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最近、どーも書くのがしんどくなってきました。最初の頃は、何も考えず、スラスラ書いていたのですが、近頃はどうも「笑いを入れねば!」とか「イラストも描かねば!」と自分で勝手にプレッシャーをかけてちょっと無理しておりました。ランキングなんかも気にして「ああ、更新しないと下がっちゃう!」とか思って、とりあえず書いて「あーなんか違う」と思ってもメンドクサイからいいや!エイ!と更新したりしてました。う~ん、違う。もっと楽しかったハズだ。最近、全然楽しんで書いていない気がする。そんなわけで、しばらく休んでみます。また書きたくなったころ、ひっそりと再開しようと思います。ランキングとか、アクセス数とか、コメントとか、そんなの気にせず、書きたい事を書けるように。
June 25, 2005
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~ 彼女がドイツにやってきた 6 ~仮のナンバープレートを入手し、走り出した二人。天気は快晴であり、気分も最高なのである。目指すは、ノイシュバンシュタイン城。あのディズニーランドのシンデレラ城のモデルになったと言われている城である。しかしこの名前、ノイシュバンシュタイン城って長すぎ。読むと舌を噛みそうで大変危険であり、キーボードを打つのもメンドクサイのであり、ヘタに変換すると「の異種晩シュタ印上」とかなってイライラするので、この場限り「N城」と書かせて頂く。さて、城のふもとに到着。写真を見ておわかりの通り、まさにシンデレラの世界のお城なのである。そんなメルヘンの世界には縁が無いおいらでも、思わず目が少女漫画になってしまう。さて、季節感まったく無視で進行しているこのドイツ旅行記。このN城を訪れた日は「12月31日」。一年の終わりの日なのである。きっと世の「色男」と呼ばれる方々は、こんな日にこの白亜の城を彼女と見る、なんて場合、さぞかしロマンチックなセリフをささやいたりするのであろう。そうして彼女をメロメロにしてしまうのであろう。が、わしの言ったセリフは、「白いね!城だけに!」である。ええ、あきれてもらって結構。まぁ、おいらはそんなもんである。そして・・・残念ながらこの城に関する思い出も、こんなもんである。ブログランキング←レッツ転落。バチコーイ! ←ドンマイドンマイ!バチコーイ!
June 24, 2005
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~ 彼女がドイツにやってきた 5 ~わしら二人を乗せたパトカーは、ローテンブルクの細い道をくねくねと走った。いったい何所に連れていかれるのであろうか。まさか警察署で「お前がやったんダロ!」と尋問されることはあるまいな・・。言葉さえ通じれば、すぐわかる事なのに。ドイツ語を勉強していなかった事が悔やまれる。やがて車は一軒の雑貨屋の前で停まった。ポリスマンはわしらを車から降ろし、一緒に来いと言う。え?なぜに雑貨屋?とうとう警察官まで土産物屋に連れて行ってマージンをとるようになったか?いやいや、エジプトじゃあるまいし・・。疑問だらけで入っていくと、そこには一人の日本人の女性が立っていた。「こんにちは~!」「あ・・こ、こんにちは・・」聞くと、彼女はローテンブルクに長く住んでおり、その雑貨屋を経営しているのだそうな。なるほど!通訳ってわけか!ポリスマンは、何を言っても通じない日本人に業を煮やし、通訳を頼みにここに連れてきたってわけだ。そんなわけで、雑貨屋の片隅でやっと話が始まったのである。「最近、よくナンバープレートを盗まれる事件が多い。イタズラらしいが、犯人はまだ捕まっていない。」「君の車は、とりあえず仮のナンバープレートを発行する。それでデュッセルドルフに戻ってから、ナンバープレート再発行の手続きをしてくれ。旅行はこのまま続けて良い。」「仮のナンバープレート発行にけっこうな金がかかるが、それは保険がおりるであろう。」通訳を交えて、ウソのように簡単に話が進む。「じゃあ、仮のナンバープレートを発行しに行こう!さあ、またパトカーに乗ってくんな!」ポリスマンは話が伝わってホッとしたのであろう。ご機嫌にそう言った。あの時は慌ててまたパトカーに乗り込んだため、ろくにお礼も言えなかったが、ローテンブルクの雑貨屋の日本人女性の方、大変お世話になりました!その後はわりと簡単に事は進んだ。仮のナンバープレートを発行し、再度パトカーで駐車場まで送り届けてもらう。考えてみると、ドイツのパトカーに乗る機会など、そうめったにあるもんじゃない。「貴重な体験だよね!あははははは!」半日も時間をとられた事件であったが、彼女はずっと楽しそうに笑っていた。おいらは救われるのである。パトカーに乗ってみてわかった事。