現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2022.01.18
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息吹く風産む宙

次々と割れていく
絵の入った額
硝子が目に入る
破片が古里を引き離す
父母は古里ではなかった
一人で立っていた場所
一人で座っていた場所が
古里のような温かさの位置で

歩いた
惚けたように僕は
風の吹く所で
歯軋りしていた
雪だるまになった
紫色の空へ
震える手足が
ゆっくり泳ぐ人の眼
が 僕のポケットだったのだ





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最終更新日  2022.01.18 19:22:59
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