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昔、自分の株の配当金を受け取るのに、前もって書類に印鑑を押し、ただでさえ少ない昼休みの時間を割いて銀行(郵便局)の窓口に並びイライラ。。。と大変でした。勤め人兼投資家に優しくなかった配当金受取システムも、最近は証券会社で自動的に口座で受け取れるようになり(松井証券、カブドットコム証券など)、ようやく改善されつつあります。でもせっかく権利取りのリスクを犯して受け取った配当金!!私は「はっきり」記録しておきたいので、銀行の配当金自動受取サービスを利用しています。二年位前に東京三菱銀行本店ロビーで待っている時、偶然このサービスを知りました。他の都市銀行でも行っているようです。昨年、人生を謳歌する会で「保険と節約」の話をさせて頂いた時も「時間もコスト」という考えから紹介しました。↓東京三菱銀行の場合(申込書請求可能)http://www.btm.co.jp/tsukau/kakei/haitoukin/このサービスの良い点は一切「無料」「時間がかからない」「配当金の記録を銀行が自動的に記帳してくれる」ところ。申込書に会社名と自分の住所・氏名・振込口座を記入・押印の上、銀行の返信封筒で送付するだけ。3月決算銘柄ならば、今申し込んでおけば、5月頃株主総会の翌日、指定口座に自動的に振り込まれます。私は配当振込専用の銀行通帳を作ってあり、ある程度配当金が貯まったら、一括払いでJRびゅうプラン(6ヶ月~5年、2.3%~4.8%)やJTBたびたびプラン(1.75%)などの「旅行券積立」で複利で増やしたり、家族や友人との会食に使い、使い道を通帳に記入しておきます。再投資してもよいのですが、旅行券・会食などの「形」にすることで、配当を実感するのも楽しいと思ってます。自分の投資の結晶でもある配当金。なんとなく使ってしまうのではもったいない気がします。
2005年03月28日
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今年も春がすぐそこに。中学の漢詩の授業で覚えた有名な詩をいつも思い出します。都心に近い所に住んでいる私には「鳥の声にまどろむ朝」は素敵に響きます。春眠暁を覚えず 処々啼鳥を聞く 夜来風雨の声 花落つること知る多少ぞ(孟浩然)そして桜の花が咲く季節になりました。多くの日本人同様、私も桜が大好きです。昔覚えた「百人一首」の如く。世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし (古今和歌集・春上五三、在原業平)桜が咲き始めたという便りを聞くと、今年も見逃さないようにしないと、と心焦る自分がいます。別に焦る必要は全く無いし何も困ることも無いのですが(笑)。桜には人の心を惑わせる魔力がありますね。咲く時の見事さ、あっという間に散る空しさ故でしょうか。思えば、小学校の校章は桜の花。中学・高校・大学は桜並木のある土手の脇にあり、毎年桜を眺めて登校。最初に入った会社もお堀端にあり江戸城(現・皇居)の桜が窓から眺められ、桜に縁のある暮らしを送ってきました。前に日経新聞で読んだのですが、東京大空襲で千鳥が淵の桜も大半が焼け、戦後苦労して植樹した木が多いそうです。多くの方々の努力で美しい桜並木が維持されているのですね。来週末、江戸東京博物館「エミール・ガレ展」で隅田川の桜、東京芸術大学美術館「厳島神社国宝展」で上野公園の桜を愛でることになりそうです。共に家の近くです。厳島神社には毎年行っていますが、今回は平家納経を全巻観るために4回通うかも。大変です(苦笑)。桜と言えば西行法師ですが、その話はまた別の機会で。
2005年03月27日
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平成13年(2001)9月27日国立能楽堂企画公演復曲能「護法」。足腰が弱り熊野詣がかなわなくなった名取の里(宮城県)に住む老巫女・名取の媼(野村万作氏)は山伏が届けた熊野権現の神詠に感涙し歓喜の神楽を舞い奉げる。すると熊野権現の使者である護法善神(野村萬斎氏)が現れ、老女の子孫繁栄を約束して昇天する-。老巫女の神楽は無言で、舞台では笛の音と舞いだけが続く。万作氏の味わい深い舞いも素晴らしいが、その思いを絶妙に奏でる笛の音。老巫女の哀しみ、喜び、神への感謝が笛の音と共に響き渡る。心が震えた。最後に護法善神が颯爽と現れると、笛は神(宇宙)の生命力溢れる音と変わり舞台を締める。一体、誰?藤田六郎兵衛(ふじた ろくろびょうえ)。昭和28年生、名古屋市在住。江戸時代初期から続き京の近衛家、尾張徳川家に仕えてきた笛方藤田流家元。http://www1.ocn.ne.jp/~lckariya/FujitaProf.htm以来、私は藤田氏が出る舞台は東京に限るが可能な限り観に行っている。豊かな笛の調べにただただ身を委ねる至福を味わうために。
