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こんばんは、ほうとうです。 19日(日)、午後のコンサートに行く前に豊中市の服部緑地内にある、日本民家集落博物館に行って来ました。(勿論、緑地や都市緑化植物園も散歩しました。) たしか、このブログを始めて間もないころにご紹介したと思います。時期は紅葉の時期ではなかったような・・・。 紅葉と併せて撮影出来たら、と思い再訪しました。 (飛騨)白川郷合掌造 囲炉裏鍋 小豆島農村歌舞伎舞台 かまど(上の方に火災除けのお札が付けられている。) 南部(現岩手県)曲家(まがりや、L字型に曲がっていて、飛び出した部分は馬小屋などとして利用、家畜が寒さを避けられる。) 展示されている建物は昔から変わっていませんが、この日はフィリピン人旅行者たちが観覧に来ていました。インバウンドが昔の日本に注目していることを、目の当たりにしました。
2023.11.30
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こんばんは、ほうとうです。 23日(木・祝)、ちくちゅー登山ガイドサービス(竹中雅幸ガイド)のツアーに参加して、奈良県十津川村を通過する熊野古道小辺路の五百瀬(いもぜ)集落ー三浦峠を歩いて来ました。 このツアーの小辺路ツアーは、本年2月26日の果無集落(+バイカオウレン群生地)に次いで2回目です。 熊野古道は色々なコースがありますが、竹中ガイドさんによると、熊野本宮大社詣が済んだ庶民巡礼者が、できるだけ早く奈良・京都等を経て帰郷するためのコースだったそうです。 皇族や公家さんは、籠や輿に乗って行くので、かなり平坦で道幅のある、紀伊田辺を経由する中辺路を通ったそうです。 確かに小辺路だと地図上は直線的に北上しますが、標高1000mを越える、果無峠、三浦峠、伯母子峠という小辺路三大峠や水ヶ峰、薄峠を越えて高野山に至ることとなります。また、庶民は主に農閑期である冬場に旅するので、行き倒れになることも珍しくはなかったそうです。 さて、ツアー一行を乗せた車は、旧五百瀬小学校跡に駐車、地元と仲良しの竹中ガイドが駐車の承諾を事前に取り付けていました。 廃校の記憶 ここから、三浦峠を往復します。小辺路を歩き通すと、3泊4日の日程になり、色々負担が大きくなります。 舟渡橋という吊り橋を渡ると、 川面の秋坂道を登り始めます。 少し登ると、 石畳の古道を歩きます。 更に上には、石垣が残っており、 杉大木、何を語る吉村家跡の杉の防風林が見られます。 黄色のライトアップ 杉林がなくなると、見通しが効くようになります。 伯母子岳と五百瀬集落 間もなく、林道が横切る三浦峠に到着します。東屋や公衆トイレがあり、休憩に適しています。 見晴らしも良いので、和歌山県境の 龍神岳・護摩壇山も望め、 ススキ越しの伯母子岳稜線の眺めも楽しめました。 下山途中には、 紅葉の賑わいや 三浦廃村から夕照の山を見上げて、ゴールしました。 高野山付近や、伯母子岳、果無峠付近は歩いたことがあるので、いずれ通しで歩いてみたいです。
2023.11.26
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こんばんは、ほうとうです。 19日(日)、フェスティバルホールで行われた、キリル・ぺトレンコ指揮ベルリン・フィルの演奏会に行って来ました。このオケも4年振りの来日です。 大階段横のクリスマスツリー 曲目は、M.レーガーのモーツァルトの主題による変奏曲とフーガ、そしてR.シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」。同じ時期にドイツ・バイエルン州に生まれた二人の作曲家ですが、後者は壮大な管弦楽法を駆使して大作曲家となったのに対し、前者は多作であったものの、夭折したために、知られるのは、「モーツァルトの・・・」くらいです。 この曲は、モーツァルトのピアノソナタ第11番イ長調K.331(第3楽章に「トルコ行進曲」が付いている。)の第1楽章第1主題を8つの変奏曲とし、最後に対位法の大きなフーガにまとめて閉じるものです。モーツァルトという古典的な主題であるのにも関わらず、無調の音楽も登場する、説明の難しい曲です。 この曲の途中中間付近で、珍しいハプニングが起こりました。第1ヴァイオリンの一番後ろの表側の男性奏者が突然椅子から落ち、ひっくり返ったのです。