PR

プロフィール

休憩時間ときどきワーママ日記

休憩時間ときどきワーママ日記

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

2005年02月03日
XML
カテゴリ: 読書:東野圭吾




 内容は、長峰絵摩ちゃんというまだ高校生になったばかりの女の子を同じ年代の定職にもつかず、高校も中退してしまった未成年が車で拉致して、薬品で意識をなくならせてから、強姦、レイプの果てに死なせてしまい、その遺体を捨て、事件になってしまったことから始まりました。
 父親の、長峰は奥さんをなくし今は絵摩だけが生きがいでした。 父、長峰はある電話がきっかけで、犯人の居場所を知り、絵摩の身に起こった悲惨な光景を犯人達が撮ったビデオで見てしまい、その若者達に復讐することを心に決めます。
 ちょうど、そのときにひとりの犯人の若者が、自宅に帰ってきて長峰はその青年を殺します。
 その後は、もうひとりを殺すために逃亡します。
 この作品では、娘にひどいことをされて、我慢できない親が青年を殺してしまい、被害者の父だったものが、一気に加害者になって、加害者になってしまった長峰は、成人のために、重い罪になるのですが、一方、若い子をレイプし、殺してしまった青年は、未成年だったという理由だけで、何年か服役後、社会に戻ることができます。
 被害者のほうはどうなるのか?未成年というだけで加害者を更生させる日本の法律はどうなっているのか。その加害者が殺した被害者は戻ってくることはないのになぜそんなに未成年というだけで甘いのか。
 被害者の気持ちはどうなるのか?ということが、本当に鋭く書かれていました。
 また、この本には実際自分の身に起こらないと、そうはいっても人事であるという残念ながらも真実もかかれてありました。

 しかし、この本を改めて読み、最近の少年犯罪の数の多さを考えると、少年法をもっと厳しくしていくことは必要なのではないかと考えさせられました。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年03月24日 13時51分42秒
コメントを書く
[読書:東野圭吾] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: