現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2022.01.16
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頬が張り裂ける時 蛙も裂ける

無映の海にきらきら粒子が日に
零れて 声が大きくなって
やがて聞こえなくなる時
膝の関節 骨と骨がぶつかって
ボキッと音が言って
「ぼきっ」と口で言っては
しゃっくりを繰り返す (無邪気な連鎖だね)
本格的に社会的な仕事をしたいと

この痛みの迷宮から
逃れる術はないのであると
骨の軋む痛みの底で
あなたを呪います
君と暮したい時もあった
石棺よりも小石を握って
ベランダに落としては
石、石、石、石、と祈って
花火ぐらいの頭をシェイクせよ
昔から人は石を握って
打ち殺したり斧を作ったり

血が音を表現する
疑いの眼差しで
君の体の穴まで想像を寄せると
君の思っている男の顏が僕の心に見えた
君と交わりたいと思ったが

ふと、想像しきれない
女性という壁に向かって
卵をぶん投げたい気分だが
殻を剥いて食べていると
美味しくて良かったと
君は思うだろうか
レモンの滴を飲んで
友が欲しいと思ったが
蝶は凍てているか
人間は嫌だと思う時
蝶は一人きりで泳いでいる





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最終更新日  2022.01.16 20:11:31
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