現代詩・個人詩誌「白黒目」豊原清明BLOG

2026.02.19
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ひっそりと棲む

友だちみんな離れて
一人、しらけていた時
作業所の川犬さんから
花を育てましょうよと言われて
百均のチューリップとスイートピーを
鉢にうつして水やりの係に
なった
太陽は骨折にだろうか?

足を見る
膝のストレッチ苦々しく
金ヅチで骨を打ちたいと
探していると
親父に止められて
承知せんぞと
脅されて

秋に育てたバジルは腐った
季節やからしゃあないわ
と、言われて
車窓が涙で滲んだ

舌で舐めた
花は
日にあたって優しいのに
僕の周りの人は
直ぐ興ざめして

日陰で
色川武大の小説を
読んでいると
色川氏はええ人やった
マイベストフレンド?

友だち?
何処にもいるものか
この時代で
ゴミ箱をあさりたいほど
紙切れの本に餓えて
週刊誌、コミック、文芸雑誌
むだ使い
ごみに溺れて
月水金の水やり作業
花は素直に育って行く





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最終更新日  2026.02.19 17:53:05
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