2005年03月26日
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今日のランチも勤務先のレストラン街にあるイタリア料理店「トラットリア・ヴィア・パルテノペ品川店」で¥1000のサラダランチ(ピザ+サラダ+コーヒー)とミニ・ミネストローネスープでした。日清製粉が経営するお店です。↓http://vin.cside.biz/partenope/shinagawa_top.htm品川は筍の如くマンションが建てられ急速に変貌していますが、再開発地区には余り良い飲食店がありません。その中でこのイタリアンのお店は唯一繰り返し行きたくなる貴重なお店です。欠点は人気店ゆえの長蛇の列。今日は珍しく待っている人が5人位しかいなかったのでなんとか入れました。何でも美味しいのですが、私のお気に入りはピザ♪♪釜で焼き上げたお焦げも香ばしいピザは、外はパリ、中はモチモチ。インドのナンを思わせる芳醇な美味しさ。優しい牛乳の味がするモッツレラチ-ズ、生トマトの酸味を残すソ-ス等が載ったピザも美味しいのですが、オススメは素焼きのピザ!!ロ-ズマリ-オイルがかかっただけのピザは、絶妙な塩味が利かせてあり、ピザの生地だけでこんなに美味しい味が出せるとは、と初めて食べた時は本当に驚きました。家で「たばこと塩の博物館」で買ったシチリアの岩塩を擂って使っている私ですが、この塩の美味しさには完敗。聞けば、ピザの本場ナポリの塩を使っているそうです。ここで食事をしたいばかりに(!?)家族や友人をランチやディナー(コース¥3990~)に沢山誘ってますが、全員に好評です。お店の人に挨拶されてしまう私です(笑)。基本的には和食で育った和食党の私ですが、イタリアンも大好き♪♪シカゴの大学で初めて自炊した時も、毎日ガーリック風味トマト・スパゲティとミネストローネスープで全く飽きませんでした。スパゲティは、良い材料(トマトとスパゲティ)さえ揃えば失敗がまずありませんし、洗うお皿が一枚で済むので不精で時間のない私にはピッタリでした(笑)。明日はお弁当の日ですが、金曜は外食の日なのでまた行こうかナ(笑)。
2005年03月23日
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バリュー投資が最近話題になっていますが、私がバリュー投資を始めて知ったのは投資信託を通じてでした。企業価値に比べて割安な世界各国(除く日本)の株式に投資する「朝日Nvestグローバルバリュー株オープン」(2000年3月24日設定、純資産総額125億円)です。2001年に一定金額を投資に回し始めた当初、自分の力だけによる株式投資では自信がなかったので、投資信託への投資も同時に始めた時からカブドットコム証券で小額ですが積立を続けているファンドです。このファンドを薦めるわけではありませんが、全ての投資期間で参考指数(MSCI All Country World Index Free Ex Japan)を上回り、設定来5年間の騰落率が+128%(参考指数▲17.9%)と、比較的優秀なファンドの方ではないかと思います。コストが高いのが難点ですが(苦笑)。↓週報(業種別・地域別構成比、他)http://www.alamco.co.jp/pdf/m_ave.pdf↓月報(国別・通貨別構成比、他)http://www.alamco.co.jp/pdf/m_ave.pdf↓四半期レポート(組入銘柄の紹介)http://www.alamco.co.jp/pdf/q_ave.pdf<期間別騰落率・税引前 (%)基準価格vs参考指数>3ヵ月前比 +8.3 +6.21年前比 +9.8 +5.93年前比 +35.7 ▲4.4設定来 +128.0 ▲17.9私がこのファンドを好きなところは、リスクを避けるためにやたら分散投資をしたりベンチマークを上回ること「だけ」を目指すファンドが多い中で、(1)絶対リターン(プラス)を目指す、(2)厳選した少ない銘柄で効果的なリターン追及、というある意味非常に個性的な運用姿勢です。