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February 7, 2005

The Lord of the Rings-王の帰還-

カテゴリ：映画、CD、DVD

スペシャル・エクステンディッド・エディションのDVD。
昨日書いたように、250分。二枚組である。
「見たいなー、でもどうせ見るなら誰かと一緒に見たいかなー。」
と思ってたら、
友人ご夫妻の奥様が一緒に見てくれることになった。感謝である。
やっぱり見ながらリアルタイムでツッコミ入れて、
反応が返ってくるのが楽しいんですよ、映画館と違って。

で、感想。
今はなんというか、一つの祭りが終わったような感じだ。

高校の頃から原作のファンだった。
アニメは途中中断、ゲームは立ち消え、
基本的に映像化は無理なんだろうなーと思っていた。
もっと正直に言えば、原作ファンとしては、
中途半端に映像化してほしくなかった。

当初映画化の話をどこかで見つけたとき、
どーせ中止になるって、ぐらいに思ってた。
例え出来たとしても、あのストーリーを一本の映画にまとめるなんて、
どう考えたって無理なので、
しょうもないものが出来そうだなーと。見ないだろうと思ってた。

その後三本作ると聞いて、ちょっと興味が湧いた。

一本目「旅の仲間」が公開されて映画館に見に行って、
ガンダルフが荷馬車に乗って、ホビット庄に入るシーンを見て驚いた。
それからものすごく感激した。
本を読みながら頭に描いていたホビット庄が目の前のスクリーンに映ってた。

確かにリブ・タイラーのアルウェンはあんまりだったし、

しかもただの花嫁の父じゃん、エルロンド。
ア○ナを嫁に出す梅○辰夫かあんたは。
フロドのへたれっぷりにはうーんと思ったし、
サムが出過ぎた真似をするのも気になったし、
あのデネソールが馬に蹴り殺されるなんて、ちょっとひどいんじゃないとか、
木の髭の日和見な態度もいらいらさせられたけど、

でもさ、ホビット庄のイメージのすごさ、
裂け谷やロスロリエンの美しさ、
そんでもって、ローハンの黄金館のイメージの見事さ、
それが見れただけでもどれだけ嬉しかったか。

ガラドリエルの奥方なんて、小説から抜け出したようだったし、
ガンダルフ、サルマンもそのまんま。
アラゴルンは役がモラトリアムでヘタレなのは嫌だったけど、
配役としては全く文句なかった。汚ければ汚いほどかっこいいし。
それと、セオデン王！すごい、かっこいい！
ペレノールで檄を飛ばすところに惚れました。
エオウィンはういういしくて、痛々しくて、ものすごくよかったし。
っていうかアラゴルン、アルウェンの尻に敷かれるよりも、
エオウィンと結婚したほうが幸せになれそうな気がする。

メリーとピピン。
役者さんも、役と一緒の性格。騒がしくていたずら好きで、明るくて、
みんなに好かれるような二人だった。いいコンビだったなあ。

三作目「王の帰還」も、
ゴラムの策略で仲違いさせられるフロドとサムが、
そこだけあまりにも陳腐なストーリーで疲れたけど、
他の所はよかった。
でも、エオウィンとファラミアの恋愛部分は、
もうちょっとちゃんとやって欲しかったな。
それと、アルウェンがフロドに石のペンダントをあげるシーン、
セオデン王の埋葬をしてメリーが泣きながら別れを告げるシーン、
後はファラミアがアラゴルンとエオメルに
エオウィンとの結婚の許しを乞うて、
アラゴルンに「あなたが幸せになって私も救われた。」
の台詞を、是非とも言って欲しかった。
スペシャル・エクステンディッド・エディションだから期待してたのに。

…まあ、不満をあげつらっても意味がないし、
何にせよ灰色港まできっちりやってくれたので、満足。
本当にありがとう、ピーター・ジャクソンとニューラインシネマ。
三年間…足かけ四年だっけ？楽しませていただきました。

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