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洋楽スーパーポップの世界(5) 【 ポップ偏差値 60 】Lobo / Will You Still Love Me Tomorrow '95 「Classic Hits」1970年代を中心に活躍したアメリカのシンガーソングライターLoboによるカバー曲で1995年のアルバム「Classic Hits」収録曲。オリジナルは1960年のGoffin&KingによるShirellesの世界的ヒット曲。secondhandsongs.comによると実に508曲ものカバーバージョンが存在します。個人的に60年代ガールポップは大好物なのだけれど、このシュレルズのバージョンはあまり好きではなく、特にカバー曲を全て網羅して聴こうと思っていませんでした。メロディにキャッチーさはあるものの歌声やサウンドにあまり魅力を感じなかったからでしたね。然しながらLoboの作品を一通り聴いていくうちにたまたま出会ったのがこのバージョン。オリジナルとは違いゆったりとしたリズムに。キャロルキングの極上のメロディを噛みしめるようにじっくりと歌い込むのが特徴的。52歳と円熟の年齢になったローボのヘタウマ的な歌声と唱法は枯れた風味があり、すこし悲しげなメロディともよくマッチしています。更にアコースティックで洗練されたサウンドと甘めのコーラスにより、だいぶポップで聴きやすく魅力的な内容に変貌を遂げたと感じます。オリジナルの情緒的なメロディを上手く活用した間奏のギターも良いですね。キャロル・キングの極上のメロディを最高レベルに活かしきったバージョンだと思います。同じように60年代初期のヒット曲で新しい魅力を引き出したカバーとしては、当ブログ既出で後にウォール・オブ・サウンド化されたGlen Campbell / I LOVE HOW YOU LOVE MEがありますが、この曲もまた実に音壁が似合いそうな雰囲気がありますね。「YouTube」で聴けます。Will You Still Love Me Tomorrow - Lobo featuring Billy Aerts
2025.11.23
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私の好きな甘茶ソウル(11) MY FAVORITE SWEET SOUL (11)【 甘茶偏差値 64 】CHARMETTS / BREAKING UP AGAIN (Philomega 800)'73甘茶ソウル百科事典 BILLY'S SELLECT 011。シングルを2枚残しただけのグループの1973年のスウィートソウルで、フィラデルフィアのレコード会社からの発売。アレンジとプロデュースは元MFSBのJohn Davis。如何にも女性グループっぽい名前ですが、リンク先のコメントを読むと演奏もするグループだったようで三人のヴォーカルだけが女性だったようですね。(1960年代に活躍したCharmettesという女性3人のグループとは別グループ。)甘茶では珍しく3人の女性ヴォーカルが主役の内容で、静かなムードに悲しげなリードが映える。全体通してメロディの出来は良いんだけれど、特に高音で盛り上がるサビのラインが素晴らしい。甘茶全盛期のフィリー録音ということでストリングス含めた上品なサウンドもいい感じです。上手くまとまった文句のつけようがない内容だけど、これを男性のファルセットリードでも聴いてみたいと思ってしまうのは贅沢ですかねえ。「YouTube」で聴けます。「スウィート・ソウル・ベスト10」募集中! 皆さんの好きなスウィートソウルを紹介しあい楽しもうというページです
2025.11.16
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私の好きなノーザン・ソウル(ノーザン・ダンサー) 2 【 ノーザン偏差値 63 】INTERNATIONALS / DRY BONES IN THE VALLEY '72ニューヨークのSpring Records制作のダンサブルな1972年のゴスペル系ノーザンダンサー。プロデュースはJoe Simonで、作曲はAretha Franklinの父のReverend C.L. Franklinです。アレサといえば同じ1972年の狂乱のゴスペル・ダンサー Old Landmarkとかなり近い内容ですね。アップテンポでグルーヴィなサウンドをバックにコーラス隊が延々同じフレーズを繰り返す手法で、これはゴスペルにおいては、催眠的・陶酔的を状態を生み出すのに効果的に作用しているらしい。実際に音を聴けばなるほどなという感じですが、宗教・信仰的な熱狂や高揚を狙った一種の儀式であることを思うと個人的には受け入れがたい。ただそこは日本人なので歌詞含めてダイレクトに宗教臭さが伝わってこないので個人的には楽しめる感じですね。イギリスのノーザンファンはどうだったのでしょうか。「YouTube」で聴けます。明るく元気テンション高揚感疾走感グルーヴメロディ楽器快活さボーナス(繰り返し)ノーザン偏差値合計88787677563
2025.11.10
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ラバーズロック(3) 【 ラヴァーズ偏差値 60 】CARL ST. CLAIR / GUILTY FOR LOVING YOU '89 イギリスのレゲエ歌手、カール・セントクレアの1989年製ラバーズロック。ASWADのメンバーやBlack Steel, Victor Crossといった面々がバックを務めてます。なんと本人の自作曲で甘く情緒的なメロディがとても良く出来てますね。ゆったりとした心地よいリズムに適度に洗練されたアレンジも素晴らしい。イントロで高らかに鳴り響くホーンの誇らしげな感じも実にいい感じです。こうしたラバーズの良曲がJet StarのReggae Hitsシリーズには多数収録されていて、発売された当時はとても重宝していたんだけど、2007年のVOL.37を最後に製作終了。シリーズの後半は目ぼしい曲は皆無に近くなり、ラバーズロックそのものの衰退という感じでとても残念。なんとか復活して欲しいものですね。「YouTube」で聴けます。
2025.11.02
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