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トラドキスタン警察は翻訳裁判所の決定を待っていた。 日本国の中越事件で、なぜか一人ソフトの改竄を免れた梨畑美樹。その梨畑が今、トラドキスタン警察のいちばんの標的になっていた。本人は薬草の専門家を名乗り、ホームページなどに自ら訳した文を掲載していた。その訳文たるや、とても日本語といえる代物ではなく、西ハワイ語にすらなっていない。 このまま放置していては、日本国在住のトラドキスタン人にも大きな被害が及ぶ。 警察としては検挙して翻訳病院にぶちこみたいが、日本国の領土でトラドキスタンの警察が動くわけにはいかない。 梨畑がトラドキスタンの領土に自らの訳文をもちこまないかぎり、警察は動けない。それも単にもちこんだだけでは、せいぜい現物を押収して、国外退去を命じることくらいしかできない。 何か方法はあるか。梨畑は月に一度ほどヤポニアに通っている。 日本国からヤポニアまでは、トラドキスタン航空で将来の首都スバーハワダルマヤ経由で行くしかない。 上空では、飛行機が属する国の法律が適用されるという国際法上の取り決めがある。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.10.07
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改竄のナゾ 中越の改竄容疑が固まった。翻訳会社を名乗って豪訳くんをもっている翻訳者を集めて講習会を開き、4時間ほど部屋を開けさせた間に豪訳君に細工をしたことが明らかになった。 ところが、このときに講習会に参加していた翻訳者を残らず追跡したところ、ただ一人、梨畑美樹のソフトにだけは改竄された形跡が見つからなかった。 時間的な制約もあることだし、たまたま一人だけ手をつける暇がなかったとも考えられる。警察のなかにはそう考える者もいた。しかし、梨畑は最前列の左から3番目に座っており、順に手をつけたとすれば、抜け落ちるのは考えにくい。←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。
2007.10.07
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