運用を委託されているハリス・アソシエイツ社(本社シカゴ)の一貫した「バリューの哲学」も非常に参考になります: ●調査により本来の価値を見極めバリュー株を発掘 ●株主を重視しない経営者には投資しない ●情報は足で稼ぎ自らの頭で考える ●過度の分散投資により収益チャンスを薄めない ●良い銘柄を仕込み熟成を待つ運用投資方針にも共感が持てました: ●真の企業価値に比べ株価が著しく割安な価格に放置されている銘柄を発掘 ●企業価値とは合理的な経営者がその事業全体を所有または買収するために支払う対価であり、フリーキャッシュフロー(純現金収支)を生み出す潜在能力によって決まると考える ●銘柄調査にあたってはフリーキャッシュフロー・利益成長の潜在能力・業界における競争力・経営陣による株式所有状況などを重視する ●ポートフォリオ構築では投資国や個別企業のスクリーニングで投資対象銘柄を5000銘柄前後とし、バリュエーション(PBR、PCFR、PERなど)で更にスクリーニング、定量的・定性的リサーチで買候補銘柄を80~100銘柄とし最終的に30~50銘柄に絞り込んで投資 ●買いターゲットは適正株価の70%以下、売りターゲットは適正株価の100%程度)投資対象企業の経営者の資質の記述もある運用報告書も読み応えがあります。このファンドは状況にもよりますが比較的多くの配当金を出すファンドとしても知られています。投資信託が配当金を出すことには税制上から非効率とする傾向がありますが、個人的には優れたファンドの配当金は「利食い」の一種と捉えています。このファンドに限らず、私の場合、優れた運用会社の投資方針や企業を見る姿勢は、自分で株式投資を行う時にも参考になる点があります。
2005年03月22日
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今日は好きなtoms2121さんの日記「母はちっとも息子の言うことをきかない」を真似しました。状況は少し違いますが、「言うことをきかない」点、そして子のいうことは聞かなくても銀行・証券会社の人のススメには結構耳を傾けている所も似ています(笑)。最近、余剰資金不足の私は、母に私が有望と思う会社の株を買わせよう、いえいえ母の資産運用に貢献しようと(笑)、戦略を練っています。母は、自分の年金+遺族年金+貸事務所の家賃収入+個人年金の潤沢なキャッシュ・フローに加え、保有資産も私より遥かに豊かなのですが、大半が「安全・元本確実だから」と銀行預金、大企業の社債、個人向国債です。ヤクザな娘の私にすればもう少し有効活用して欲しいのですが、「私のお金だから好きにする」と言われれば全く至極ごもっとも。。(苦笑)二の句がありません。それでも一昨年当たりから割安な水準で共立メインテナンス、日本金銭機械、ひらまつ、ファンケル等をなんとか買ってもらいました。母は旅や食べることが好きなので満足している様です。本当はフージャースやファースト住建の株を一番買って欲しいのですが、日頃マンションの売込電話に辟易していることもあり「マンションなんて!」「不動産なんて駄目」と全く聞く耳をもちません。私の説得力も足りないのですが、やはり食関係で攻めようと、今は4月決算の伊藤園を薦めている最中です。もっとも、人生経験豊富な母を不肖にして若輩者の娘が言うとおりにさせようとするのはオコガマシイかも(苦笑)。危ない金融商品に手をださず元気で暮らしてくれているだけでも感謝すべきなのかもしれませんね。
2005年03月21日
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本日はお彼岸。三年前に亡くなった父のお墓参り(東京・浅草)に行って参りました。父は次男で、お墓は10年位前に母が買って置いたものです。父が亡くなった後、親戚の石屋さんのご好意で国産の「本小松」という良い石でお墓を作って頂きました。源頼朝、徳川家康などに好まれ、昭和天皇の御陵にも使われているそうです。石屋さんから「お墓は手入れ次第で持ち・キレイさが全然違う」と伺い、私はお墓参りに行くと、いつもお墓に水をかけた後タオルでキレイにお墓を拭きます。自分の部屋の掃除もろくにしない私を知っている家族が呆れる程の丁寧さで!(苦笑)。49歳の時に脳梗塞で倒れて以来、軽い脳梗塞・動脈破裂を繰り返し患った父は、最期の一年間はほとんど寝たきりになりました。無口な人でしたが、つらかったと思います。本当は家で看病できれば一番良いのでしょうが、家から歩いて20分ほどの浅草寺病院にお世話になり良く看護して頂きました。私がお墓の掃除を丁寧にするのも、親不孝な娘であり、ろくに看病しなかったという思いからかもしれません。昭和二年(昭和大恐慌)生まれの父は、終戦間際に「特攻隊」に志願しましたが、僅かに数センチ身長が足りず不合格となり、家の近くの神社で悔し涙を流したそうです。しかし、その時合格した人々はほぼ全員が帰らぬ人となりました。もし父の身長が足りていたら、父の命は勿論、私も生まれていなかったわけで、運命の不思議さを感じます。
2005年03月20日
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3月14日、マラッカ海峡で日本船タグボート「韋駄天」が海賊の襲撃を受け日本人を含む3人が誘拐されました。被害者の無事と事件の早期解決を祈るばかりですが、「今時、海賊?」と思われた方も多いのではないかと思います。私もかつては、幼稚園の時に読んだシンドバッドの絵本の如く昔話だと思ってました。私が「現代の海賊」の話を聞いたのは、7年前位、軍事評論家・江畑謙介さんからでした。江畑さんは私の大学のOBで、一ヶ月に一回著名なOBをゲストに迎える大学の会合で直接お話を伺うことが出来ました。ご本人はユーモアたっぷりの気さくな方で、お話もとても面白かったです。江畑さんから「今すごく海賊が出没しているが現実問題として非常に防衛が難しい」「海賊が出没するマラッカ海峡は中東からの原油輸入ルートで日本にとって大問題」等と聞き、その後、作家の曽野綾子さんが日本財団で海賊対策に資金を出した、との記事を読み、海賊問題の深刻さを感じました。江畑さんからはまた「半島という場所は軍事・政治的に非常に不安定になりやすい」と聞きましたが、確かに朝鮮半島、バルカン半島など紛争が絶えません。また「独裁政権は意外に長持ちする」という話も印象的でした。完全に国内を掌握し反対・民衆勢力を抑えつけている場合、どんなに国が疲弊していても独裁政権というものは長続きするそうです。確かに、フセイン政権も米国の強引な攻撃がなければまだ続いていたでしょうし、北朝鮮の政権も崩壊すると言われて久しいですね。本を読むことも大事ですが、「本物」の専門家から直接お話を伺うということも大変貴重な機会です。もっとも一番大事なのは、本や話から得た情報を単なる知識から知恵にするために「自分で考える」、そして「自ら試してみる(行動する)」ことなのでしょうが。
2005年03月19日
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昨日の日記で優れた投資家さんへの感謝を込めて年末から3月14日までの上昇率を検証しました。株には様々なジンクスがあるようですが、私の場合、「自分のPFが順調」に伸びている云々と知人に報告したり書いたりすると、90%以上の確立で翌日辺りに株価が下がります(苦笑)。結局は戻るので大丈夫ですが。自分のPFが大幅に増える時は相場が一旦ピークをつけている可能性があり、下げは当然の結果といえば当然なので、今後は一部利益確定するのも一考かもしれません。ただ私は、自分の保有銘柄は波はあっても最終的には上昇すると「信じて」おりますので、多少下げても動かず辛抱です(笑)。上手く回転させられればそれに越したことはないのですが、今は時間も技術もないので保有継続です。今日は送別会でスペイン料理を味わってきました。南欧料理は魚介類、野菜を豊富に使っているので大好きです。今日のお店も結構美味しかったです↓http://www.spainclub.jp/spainbar/top_g.htmlただ私は昔スペインで絶品のパエリア(ごはんの中に魚介類が入っているのではなく、魚介類の中にあ、ごはんが...という感じ)を食した幸運な経験があり、日本ではまだその味を超えるパエリアに出会ったことがまだありません。今日のお店もパエリアは今一つでした。都内にもきっと美味しいバリューなスペイン料理店はあるのでしょうが。。。
2005年03月16日
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日本の株式市場は堅調な動きが続いてますが、多くの方々同様、私のポートフォーリオ(PF)もおかげさまで順調です。勿論、昨年5月や秋の低迷の例もありますから、油断大敵ですが、今回の上昇「トレンド」の恩恵を享受し続けていきたいものです。2001年の米国同時多発テロ後に実質的に始めた株式投資では、自力で選んだ株も嬉しい動きが継続してますが、このプログの最初の日記「はじめに-出会えて幸せ」でも書いた通り、多くの優れた個人投資家さんから教えて頂いた銘柄から選択・購入した株が驚くほど好調で、本日の終値ベースで昨年末以来、利益額は+274%(約2.7倍)に増えました。昨年5月及び第4四半期の落ち込みを防げなかった点で反省すべき点も多々ありますが、素直に嬉しいです。一部ですが、昨年末からの動きを検証してみると: 2004年末 → 2005年3月14日 上昇率☆自力銘柄(優待・高配当銘柄が多いです)日本農産工業 230 → 292 +27%紀文フードケミファ 2310 → 2600 +12%焼津水産工業 1009 → 1303 +29%新日鉱ホールディングス 482 → 598 +24%ナナオ 2525 → 3450 +36%郵船航空サービス* 3700 → 4650 +26%(*3月にジャスダックから東証一部に上場してラッキー♪)☆☆☆優秀投資家さんからの銘柄アセット・マネージャーズ 361000 → 475000 +31%ダヴィンチ・アドバイザーズ 118000 → 237000 +100%フージャースコーポレーション 243000 → 277000 +13%新立川航空機 1340 → 2395 +78%立飛工業 4040 → 5500 +36%ビューテックノオリン* 1680 → 1900 +13%(*3月末の1:2分割、増配発表で上昇♪)TOPIX 1149.63 → 1195.46 +4%(購入した時期、保有期間は銘柄によってマチマチです)自力銘柄も頑張ってくれていますが、ん~やっぱり優れた投資家さんは凄いです。保有株数も私より遥かに多いでしょうから、素晴らしいパフォーマンスを続けていることでしょう。でもどの投資家さん・銘柄が優れているかを見極めるのも大変重要ですから、選択するのも一種の才能かもしれません(笑)。また私が保有を続けられたのも、会社概要・業績・財務をある程度チェックして「これなら!」と自分なりに納得して投資したからだと思います。自力銘柄は愛着があるので長期保有銘柄が多く、保有銘柄多すぎの一人投信状態です(笑)。他の色々、投資信託も保有しています。自力・他力に限らず、全体のPFの中でバランスを考えて効率的な投資をしていきたいものです。ところで、最初に紹介した四谷一さんの本で紹介されていたPFの管理法を早速取り入れ、野村證券ホームトレードのQUICKに自分の保有銘柄を入力してみました。市場と比較した結果、自分のPFは小型株中心・PER低め・ROE高めで、自分の投資方針・イメージ通りの結果になったのは嬉しかったです。一人の知恵には限界があります。自分とは違う見方・洞察力の方々を参考にすることは大変重要だと考えています。多くの方々のお知恵を拝借させて頂いて、本当に感謝、感謝、です。私が投資を行う目的は、「恒産なければ恒心なし」という基本的な考えから、「心身ともに余裕がある人間として物心共に豊かな生活を営むこと」です。余程修養の積んだ人でない限り、余裕なしに人に優しく接することは難しいと思います。今年は、株の利益を一部確定して「ゴルフ会員権」を買えたらいいな、と願ってます。ゴルフなんて金食い虫は正当バリュー投資家さんにはとんでもない遊びかもしれませんが、私はバリューな人生享楽派なので(笑)。
2005年03月15日
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江川達也さんは「日露戦争物語」と並行して「源氏物語」も描いています。「源氏物語」はご存知の通り、紫式部による世界最古の(恋愛)小説と言われていますが、すごくよく出来た話ですよね。多くの人が指摘している通り、私も源氏物語は、源氏の最愛の女(ひと)でありながら、子を成すことが出来ず(低い身分ながら僅かな逢瀬で国母になる娘を産む明石の上にその役目をとられてしまいます)、正妻としての地位も得られず(皇女の女三の宮の後塵を拝す)、望んだ出家もかなわないまま若くして命を落とす「紫の上」の悲劇を通して、女性の哀しさや世の無常を描いていると考えます。亡くなった作家の田中澄江さんが小気味よく切ってましたが、全く光源氏は女心がわからない自分勝手な男です!!(笑)現代語訳では、与謝野晶子が訳した源氏物語が一番良いと思います。高校時代、谷崎潤一郎など様々な文豪による源氏物語の現代語訳に挑戦しましたが、退屈でどれも途中で挫折、唯一最後まで読み切ることが出来たのが与謝野晶子による源氏物語(角川文庫で三巻)でした。紫の上を「女王」と表現するところだけは少し違和感がありますが、さすが歌人、物語に出てくる多くの歌を上手く地の文と組み合わせ、全体の流れを妨げない現代語訳になっています。好きな方がいたら悪いのですが、世間で流行っている瀬戸内寂聴さんによる現代語訳はひどいと思います。歌をあんなに長くだらだらと解釈していたら、原文の風合いがなくなってしまいます。瀬戸内さんは話が面白いですし好きな小説もありますが、源氏物語はいけません(笑)。漫画の源氏物語では、大和和紀さんの「あさきゆめみし」も物語の内容をよく把握されていると感心します。特に後の方になるほど、読みが深くなっていって味わい深い物語に仕上がっていると思います。江川達也さんの源氏物語は。。。実は。。。一見するとほとんどポルノ漫画です。これを好きな漫画に挙げるのは私自身の趣味が誤解される恐れなきにしもあらず、と躊躇するほど凄いです(笑)。確かに「性」という源氏物語の一面しか捉えていない、勝手な解釈が多い、などの批判は当たっていると思いますが、源氏物語の性の問題に正面切って取り組んだのは評価できるのではないでしょうか。平安時代の政治は如何に有利な形で自分の娘を入内させ、親王を生ませ、自分が国父になることが重要な権力闘争だったのですから。それに原文を全て漫画の中に書き込む、というのも面白い趣向です。本当は原文が一番面白いのですから当然といえば当然なのですが。江川達也さんの源氏物語は賛否両論多いかもしれませんが、江川さんが描く六条御息所(源氏の正妻・葵上に物の怪となってとり憑き、命を奪ってしまう)は、私のイメージに一番近いです。
2005年03月14日
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今日は少し寒いけど穏やかな日曜日です。昨日、帰りにアトレ上野の明正堂で二ノ宮知子さんの「のだめカンターレ」という漫画を買ってきました(クレジットカードのANAマイル加算に加えて、アトレポイントがつくので本はいつもここで買います)。天才の卵である千秋真一を中心としてユニークな登場人物が笑わせてくれる音楽大学を舞台にしたコミックです。私はクラシックは月一回NHK交響楽団の定期演奏会(Bプロ)に行く程度で詳しくありませんが、音楽の面白さをさりげなく表現している良い漫画だと思います。漫画好きの姉・兄の影響で大半の漫画は読んで育った漫画好きの私ですが、最近は好きな漫画の単行本だけを集めています。最近のお気に入りは:江川達也著「日露戦争物語」「源氏物語」小山ゆう著「あずみ」(江戸時代初期の少女刺客を巡る物語)土田 世紀著「ギラギラ」(ホストの物語-知らない世界なので面白い)二ノ宮知子「のだめカンターレ」江川達也さんは「東京大学物語」で有名ですが、バルチック艦隊を壊滅させた日本海海戦の作戦参謀だった秋山真之を中心として展開する日露戦争物語は本当に面白いです。秋山兄弟は司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」にも描かれています。私自身、大学院での修士論文(明治の万国博覧会を巡る内容)で幕末から明治終わりにかけての日本と世界の動向を調べた時に明治の日本の大変さ(経済困窮と欧米の植民地と化す脅威に常にさらされていた)と明治人の素晴らしさ(気概)に感嘆したので、また秋山兄弟の故郷である四国・松山も訪れたこともあるので、日露戦争物語はとても読みがいがあります。勿論、何事にも明暗の面があり、全面的に明治時代の日本を賞賛するものではありませんが、志が高く公共心を持ち危機感を抱く人間の矜持には考えさせられるものがあります。
2005年03月13日
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国立能楽堂で能・狂言を観た後、東京・青山の根津美術館で「誰が袖屏風と江戸時代のきもの」展(~3月27日まで)を観て来ました。根津美術館は東武鉄道の創設者で富豪の根津嘉一郎の屋敷跡を活かして氏のコレクションを中心に展示していますが、広い庭園には梅の花が咲いていて綺麗でした。「誰(た)が袖屏風」は桃山時代の末から江戸時代初期にかけて流行した画題のひとつで、衣桁に掛けられ衣装を描いた風俗画のことです。着物そのものの美しさを鑑賞する、室礼(しつらい)のための装飾品、もしくは持ち主である遊女を想起させる「誰の着物?」という謎かけなど諸説あります。↓こんな感じの屏風絵ですhttp://lian.webup.co.jp/tanaka/textile/zuhan2/00035/信長の妹「お市の方」のようにゆったりした着物の着方は良いですね。着物の着方だけでなく、江戸初期頃まではまだ戦国の自由闊達な気風が残っていて好きです。この時代の屏風絵では、女の人はほとんどが「立て膝」で座っており、正座をしている人はほとんどいません。昔、表千家の偉い人が「千利休の時代の茶道では、男はあぐら・女は立膝で座っていた可能性があり、正座するようになったのは時代が落ち着いた江戸中期以降ではないか」と話していました。私も茶道を多少嗜みますが、正座は苦手なので立膝が良いです(笑)。着物は好きなのですが、お茶会の時以外、本当に着なくなりました。残念ですね。この所、個人的に時間がとれなかったのですが、先週の「唐招提寺展」(素晴らしかったです)に続き、久しぶりの展覧会でした。良いもの、美しいものに囲まれている時間って至福の時です。夕食は銀座の「キハチ・チャイナ」の4Fでいつものコース料理を堪能。ここのシェフは若いけど、本当に味が美味しいと思います。では今日はこれまで。おやすみなさい。
2005年03月12日
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今日の公演は茂山家による狂言「右近左近(おこさこ)」と観世流「殺生石」。右近左近は中世の百姓でも訴訟を起こしていたという面白い事実に基づく話です。殺生石は、妖怪の狐伝説の話で、今でも那須には実際に溶岩で有毒ガスが噴出している「殺生石」があって松尾芭蕉も「奥の細道」で訪れたことを記しています。茂山家は京都を本拠地に活躍しており、関西では野村萬斎さんより人気があります。今日は茂山家の中でも私の一番好きな役者である茂山七五三(しめ)さんが出演しました。この方は人間国宝・茂山千作さんの次男で、本家筋でなく余裕がなかったこと、そして今のように狂言師がもてはやされない頃に生活のため地元・京都の信用金庫に勤め銀行員と狂言師の二束の草鞋をはいて頑張ってきた人です。独特のとぼけた味がある良い役者だと思います。観世流の方もまた私が好きな能楽師・山本順之さんがシテ(主役)でした。この方は動きがキビキビしていて見ていて飽きません。一昨年、能の調べ物をしていた時、現在の能の上演時間が室町時代の能に比べると少なくとも倍以上の長さになっているとの研究がありました。そう、現代の能は長すぎるのです。私も能を観るのは好きですが、寝ていることも多いです(笑)。上演時間が延びていったといわれる江戸時代の能でさえ、記録を見ると一日に5~7演目以上上演しており、間に狂言が入りますから、今のように1演目に一時間以上かけて上演されることなど無かったと推察されます。明治時代に能を西洋のオペラに対抗できる芸としたのはよいのですが、変に「お芸術」となってしまい、もったいぶって演じるようになってしまったことが必要以上に緩慢な動きの原因と言われています。家元制度の縛りがあるので、各能楽師は勝手に時間を短くして演じられないのでしょうが、室町時代のように「美少年ショー」だった頃の能が観たいものです。
2005年03月12日
