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私の好きな甘茶ソウル(11) MY FAVORITE SWEET SOUL (11)【 甘茶偏差値 63 】Silk / I Know I Didn't Do You Wrong 「Smooth As Silk」'76甘茶ソウル百科事典P.43とU.S.BLACK DISC GUIDEの#301で紹介されているシカゴの3人組グループの1976年の1STアルバム収録曲。当ブログで1973年の甘茶ソウル名曲THE FIRST TIME WE METを紹介したINDEPENDENTSのうちの2人が中心になって結成されたグループのようです。何故か録音は南部メンフィスのMALACOで行われています。曲は「君に悪いことをしてないことは分かってる」と歌う渋めの恋愛ソング。語り入りでファルセットやコーラスもしっかり入り、甘いメロディもなかなかのもの。ただし、派手さはなく落ち着いた内容でアダルトな雰囲気が漂います。4人組から3人組へ、73年から76年へ、ニューヨークからメンフィスへ、とスウィートソウルの本線から離れていってしまったからなのか、悪く言えば少々物足りなさを感じますね。個人的にはTHE FIRST TIME WE METのような緊迫感や瑞々しさ、甘酸っぱさのある方が好みなだけにこの変貌はちょっと残念。ただ、大人向けの渋い雰囲気はいい感じなので女性を口説く為のBGMには向いている気がします。「YOU TUBE」で聴けます。「スウィート・ソウル・ベスト10」募集中! 皆さんの好きなスウィートソウルを紹介しあい楽しもうというページです
2025.01.26
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洋楽スーパーポップの世界(2) 【 ポップ偏差値 67 】THE BELMONTS / Diddle-Dee-Dum (What Happens When Your Love Has Gone) '621950年代後半にDion and the Belmontsとして活躍したニューヨークの白人ドゥーワップ・グループの1962年のシングル曲。チャート的には最高53位とあまりヒットしていませんがドゥーワップを代表する名曲かと。これだけのメロディなのでてっきり天才ディオンの作った曲かと思っていたのですが、1960年にはディオンが抜けてしまったので彼は全く関わっておらずオリジナルメンバーによる自作曲となります。曲は情感をたっぷり込めて歌われる大泣きのドゥーワップ。甘く切ないメロディがアップテンポなリズムに乗って軽快に歌われるという実に個人的好みのスタイル。緊迫感のある切実な雰囲気のメロディもビートルズ前夜の62年という時期を考えるとかなり希少と感じます。後のネオアコに通じる甘酸っぱさも感じられる表現の豊かな秀逸なメロディですが、最高位が53位ということで、一般受けするには時代的に早すぎたのかも知れませんね。ドゥーワップということでリード以外も大活躍するのですが、他のどのパートも胸をうつ素晴らしいコーラスワークです。特に最後の遠吠えコーラスは個人的にツボ過ぎて泣けちゃう。因みに「ディドル・ディー・ダム」という擬音語に特に意味はないようです。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ楽器瑞々しさボーナス(泣きのメロディ)ポップ偏差値合計787771079567(ご参考)【 甘茶なドゥーワップ(DOO-WOP)ベスト20 】
2025.01.19
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私の好きなノーザン・ソウル(ノーザン・ダンサー) 2 【 ノーザン偏差値 64 】ED CROOK / THAT'S ALRIGHT (TRI-SOUND 601)'66デトロイトのマイナーレーベルから1966年に出されたノーザンダンサー。ED CROOK自身この一枚しかシングルを残していないマイナー歌手だけど、このレーベル自体も2枚しかシングルを発売していない模様。然しながらこのレーベルの運営に関わっていたのがマニアには人気の1967年の名曲「DREAM」のCREATIONS(後のBROTHERS OF SOUL)のメンバーだというのだから面白いものです。年代も近いし案外同じ人材が関わっているのかも。モータウンの本拠地デトロイト産の本曲は軽快でスピード感のあるリズムが心地よいノーザンダンサー。ヴォーカルはドス黒いけど爽やかな女性コーラスや歯切れのよいブラスなどで聴きやすい。ストリングスも晴れやかだしピンピン跳ねるギターの音色も実にポップで楽しい雰囲気です。これ、SUPREMES辺りの女性グループが出してたら結構ヒットしたんじゃないですかねえ。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ楽器快活さボーナス(軽快さ)ノーザン偏差値合計87777878564
2025.01.12
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洋楽スーパーポップの世界(1) 【 ポップ偏差値 74 】史上最高のカバーソングは? 第二弾 BEATLES / TWIST AND SHOUT '63史上最高のカバーソングは?の第一弾としてBEATLES / PLEASE MR. POSTMANを取り上げましたが、第二弾となる今回もビートルズの登場となりました。オリジナルは1961年のTOP NOTESによるR&Bですが、こちらは特にヒットすることもなかった地味で単調な内容。それを翌1962年にISLEY BROTHERSがかなり改変したバージョンがビルボード17位のヒットとなり、この版をカバーしたのが翌1963年のビートルズという時系列となります。後にソウルの大御所となる初期ISLEY BROTHERSによる改変は、テンポを遅くしコール&レスポンスを導入するなど卓越した音楽センスを感じさせるのですが、黒いヴォーカルと泥臭いアレンジでいまいち垢ぬけない。それをポップなギターサウンドに乗せてスマートなロックに変貌させたのがビートルズ版。なんといってもジョンレノンの若く張りのある陽性なヴォーカルの声質及び瑞々しく畳み掛けるように歌い上げる唱法が素晴らしい。更にそれに呼応するポール&ジョージの明るく楽しいコーラスと気分を高める遠吠えという効果的なアイディア。そして終盤の三人による「アー」「アー」「アー」の重ね合いによる異様なまでのテンション上げとロックンロールの楽しさ大爆発の内容です。単純明快な内容ですが、60年以上経過した現代でも非の打ちようのない素晴らしい輝きを放ち、そのスマートかつ瑞々しい内容は1963年という時代を考慮すると、これもまたオーパーツ・ミュージック(有り得ない音楽)と呼ぶに相応しい異次元の出来と感じます。私の選ぶ「史上最高のカバーソング」の上位2曲はビートルズの独占となりましたが、こうした卓越したセンスを持った彼らには「1963年」というこの時期に、もっと多くのカバーを残して欲しかったですね。TOP NOTES / TWIST AND SHOUT '61ISLEY BROTHERS / TWIST AND SHOUT '62BEATLES / TWIST AND SHOUT '63明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ楽器瑞々しさボーナス(スマート)ポップ偏差値合計9109779810574
2025.01.05
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