2021年04月の記事一覧 | 透析生活

世間で話題の『あの人たち』を見て思うこと

２ヶ月以上続いた残業地獄も漸く終わり、先週は２０時頃には職場を出ることができるようになりましたこれでやっと、人間らしい生活に戻れそうです心配してくださった皆さま、本当にありがとうございました季節は冬から春に移り変わり、気温もドンドン上がってきて、日中は車に乗っているとクーラーをつけたくなるくらいの暑さですが、私が暮らしている地域では、朝晩と日中とでは全くの別世界最高気温と最低気温との気温差が２０℃ もあるものですから、朝晩はまだまだコートが手放せません毎年のことですが、、、この気温差は私の怠さの一因ですさて、仕事が忙しくバタバタしていた時期に、世間で騒がれていたことの中で、私が気になった話題の人が２人いました。何年も解決されないままの、所謂『金銭トラブル』の人と、マスコミまで呼びつけて意見を発信した『合理的配慮』の人。この２つの出来事に、私が共通して感じたことがあります。それは、「人間は感情の生き物だから、その感情を逆撫でするような言動をしてしまうと、たとえ法的には正しいことであったとしても、共感を得るのは難しいんじゃないかな」ということ。私もそういう傾向がありますけど、特に日本人の場合は、「法律的に、どうか」ということだけでなく、「人間として、どうか」ということを重視する人が多い気がします。それは、お世話になったら「ありがとう」と言えるかどうかだったり、迷惑をかけてしまったら「ごめんなさい」と言えるかどうかだったり、自分の希望を通したいときに「お願いします」と言えるかどうかだったり。だから、そういうことをしないまま、何かしらの意見を発信するときに、法律だけを盾にして、「私が正義だ相手が間違っている」と声高に主張してしまうと、世間からは「でもね」って言われてしまう印象を強く受けます。『金銭トラブル』の人の場合は、経緯がどうであれ、お世話になったことは事実なんですから、そのことに対する心からの感謝の念をキチンと伝えることができていれば、ここまで泥沼化することは無かったのではないかと感じます。『合理的配慮』の人の場合も、駅員の言動に矛盾や行き違いはあったにせよ、最終的には自分の希望に添った対応をしていただけたのですから、そのことに対しては感謝して良かったのではないかと思うのですが、マスコミを使って一方的に不備を咎め立てるようなことをしたために、世間の反感を買ってしまったように思うんです。注：『合理的配慮』の人のブログも拝見しましたが、　　　来宮駅の構内図を見て、階段の有無がわからなかったにもかかわらず、　　　事前に駅に連絡して対応可能かの確認することなく、　　　駅に「行ってから考えよう」という選択をするなど、　　　ご本人の準備不足にも問題の一因はあったのではないかと、　　　私は感じました。　　　こういう問題が起きるたびに思うことですが、『一方が１００%正しくて、一方が１００%間違っている』という事例は極めて稀で、大抵の場合は、お互いに（多かれ少なかれ）非があるわけですから、少しずつ譲り合うことができたら解決できることなんですよね。日本は法治国家ですから、法律はモチロン大事なものです。でも、法律云々を持ち出してくる前に、まずは話し合いや譲り合いという方法によって、お互いの意見や感情の隙間を埋めるための努力ができるかどうか、そこで人間としての器が試されるのではないかと思います。我が職場でも、患者さんとのトラブルはゼロではありませんが、こういう事例も参考にしながら、我が身を振り返って、自分自身の今後の対応に活かすことができれば、、、と感じました。にほんブログ村　いつもありがとうございます♪→ブログランキング今後とも、ヨロシクお願いいたします★ →

