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黛(まゆずみ)を濃(こ)うせよ草は芳(かんば)しき 松根東洋城(とうようじょう) 明治39年 節分が近くなりました。節分の翌日は「立春」です。 春が待ち遠しいですね。 上の作品。「若草がいっせいに萌え出て芳しい春の天地の中、 あなたのまゆずみをも濃くおひきなさい、若草さながら芳しく」 という意味です(大岡信氏の解説)。 「黛」は、現代ではつけまつ毛やアイシャドーとかになるのでしょうか。 たしかに、春が来たら、若い人はおしゃれなりお化粧なりして 新しい恋の1つでも探してみる、そんな気持ちになるのが良いでしょうね。 当院は予約制です。お電話で予約をお願いします。 現在、1週間待ちぐらいになっています。 お子様の相談で急がれる場合は私の著書 ☆心を育てる子育てマニュアル ~これだけ知っておけば、子育てに自信が持てる~ 吉備人出版 ¥1,365(税込) ☆私の子育て、これでいい? ~家族、不登校、アスペルガー症候群についてもっと知ろう~ 吉備人出版 ¥1,365(税込) ☆場面別に○×でわかる!子どもを真っ直ぐに伸ばす「言葉がけ」 主婦の友社 ¥1,155(税込) 読んで頂ければ、何かのヒントになることがあるかと思います。 これらの本は当院で割引価格で販売しています。 [お知らせ] 「絵」が趣味の方は「アートクラブめろん」のホームページも見てみて下さい。
2011年01月31日
あなたが誰かをだましたりすると、その人は悲しむ。 だまされたことで何か損を受けたから、その人は悲しんでいるのではない。 その人がもうあなたを信じ続けられないということが、その人を深く悲しませている のだ。 フリードリヒ・ニーチェ 「善悪の彼岸」より 哲学者ニーチェは(意外なことに)わりあい世俗的なことについてもアドバイスして います。 上記のこと、なるほど、と思いますね。 村上春樹さんの小説「ノルウェイの森」でも「人を信じられなくなることの悲しさ」 というようなテーマが底に流れているように思います。 とはいえ、人をだまさずに生きていくというのはとても難しいことではあります。 信頼感をつなぎ続けるのは簡単そうでとても難しいことです。 先日、小谷元彦さんという現代彫刻家の展覧会(東京の森美術館)を見てきました。 すごいですね。現代アートの迫力を感じました。 「美しい」のと「醜い」「おそろしい」「ぞっとする」などとの中間のようなものだ と感じました。 副題が「幽体の知覚」となっていました。なるほど、と思いました。 やっぱり都会ではいい展覧会が見られますね。 それと、(親類の者が出しているので)東京造形大学の卒業制作展も見てきました。 近頃の若い人の作品は「絵」といってもほとんど抽象画なのですね。 いわゆる「写実画」は1~2点であり、全体の0.5%ぐらいでした。 ところで、私もささやかな美術教室のようなものをやっています。 「アートクラブめろん」のホームページものぞいてみて下さい。
2011年01月25日
遠山に日の当りたる枯野かな 高浜虚子 旅に病で夢は枯野をかけめぐる 松尾芭蕉 寒い日が続きます。私の故郷の鳥取も大雪のようです。 受験生たちは無事にセンター試験を終えられたでしょうか? 「旅に病で…」の作品は芭蕉の辞世の句とされています。 高浜虚子さんはたぶんこの名句をふまえて「遠山に…」と 詠んだのでしょうね。 昨年より私が代表の若い美術家の研鑚の場「アートクラブめろん」を やっています。このたびホームページができました。 http://www.artclubmelon.jp ですので、よかったらのぞいてみて下さい。 私も年をとり、色々なことで「若い人の役に立ちたい」と思うように なりました。当クリニックもそうなのですが、アートクラブめろんも 若い人たちの役に立てば、と思っています。 当院は予約制です。今、初診の方で約十日待ちです。 「キャンセル待ち」というのもやっていますので、受付の者に申しつけ下さい。
2011年01月17日
ラガーらのそのかち歌のみぢかけれ 横山白虹 ラグビーでは、勝ったチームのメンバーが勝ちを喜んで 大声で歌を唄うことがあるようです。 しかし、その勝ち歌は、負けた相手をいたわるかのように あっけなく短く終わるのです。 ラグビーというスポーツは、私はやったことがないのですが、 激しいスポーツでしょうね。そして、男のエネルギーを 内に秘め、ストイックな印象があります。 「ラグビーをしている人は全員心が純粋だ」ということは ないでしょうけれど、でも、純粋でいさぎよい人は多いでしょうね。 寒い日が続きます。、皆様、お身体大切に。 [おわびとお知らせ] 好評の『場面別に○×でわかる!子どもを真っ直ぐに 伸ばす「言葉がけ」』(主婦の友社)が、出版社の在庫が なくなってしまいました。増刷の予定も今のところないので、 注文してもこの本が手に入らないことがあると思われます。すみません。 その代わり、本年2月4日より「電子書籍」で発売されます。 料金は紙の書籍(1,100円)よりも安くて、700円程度とのことです。 ご入用の方は電子書籍でお求めください。
2011年01月11日
人を愛することを忘れる。そうすると次には、自分の中にも 愛する価値があることすら忘れてしまい、自分すら愛さなくなる。 こうして、人間であることを終えてしまう。 フリードリヒ・ニーチェ 「曙光」 あけましておめでとうございます。 この1年の皆様のご健康とご多幸をお祈りします。 近頃、白取春彦(しらとりはるひこ)さんの「超訳・ニーチェの言葉」 という本を手に入れましたので、時々引用させて頂こうと思います。 皆様、年末年始はいかが過ごされましたか? 私は何と、仕事の最終日の12月28日夜から風邪をひき、これが 私としては珍しく重症で、のどの痛みとセキとだるさとで年始まで 寝たり起きたりでした。 自分では気づかなかったけれど疲れていたのでしょうね。 例年だと1月1日からジョギングや絵画制作をするのですが、今年は ゴロゴロしていました。 その代わり読書をしました。 1冊目は「幕末史」(半藤一利著、新潮社) 2冊目は「抽象絵画への招待」(大岡信著、岩波新書) どちらも面白かったですね。 なかなか普段ゆっくり読書はできないものです。 ちなみに2冊とも当院の利用者さんが「面白いですよ」と面接の中で 私に勧めてくださったものです。どちらの方も面接の「ヤマ場」の 時期は過ぎ、近頃はまあ「雑談」調に話しにこられています。 こんなふうにゆっくり話ができるような仕事をさせて頂いて、しかも 私の方が知恵を頂くことが多くて、ありがたいことだと思います。
2011年01月04日
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