その男性奏者はすぐに起きず、演奏が中断し、指揮者、コンマスや客席の端、舞台脇にいたスタッフが駆け寄りました。少しするとその男性は起き上がり、スタッフの一人に支えられて退場し、舞台脇で控えていたサブの奏者が、そこに座って、切りの良い所から再奏され、何事もなかったかのように終曲しました。 驚きのハプニング後、控えの奏者が途中から加わっても、自然に音楽が進んで行くなんて・・・。 でも、あの奏者、その後大丈夫だったんでしょうか?医者には診てもらったのでしょうか。 嵯峨菊 後半の、「英雄の生涯」。ヴァイオリン・ソロはコンマスの樫本大進が担当しました。余裕でバリバリ弾きまくりましたね。 また、弦楽器の各パートは、トップから最後の人まで均等に同じ音量で、アーティキュレーションもバッチリ揃っています。普通は、後方の奏者は技術レベルが劣るため、目立たないように控えめに弾いているのが一般的です。 前音楽監督、S.ラトルの頃から、このオケのアンサンブルは100%完璧で、他のどのオケと比べても圧倒的に頭抜けていましたが、それは今でも健在でしたね。 このオケでやっていくということは、とてつもなく抜群のエネルギーと技量を持ち合わせていなければ成し遂げられないだろうな、とつくづく感じさせられたのでした。 (菊の写真は、京都府立植物園で撮影したもの)
2023.11.23
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こんばんは、ほうとうです。 5日(日)、京都コンサートホールでのコンサートの前、西隣の京都府立植物園を散歩し、秋を楽しんできました。(なので写真が沢山です。ご容赦を。) 地下鉄駅直結の北山門を入ると、 コスモスがお出迎え。 秋中盤まで高温が続いたためでしょう、まだコスモスが咲いています。 秋の花壇 実を付けたガマズミ 小さな柿 ヤナギノギク 鳥居紅葉 桂 鴨思ふ ウルシ カエデ コマユミ 温室前 紅葉と空 ザ・紅葉 紅葉を見て、気分高揚してコンサート会場に入ったのです。(笑、すまん。) この他に見事に育て上げられた菊の展示もありました。菊の写真は、別の機会があったらご紹介します。
2023.11.21
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こんばんは、ほうとうです。 18日(土)、京都コンサートホールで行われた、「ニーベルングの指環」より(ハイライト・沼尻編)を聴いて来ました。 指揮は沼尻竜典、オケは京都市交響楽団。ソプラノはステファニー・ミュターでバリトンが青山貴。皆、びわ湖ホールのオペラでワーグナーの主要作品を演奏してきた仲間ですね。 コンサート前に、ホワイエで同オケハープ奏者(正団員ハープ奏者がいるのもスゴイなあ)、松村衣里さんによる ベックメッサー・ハープのミニコンサート。(調弦中は撮影させてもらえました。) 普通のハープよりだいぶん小型で、弦の数が少なく、質素な作りです。音もゴージャスではなく、妙ちくりんと言って良いくらいの音です。なお、この楽器、日本にこの1台しかないそうです。 なぜ、この様な楽器が存在するのかと言うと、ワーグナーが自身のオペラ「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の中で、市書記のベックメッサーが登場するシーンのために、この楽器を作らせたのです。ですから、半音は2つしか無いので、ペダルは当然2つ。弦の数は必要分だけなので少ないし、オペラを上演するバイロイト歌劇場は、オケピットが舞台の下に潜っていて、客席から見えないので、装飾はほぼ無し。ワーグナーはワーグナーチューバ以外にも新しい楽器を作らせたんですね。 水車小屋 で、曲目はオール・ワーグナーで楽劇ニュルンベルクのマイスタージンガーより第1幕への前奏曲、楽劇トリスタンとイゾルデより前奏曲、第3幕イゾルデの愛の死。後半が、楽劇ニーベルングの指環より(ハイライト・沼尻編)で、ラインの黄金より前奏曲、ヴァルハラ城への神々の入場、ワルキューレよりワルキューレの騎行、ヴォータンの告別と魔の炎の音楽、ジークフリートよりブリュンヒルデの目覚め、神々の黄昏よりジークフリートの葬送行進曲、ブリュンヒルデの自己犠牲。 これまで、オケだけのハイライト版はありましたが、ソプラノとバリトン歌手を加えて、沼尻さんが約1時間のハイライト版を編曲しました。歌手を加えた方が、より自然で良いですね。合唱団は要らないので、演奏の機会は増えそうです。 秋バラと比叡山 これまで一緒に演奏してきた仲間なので、安定していて安心して聴けます。 沼尻=京響のコンビは、ワーグナー演奏の定番となったような気がします。(大フィルのブルックナーの様に) ただ、トリスタン和音のアインザッツは完璧であって欲しかったな。
