2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
全8件 (8件中 1-8件目)
1
マダガスカル/公式サイトへ「シュレック」シリーズ、「シャーク・テイル」で御馴染み(?)ドリーム・ワークス製作のCG動物アニメーション最新作です。ニューヨークの動物園(ブロンクス動物園かな?)で暮らす仲良し四匹組、ライオンとシマウマにカバとキリン。何一つ不自由のない暮らしのはずなのに、シマウマのマーティンは最近何故か心が騒ぐのだ。「このままでいいのか?」と・・・ある日、彼の前(というか地面の下)から突然ペンギン四匹組が現われた。彼らは「野生の王国へ行く。」と脱走計画の真っ最中だったのだ。「野生の王国」それこそが、自分が求めていたものに違いないっ!!と確信したマーティンは動物園から脱走し、地下鉄で「野生の王国」へ行こうとするが、すぐに人間に捕まってしまう。そして、自然保護団体等からの猛烈な抗議を受けた動物園側は、彼らをアフリカの自然保護区へと返還する事にしたのだが、そのアフリカへと向かう船が、とある原因により進路を変え、投げ出された彼らがたどり着いたのは・・・マダガスカル島であった!!という話です。まーとにかくほとんど動物しか出てきません。しかも、舞台がアフリカ大陸から切り離されているので、島独自の進化をとげ、生態系を持つマダガスカルなので、出てくる動物たちはわりと一般的にはなじみの薄い動物が多いのではなかろうか?と。原猿類が多いからね~。キツネザル類やアイアイなど沢山!しかし、フォッサって知らなかったです~!で、実物の写真見たら・・・可愛い~っ!!映画では、なんかハイエナっぽい感じですが、本当はジャコウネコの仲間なんだそうでして。太いしっぽに長い体、イタチとネコを足したような感じです。日本の動物園とかで飼育している施設は・・・ないよなぁ~たぶん。で、マダガスカル原産の動物とペンギンはかなりいけてますが、肝心の主人公四匹組みはどーもそれに比べるとインパクトが薄いというか(私基準/笑)よくどこにでもある、いかにも~って感じの動物マンガ化キャラクター商品っていう感じであまり魅力は感じませんでした。で、話の内容はほんとお子様向き。童心に返るっていうよりも「幼稚」っていう傾向の方が強いお子様向き。これでいいのか?って。毒があるようで、その実、きちんとオチをつけていないので、かなり物足りません。肉食獣のライオン、アレックスが、肉食の本性に従うと友達のマーティンを食べたくなってしまう、っていうので、その結末もなんかなぁ~・・・「喋る動物は食べてはいけない、友達だから。でも、喋らない動物は食べられるために神が使わしたものだから食べていい」っていうなんか「ナルニア国物語」っぽい感じで、詭弁っぽい印象です。欧米人ならいいのかなぁ~?「パンが食べられないなら、ケーキを食べればいいのに。」と言った某女王様レベルのよーな気がしますな。でも、ペンギン(たぶんアデリーペンギン)がかなり腹黒くていい味出してます。脇役だけど。とにかく、動物たちが歌い踊り、楽しそうなので、それだけで楽しめる年代のお子様にはお勧めします。それ以上を求める人には不向きでございますな。
2005.08.29
コメント(0)
「星になった少年」/公式サイトへようやく見てきました、「星になった少年」10代前半で単身タイに渡り、日本人初!のゾウ使いとなった少年だが、20歳で交通事故により早逝・・・この哲夢君を描いた作品です。しかし、つい「星・・・」じゃなくて「ゾウになった少年」と言ってしまう(ギャグじゃなく素で/笑)「誰も知らない」の主演でカンヌ映画祭で主演男優賞を獲った柳楽君が主役。いろいろプレッシャーはあったと思うけど、あの年代の男の子らしいぼそぼそはっきりしない感じとかよかったと思うよ~。まぁ、演技っていうより地かもしれんが^_^;でもって、反対に「こりゃダメだ~-_-;」と思ったのは母親役の常盤貴子。あの人、どー見ても「動物好き」に見えません。同類の臭いを感じません(爆←すげー迷惑)でも、あの母親の動物好きは私達のような一般人の動物好きとは違ってあくまで商売目線、動物プロダクション経営者としての「好き」なんだと思う。私だったら、まず購入資金が高いうえに維持費のかかるような動物を無理してまで飼育したいとは思わない。いくら、その動物が好きでも。さらに、その資金を捻出するために、自分が今飼育している動物を売ってまでとは絶対思わない。でも、これは「ペット(家族)」として動物を見ている私達とは違い、彼女の視線はあくまで「商売モノ」っていう視点だからなんでしょう。別に、それが悪いというわけではないけど、やはりあんまり好きとは言えませんな(笑)なんか金儲けになるから、飼うみたいな雰囲気バリバリでね。さらに彼女が特にゾウが好きというエピソードがほとんどないので、余計に悪い。科白のみで終わるので、説得力が皆無なのだ。だから、ラストの号泣シーンも、白々しいばかりでね。これが「火々」で陶芸に熱意を燃やす母親役を演じた田中好子、あのくらいだったら納得できるけど・・・まだ、そういう役を演じるには若すぎるんじゃないかな、常盤貴子って。全体的に、実話ネタの映画にありがちな悪い点、実話にしては説得力に欠けるし、フィクションとしては盛り上がりに欠ける、というどっちもどっちの印象を抱かせる話でありました。もっと、ゾウと哲夢君との交流に焦点を絞った方が「良い映画」になると思ったけどね~。実話ネタ、しかも故人がモデルの映画だから、あんまり石を投げるような事は言いにくいけどさ(十分言ってるやんけっ!!/^_^;)
