますが、その後飲んだ07年の村名はまあ並の上といったところで期待したほどではありませんでした。今回開けたプラティエールは、国道74号線より東に位置する村名ACの畑で、フィリップ・ルクレールのもので知られています。ちなみに購入先はウメムラさん、インポーターはオーレ・ジャパン、プライスは4k台でした。グランクリュと言われても信じてしまいそうな濃厚な色調。香りは黒系果実やスパイス類、墨、毛皮など凝縮感があってややワイルドなもの。口に含むと、凝縮感があってリッチな果実味を高めの酸と豊かなよく熟したタンニンとが支えています。新樽50%、除梗、低温で7日間発酵、ノンフィルター、というキーワードから想像できる通りの味わいで、凝縮感がありながらも今でもスルスル飲めてしまう懐の広さはあるのですが、一方で味わいがやや単調にすぎるキライがあり、もう少し濃厚さに見合った複雑さがあればとも思ってしまいます。まあ4k台のプライスなので、あまり多くを望むのも酷でしょうけど。★★★★楽天でギィヤールを検索★
2015年07月21日
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*先日のクレジットカード不正利用被害の関係で、念のためSNSをすべて退会したと書きましたが、思いがけないところで不便な思いをしています。たとえば、RSSリーダーの「Feedly」。Facebookに紐付けて認証していたため、ログアウトしたらそれまでのデータにアクセスできなくなってしまいました。泣く泣くひとつひとつ巡回ブログを登録しなおしています。学生時代の友人との連絡にも支障を来たしたりで、さすがにFacebookをバッサリ退会してしまったのは荒療治すぎたかなぁと、少しばかり反省してます。*上の子が学校の課題で「将来、新たにできそうな仕事や職業」を考えて来いという課題を出されたのだとか。私も相談されたのですが、将来無くなる仕事ならともかく、新たに生まれる仕事ってあまり思いつかない・・。なにかありますかねぇ。私もすっかり頭が固くなってしまいました。(^^;*大変ショックなことに、、、愛用していた木村硝子の29オンスグラスをカミサンが割ってしまいました。↓ちなみにコレです。【繊細さを追求したワイングラス cava(サヴァ)】【木村硝子店】 【cava(サヴァ) 29オンス...価格:4,320円(税込、送料別)最近ブルゴーニュの赤を飲むときは大抵はZALTOかコレだったもので、無くなってみると結構な痛手です。ZALTOは何度も書いているとおりとても気に入っているのですが、ボウルが巨大で扱いが面倒なのと、一回あたりの酒量が増えがちになるので、できれば他のグラスと併用したいんですよね。仕方ないので、セラーの上で埃をかぶっていたリーデルヴィノム・ブルゴーニュを引っ張り出してきました。久しぶりに使ってみた第一印象は、「重い」。(^^;まあでも香味の出方などはさすがに安定感がありますね。★木村硝子Cavaを楽天で検索★*最近トイレにこのような貼り紙が張られています(^^;まあ我が家に限らず、時代の趨勢のようですが。
2015年07月20日
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金曜日の晩に開けたド・フューザル・ブランが、週末の晩酌を愉しむには正直厳しい味わいだったので、急遽開けたのがこちらのボトルです。ZALTOのグラスに注ぐと中程度からやや濃いめのルビーで、エッジはグラデーションがかかって柔らかい色調になっています。香りは花束のようなフローラルな要素と動物的な要素、それに土っぽい香りとが入り混じって基本的には芳しいものですが、なにやら饐えたような酸っぱいニュアンスが微妙に気になります。飲んでみると作りこんだところのないナチュラルな仕上がりで、酸は高め、グリップはやや弱めですね。香り同様、すこしばかり饐えたようなニュアンスがあるのが気になりましたが、翌日には消失しました。ちなみにボトルの底のほうに澱はありませんでしたが、酒石酸が結構ありました。なにか関係あるんですかね?★★★
2015年07月19日
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上の子の生まれ年のボルドー白、それでいて5kという価格につられて購入してみました。畑面積39haのうち白は9ha、セパージュは概ねソーヴィニヨンブランとセミヨンが半々というところのようです。金曜日の夜の晩酌に開けたのですが…。グラスに注ぐと濃厚なイエローで黄金色がかっています。香りはカリンや洋梨、ナッツや蜂蜜的要素もありますが、それよりもビニールのような酸化したニュアンスとシェリー香が強く感じられます。飲んでみてもやはり酸化傾向で、液体自体はトロリとして凝縮感があるのですが、生気が抜けてしまっていて、もう数年早く飲みたかったなという印象です。昨年飲んだパスカルコタの90年代を思い出しました。平日ならば我慢して飲み進めるところですが、この日は翌日休日ということもあり、早々にギブアップして次のボトルを開けることにしました。そちらは次のエントリーにて。★★
2015年07月18日
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今のカミサンと結婚することになって、それぞれの家に挨拶に行かなければという話になりました。97年のことです。幸いなことに、どちらの家からも歓迎されこそすれ、反対されるようなことはありませんでした。まあお互い長いこと独身生活を続けていたので、やっとのこと結婚相手を見つけてくれたという安堵の思いだったのでしょう。私があちらの家に挨拶に行ったときに食卓に出されたのが、93年のCh.コスデゥトゥールネルでした。先方のご家族はふだんワインなどは嗜まれない様子でした。ワイングラスも先の広がった小さなものしかなかったし、コルク抜きも正直貧相なものでした。私がワイン好きだとカミサンから聞いて、きっと懇意の酒屋にでも相談して選んでもらった一本なのだと思います。出されたボトルはキンキンに冷えていましたが、小さなグラスに注がれたコスは、思わず唸ってしまうような、想像以上のすばらしい香味でした。リリース後数年経ってちょうど最初の飲み頃にさしかかった頃合だったのでしょう。グラスを手で暖めながら、美味しい美味しいと連呼していたそのときの私は、初挨拶の緊張もどこへやら、すっかり一人のワインマニアに戻っていました。そんな私に、義母も満足そうにお酌をしてくれたものでした。ちなみに、その次の時にカミサンの実家を訪問したときに出してくれたのは、96年のプリューレリシーヌでした。以来、Ch.コス・デストゥールネルとCh.プリューレ・リシーヌは私にとって特別なボルドー銘柄となりました。夏が過ぎて、秋が深まる時期になると、ようやく温度の心配をせずに思う存分セラーの中身の整理をすることができるようになります。先週末、セラーの中をごそごそとあさっていて、一番奥の方から、いつ購入したかもわからない93年のCh.コス・デゥトールネルのボトルを見つけ出しました。最近はもっぱらブルゴーニュばかりになっていることもあって、自宅でボルドーを開けるのは久しぶりのことです。火を通した黒系のフルーツ。ゆであずき、スパイス、スーボワ。動物系の香りはなく、クリーンで控えめな古酒香です。口に含むと、目が詰まっていて甘く、小豆のようなほっこりしたニュアンスが印象的。めくるめくような熟成香とか、波がよせては引くような口中での抑揚とか、長く糸を引くような引く余韻とか、そんな凄みを感じるワインではありませんが、凡庸ながらもやさしくコツコツと歳月を重ねたような、柔和な熟成ボルドーでした。カミサンの実家に挨拶に行って、この銘柄をご馳走になった時から、15年が経過しています。15年なんてあっという間だったなぁと思う一方で、当時の私を驚嘆させた力強く若々しい味わいと今回開けたボトルの穏やかで滋味深い味わいとの対比が、まさにその年月を物語っているようでもありました。あのときお酌をしてくれた義母も8年前に癌で亡くなりました。この日の晩酌は、お婆ちゃんの思い出話をしながら、もうすぐ11歳になる上の子にお酌をしてもらいました。
2015年07月16日
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話題の高級ネゴシアン。今回開けたのはボトムラインの村名ジュブレですが、それでも値段は7K超、最新のVTでは10Kを超えているようです。グラスに注ぐと、濃厚な色調のルビーですが、エッジはオレンジ色が見え始めています。香りは閉じているのか寡黙ですが、スワリングすると黒系の凝縮した果実やスパイス、それに揮発性塗料などのニュアンスが感じられます。飲んでみるとまだタニックながら、酒質は緻密でクリーンな印象。なめらかなテクスチャーとあいまって、いかにも「高級そうな」味わい。ブラインドで飲んだら、デュガピとか答えそうです。デュガピのジュブレを飲むことを考えれば、7k超の価格も高くはないということでしょうか(汗)。★★★☆★楽天でオリヴィエ・バーンスタインを検索★
2015年07月15日
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会社帰りに自宅のそばの空を見上げると、鮮やかな夕焼けが広がっていました。電線との対比がイイですよね、と自画自賛。愛好家たるもの、まだ若いと判っていても開けねばならないときもあるのです(笑)。毎年購入している定点観測ドメーヌ、A・Pヴィレーヌ。13VTはとりあえずディゴワーヌ3本、フォルチューヌを4本購入しました。ディゴワーヌはともかく、フォルチュヌは比較的入手も容易なので、今回開けてみて良さげなら追加購入しようと思った次第。ZALTOのグラスに注ぐと、思いのほか濃厚な、紫がかったルビーの色調。これは抽出強そうだなぁというのが第一印象でした。香りはまだまだ初期的。イオウ、赤身肉、丁子ナツメグに加えて茎っぽいニュアンスがあり、その奥からようやく赤系の果実味やスミレなどが顔を覗かせます。飲んでみると、やはり今はステムっぽさと乾いたタンニンが目立ちます。抽出は恐れていたほど強くありませんが、フィニッシュにかけてエグ味が顔を出します。一方でトロリとした果実味やクラスを超えた余韻の長さなどキラリと光るものがあり、時間の経過とともに青さとエグ味が後退すればかなり良くなるのではとも思いました。(注:贔屓の引き倒しかもしれません。)ウン、悪くないですよ、悪くない。ただ、3k前後ならともかく、3.5Kオーバーとなると、CP的には良好とは言いずらいかもしれません。さすがに今日のところは早すぎたので、星いくつにするかは明日残りを飲んでからとしたいと思います。翌日:ほぼ想定の範囲内ですが、初日よりこなれてエグ味も後退して飲みやすくなりました。前にも書いたとおり、このクラスにしては余韻が長いのがイイです。★★★★楽天でヴィレーヌの銘柄を検索
2015年07月13日
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オーグードゥジュール麹町店閉店ですか。。最近利用していませんでしたが、思い出深い店なので残念です。クロ・ド・ラ・ロッシュの若樹と、1級畑のブドウとをブレンドして造られる銘柄。ポンソ好きの私ですが、この銘柄に関しては、どうも当たりボトルに出会えずじまいです。#ちなみに正月に開けた01VTも冴えないものでした。http://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201501040000/このボトルはF+Rで購入した海外直送モノ。キャップシールを剥がすとなにやら見慣れないコルクが目につきます。ポンソはこのクラスにも合成コルクを利用しているんですね。抜栓時にスポンと抜けてしまって、なんだか変な感じでした。ZALTOのブルゴーニュグラスに注ぐと、色調は輝きのあるルビーでエッジはやわらいでオレンジが見えます。香りは赤と黒の中間ぐらいの果実にスパイス、紅茶、それに毛皮や動物系のニュアンスが目立ちます。心地よい芳香とは言いずらい、ややノイジーな印象です。飲んでみると酒質は思いのほか軽やかです。というか、バランスがよくナチュラルなので、軽やかに感じるのだと思います。ポンソらしい旨み感のある果実味と乳酸系の風味、高めの酸といった要素が揃っている一方で、タンニンは比較的穏やかで、余韻もややあっさりとしすぎているキライがあります。今でも十分飲めるのですが、本格的に複雑さが出るのはまだ少し先という感じもします。ちなみにBurghound.comの評価は91-93+(ハートマークつき)で飲み頃は2018+。A ripe but brooding and very primary nose of plum, earth and a sauvage hint that can also be found on the extremely rich and full bodied flavors that are supported by very firm tannins and an impeccably balanced finish of stunning length. In the last few years, this has consistently delivered outstanding quality and is well worth considering.確かにもう少し待ったほうがよかったのかもしれません。いつも忍耐が足りない私です。【追記】小瓶に残した二日目のほうが、香りがクリーンになり、味わいにも奥行きが出ました。あらためて自分のブログを検索してみたら、3年前に同じ銘柄を飲んで、同じように翌日の方が向上したと感想を書いていました(汗)。ただ、このときと比べると、明らかに今回の方が味わいにまとまりが出てきた思います。3年後ぐらいに再会したいところです。2012/5/8 ポンソの08MSDザルエットhttp://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201205080000/★★★☆★楽天でポンソを検索★
