目からウロコ

< 新しい記事

新着記事一覧(全678件)

過去の記事 >

2002.06.26

コイの話、その3

(7)

カテゴリ：働く人の恋愛事情

そして唐突にコイの話になる。故意でも濃いでも鯉でもなく、恋である。（クドイ）

何日もウダウダとコイのコの字も出てこない事を書いてきたのだけど、それもこれも、彼殿の素性というか、出所を書いてみたかったからなのさ。要するに、そのヨウコちゃんのダンナさんであった。未亡人であり一児の父であり、失意の人であった。

その失意の人がどういう経緯で再生し、愛する妻を亡くしてからたったの４ヶ月後に別の女を好きになったのか、いやはやワタシの知るところではないが、とにかくモリユには全てが突拍子もないことに見えていた。

ワタシもそれまで、ちょっとは大人になったということで、男女についていろいろと勉強した。といっても20代そこそこの若造なので（←ツッコミ入れるところ違うでみんな）自分が思ってるほど大した経験でもないんだろう。とりあえず「付き合う相手に関しては、絶対に、妥協しない」と心に誓っていた。当たりが悪かったのか、とにかく男は信用できん。必要以上に信じ過ぎて、裏切られたり期待外れの対応をされた時に「傷付いた」と言って相手を責めるよりは、始めッからホドホドの信頼度にしといた方が親切ってもんだな。（極論）「アナタのこと、信じてるからネ」と口では可愛く言っておいて、腹の底では「アンタなんて、テルテル坊主ほども信用してないのだッ」というのが当時のモリユであった。そんな二人の愛はどこにあるの？とは聞かないでいただきたい。（何があったの？とも聞かないでください）そんでもって病気をして、さらには命拾いをしたことにより、相手を大事にするには、まずは自分を大事にしなくてはならないとも思っていた。自分の身を守れないようでは、愛するお人をお守り差し上げることなどできない。弱さは相手を傷つけるだけだと思ったりした。

ってことで病み上がりのモリユ、3年前、「まだまだこれからしばらくは愛だの恋だの言う余裕があったら、まずは精神的にも身体的にも貧弱で未熟な自分を鍛えねば！！病気もいつか必ず治す！！」と、かなり体育会系な哲学に走っていた。プロ野球ファンだからな。（って関係ない）

．．．愛だの恋だのと言う余裕のあった彼殿には冷たい反応をしてしまったことも多々あった。「何言ってんの」とか「近所で探せ」とか。（ヒドイ）それについては反省している。しかし、友を亡くしたばかりで、しかも赤井英和が好みのタイプのモリユに、その友のダンナさんでひょろろんと背の高いやせ形の男を好きになれというのも難しい話だと思う。まったく突拍子もない。

しかし突拍子もないことは、突拍子もなく訪れる。どうにも自分でもよく分からないのだが、いつしか惚れていた。根負けというヤツかもしれない。こんな酒のみで病気持ち女をわざわざ選ぶところが素敵と思ったのかもしれない。ワタシはチャレンジャーが好きだ。ひとつハッキリしているのは、彼殿も酒のみだということだな。それとダイエーファンでもある。携帯電話で速報してもらえるダイエーのファンサイト（月々300円）にも加入している。

あぁ、やっとコイの話が書けた。なかなか良いラブレターだと思う。ぜひ彼殿に読んでもらいたいものだ。（嫌われる）明日もコイ話が書けるだろうか。もうネタも尽きそうだ。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう