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観覧車回れよ回れ 思ひ出は 君には一日(ひとひ)我には一生(ひとよ) 栗木京子 いつも古い歌ばかり出しているので、現代の歌も書いてみようと 思います。 女子高生に圧倒的な支持のある歌とのことです。 遊園地でのデート。彼にとってはある1日の記憶にすぎないだろう、 でも、私にとっては一生の思い出、というような内容です。 切ないけども、恋のできる人は幸せですね。 俵万智さんの「あなたと読む恋の歌百首」(朝日新聞社)より引用 させて頂きました。 気がつけばもう1月も終わりですね。 今は私のクリニックは1年で一番予約の少ない時期です。それでも 1週間待ちになっています。すぐ診察できなくてすみません。 キャンセル待ちもやっていますので、受付の者に申しつけください。
2010年01月28日
ふるさとの訛(なまり)なつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆく 石川啄木「一握の砂」(M43) 冬の情景とのことです。 作者は新聞の校正係として働いており、珍しく上野駅へ岩手訛り を聞きにいったことを詠んだとのことです。 センター試験、皆さん無事に受けられたでしょうか? 現代国語の第1問はジグムント・フロイトなどについての論説文 でしたね。受験勉強にせよ、このような哲学・思想的な文章に 親しんでおくのは大変良いことだと思いました。それにしても、 どの科目も難しいですね。受験生は大変です。 当院に通院中の中3生・高3生・浪人生で「合格」の報告をして くださる方がチラホラと出はじめました。おめでとうございます。 大変でしょうけれど、充実した楽しい青春期をすごしてほしいと、 祈っています。
2010年01月21日
志賀の浦や遠ざかりゆく波間より 凍りていづる有明の月 (新古今集)藤原家隆 新古今和歌集は鎌倉時代(1205)に成立しました。耽美的、 象徴的な歌風は「新古今調」と呼ばれ、「万葉調」「古今調」 と共に和歌史上の三大源流と言われています。 「志賀の浦」とは琵琶湖の浦の一つ。厳冬期にはなぎさが 凍結していくので「遠ざかりゆく波間」となります。寒気の きわまる未明に登りゆく月のこの世ならぬ美しさをうたった 作品ですね。 寒い日が続きます。特に受験生の方、暖かくして風邪をひか ないように気をつけて下さい。 [お知らせ] 当院に手伝いに来てくださっている臨床心理士の宗定房子先生 が、2月から岡山駅西口にオフィスを構えられ開業されます。 女性専用のカウンセリングルームになるようです。 詳しくは宗定先生のホームページをご覧になってください。 なお、当院にもひき続き週1回は手伝いにきてくださいます。
2010年01月14日
豊年(とよとし)のしるしは 尺(しゃく)に満ちて降る雪 中古雑唱集(ちゅうこざっしょうしゅう) 「中古雑唱集」は平安時代の歌集です。 昔は「雪がたくさん降ると豊作」と考えられていたようです。 現代人の私たちには今ひとつピンときませんが、当時の人たちに とって米が穫れるかどうかは生死にかかわる切実な問題だったので、 雪を見る目もちがっていたはずですね。 あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 子どもたちが生き生きと目を輝かせてすごせるような社会になると いいですね。 当院で臨床心理学の勉強をされていた女性2人が昨年末、見事に 臨床心理士の資格試験に合格されました。 嬉しい限りです。 これで、当院に来ている臨床心理士は私を含めて6人になりました。 今後も子どもや大人の方たちのために役に立てるよう励みたいと 思っています。 よろしくお願いします。
2010年01月06日
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