現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2022.01.26
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歩道の上を転がる槍

溝のような外で
溝の呼吸、繰り返し
虚無のキャンパスを広げ
バス停まで歩いた
六歳の夕方

道は
平であったり
坂だったりとする

入り組んだ
迷路みたいな道は
排除された

昔、あった歩き辛い道は
今は駐車場に変わり
禿鷹 禿鷹
そればかり唱える
呟く
寝癖の頬で

赤茶色の煉瓦
摘まれたまま

本の背表紙は喉の開いた
公魚
ごくりと飲んだ唾が
喉を支配して
夕陽の果て キャッチボールの


塀の中で
反省猿の組員の飲む錠剤は何
真赤な桜が独房の閉じた戸の沈黙に
一銭の意味はない
と 
鳥を食いたい夜が来る





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最終更新日  2022.01.26 19:12:34
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