2005.08.21
コメント(0)
違法輸入のワニ、孵化したと不正登録…動物園長ら逮捕希少ワニを不正登録動物系のニュースでも、このニュースかなり全国規模で大きく取り上げられていたようです。逮捕されたペット業者は、爬虫類とか両生類関係ではかなりの有名人だそうでして。そういや、エキゾチックアニマル系の雑誌に昔、派手に広告出してたなぁ。しかも『小売は致しておりません』・・・で、業界紙ではなくて個人が趣味で読むような雑誌でそんな広告出しているのか謎でしたが。実は、地元の業者だったりします。あ、もちろん私はそのお店とか行った事はないですよ~。しかし、なんつうか、この業者は、ほんと法律に触れてるっていうのは重々承知のうえでやってたような気がしますね。っていうか、自分的には『法律の盲点』を上手くついたつもりだった、というところかな?最近、ようやく日本もワシントン条約系に厳しくなってきたので、というかそれを逆手にとっと「許可があるから安心!安心料として、その分多少は闇取引の密輸モノよりは高くつきますけどね♪」っていう商売方法を開拓中だったのではなかろうか?と。動物園の園長は、直接関わったというよりも「ちょっと名前を貸して欲しい」っていうくらいなんでしょうが・・・「草津熱帯園」って行った事はないけど、やはり爬虫類系に珍しい動物が多いようですね~。今日の地元ローカル新聞のニュースでは、同様の手口で密輸したホウシャガメの子供を不正登録し、高値で売買した疑いがあるとか。氷山の一角かな?でも、これが呼び水となって、業界の手口とかが知れ渡るようになってくれるといいねぇ~。それにしても、今回のこのネタ、どういった経路でバレたのでしょうか?知りたいねぇ~。
2005.08.18
コメント(0)
国産コウノトリ、再び大空へ=9月に放鳥、人里で野生化-準備大詰め、兵庫・豊岡兵庫県にあります『兵庫県立コウノトリの郷公園』では、絶滅寸前のコウノトリの保護、繁殖を図っておりまして、現在100羽以上が当地で飼育されているそうでして。で、来月、いよいよ、訓練を終えたコウノトリを放鳥するそうです!日本の野生下でのコウノトリはすでに絶滅しているそうですが、ロシアからとか各地動物園などから集めているそうでして。しかし、放鳥するには自然復帰させるためには、単に数を増やして放せばいい、というだけの問題ではなく、彼らが生活できる環境を整えることが重要です。コウノトリは田んぼなどで小魚や水生生物を捕獲しているので、そういう小動物が生息できる水辺の環境を再現せなばならない、これは最近注目を集めている「里山の保全」と同じく、と言えるのではなかろうか?と。既に、同じような境遇にあったトキは、我々が絶滅させてしまいました・・・中国からいただいたトキは順調に増えているそうですが、まだこちらは放鳥するまでにはいたっていないようです。絶滅寸前の野生生物を人間の手で再び野生に返す、っていうので有名なのは、アラビアオリックスとかアメリカバイソンですが、それもちょっと昔の話で最近はあまり「これぞっ!!」という話題は聞かないし、なかなか難しいんですね~、ほんとに。絶滅させちゃうのは簡単なのにね・・・ぜひとも、成功をお祈りしております。それにしても、この「コウノトリの郷公園」って園長が増井光子さんなんだね~っ!!知らなかった・・・じゃ、「ズーラシア」の園長代わったの?って思ったけど、公式サイトによると園長は増井さんになっていました~。兼任って事なんだろうか?ところで、サギ、コサギとかゴイサギとかは同じく水辺で小魚や小動物を捕獲して生息しているのに、何故こちらは害鳥駆除されるほどに繁殖していていコウノトリやトキは絶滅なのかなぁ~?とちょっと考えてみました・・・やはり、繁殖場所が一番関係あるかな~?と。サギ類はちょっとした藪や林やなんでもわりとOK!でコロニーをすぐ作ってわさわさと集団で繁殖する、が、コウノトリとかトキの巣はかなり高い木の上に、ペアごとに作るっていうとこの違いかな~?と。巣を作りやすい木の減少、単独(というか1ペア)毎に離れて作るっていうとこでカラスなどに卵とかヒナが狙われやすいのかな~?とかと思うのですが、どうでしょうか???あとは、農薬に対する耐性の強さの違いとか・・・?
2005.08.16
コメント(2)
皇帝ペンギン/公式サイトへ本国フランスはもちろん、アメリカでもドキュメンタリー映画史上興行成績第2位を記録、日本でも着々と観客動員数を増やしているその名前の通り、コウテイペンギンのドキュメンタリー映画です。ここんとこ「WATARIDORI」「ディープ・ブルー」そして本作と、今までの映画史上ではあまり興行的には注目されてこなかった、こういった自然野生系のドキュメンタリー映画もそこそこ、上映しても商売として成り立つ、っていう証明にもなったと言いましょうか。で、今作です。いや~、ペンギン可愛い・・・に尽きるのですが(おいっ!!)ペンギンってなんでああ可愛いのでしょうか?たぶん、「ペンギンが嫌い」とか「可愛くない」とか「生理的に嫌い」って言う人はほとんどいないんじゃないかな?と思います。白と黒の美しい羽色のコントラスト、ずんぐりむっくりの体型、よちよちと歩くその姿、その反対に水中での弾丸のような機敏な動き、全てが我々を魅了するのです(笑)ってわけでして、この映画をそういった「可愛いペンギンてんこ盛り状態のアイドル系映画」として見たならばもう満点!!で、自然科学系のドキュメンタリー映画として見たならば、あの南極ブリザードの中でよく撮ったなぁ~っっていう苦労や、ペンギンの口の中とか、ペンギン視点で見た水中映像とか、アザラシをあれだけ怖く撮ってるのは見たことない、とかまぁ★四つくらいは十分。しかし、うちのとこでは日本語吹き替え版だけの上映でしたが、ちと擬人化しすぎた生ぬるい科白の数々とうるさい音楽には★二つ。トータルすると、今後の投資的希望もこめて★四つくらいの評価で(笑)ナレーションというかペンギン親子をそれぞれ役者が科白つけてますが、これがどーも擬人化が嘘っぽくて・・・私はもっと、クールに説明系ナレーションで淡々とやってくれた方が好きですが、それでは映画としてはつまらん、寝てしまうっていう気もわかるしなぁ~。あー、あのクレイシの中にこっそり紛れてみたいわ~っ(うっとり・・・)野生の厳しさももちろんありますが、わりとあっさりそれほど目をそらさずに見る事の出来るレベルではあったと思います。時間的にも約90分で、この系統の映画としては見やすかったんじゃないかな~?という気はします。でも、個人的にはやはりこの系統映画ではなんといっても「WATARIDORI」に軍配をあげます。蒸し暑い日本の夏で、つかの間の極寒の南極への旅が楽しめる(?)映画でありました。
2005.08.13
コメント(0)
◇命絶たれた「人気者」もうじき終戦記念日です。今年は戦後60周年、という事で、いつも以上にこの戦争の記憶が取り上げられる年になるのではないでしょうか?で、多くの被害を国内・国外ともに引き起こした戦争ですが、動物達も人間と同じく多大な被害を被りました。戦争と動物、というと、いろいろお話や絵本などでとりあげれる上野動物園のゾウの話。で、本日のニュースに熊本でのやはり戦時中に処分されたインドゾウの話が出ていました・・・こういうのを見るたびに、月並みですが、絶対に戦争を起こしても、起こされるのもイヤだと思いますね~。戦争だけに限らず、まず被害というかしわ寄せは、立場上、弱い者の上から生じます。たとえ「亡国」とか「平和ボケ」とか「これが戦争だ、ニッポンジン!」とかって言われても、そーんなの体験しないで結構です。フィクション上だけで十分でございます。アジア各国からいまだに戦争責任を問われ、「聖戦」だとか、「愛国心」やらと、もっと日本という国に誇りを持て!という風潮もありますが、私はその後60年間戦争を起こさなかった、っていう事に対してだけは、日本という国にもっと誇りを持ってもいいかな~とだけは思います(イラク派兵は別として・・・)
2005.08.12
コメント(0)