2023.11.19
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こんばんは、ほうとうです。 12日(日)、奈良県高取町の高取山(標高584m)に登って来ました。 近鉄の「てくてくまっぷ」にも取り上げられている、有名なハイキングコースですね。でも登山系のツアーも来る約11キロのコースです。 近鉄壺阪山駅を出て、国道を渡って1ブロック行くと、 城下町と土佐街道が始まります。高取山には中世以来城が築かれ、城下町ができたのです。 この高取城は、愛知県恵那市の岩村城、岡山県高梁市の備中松山城と合わせて、日本三大山城と呼ばれています。 初めに城が築かれたのは、鎌倉時代末期に、南朝側が吉野を守るための見張り所、砦として築かれたものです。織田信長政権時に一時廃城となったものの、大和国(現奈良県)に入った豊臣秀長の重臣によって大改修され、関ヶ原合戦の前哨戦で西軍三成側の攻撃に耐え、江戸時代初期の元和(げんな)の一国一城令でも破却を免れ、その後も改修により周囲約30キロに及ぶ城郭になり、幕末の天誅組の変においても天誅組の攻撃にも落城しなかったのです。そんな経緯から、「日本最強の城」と呼ぶ人もいます。 城下町は土佐という町名なのですが、元々、6世紀都造営の労役のため、土佐からやって来た人達の一部がそのままここに住み着いたのが始まりで、薬草が採れることから漢方薬製造が営まれてきた町です。 昔ながらの建物が残る城下町を通り抜け、山道に入り、七曲りと呼ばれる坂道では、崖の上から矢や鉄砲で襲撃され、攻城側はどんどんやられちゃうんだろうなと想像し、一升坂と呼ばれる坂では、築城の資材運搬に駆り出された大和の民も加増を勝ち取ったとは、なかなか現金でしたたかなやっちゃ、と思いながら登って行きました。 明日香村栢森(かやもり)集落から登って来る分岐には、 猿石という飛鳥時代の作とされる石造が置かれており、何か言いたげですね。 ここから、城の石垣が残っていて、二の門跡から石垣の築かれた曲輪跡が連続します。数か所ある門の跡では、道は直角に何度も折れ曲がり、縦横の攻撃で防御力はバッチリです。 高い石垣の本丸跡には、紅葉が見られ、 荒城の紅葉と言った風情です。 天守台からは、 金剛・葛城山 奈良盆地と大和三山や、吉野の山並みが望め、ここが要衝であったことが分かります。 根元と紅葉 下山時は、来た道を戻らず、壷阪寺方面に下ってみました。 壷阪寺までの途中の山道に、 五百羅漢という大きな岩に大量に仏像を刻んだ所があります。普通の石仏が沢山置いてあるのかと思っていたら、摩崖仏でした。ということは、近世以前のものですね。でも、色々な姿かたち、種類の仏があるので、やたら古いものではなさそうな気がします。ちょっと驚きがあり、新鮮でもありました。 壷阪寺は余り好みではないので立ち寄らず、城下町に戻ってゴールしました。 守備兵のいなくなった不落の城は、登りやすく楽しめました。
2023.11.14
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こんばんは、ほうとうです。 5日(日)、京都コンサートホールで行われた、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏会に行って来ました。 指揮は、マリオとルイージではなくて(冗談ですよ、笑)、ファビオ・ルイージ。 曲目は、ウェーバーの歌劇「オベロン」序曲、リストのピアノ協奏曲第2番イ長調(独奏:Y.ブロンフマン)とチャイコフスキーの交響曲第5番ホ短調。(ピアノアンコールはラフマニノフの前奏曲 作品番号23-5で、オケのアンコールがチャイコフスキーの歌劇「エフゲニー・オネーギン」よりポロネーズ) 比叡山を背景に 創立135年を迎えたアムステルダムの名門オーケストラで、ビロードような弦、深みのある輝き、と称される世界トップクラスのオケです。 曲目は、前後に有名曲を配しましたが、協奏曲でロマン派ながら、古典的な3楽章ではなく、6部から成る単一楽章で、曲想が入り混じる、中々技術レベルの高い曲です。 高い技巧のブロンフマンが、抒情たっぷりに演奏し、オケもこれに対応して難曲を見事にこなしていました。 