後部座席のドアは、内側からは開かないのですね。外から開けてもらわないと出られない造りになっているのだ。駐車場に着き、彼女の側のドアが開けられた。彼女がまず降りる。わしも続いて降りようとしたら、バタンとドアが閉められた。え?と、自分の側のドアを見ると、ポリスマンがドアに手をかけていた。あ、わしは反対側から降りるのね?しかし、ポリスマンは「ニヤリ」と笑うと、ドアを開けないのであった。「おい!開けてくれよ!」パトカーの中でわめくおいらを見て、ポリスマンは大爆笑である。そのうち、彼女を呼んで肩を抱き寄せるではないか!「おい!何をする!開けろよ!それ、オレの彼女だぞ!」ポリスマン、ますます大爆笑彼女も一緒に大爆笑ときたもんだ。おちゃめなポリスマン達である。さんざん遊ばれ、やっとドアが開けらる。ポリスマン達は、「じゃあ彼女を大切にな!いい旅を!」(と言った気がする)と、にこやかに手を振り、去っていった。う~ん。イカス奴らである。ありがとう!朝からのハプニングで、ブルーになりそうなところであったが、こうして一件落着してみると、逆になんだか楽しかった。旅先で人の親切に触れると、なんともいえないさわやかな気持ちになりますなぁ。そうして、二人は晴れ晴れとした気分で、次なる町に向けて出発したのでありました。ブログランキング
June 23, 2005
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~ 彼女がドイツにやってきた 4 ~朝、車のナンバープレートが無くなっているという事態に遭遇したわしら。これでは走れないのは明白であり、軽く途方に暮れてみる。「あ、こっちの車も無くなってるよ~」彼女の声に振り返ると、確かに数台の車のナンバープレートが無くなっているのが見えた。「どっかに落ちてないかなぁ?」駐車場の周りを探し始める彼女。気持ちはわかるが・・・そんなところにあるわけないっしょ・・。あったら苦労しないよ。「あ、あったよ!」あるのかよ!彼女は落ちていたナンバープレートを誇らしげに掲げる。が、しかし、残念ながらそれはおいらの車のものではなかった。「違うのか~・・・。ねえ、どうする?」彼女は不安げにおいらを見つめる。ここは男として、うろたえてはならぬ。わしがオロオロしてどうするのだ!「警察に電話するしかあるまい」おいらは精一杯冷静を装い、静かにそう告げた。駐車場の周りには公衆電話は見当たらないため、しかたなく再びローテンブルクの城壁内に戻る。近くのパン屋さんに入り、事情を説明して警察を呼んでもらう。そうして駐車場で待っていると、しばらくしてパトカーに乗ったポリスがやってきた。「グーテンターク」ポリスメンはにこやかに近づいてきた。「やー、ぐーてんたーく!」おいらもにこやかに答える。が、しかし・・・・・。ここで恥ずかしながら告白せねばならない。実はおいら、3年も住んでいながら、ドイツ語がまったく話せないのである。えええ!?と思うでしょ?おいらもそう思います。誰かが「私、フランスに3年住んでました」って言ったら、「じゃあフランス語ペラペラなんですね」って思いますもの。どころがどっこい!グーテンタークくらいしか言えないんだもんね。だって、英語でいっぱいいっぱいだったんですも~ん。そんなわけで、おいらは英語で事情を説明しはじめたのであるが、ああ、なんてことでしょう。二人のポリスマンは、頭の上にでっかい「?」を乗せて笑うのみである。英語が通じない!!彼女の前で、いいカッコしたいのは山々だが、この際しかたがない。ジェスチャー大会の始まりである。「ナンバープレート、ナーイです」これは通じる。車のその場所を指差せばいいだけだから。「Oh!タシカニナーイ!」ポリスマンはわかってくれたようだ。「パスポート、ミセナサーイ」あ、パスポートね。ハイハイ。「ペラペーラペラペラペラペラ!」え?あんだって?「ペラペラペラペラ?ペラペラペラペラペラ!」何言ってるかわかんないっす。え、どうすりゃいいの?「ペラペラ!ペラペラペラ!」だから、わからんっての!何を言っても理解しないおいらに、ポリスマンは大きなため息。そして、二人のポリス同士でなにやらゴニョゴニョと相談しはじめた。「ねえ、どうなったの?大丈夫そう?」彼女は不安げである。「うむ。大丈夫だよ。(わしもわからんけどね)」ポリスの相談は終わったらしい。再びおいらに「ペラペーラ!」と言ってくる。身振りで、おいらと彼女に「パトカーに乗れ!」と言っているようだ。ぱ、パトカーに?乗れと?ええ?連行されちゃうの?どして?どして?などと言ってる間に、半ば強引にパトカーに押し込められる。バタン!わけもわからず乗せられ、パトカーは走り出してしまった。「え?どこに連れてかれるの??」わしもこう答えるしかなかった。「わからん!」 ~ つ づ く ~ブログランキング←応援してくれよう! ←お願いだよう!