<チンパンジー>パンくんの興行 種の保存法違反で聴取へちょっと前、職場での何気ない雑談・・・私が動物好きなのを知っているのか、まぁ関係ないのか、同僚が動物ネタのテレビバラエティ番組の話をしてました。チンパンジーがブルドック連れて散歩というかおつかいに行くというネタらしく、あちこちそれぞれに毎回いろんな課題があってそれにチャレンジするそうです。その人が見た回は、何か物をとあるお宅まで配達する(?)というのだそうでして。トレーナーは別のところで待機してモニターで様子を観察し、チンパンジー自身の判断で動かなければならないという建前らしい。で、お見事にそのお宅まで到着し、玄関に案内され中に上がるように勧められたチンパンジーは、すぐには入らずにまず玄関先のたたき(って言うの?)に腰かけて、足の裏をポンポン叩いて、まるで綺麗にしてからお宅にお邪魔するっていう感じの行動をしたらしい。で、それを見た同僚は「すご~いお利口っ!!」といっしょに見ていた人ともども感動したらしい・・・で、その話を聞いた時私は・・・「そんなのヘンだよ!そんなのチンパンジーじゃないよっ!!」って答えてしまいました。それって、チンパンジーとして、ではなく単にちょっと毛色の違う人間の幼児の代用じゃないのっ!?って思ったのですよ。大体、何故チンパンジーが外から家の中に入る時足の汚れを気にする?そんな事、必要があるの?チンパンジーとして???で、そのまさしくチンパンジーが今回「種の保存法違反」の疑いとなった、という事でして・・・このチンパンジー、パンちゃんを訓練しているトレーナーはたしか以前は同じくチンパンジーのモモちゃんに同じようなタイプの擬人化した行動を取らせてテレビとかに出てましたね~。その前はオランのサクラちゃんだったか?モモちゃんをみかけなくなったと思ったら今度は?っていう感じですが。いや、別に本チンパンジーと人間とコミュニケーションをとる必要性はある程度あると思うし、他の人たちにチンパンジーという動物を知ってもらうために、印象つけるために、施設でショーやったり記念撮影いっしょにしたり、っていうのはある程度いい、と思う。もちろん、本チンパンジーの体調とかしっかり考えて無理のない範囲で。体調とか悪ければどんなに観客が待ってても中止できるくらいの感覚で。しかし・・・そもそも繁殖目的で無償で譲渡を受けたという経過があるのに、やってる事は明らかに見せ物興行的、っていうのはやはり譲渡してくれた側からするとちょっとひっかかる物があると思う・・・しかも、ああいう行動、人間の模擬行動することに重点を置いて育てられた幼児チンパンジーが果たして成長した後にチンパンジーとして、チンパンジーの群れの中できちんと受け入れられて生活できるのだろうか???っていうのには強く疑問を感じます。パン君出演のテレビ番組はかなり沢山の人に愛され、可愛い可愛いと見られているそうですが、その中でどのくらいの人が野生チンパンジーが今絶滅に近い位置にいて(しかもその原因はほとんど人間活動の影響のため)野生チンパンジーがどういった生活を送っているのか?を知っているのかなぁ?また、こういう興行をする人たちはそれをどのくらい伝える努力をしているのかなぁ??と疑問に感じました。可愛いからそれだけでいいのかな?と。該当施設に行った事がないので、「じゅうぶんやってます!」という事もありえますがね。しかし、施設側のコメントは明らかに「種の保存っていう建前もわかってますが、当面うちもお客とお客の落とすお金が欲しいんですよ。」っていう本音バリバリのコメントでして。日本における「動物園」の捉え方、それはやはり「見世物」でしかないのか?とつくづく寂しく思いますね。今回のこの一件に関して「動物園水族館協会」の方でも施設側に赴き、調査しているという事ですが、結果がどうであれ、その判断基準をきちんと部外者にも報告してくれるような機会があればいいな、と思います。面白ければ、可愛ければなんでもいいじゃん、お金が欲しいからさ、っていう風潮をこれ以上増強させないためには、やはりある程度上で統括できる立場にある部所の見解をきちんとしておいて欲しいなと思います。あと、個人的には・・・「旭山動物園さん、早いとこチンパンジー舎を改造して、チンパンジーの擬人化ではなく本来のチンパンジーとしての姿で観客を十分魅了できることを世間に広めてください~っ!!!」ってとこです。って、「クモザル・カピバラ館」がオープンする前であった、まだ^_^;