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おはようございます。初めてプログというものを書いています。コンピューターに弱いので見当違いなことも多いかもしれませんが、ご容赦下さい。宜しくお願いします。プログを始めた目的は、自分の心・考えを整理すること、そして素晴らしい人・モノがあることを紹介したい、という気持ちからでした。「幸せな投資家」という名前は、有名な投資メルマガ「億の近道」に登録する際、投資する目的は幸せになるため(何が幸せなのかは個々人によって違うと思いますが)なのだから、投資する以上はいつも幸せな投資家でいたい、という願いからでした。「億の近道」http://club.www.infoseek.co.jp/club.asp?cid=l0600001ただ私はまだまだ発展途上の未熟な投資家であり、優れた投資家さんのプログは他に沢山ありますから、このプログでは、投資に限らず、趣味の歴史研究、史跡巡り、能・狂言、美味しい食の話など、色々なことを書いていきたいと思っています。(毎日更新というわけにはいかないかもしれませんが)ところで、人は両親・家族・友人をはじめ、様々な方々・モノに支えられて生きていけるものですが、私は姉、兄とは年が離れて三番目に生まれた末っ子として両親にはとても大事に育てられたと感謝しています。そしてこの一年も、素晴らしい出会いの連続でした。沢山の幸せな出会いがあったのですが、昨日、ちょうど昨年2月に出会った素晴らしい投資家の方の本が出版されたので、紹介したいと思います。四谷一著「普通のサラリーマンでも15年で2億円作れる!」http://images-jp.amazon.com/images/P/4478630992.09.LZZZZZZZ.jpg四谷さんのページhttp://plaza.rakuten.co.jp/yotsuya67/タイトルは扇情的ですがこれは出版社が決めるそうなので、四谷さんご本人は至って誠実で真面目な方です。昨晩、仕事の帰りに買い、読みやすい作りでしたので約1時間で読みました。(ただ私は本を読むのが早い方だとは思います)基本的にはいわゆる「バリュー投資」を基本にした本です。シンプルだけど「良い株を割安に買うこと」の重要性、そして実績ある(8年間負けなし!)経験に基づいて練り上げられた具体的な銘柄選択・調査・時間の使い方・売買方法・PF管理方法まで示されていて(ここまで公開して良いのかしら、と思うほどです)、すごくわかりやすい良い本だと思いました。余り時間のとれない普通の勤労者の個人投資家にとって効率的かつ効果的な投資法となり得るでしょう。投資の基本を見直すことができ、とても参考になりました。また、前書きは勿論、本のここかしこにyotsuyaさんの誠実な人柄が表れていて、読んでいてとても「気持ちの良い」本でもありました。特に118頁からの「日記をつける習慣が成功の大きな要因になった」項はとても励まされました。年始のテレビ番組でイチロー選手も言っていましたが、本当に「何事も小さな積み重ね」が大事なのですね。様々なつらい状況も投資がプラスに働いたというのも励みになりますが、やはり(投資)方法が理にかなったものだったからだと思います。本文で紹介されている本多静六博士については、以前、渡部昇一先生(私の大学時代の恩師でもあります)の本で読んだことがありますが、本当に凄い人です。最初に読む投資の本として、大変お薦めできる本だと思います。そして四谷さんの本と合わせて、やはり昨年知り合うことが出来た石川臨太郎さん(普段はリスクテイカーさんとお呼びしています)による本で資産を更に積み上げていくのが良いと思います。「潜在意識を活用した最強の投資術入門」http://images-jp.amazon.com/images/P/477599011X.09.LZZZZZZZ.jpg石川さんのページhttp://plaza.rakuten.co.jp/lucky7lucky石川さんには、前向きな考え方、ユーモアなど、学ぶことが多く、本当に感謝しています。そして石川さん、四谷さん、と知り合うきっかけを作ってくれたのがこれもまた超優れた投資家である℃言語さんによる「人生を謳歌する会」の勉強会でした。「人生を謳歌する会」http://www.jinseiok.com/勿論、他にも沢山の素晴らしい人々との出会いがありました。既に有名な方々も多いのですが、追々紹介していきたいと思います。では、これからも、宜しくお願いします。今日はこれから国立能楽堂で、茂山家の狂言、そして好きな能楽師の一人である観世流の山本順氏による能を見に行きます。幸せな投資家
2005年03月11日
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