June 21, 2005
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おいらのページによく来てくれる常連様。よく見ると、女性ばかりである。いや、もうほとんどが女性であると言ってよい。んふ~ん?やっぱり色男のフェロモンは、インターネットを通じても伝わっちゃうのかしら。頭に浮かぶのは、こんなイメージである。が、最近の皆様のコメントを読み返すと、上のイメージが単なる妄想であることに気づかされるのだ。で、最近はこんなイメージである。 ああ、また常連様の怒りのオーラが伝わってくる。「ナンバープレートの話はどーなったんだよ!!!」ごもっともでございます。その話は夜にでも更新させて頂きます(笑)ブログランキング←怒りはクリックにぶつけましょう。 ←ほら、こっちにもあるヨ♪
June 20, 2005
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~ 彼女がドイツにやってきた! 3 ~フランクフルトを出発した二人は、ロマンティック街道を下り、第一の目的地、ローテンブルグへ向かった。ロマンティック街道って、その名の通り、街道沿いにバラが咲き乱れていたり、白馬に乗った王子が散歩してたり、黄色いふちのメガネをかけた小太りがドラム叩いてたりしてるのかと思っていたが、意外に普通であった。ただ、古いヨーロッパの町並みが所々に残っており、そのあたりがロマンティックと言えなくもない。あいにく天気はうす曇り。時折雨がぱらつく感じで、絶好のドライブ日和とは言いがたいが、ひさびさに会う彼女との旅行であるわけだからして、はっきり言って天気など関係ないのである。話題が途切れるハズもない。あれこれお互いの近況などを話しているうちに、車はあっとゆー間にローテンブルグに着いてしまった。ローテンブルグは城壁に囲まれた小さな町で、城壁の中には車は入れない。よって、城壁の外に大きな駐車場がいくつも用意されており、そこに車を置いて徒歩で街に入ることになるのだ。予約したホテルが町のどのあたりにあるのか見当がつかないので、最初に見つけた駐車場に車を停め、町に入る。そこはまるで、おとぎ話の世界であった。ガイドブックで「中世の宝石」と紹介されていたが、納得。細い石畳の道。白い壁に真っ赤な三角屋根の家。昔読んだ絵本に書かれていた絵が、目の前に現れたようである。 「ステキ~!♪」彼女はうっとりと町を歩く。うむ!いい感じだ。ホテルを見つけ、チェックインを済ませる。あいにく、ホテルの場所は丸い城壁内の、おいらが停めた駐車場から一番反対側にあった。翌日、また荷物を持って町を横断するのは大変なので、町の散策がてら一度戻り、最寄の駐車場まで車を移動させた。これが、失敗であった・・・・・。その後、夜までブラブラと町を散策し、小さなレストランで食事をとり、ワインやおつまみを買ってホテルに戻る。日本では、ワインなどとゆうお上品な飲み物はめったに飲む機会はなかったのだが、ドイツに住むようになって、わりと飲むようになった。その晩買った、その地方のワイン(もちろん白)はこれまた格別にうまかった。あっさりさわやかで、飲みやすい。話もはずみ、ワインもすすむ。こうして、ローテンブルグの夜はふけていったのである。一夜明けて朝。天気は前日とはうってかわって快晴である。パンとチーズとハム、といったいかにも欧風な朝食をすませ、二人は駐車場に向かった。その日は一気にフュッセンまで走る予定である。駐車場を歩いていくと、遠くに我が愛車の姿が見えた。しかし、何か違和感がある。ハテ?しかしその違和感が何かがわからない。でも何かおかしいぞ・・・?その違和感が何であるかは、車に近づくとすぐにわかった。ナンバープレートが無え!!はれ?なんでナンバープレートが無くなってるの?恐る恐る前にまわると、前もねえ!こ、これでは走れないではないか!どうすりゃええの??! - つづく -ブログランキング←押そうよ! ←ついでに押そうよ!
June 18, 2005
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~ 彼女がドイツにやってきた 2 ~フランクフルトのホテルで朝を迎える。「おはよ~!ん~スッキリ!良く寝たよ~」彼女はさわやかにお目覚めである。朝食を済ませ、いよいよドイツ旅行に出発だ。チェックアウトを済ませ、駐車場に向かう。実は、おいらがどんな車に乗っているか、彼女は知らなかった。ふふふのふ。以前紹介したが、おいらの車はアウディA4である。しかも、リースの期限がきたので、ちょっと前に同じアウディA4の、ツーリングワゴンに変わったばかりである。もちろん新車だ。このピカピカの車を見たら、彼女はもうメロメロであるはずだ。「ねえ、どの車?どの車??」彼女は興味津々である。「ふっ・・・・・あの黒い車さ・・」おいらは自信たっぷりに車を指差した。「えー!すごーい!!」車に駆け寄る彼女。「すっごいね!カッコイイ!」そうだろう?おいらの自慢の車さ!(ニヤリ)「こんな車でドイツを旅行できるなんて夢みたい!!」だろう?カッコイイだろう?(ニヤリ)「私、一度は乗ってみたかったんだー!ベンツ!」だろ?やっぱベンツに限るよね・・・って、え?ベンツ?あ、いや、あの・・・。となりなんですけど・・・・。「え?となり?あ、こっち??」そう、その丸が4つのやつ。「あはははは!なんだビックリしたぁ。ろっくんドイツでベンツに乗ってるんだ!って思っちゃったよ」ベンツなんて・・・乗れませぬ。「あはははは!うん、こっちもカッコイイよ」ああ・・あはははは・・・そうですか(涙)すいません。ベンツじゃなくて。つーか誰だ!隣にベンツ停めたやつ!!「ベ、ベンツなんておじさんくさいよ!アウディかっこいいよ!」彼女、必死のフォロー。「そうだよね・・・あははは」「そうだよ・・・あはははは」走り出した車内に、乾いた笑い声が響く。そんな旅行の始まりであった。ブログランキング←再上昇中!みなさんありがとう! ←こっちも再上昇!みなさまのおかげです!
June 16, 2005
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~ 彼女がやってきた! 1 ~さて、彼女がやってくる日。おいらはフランクフルトの空港に隣接するホテルにチェックインして彼女の到着を待つ。このホテルは、かつてエジプトに行く際、乗り継ぎのため初めて海外で泊まった所であるのだ。あの時は水も満足にオーダーできなかったものよのう・・・・。そのへんの話は、フリーページの「エジプトへ 2」をご参照頂きたい。それにしても・・・・。「異国のホテルの一室で彼女の到着を待つ」ってゆーこのシチュエーションはどうだ?なんだかまったくガラにもない状況に、あっちウロウロ、こっちウロウロと落ち着かないおいらであったよ。夜10時ころ到着の便であったので、その日はそのままこの部屋で一泊し、ロマンティック街道を下って行こうとゆう計画であった。日程も綿密に組んだ。ホテルもすべて予約済み。バカンポ君の時とは扱いがまったく違うのである。で、ついに彼女が到着する時間。おいらは空港の到着ロビーで彼女を迎える。「よ!」実に軽いノリで彼女はやって来た。「お疲れ!大変だったな」実は彼女、年末の旅行シーズンとあってドイツへの直行便が取れず、日本から「韓国」「イギリス」を経由してやってきたのである。そんな彼女を案内し、ホテルの部屋に入る。ひさびさに会う彼女。ホテルの一室。「おみやげ買ってきたよ・・・」意味ありげな微笑み・・・。ん?何かな?「すごくキモチイイもの・・・・」おお・・・そ、それは?「ベットに横になって・・・・・」ええ?いきなりそんな・・・・ツハー!「うつぶせになってね・・・」う、うつぶせ?クハー!そう来たか!ペタペタ。「はい、OK!これすんごくキモチイイんだよ!」おいらのふくらはぎに貼られたシップのようなもの。「足爽快シートってゆうの。今、日本ではやってるんだよー。私も貼ろうっと!」オイッ!ひさびさに会って、ホテルの一室でさ、なんか他にあるでしょうに!「明日から、ドイツを車で観光でしょ?楽しみ~!」彼女は無邪気に笑うばかりである。「ま、疲れたべ?今日はとっとと寝るとしよっか!」紳士を気取り、彼女を気遣うおいら。彼女が寝息を立て始める頃、月に向かってアオ~ン・・・・と吼えたのは、言うまでもない。ブログランキング←押しとくれ。 ←いやいや、気持ちはわかるが、押しとくれ。
June 15, 2005
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わしのブログに色恋沙汰はいらぬ。だって、そんなのわしのキャラじゃないし。でも、来ちゃうのである。彼女。つーか、彼女いたんか!と驚かれたあなた。失礼ぶっこいちゃうじゃないの。世の中、物好きな女性もいるのである。当時、おいらと彼女は、ドイツと日本とゆう、超遠距離恋愛であったのだよ。「遠距離恋愛ってつらいわ・・・彼氏、大阪なの。月に一度会えれば良い方なのよ・・」なんて嘆いているそこのアナタ。甘いぜ!ドイツと日本、ってことで、二人の間には「時差」とゆう壁が立ちはだかっていた。わしが朝起きるころ、日本は夕方である。彼女はまだ仕事中だ。わしが仕事を終え、家に帰るころ、日本はド深夜である。電話もままならないのだ。まぁそもそも、電話なんぞ頻繁にしてた日にゃぁ、いくら電話代とられるかわかったもんじゃない。そんな二人をなんとか繋いでいたのが、他でもないインターネット。メールと、メッセンジャーツールによるやりとりだけが、唯一の手段であったわけだ。そんなある日、いつものように彼女からのメールを開くと、「年末の休みに、そっちに行こうかな」なんてことが書いてあったのでした。「来なさい」と答えたのは言うまでもない。そんなわけで、季節感まったく無視の、彼女と行く冬のドイツツアー、名付けて、「ロマンチック街道を走ればロマンチックになるってもんでもないよ」編(長えな)を書いてみようかな・・と。どうなることやら・・・・。ブログランキング←一週間も更新さぼってたワリには・・・ ←こっちは見事に転落(笑)そりゃそうだよね。
June 14, 2005
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最近、日記を更新するために、昔の日記を読み返す機会が多い。汚い字で、誰に見せるつもりもなく書いているものであるからして、実に支離滅裂である。誤字、脱字はアタリマエ。何を言いたいのかさっぱりわからないものもある。そうして、肝心なことはさっぱり書いていない。「どこどこへ行った。まあまあ楽しかった。」「なんとかってゆう料理を食った。けっこううまかった。」こんな感じである。あと、寒いギャグが時折出てくる。「今日はチェコにチェコっとだけ居て帰ってきた。」など・・・。自分が書いたわけなのだが、しっかりしろ!と言いたい。そんなふうに過去の日記を読み返していると、時折、ふとその頃の気持ちが新鮮に蘇ってくることがある。そうして、さらにさかのぼって思い出した。おいらが、海外を目指したきっかけを。そんなわけで、ちょっと旅行記の合間に、そのへんの事を書いてみたくなったのです。16歳の時、原付の免許を取った。親戚のおじさんが、もう乗らなくなったバイクをくれた。それでおいらの世界は一気に広がった。バイクにまたがって走ると、それまで行けなかったところに、自分の意思で行ける。気の向いた時に止まり、また気が向いたら走り出す。そんな自由な小旅行が、たまらなかった。やがて400ccのバイクを手に入れると、さらに世界は広がった。地元の北海道は、ほとんど隅々まで走りたおした。学校を卒業して、社会人になると、時間の自由は減ったが、その分学生では持てなかった金銭的余裕ができた。最初の夏期休暇で、東北地方を一周した。次の休暇では、四国を一周した。その次は、九州を一周した。そうして思った。このままだとすぐ日本は一回りしちゃうな、と。その頃、おいらはやたらと本を読んでいた。そうして出会った一冊の本。「日本の川を旅する」:野田知佑野田さんは、世界の川をカヌー犬ガクと共に下っている人だ。それから、この野田さんの著書を読み漁る。これだ!と思った。なんてイカス生き方なんだ!と思った。おいらも、世界を自由に旅したい!と心底思った。そうすると、やっぱり英語くらい話せないと無理だろうな、と。おいらは、学生時代から一番の苦手であった英語の勉強を始めることにしたのである。 ~ エピソード2へ つづく ~ブログランキング←上がったり、下がったり♪ ←え?1位?今だけだよ!見ておいて!(笑)
June 8, 2005
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その日はロンドンで仕事だった。ロンドンの中心部にオフィスがある日系企業。そこに呼ばれていたのだ。そこには、以前何度か顔をあわせたことがあるプログラマーKさんも出張で来ていた。仕事も無事終わり、ホテルに帰ろうとしたところ、Kさんから「よかったら夕食一緒に食べませんか?」と誘いを受ける。断る理由は無い。おいらとKさんはホテルへチェックインを済ませると、とある日本系焼肉店に行ったのである。たらふく食い、たっぷりとビールを飲み、さあ帰りましょうとゆう時になって、Kさんは「ねえ、ちょっとバッキンガム宮殿見に行きません?」などと言い出した。いやいや、いま夜の10時ですぜ?「一応、道は聞いておいたんですよ~。ちらっと見るだけですから、付き合ってもらえません?」なんで今からバッキンガム宮殿なんて見にいかにゃぁならんの?アホか!と言ったのは心の中だけ。おいらはサラリーマンであり、Kさんはお客様の会社のプログラマーなのである。「いいですよ、ご一緒します。」ああ、悲しきサラリーマンの性。読者はここでそっと涙をぬぐうべきである。「じゃあ行きましょ~。確かこっちだったはずです!」Kさんは歩きだし、おいらは黙ってそれに従った。「たまの出張でしょ?なんかホテルに帰って寝るだけってもったいなくってね」・・・わしゃ寝たいっす。「まぁ、明日は予備日で、とりあえずのんびりできるもんですから」・・・わしゃ、朝一のフライトでドイツに戻るんっすが。つーか、じゃあバッキンガム宮殿も明日デイイダロ!「あれ~、なんだか裏道に入っちゃったかなぁ。確かこっちのハズなんだけど・・」気がつくと我々は、薄暗い通りを歩いていた。ほとんど人通りの無い、とてもバッキンガム宮殿に通じるとは思えない道。イカンなぁ・・こんな時間に・・。おいらは心配になって後ろを振り返った。ドキリ暗闇の中、一人の黒人男性が我々の数メートル後を歩いていた。その目が、怪しく光っていた。明らかに「ヤバイ」目だ。わしはそっとKさんに言う。「後ろ、振り向かず聞いて下さい。どうやら、怪しい男につけられてます。」「ええっ!!!」思いっきり振り向くKさん。「うわ!うわ!どうしよ!やばいね!あれ、間違いなく物取りだよね!やばいね!うわーーーー!」うるせぃ!「とにかく、これ以上暗い道に入らないように、このまま歩きつづけましょう!」なんともいえない緊張感に包まれ、我々は歩き続けた。男は数メートル後ろをずっとついてくる。襲うタイミングを計っているのか、それとも別に何か狙いがあるのか。そんな中、薄暗い通りにぽつんとネオンの灯りが見えた。それは小さなゲームセンターであった。「ここ入りましょう!」そそくさとゲームセンターに逃げ込み、ほっと一息。明るい店内がなんとも頼もしい。ふぅ・・・と思いゲームセンターの入り口を振り返ると、ガラス越しに「ジロリ」と我々をにらみつける男の姿がそこにあった。ひぃぃぃぃぃぃ!男はしばらく店内をにらみつけた後、すっと姿を消した。あの目は怖い。日常生活で、あんな目で見つめられる機会なんてそうあるものじゃない。ギロリ、と、人を品定めするような目。金を盗られるだけならいいけど、ブスリと刺されでもしたらシャレになりませんぜ。恐る恐る入り口からガラス越しに外を見ると、通りの反対側にまだ男は居た。そしてじっとこっちを見ていた。待ってやがる!どうする?誰かに助けを求めるか?しかし・・・良く見るとゲームセンターにいる男たちも、一歩間違えば外の男とそう変わらない感じだ。