PR

プロフィール

休憩時間ときどきワーママ日記

休憩時間ときどきワーママ日記

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

2006年10月13日
XML
カテゴリ: 読書:桐野夏生
グロテスク




 怪物的な美少女「ユリコ」によって
一生を翻弄される女性二人の生き方が描かれています。
この本は、実際に起こった「東電OL殺人事件」
を基に書かれている本です。

事件を知らなかったので、(きっとまだ子供の頃)
事件自体にも衝撃を受けました。

内容は、怪物的な美少女ユリコとエスカレーター式の学校で起こりました。
この学校って実際にあるところだろうと、容易に学校名まで


女性は、仕事ができても、頭が良くても結局は
怪物的な美しさを持った女性にはかなわない
という現実が描かれている本だなと思いました。

この現実に気づきたくなかったり、そうであってほしくない
という思いをもっても、現実はこうなのかとも改めて思いました。
和恵の先輩山中さんはうまかったですね。

上手にこの仕組みを利用できるかできないかが
女性のうまく生きる道なんだろうな
と感じました。

最後はおねえちゃんまでその道に行ったか~
という印象でした。


判りすぎていたユリコ
そして、気づいている現実をいつまでも受け入れることができなかったおねえちゃん

どれも、少しづつ人間の中にある部分が
ものすごくクローズアップされて
本当にグロテスク(怪奇なさま 異様 )






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年03月24日 17時30分13秒
コメントを書く
[読書:桐野夏生] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: