2015年版の酒類メーカーのコミットメント報告書(Producers’ Commitments Report)によると、加盟企業は、2025年までにアルコールに関連する害を10%削減するという世界目標に貢献するためのコミットメントの実行を一段と強化しました。今回は3回目の報告書であり、2015年に世界各国の政府が画期的な「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)に合意してからは初めての報告となります。
IARDは非営利組織で有害飲酒という世界の公衆衛生問題への対処と責任ある飲酒の促進に専念しています。世界的保健のNGOとして、我々は公共、市民社会、個人の利害関係者と協力して任務を推進します。我々は、「アルコールの有害な使用を低減するための世界戦略」(Global Strategy to Reduce the Harmful Use of Alcohol)、「非感染性疾患グローバル監視の枠組み」(Non-Communicable Diseases Global Monitoring Framework)のターゲットである、2025年までに「アルコールの有害な使用の最低10%の相対的削減」、「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goal)3.5の「麻薬乱用および有害なアルコール摂取など、薬物乱用の防止と治療の強化」において国際連合と世界保健機関の国際的取り組みを支援します。
IARDは、アルコールの有害な使用の解決に参画するという共通の目的を持つビール、ワイン、スピリッツメーカーの会員企業が後援しています。各メーカーは当初「2012年10月のコミットメント」(Commitments in October 2012)に署名し、そこで従来のアルコールの有害な使用の低減の努力の強化、拡大を目標に、5年間にわたって行動を起こすことに合意したのです。