スーツを着た日本人二人が、こんな時間に、こんな街外れのゲームセンターに居ること自体、「襲って下さい」と言わんばかりだ。わしは店員に「すまぬが、タクシーを呼んではもらえぬか?」と聞いてみた。店員はめんどくさそうに言った。「このすぐ裏に、地下鉄の駅があるぜ」なんでも、店の裏、ほんの数十メートル先に地下鉄の駅があると言うのだ。わしの腹は決まった。「Kさん、せーので店を出て、地下鉄の駅に駆け込みましょう。駅の中に入れば、まさか襲われはしないハズです。」せーの!ダッシュ!我々は振り向かずに走った。そこには、確かに地下鉄の入り口が、ぽつんと口を開けていた。一気に階段を下る。駅員や、他の客たちの姿を見てやっと一安心。そうして振り向くと・・・階段の上の入り口に、男は立っていた。おとこはしばらくわしらを例の目でにらみつけ、やがて「ケッ!」っとつばを吐き去っていったのである。ふぅ・・・・どうやら事なきを得たようだ。さあ、帰りましょう。ところでここはどこの駅?Kさん、大丈夫?「いやー、危なかったですねー。後ろなんて全然気にしてなかったから。ところでバッキンガム宮殿の最寄駅ってどこでしょうねぇ?」まだ行く気かい!ブログランキング←見事に落ちました(笑) ←こっちもあっぱれに落ちました(笑)
June 7, 2005
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フランスはパリ。言わずと知れたこの華の都に、「クレイジーホース」という名のショーパブがある。いきなりおいらのページにそぐわない写真で、常連さまはビックリしたであろう。初めて来た方は、「ここって、もしかしてエログ?」と思ったことでしょう。さにあらず!このクレイジーホースのショーは、ヌードショーであることは確かだが、まったくエロではないのである。初めてクライアントに連れて行かれたときは、おいらも「え?ヌード?いや~おいら的にはそーゆうの・・・ツハー」などとうろたえまくっていた。「ヌードショー」てアナタ、お金払って女性の裸を鼻の下伸ばして眺めるなんてエロオヤジ的な趣味はないのだ。が、ショーが進むにつれ、それはおいらの勘違いだったと思い知らされたのである。写真を見てもらえばわかる通り、ダンサー達は皆、容姿端麗。ダンスも十分な鍛錬がなければ出来ないレベルの、魅惑的なもので、なにしろ「美しい」。女性の体って、こんなに美しいものであるのか!と感動すら覚えたのである。その後、日本からの出張者とパリで仕事をする機会があると、その度おいらはこの「クレイジーホース」に連れて行ってあげるようになった。最初は皆同じく、「え?ヌード?ぐへへへへへ」と言うのだがショーを見終わると「・・・・・・感動したよ」と澄んだ目になっていたものだ。パリに行ったら、ぜひ皆様にも行ってみて頂きたい。女性でも全然大丈夫。実際、観客の3~4割は女性でしたから。へたなミュージカルより感動する事、間違いナッシングである。ブログランキング←写真に一部お見苦しい点があったことをお詫び致します。 ←ちょっとドキドキ。
June 5, 2005
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ゆうべも仕事が終わって帰宅してから、どれどれ、と書き始めたおいらである。カタカタ・・カタカタ・・・・。読み返す。くすくす・・・。いい感じ。カタカタ・・・カタカタ・・・・・。出来た!プレビュー表示。読み返す。くすっ・・・。いいんでないの?よし!完成。「登録する」をぽちっとな!「メンテナンスのお知らせ」ぬををををををををを!「戻る」を押すが、それでもやっぱり「メンテナンスのお知らせ」消えた・・・・・。わしの日記を・・・・わしの時間を返せ。
June 5, 2005