2015年07月10日
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晩飯の焼きそばにあわせて(笑)、ボルドーを久しぶりに開けてみました。キュレ・ボンは今や存在しない幻のシャトーです。サンテミリオン・グランクリュクラッセでしたが、2000年に隣接するカノンに吸収されてしまいました。個人的にはラベルのデザインを気に入っていたので、無くなったのを知って少し残念に思っていました。#ちなみに、パリのレストランで「キュレ・ボン」と間違って注文したのがこちらの最終日に出てくるカデ・ポンでした(笑)。このボトルは、先日ウォーキングしていたときに、近所の信濃屋で安く出ていたのを見つけて、興味本位に購入したものです。ちなみにお値段は5kでした。色調は濃い目のガーネットで、エッジはオレンジの色調。まだレンガとまではいってません。香りは黒い果実のコンポートや黒土、丁子ナツメグといったスパイスなど、しんみりと熟成感を感じさせるもの。口に含むと、柔らかい果実味のアタック。ボディはそこそこ厚みがありますが、タンニンはきれいに溶け込んでおり、酸は強すぎず弱すぎず、心地よいバランスを保っています。総じてシリアスなベクトルではなくて、ホワッとした感じの享楽的でオープンな味わいで、各要素がなめらかに溶け合って今良い状態になっています。12.5%というアルコール度も私にはちょうどよいです。これは素直に美味しいワインですね。同じ5k出したとして、高騰著しい昨今のブルゴーニュでこれだけの満足感を得るのは難しいのではと思ってしまいます。ちなみにかなりのバックVTなのに澱がまったくないのは、フィルタリングをしっかりしていたからなんでしょうかね?★楽天でシャトー・キュレ・ボンを検索★
2015年07月08日
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こどもの塾の講習とやらで武蔵小杉まで送迎に行ったら、懐かしの「ステーキのあさくま」を発見。昔(30年ぐらい前のことですが)は砧にも店があって、よく通ったものです。思わず、そのころよく頼んでいた定番メニュー「学生ハンバーグ」を注文してしまいました。懐かしいなぁ…。って、当時社会人なりたてだった私も今や50過ぎのオヤジです。http://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/201505110001/↑こちらが5月に同じ銘柄を飲んだときの印象。今回のボトルは、それに比べるとかなり動物的な要素とヒネたニュアンスが強めです。飲んでみると、前回同様そこそこエキス分と旨味感がありますが、フィニッシュにかけての雑味感が強めに出ています。ボトル差だと思いますが難しいですね。2千円台のプライスとあいまって、前回なら人にも薦められたのですけど、今回の水準だ微妙かなぁ。★★☆
2015年07月07日
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#マリアージュ関連の原稿がもうひとつ残っていました。ただし、この稿の後半の下りは本当に掲載したのか、よく覚えていません。たぶんボツにしたと思います。(^^; ワインに対して、今よりもずっとのめりこんでいて、探求心も旺盛だったころ、カミサンの友人たちを招いてちょっとしたワインパーティをしたことがありました。カミサンの友人のなかには、栄養士の免許をお持ちで、料理番組に携わってる、いわばセミプロの方もいて、料理はその友人とカミサン、ワインは私が準備するということにしました。この当時、私はイタリアやボルドーに凝っていて、メインには「オルネライア」を用意。他にも一流の作り手の上級キャンティクラシコとかボルドーの格付けシャトーとか、それなりの銘柄を揃えたと記憶しています。ホームパーティで、こうしたワインを振る舞うわけですから、当然みなに喜んでもらえるだろう、私は信じて疑いませんでした。ところが、このパーティ、わたし的には「惨敗」でした。今から思うと笑い話のようですが、本番当日まで、私とカミサンは料理やワインについての相談を一切していなかったのです。なにぶん日頃「マリアージュ」に関して無頓着な私です。単体のワインを何にするかにばかり注意がいって、料理のことを一切気にかけていませんでした。当日、カミサンの友人から送られてきたメールを読んで、なにやら嫌な予感がしました。そこには「shuzさんが料理にあわせてどのようなワインを出してくるかがとても楽しみだ」と書かれていたのです。