現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2022.01.30
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捕らえる手は鷹のもの

かがり火の歌は短かった
夢の中で
漂いながら歌を唄って
斜陽に傾く道端の
花をもいで
歯を食いしばって
オランダ橋を渡って
長く続く

静かに滲んでゆくのである
虚ろの器の壊れものの
北へ去ろうと翼を揺らし
北へ
去る風

ゆっくり食する羊の体
柔らかい豆腐の
一つ一つに手足は揺れて声を荒らして
一つの木を掴んで
ぶら下がったりする
揺れて

羊だね

河は自嘲して
物質をせせら笑っている
風が 角度を削っていく

鎖をちぎって、紫空を
カケラ





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最終更新日  2022.01.30 19:31:02
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