現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2022.02.16
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月面に座る時

家族の死の後で
確かなものは体であった

昔、友だちの犬を抱いた
居候のように通って
犬を抱いた
絶たれたネオンの下で
時代が終わった

蜘蛛の流れを追って

女の横顔見つめたら
首がぐるぐる回転し
捻れて いつのまにか
引っ張っていた

ざっ ざっ ざっ
胸騒ぎ
道化役者の死の色は
雲の彼方へ混ざる色彩
卑怯者の
お前の笑顔は百本針
刺されて

「オズの魔法使」は嫌いですと
口から火を吹いた
前頭にアルコール沁み渡り
本をバックに積めて
ア・ア・ア・ア・ア





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最終更新日  2022.02.16 20:05:49
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