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フリーソウルコンピ未収録推薦曲(4) 【 ポップ偏差値 62 】Oscar Castro-Neves / Sugarloaf Skyride 「Brazilian Scandals」'87 1960年代から活躍するブラジルのジャズ系ギタリスト、作曲家のオスカー・カストロ=ネヴェスの1987年のアルバム「Brazilian Scandals」収録のインスト曲。彼はボサノバの先駆者とも言われ、アントニオ・カルロス・ジョビンやセルジオ・メンデスのアルバムに参加するなどブラジルのおいてはかなりのビッグネームの模様。曲は明るくテンポのある現代風サンバ。小刻みに演奏されるパーカッションやドラムのタイトで快活な響きが心地よく、明るく爽やかで高揚感のあるスキャットも華を添えている。全体のメロディもキャッチーで、ヴォーカルが無い分、躍動感溢れる各楽器の魅力的な音色がダイレクトに伝わってきて、大音量で聴くとかなり心地よい。全体的に洗練された雰囲気もありフリーソウルファンにも受けそうですね。オスカーはこの時点で47歳と高齢ながら、これだけ快活で瑞々しいサウンドを作りだしたのですから驚きです。因みにリオデジャネイロのシュガーローフ山のケーブルカーの楽しく爽快な空の旅(スカイライド)をイメージした可能性が高そうです。楽しくワクワクする観光に適したインスト・サンバの傑作とも言えるでしょう。「YOU TUBE」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ楽器瑞々しさボーナス(爽快感)ポップ偏差値合計77878777462
2025.05.25
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私の好きなディープソウル2 MY FAVORITE DEEP SOUL 【 ディープ偏差値 67 】Kim Tolliver / Let Them Talk (Rojac 129)'69オハイオ出身の黒人女性歌手によるディープソウルなカバーソング。オリジナルは1959年のLulu Reedで「Idle Gossip」という曲名で録音されています。secondhandsongsによると合計46曲ものカバーが存在します。Mitty Collier、Bunny Sigler、Bobby Patterson、OTIS REDDINGによるアレンジのBilly Young、James Brown、コーラス付きのBaby Washington、Z.Z. Hill、Leon Haywood、大部崩して歌うGwen McCraeなど。黒人ソウル歌手によるカバーが大部多い感じですね。変わったところでは、スウェーデンの女性歌手Sylvia Vrethammarによるスウェーデン語カバーも。曲は恋愛における周囲の噂や批判を気にせず、愛を貫くことの大切さを歌ったもので、ゆったりとしたテンポに情感豊かなメロディが特徴的。特にタイトルのフレーズ「Let Them Talk」部分のメロディがキャッチーで印象的です。オリジナルに忠実な静かめのカバーが多いのですが、このKim Tolliver版は出だしこそ静かだけど徐々に感情が昂ぶり、ディープに歌い込み緊迫感が増していきます。そして女性歌手ながら誰よりも激しいシャウトを複数回聴かせてくれるのですが、これが実に見事に決まってます。ディープソウルはこうでなくっちゃね。静と動のコントラストが見事な絶品カバーと言えるでしょう。「YOU TUBE」で聴けます。Bunny Sigler / Let Them TalkBobby Patterson and The Mustangs / Let Them TalkBilly Young / Let Them Talk(OTIS REDDINGによるアレンジ)James Brown / Let Them TalkBaby Washington / Let Them Talk(コーラス付)Manhattans / Let Them Talk(後半の方)Z.Z. Hill / Let Them TalkLeon Haywood / Let Them TalkGwen McCrae / Let Them TalkKim Tolliver / Let Them Talk(1982 Version)Sylvia Vrethammar / Lat dom le(スウェーデン語)
2025.05.18
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私の好きな甘茶ソウル(11) MY FAVORITE SWEET SOUL (11)【 甘茶偏差値 62 】IMAGINATIONS / GOD BLESS YOU LOVE 「IMAGINATIONS」'74シカゴの4人組コーラスグループの1974年の1STアルバム収録のスウィートソウル。LOVE JONESのヒットを持つBrighter Side Of Darknessの後継グループなので下地は十分出来ていた感じでしょうか、しっかりとした出来です。曲のタイトルを直訳すると「愛する人を神が祝福しますように」ということになるけど、特にゴスペル臭や宗教臭を感じさせない雰囲気の明るく爽やかな曲。愛する恋人への想いや幸福感をファルセットで激しく歌い上げ、それをコーラスがしっかり盛り上げるところは1974年というスウィート全盛期を感じさせなかなかのもの。ただ、歌詞をしっかり追っていくと「ママ」なんて表現は甘いムードに水をさすし、「全能の神」なんて表現も気持ちを一気に萎えさせますね。BGM的に軽く聞き流すぐらいの楽しみ方がちょうどいいのではないかと思います。「YOU TUBE」で聴けます。「スウィート・ソウル・ベスト10」募集中! 皆さんの好きなスウィートソウルを紹介しあい楽しもうというページです
2025.05.11
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ラバーズロック(3) 【 ラヴァーズ偏差値 60 】Boris Gardiner / This Old House (Extended Version) '87レゲエ歌手ボリス・ガーディナーの1987年のシングル曲。オリジナルはオランダのポップロックバンド、George Baker Selectionの1987年の作品。特にヒットした訳でもないこの曲が何故カバーに選ばれたのか不明だけど、1986年に「I Wanna Wake Up with You」という歌謡レゲエを大ヒットさせた後の作品候補としては、同じ歌謡レゲエ路線ということで的確な選曲だったのは確か。曲は明るくポップな甘いレゲエでメロディはかなり大衆的。前曲同様ラバーズロックというよりも歌謡レゲエといった呼び方が似合いそう。「古いけど大切な家」というノスタルジックな歌詞通り、温かみや優しさ、愛情などを感じさせる内容。特にサビの高揚感と解放感はなかなかのもので、レゲエのリズムにのせることによりオリジナルの良さを倍増させた感じ。プロデュースはWillie Lindoなので明るくポップにアレンジされ、ちょっと甘ったるい側面もあるけど、かなり聴きやすく心地よいサウンドでリゾートなどで和むにはもってこいの内容。アルバム収録曲でもあるけど、12インチシングルのExtended Versionは後半が軽くダブが接続されていてなかなかいい感じ。こうした古き良き時代の歌謡レゲエも大部廃れてしまったようで残念ですね。「YOU TUBE」で聴けます。
2025.05.04
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