「料理にあわせて」?はて? そして、嫌な予感は的中しました。カミサンと栄養士のお友達が腕によりをかけて準備したメインの料理たちは、野菜中心のヘルシーな「ベトナム風春巻き」と昆布出汁とポン酢による「海鮮鍋」だったのです。これらの料理自体はもちろん大変美味でした。特にベトナム風春巻きは、手間隙かければ自宅でもこんなものが作れるのか、と目からウロコでした。しかし、です。これらにあわせたワインが「オルネライア」やボルドーというのは、あまりに厳しいものがありました。というわけで、結構なワインたちを用意したにも関わらず、参加者からは、ワインに対する賞賛の声は全くといってよいほど聞かれませんでした。オルネライアを飲んでいるときの、カミサンの友人の複雑な表情が忘れられません。以上、笑い話のようですが、十年ほど前の実話です。 マリアージュについてはもうひとつ苦い思い出があります。職場のワイン好きの先輩と、ワインでも飲みに行こうということになり、その先輩がイタリアワインをいろいろ飲んでみたいというので、都内の某イタリアレストランを予約しました。これもかれこれ10年近く前の話です。ところがこの店の対応が想像以上にエキセントリックだったのです。 ワイン目当てで行ったのに、そもそもワインリストすら見せてくれない。結局、最後までリストを見ることはありませんでした。赤ワインをグラスで注文しようとしたら、肉を頼まないと赤は飲ませられないみたいな言い方するし、こちらがグラスでいろいろ飲んでみたい というと、ウチは料理との相性を一番に考えてますから、と断られるし…。いっそ席を蹴って出てしまおうかと思いましたが、会社の先輩と一緒だったので、その場はコラえました。しかし、あの時の先輩の不機嫌そうな顔も、前のコラムのカミサンの友人の複雑な表情とともに、忘れられない苦い思い出です。 では、肝心の店の料理とワインはどうだったかのでしょうか。悔しいけれども、これが美味しかったんですね~(笑)。特に料理との併せ方に関しては、滅多にできないような経験をさせてもらったといっても過言ではありません。料理を飲み込むときに、ワインと料理がまるで溶け合うように、渾然一体になる様は、「ああ、これが世に言うマリアージュというヤツか」と納得させられるものがありました。もっとも、料理やマリアージュのすばらしさによるプラス面と、接客のネガティブ面とを比べれば、どうみてネガティブな印象の方が勝っていたので、この日の訪問は、その後も長く私の「不愉快な思いをさせられたレストランリスト」に残ることになりました。これがきっかけで「マリアージュ」に開眼したかといえば、むしろ全く逆で、(今だから書けますが)その後しばらく、マリアージュにこだわる人のことを、「マリアージュバカ」と陰で罵るような、屈折した感情が芽生えてしまいました。(笑) 考えてみれば、このお店自体は、和食や寿司ではよくあるような「頑固オヤジの○○屋」のイタリアン版のようなもので、お店に罪があるというよりは、事前にどういう傾向趣向のお店かしっかり調べていかなかったこちらも悪かったといえば悪かったのでしょう。まあ、今ならグルメサイトの口コミ評価などがあるので、リサーチも簡単にできるんですけどね。
2015年07月04日
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ワインに凝り始めて十数年、時期によって濃淡はあるにせよ、かなりの密度でワインの世界に浸かってきた私ですが、もっとも疎かにしてきたのが「マリアージュ」の分野であることには疑いの余地もありません。理由は明快で、料理との相性によって、飲むワインの品種や分野を制約されるよりも、自分の好みの、若しくは興味のあるワインを飲みたいという欲求に素直に従ってきたからです。雑誌や入門書を紐解きますと、マリアージュの例がいろいろ掲載されています。私がその昔購入した入門書でも、日常の晩ご飯メニューにあわせるワインとして、「カレーライスにはゲビュルツトラミネール」とか、「エスニックにはヴィオニエ」「焼き鳥にはサンテミリオン」といった事例が紹介されていたのを覚えています。しかしながら、マリアージュという目的に最適化されていない我が家のストックは、400本前後あるボトルの9割近くがブルゴーニュの赤白とボルドー、それにイタリアで占められ、ヴィオニエやゲビュルツは残念ながら一本もありません。サンテミリオンはありますが、デイリー用途にすぐに開けられるクラスとなると、すぐに思いつきません。まあ、焼き鳥でしたら、別にサンテミリオンでなくても、適当にセラーにある赤をあわせて飲みますし、(私の基準はそのぐらいざっくりしています)、カレーなどの時は、そもそもワインは飲まないか、飲むとしても、食事のあとにチーズをお供にといった感じです。