透析患者で良かったこと！？

土曜日の強雨で、わずかに残っていた桜の花もスッカリ散ってしまいました。でも日々あたたかくなり、いろいろな花が咲き始めるので、これからは我が家の庭が１番キレイになる季節ですさて、土曜日はまたもや外来患者さんが多く、院内が激混みで、皆さまのご想像通り、遅くまで残業して帰ってきた私。でも日曜日は、本当に久しぶりに、休日出勤も、家に持ち帰っての仕事も、仕事関係のウェブセミナーも、何の予定もなかったんですよ朝は一応普段通りに目が覚めたんですけど、紅茶を飲みながら「今日は（仕事）何も無いよね〜」と思ったら、もう何も（食事すら）するのが嫌になってしまって、室内着に着替えることすら無く、そこから横になって二度寝。私が１番好きな “遠くから生活音が聞こえる中でウトウト” 状態で、途中で何度か覚醒はしましたが、ベッドから起きることはなく、三度寝四度寝を繰り返し、丸々１日寝続けていました。幸いにして（）透析患者なので、トイレのために途中で起こされることもありませんし自尿が無いことでラッキーと思えるのは、今日のように、ただひたすらに寝ていたい時と、観劇の幕間に、トイレ行列に並ぶ人たちを見た時と、高速道路が渋滞している時くらいかしらね、、、それにしても、人間ってこんなにも眠れるものなんだとビックリまぁ、この２ヶ月以上、休日も仕事に追われて忙しくしていましたし、蓄積されていた疲労は相当なものだったと思いますが。でも、こんなにも睡眠をとったのに、怠さは増したような気もしますこれから明日の準備をして、また寝る予定なのですが、明日の朝、私はきちんと起きられるのかしらそれが不安です、、、にほんブログ村　いつもありがとうございます♪→ブログランキング今後とも、ヨロシクお願いいたします★ →

溜まっていたものが噴出して、、、

先週は、最低気温が氷点下の日もあった寒い１週間でした。桜も散りはじめてしまい、気分的にもちょっと寂しい感じです。そんな中、寒かったせいなのか、何故か木曜日は外来患者さんが少なく、検査スタッフの手も空いていたため、私は午前中からデスクワークに入らせてもらうことができまして、その結果、なんと１９時過ぎには仕事を終わらせることができたんですよところがですね〜「もしかして、今日は早く帰れるかも」という見通しが立った夕方から、徐々に身体が怠くなってきてしまいまして、職場の階段を上がる時でさえ、手すりを使わないと辛い状態に、、、その時は怠いだけだったので、自分で運転して家に辿り着いたのですが、２ヶ月以上ぶりに早く帰宅できたにもかかわらず、帰宅後待っていたのは、メマイと嘔吐と蕁麻疹と手足の攣りという、体調不良のオンパレードゆっくり寛ぐどころか、夕食を食べることすらできず、思いっきり体力を消耗してしまいました「このままじゃ、もう無理明日は仕事休もう」と決意したのですが、疲れ果てて眠ってしまい、翌朝目が覚めたら、何故かメマイも蕁麻疹もスッカリ治ってしまっていて、根が（無駄に）真面目な私は、結局出勤することに、、、。ここで「休みます」と言えないのが、私の弱さなんでしょうねたぶん、体力的にはずっと以前から限界を超えていたんだと思います。それを「職場が忙しい今、倒れるわけにはいかない」という思いを受け、何とか頑張って無理を続けてくれていた身体が、久しぶりに早く帰れるという状況になったことで、「もう頑張らなくて良いんだよね」と悲鳴を上げて、溜まっていた体調不良を一気に噴出させてしまった、、、そんな印象でした。結局昨日（土曜日）は、また２２時過ぎまで残業することになったのですが、何となく先が見えてきた感じがあって、ゴールデンウィーク前くらいには残業地獄も終わりそうです。今後の仕事については、落ち着いてからゆっくり考えるとして、先ずは頑張ってくれた私の身体に感謝ですそれから、あたたかい励ましのメッセージをくださった皆さまにも、心から感謝申し上げます本当にありがとうございましたにほんブログ村　いつもありがとうございます♪→ブログランキング今後とも、ヨロシクお願いいたします★ →