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ドイツに戻り、やっとツアーコンダクターから開放されたおいら。翌日は、オランダかベルギーに連れていってあげる予定だったが、おっかさんの体調がイマイチな事もあり、休養日とした。なにしろ、おっかさんと妹は、これからまだ日本へ14時間のフライトに乗ったのち、さらに東京から北海道まで移動せねばならぬ。まだまだ先は長いのだ。「もったいないから、無理してでもどこか行きたい!」と言うおっかさんをなだめ、家から散歩がてら、ライン川を見に行った。おいらの部屋から、ライン川までは、窓から見えるほどに近いのである。散歩の途中、おっかさんはとんでもない事を言い出した。「Y子は仕事があるから無理だけどさ、お母さんは何も制約ないし、もうしばらくここに居ようかね・・」いや、居られても困るのだよ!「帰りのフライトを変えるのは大変だよ。それに父上だって困るだろうし、Y子一人で帰らせるのも不安でしょうに」おいらは必死で説得にあたる。かわいそうだが、おいらも仕事がありますし・・・・。「そうかい?・・・・・じゃぁしかたがないねぇ・・・」おっかさんはしぶしぶ諦めてくれたのである。その翌日、二人をフランクフルト空港まで送る。これで本当にろっくんツアーズは終了である。旅はやっぱり、自分が楽しめる旅がいいですな。まぁ、たっぷり親孝行できたので、しばらくは実家ででかい顔させてもらおうかい。後日、実家でおっかさんの友達、妹の友達などを集めて、この旅のビデオの上映会をひらいたらしいのだが、おいらがこっそり録画しておいた、「一人で鏡に向かって百面相」シーンが突然映し出され「いい恥かいたよ!」との連絡を頂いた。事前に見ておかない方が悪いのである。 ~ 完 ~ブログランキング←次回はどこへ?と思ったら押してみましょう ←けっこうがんばってます。見てみて~!
June 3, 2005
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~ おっかさんがやってきた! 10~ベネチアで2泊。イタリア旅行はこれで終了である。わしはやっとツアーコンダクターの仕事から解放される喜びでウキウキであったが、おっかさんと妹は、旅の終わりが近づいていることが残念なようであった。「もっと時間があれば、スイスにもパリにも行けるんだけどねぇ~」いや、おっかさん、カンベンしてくれ。わしゃもうクタクタだよ。さて、そんなおっかさんであるが、ドイツへ移動する日の朝、「具合が悪い」と言い出した。ドイツに来る前日、38度以上の熱を出したことは以前書いた。旅行中もあちこちで鼻をかみまくっていたが、気持ちが張っている間は大丈夫だったのであろう。しかしとりあえずドイツに帰らねばならぬ。おっかさんよ、気合いだ、気合い!「うん。大丈夫。お母さんがんばるよ・・」ベネチアの空港からデュッセルドルフまでのフライトは、2時間弱。大丈夫か?おっかさん。飛行機の中では、とりあえず寝ていたおっかさんであったが、もうじき着くって時になって、「・・・・・吐きそう」と言い出した。飛行機はもう着陸態勢に入っていて、いまさらトイレに駆け込むわけにもいかぬ。頼む、なんとかもう少し堪えておくれ。気合いだぁ~!おっかさんは耐えた。なんとかゲロ袋を使う事態は避けられた。デュッセルドルフ空港に着き、おっかさんと妹は、一目散にトイレに駆け込む。ふぅ・・・・。なんとか間に合ったか。次の瞬間、おえええええええええええぇ!デュッセルドルフ空港に、カエルを100匹くらいいっぺんに踏み潰したような声が響いた。おっかさん・・・声でかいよ。荷物受取所にいた他の乗客たちも、「何?今のなんなの?」とざわついたくらいだ。ふらふらと、トイレから出てくるおっかさん。「大丈夫?」と聞くと、「大丈夫だよ。でも・・いや~・・・お母さん、実は吐いちゃったよ・・」いや、おっかさん。聞こえてたよ。「え~、おっかさんドイツでゲロ吐きました~♪」楽しそうにビデオを撮影する妹。「いやだねぇ・・。あっはっはっはっは!」吐いていささか元気になった母。女は強い・・・。ブログランキング←押して下さいませ。 ←押して下さいませってば。
June 1, 2005
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