2005.08.06
コメント(4)
「大好き!旭山動物園」近頃、さほど動物とか動物園に興味がない人たちの間でも、しっかり通じるようになった、今や日本一有名な動物園「旭山動物園」で、この旭山動物園関連の本も続々と最近出版されておりまして、本屋で一コーナーできるくらいです。しかも、購入者は素直に動物好きっていう人以外にも、いわゆる「成功のノウハウ本」みたいなビジネス指南書として購入する人も多いとか~^_^;いや~、旭山の場合は「人気を出すために」とか「成功するために」ではなく、自らの使命をいつもきちんと考え、限られた人的あるいは金銭的、地理的などの条件の中でいかにしてその目的に近づけるのか?自らの理念に近づけるのか?を追求していった結果が現在の人気につながるから、そういった面で期待して読むのはどっかな~?と思うのだが(笑)で、私もついつい出ていると購入してしまう「旭山本」前述の通り、何冊も出ている中でのお勧めはズバリ「大好き!旭山動物園」です。旭山動物園の応援団のような感じのNPO法人「旭山動物園くらぶ」の代表者・多田ヒロミさんが書かれた本です。で、他の旭山本とちょっと違うっていうのは、他の本はある程度旭山動物園が内外で注目され始めてからあらためて園長先生や動物園スタッフの皆様などに取材して、今までの歴史を振り返るという感じで書かれているのに対して、「大好き!・・・」は、旭山市民でこの動物園が日常生活の中でその一部として身近に、当たり前に接してきた方が書かれているだけあって、見方がやはりちょっと違うなぁ~と。職員というか仕事、っていうように完全に内部ではなく、私達一般の観客と近い立場ではあるけれど、そこから半歩、思い切って好き!という気持ちを原動力にして踏み出したっていう感じがよく出ています。旭山本はどれ読んでも感動しちゃうのですが、他の旭山本の感動のタイプは「プロジェクトX」みたいな感じで、「自分達の仕事にこれだけ熱意と情熱を持ってがんばってる人達がいるんだっ!!私も頑張らなきゃっ!」って奮い立つタイプの感動なんだけど、この「大好き!・・・」は、ほのぼの身近でじんわり幸せになれるタイプの感動。「誰も面と向かっては言わないけど、みんな君が頑張ってるのはわかってるんだよ、えらいね♪」って言われてちょっと照れちゃうけど、うれしくなっちゃうような、例えると「相田みつお」のよーな感じ(?)好きが原動力だけど、それだけでは長続きはしない、けど、大変な事もあるけどやっぱり基本の原動力は「好き」っていう事にあるんだな、と改めて教えてくれる本です。全国の動物園それぞれにファンクラブや友の会とか持っている動物園は結構あると思いますが、「旭山動物園くらぶ」はそれが動物園というか行政側が作った市民サービス的な物ではなく、あくまで自分達個人が作ったっていうのでこれはちょっと珍しいのではないかな?動物園→友の会、ではなく、動物園←動物園くらぶ←動物園、みたいな双方向にほぼ対等に近い対場独立した立場で活動し、でもお互いに協力しあえている、っていうのはね~。旭山動物園は公立の動物園、動物園くらぶはNPOだけど、元は個人の私的な団体、これが横の相互に風通しよくつながりあっている、っていうのは、動物園だけではなくこれからの日本の行政と市民有志グループとの関係としても参考になりうる形ではないかな?と思います。形だけの「市民モニター」やら「有識者による検討委員会」なんかよりもよっぽどねぇ~。あ、話がズレました^_^;もちろん、旭山の見所施設の細かいところに手が届くような、裏話的なネタも満載!これを読めば、あなたも旭山通!!ってわけで、お勧めの一冊です♪あ~、また行きてぇなぁ~、旭山・・・
2005.08.04
コメント(0)
全8件 (8件中 1-8件目)
1