今、愛は感じられない

３月の終わりから急激に気温が上昇し、一時は夏日寸前にまでなったせいで、私が暮らしている地域でも桜が一気に満開ですでも、こちらは朝晩はまだまだ冷えるので、最低気温が２℃ とか３℃ なんていう日もあって、、、。大きな気温差に、正直なところ身体は最大限にキツイですそして案の定、４月になっても私の残業地獄は続いております予想していたことなので、それほどショックはありませんが、「ほら、やっぱり、、、」という気持ちでいっぱいですね。正直、職場に対しては、いろいろと思うことがあります。実はここ数年、我が職場では、様々な仕事が院長先生から若先生に引き継がれているのですが、それに伴って全体的な空気も少しずつ変わってきているんですよ。院長先生には院長先生の良さがあり、若先生には若先生の良さがあるのは当然で、親子と言えども違いがあることは充分に理解しています。ただ、、、理解はしているものの、同時に戸惑いも多く感じていることは、紛れも無い事実なんですよね。私が就職した頃の昔話になってしまいますが、『働き方改革』なんて言葉の気配すら無かった当時、医療業界は今以上に、相当ブラックな世界でした。特に、古い教育を受けてこられた先輩方の中には、「患者さんのために自己犠牲を強いるのは当然」という考えを持つ方も多く、私たち若手スタッフは、かなり過酷な労働を強いられていたんですよ。朝８時から勤務して、そのまま日付が変わって夜中の１時過ぎまでオペをして、その日の午後に行われるオペのために、片付けをしてオペ器具を滅菌器にかけ、深夜３時頃に家に帰り着き、仮眠をとって再び９時には出勤し、そこからまた２０時過ぎまで勤務、、、なんていうことも珍しく無く注；当時はまだ透析していなかったので、オペ室勤務もしていました。今よりもずっとずっと長い勤務時間に、何度か倒れそうになったこともありましたが、それでも頑張れたのは若さという強力な武器があったことと、「私の仕事が患者さんのお役に立てている」という誇りを持っていたこと、そして「院長先生のお力になりたい、院長先生を支えたい」という、スタッフの一致団結した思いがあったからに他なりません。院長先生は、ドクターにありがちな傲慢さを微塵も感じさせない方で、私たちスタッフにも、感謝の気持ちを言葉に出して伝えてくださいました。上述のような深夜のオペがある時も「みんな、遅い時間までありがとう」と、お弁当に特上寿司を取ってくださるような気配りまである方で。スタッフが子供さんの体調不良や学校行事で休む時も、「家庭がしっかりしていないと仕事も中途半端になってしまうから」と仰り、嫌な顔ひとつせず、お休みを許可してくださっていました。私が透析になると決まった時も、まだ新人だった私に対して、「仕事ぶりを見てきて、ちゃんとわかってるから大丈夫」と仰ってくださり、「透析になったら立ち仕事は大変だろうから、座位でできる仕事をメインに」と、パソコンを使った作業をメインとしたデスクワークを私に割り振るなど、最大限の配慮もしてくださいました。注：ただ、、、当初の予定では、みんなが外来検査をしている時間帯に、　　　私がデスクワークをするという分業制になるはずだったのですが、　　　透析を始めてからも、どうやら私は元気に見えたようで、　　　暫くすると、私も外来検査はみんなと同じように普通に行った上に、　　　更にプラスしてデスクワークが加わる形になってしまったため、　　　結果的に私の仕事は増えることになってしまい、　　　それが、その後（そして今）の残業地獄に繋がっているのですがただの雇用主と従業員という割り切った関係ではなく、院長先生が私たちに対して、父親のような愛情で接してくださった結果、私たちも、過酷な勤務や理不尽な叱責など、時に辛いことがあっても、「院長先生のためなら」という思いで一致団結して頑張って、苦境を乗り越えてきた歴史は、この職場の礎でもあります。でも、、、世の中は変化するものなんですよね。時代的に、雇用主と従業員の関係性はドライになってきている気がしますし、若先生との関係性も、院長先生との関係性とは違ってくることは、当然と言えば当然なんですけど、、、。そんな中、今までのように頑張って仕事を続けたいという気持ちと、無理せず割り切って、頑張らない仕事の仕方に変えたいという気持ちと、その２つの間で私自身の心も大きく揺れ動いているんですよ。ただ、今はまだ結論を出す時では無いと自分に言い聞かせています。心身共に疲れている今、冷静な判断ができる保証はありませんし、一時的な感情で動いてしまうのはデメリットも多いと思うので。この残業地獄が落ち着いて、新型コロナのワクチン接種が終わったら、ゆっくりと手足をのばして温泉にでも浸かりながら、今後の働き方を見直してみようと考えています。にほんブログ村　いつもありがとうございます♪→ブログランキング今後とも、ヨロシクお願いいたします★ →