現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2022.02.14
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春の蛇の日雇い者

多くの人々は
脳からの指令に従えないでいる
自分のしたくないことを
している
心の時代は昔に終わり
今、胸に動悸がする

梢は考える?

魚は今日の本能に従い

飼い魚に毎朝、話かける
言葉は分からないようだが
わかっているのか
「餌やで」

言うと 反応する

鷹は見たこともないし
触ったこともない
烏も鳩もたまに見るが
触れられない
雀さえも捕まえられない

鳥になりたい
と 口走るが
鳥はなお遠く

そして 穴 が 完成し
脚だけ潜って

部屋は本が散らばり
寝づらく 苦痛
夢にもさえ
ゴミ部屋が出てくる
掃除しても棄てられない
トートバッグに詰める

息をしている
虫のように息している
長い針が肩に刺さる
そのことを欲して暮らす





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最終更新日  2022.02.14 20:04:03
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