もし、セラーの中にデイリークラスの主要品種のワインが揃えてあって、なくなったらすぐ補充するような体制になっているのであれば、もっと豊かなマリアージュ生活?を享受できるのかもしれません。しかしながら、恒常的にセラーの空きスペースが不足している我が家の環境で、そのような用途のために、あまり興味のない品種や地域のボトルたちにセラーの貴重なスペースを割くのは憚られますし、私の周囲にもそのような方はあまりいないような気がします。ただし、ワインと料理の相性に関して、注意しなければならないのは、単に合わない、というだけでなく、明らかに双方の味わいをスポイルするような組み合わせもあるということです。酸味の利いた白ワインとイカの塩辛などとあわせると、生臭さを引き立たせてしまう、というのは有名な例ですが、たとえば、濃厚な赤ワインと薄味で繊細な料理とか、逆に、刺激物や味の濃いジャンクフードと繊細なワインなども不幸な組み合わせに違いありません。個人的には、よくあう組み合わせよりもむしろ、こうした「あわせてはいけない組み合わせ」の一覧の方が参考になるのでは、と思ったりもします。(つづく)【追記】連載初期のコラムです。マリアージュに無頓着なのは今も相変わらずですが、上記コラム執筆時から変わったことがあります。ワインを飲む機会がもっぱら日常の晩酌に限定されるようになり、それとともにセラーの中身もいつしかデイリーシャンパーニュ、ソーヴィニヨンブラン、ヴィオニエ、ゲビュルツ、リースリング、グリュナーフェルトリナー、ガメイなどが増えてきました。国産ワインについては一時凝ったのですが、最近は停滞気味です。ここにきていっそうレベルアップしているようなので、いずれまたいろいろと試してみたいと思っています(が、人気銘柄はすぐに品薄になってしまったりして入手に苦労するのが悩ましいところです・・。)
2015年07月04日
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ドメーヌ・ド・ソーは、サンヴィーニュ、ブシェロット、トゥーロン、レ・クラ、ヴィーニュ・ブランシェの5区画の若木をブレンドして作られる1級銘柄。07、08VTをさんざん飲んできましたが、06年はこれが2本目です。濃い目のガーネットでエッジはややオレンジのニュアンス。香りは黒い果実やスパイス類、燻香、わずかにスーボワが混ざり始めています。スモーキーで重々しく、タニックな酒質を想起するような香り。口に含んでみると、果実味はやや過熟感がある一方で、タンニンは粉っぽくまだまだ豊富。酸の重心は低めで、総じて陰性のくぐもった味わい。オーソドックスな香味ですが、無骨でそこはかとなく雑味感を感じるのがマイナスポイントでしょうか。総じて飲み頃にはまだ早かったですね。同じ銘柄の07年、08年も飲みましたが、今回の06年が今飲んで一番手ごわい印象でした。先日フィッチさんで出ていた02VTを仕入れたので、次回はそちらを試してみようと思います。★★★
2015年07月03日
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旨安古酒として定番アイテムのひとつとなっているベルナール・ドラグランジュ。めくるめくようなすばらしいボトルに出会ったこともありますが、ミイラのようなスカスカの味わいだったこともあります。まあ3k程度なので、あまり期待しすぎるのは酷というものですが。今回は少し若めの04VTを試してみました。もっとも04年といえどもリリースから11年経過しているわけで、たとえば2000年に89VTを飲んだのと同じことになります。どうも私の中では2000年代半ばのVTってまだつい最近というイメージなんですよね。まあそれはともかく。グラスに注ぐと、中程度のオレンジガーネットで、エッジはかなり儚い色調になっています。香りは赤系果実のジャムや紅茶、スパイス、それに少し皮革系のニュアンス。味わいはブランデーチックな果実味が独特で、思いのほかアルコール度も高いのですが、相対的に酸が弱めでベッタリとした印象があります。コンディションが悪いとまではいいませんが、状態良好ならもっと琴線に響いたのではと思わせる味わい。酒質の強い銘柄ならそれも目立たないのでしょうけど、今回のように弱いVTかつ繊細な酒質だと状態管理の甘さが露呈しますねぇ。前述のとおり、3kというプライスを思えばそれなりに納得できますが。★★☆★楽天でドラグランジュを検索する★
2015年07月01日
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