北東側入口 来日ツアーのプログラム冊子で、このオケの特徴を、「フレキシビリティ」と表していますが、優れたアンサンブルだけでなく、例えば前半2曲ではトランペットはロータリーバルブのものを使っていましたが、交響曲ではピストンバルブのものに持ち替えました。お国ものに応じて、音色の合う楽器を使っているんですね。 (以下の2枚は開場前にお隣の京都府立植物園で撮ったものです。) イチョウの盆栽 交響曲では、第2楽章で指揮者が非常に細かくテンポを動かしたことで、パート間のメロディーの受け渡しがややぎこちなくなりましたが、その他はしっかり指揮者が考えた解釈を見事に演奏していました。 カボチャのディスプレイ また、このオケには自由な風土があると感じました。交響曲の演奏終了後、観客の大きな拍手に対して、ビオラ首席の隣の女性(おそらく日本人)が、ガッツポーズで応えていたのです。 M.ヤンソンスが死去して長期に音楽監督を務める指揮者がこのオケにはいませんが、オケのレベルは維持されており、ますますこのオケが好きになりますね。
2023.11.07
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こんばんは、ほうとうです。 4日(土)、奈良県大峰山脈の釈迦ヶ岳(標高1800m)に登って来ました。 7月以降の酷暑で、標高の低い関西の山に登るのは嫌気が差し、ほとんど登らなかったので、涼しくなってきたこの時期に登ろうと思ったのです。 ただ、3連休は高速道路が渋滞することが予想されたので、高速道を使わずに行けるこの山を選びました。 コースは、一番お手軽な太尾登山口から入山しますが、山頂との往復は何度も歩いているので、変化を付け、千丈平からトラバース道を南下し、深仙ノ宿を経由しすぐ南の尖峰大日岳に登り、引き返して奥駈道で釈迦ヶ岳に登頂して下山することにしました。 天を受ける木(奥は釈迦ヶ岳) 太尾登山口から一面笹の生える稜線に登っていると、谷あいに雲海が広がり、十津川村の集落はその下に。 釈迦ヶ岳(左)と大日岳(右) 南奥駈の笠捨山(左)と中八人山(右) 深仙ノ宿灌頂堂と行場 この南で、奥駈道と別れ、鎖の掛かる行場の大岩を右に巻いて、テープや短い鎖を頼りに登山者用の道をよじ登って大日岳に登頂しました。 大日岳山頂の大日如来と釈迦ヶ岳 大日岳山頂から五百羅漢の奇岩群(奥は孔雀岳) 深仙ノ宿に戻り、(極楽ノ)都津門の行場を右手に見た後、釈迦ヶ岳に登頂しました。 七面山の紅葉(右奥は八経ヶ岳、弥山) 太尾登山口へ下山途中、大日岳を振り返り、標高の低い所に下って行った紅葉に、季節の移り変わりを感じたのでした。 深仙ノ宿のフォークの木(シンボルツリー)
2023.11.05
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こんばんは、ほうとうです。 10月29日(日)、登ったのは奥飛騨温泉郷の一つ福地温泉の裏山である、福地山(標高1672m)です。 登山道が2004年開設され、天気が良いと目の前の北アルプス焼岳だけでなく、乗鞍、穂高・槍連峰も望める、しかも難易度の低い山です。登山道は、ジグザグに付けられ、急傾斜はほとんどありません。 また、登山口に福地温泉バス停があり、その向かいの日帰り温泉の隣に登山者用駐車場もあり、アクセスも容易になっています。 登山道は途中2か所枝分かれし、一つは谷川(谷側)コース、もう一つは尾根コースとなっていますが、2つのコースはさほど離れている訳ではありません。しかし、谷側は広葉樹が多く、尾根側は展望が良いとのことで、この日は昼頃の天気が良さそうだったので、上りは谷川コース、下りは尾根コースとしました。 赤と黄 カラマツ 色々 (谷川コースの)四阿(東屋) 紅葉の道 無然平付近の紅葉 福地壁 この日は登山者用駐車場がほぼ一杯にになり、多くのハイカーと相前後して登頂し、山頂で休憩をめいめい取りましたが、寒気が流れ込んで来て、上空のガスが降りてきてしまい、眺望は期待できなくなりました。そこで粘ることはせず、下山しました。 ブナとカエデ 尾根コースは、木の根道だったり、崖の脇を通ったり、傾斜のきつい所もあります。 ここの谷川コースは、傾斜がほぼ均等になだらかなので、雪が積もったらスノーシューハイクも良さそうで、また来てみたいと思いました。
2023.11.03
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