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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の27) ビートルズ・ナンバーが複数(「ア・ハード・デイズ・ナイト」、「ハー・マジェスティ」)が出てきたところで、さらにもう1曲という気分です。 ニルス・ロフグレン(Nils Lofgren)は、1960年代末から地道に活動を重ねたギタリストで、1980年代からはブルース・スプリングスティーンのバンド(E・ストリート・バンド)のメンバーとしても知られています。そんな彼がかなり前からレパートリーにしてきたビートルズ曲で、「エニタイム・アット・オール(Anytime at All)」です。確認できる限りでは、少なくとも1970年代後半からライヴで演奏していて、アルバムとしては、1981年にリリースされた作品にそのカヴァー・ヴァージョンが収められています。以下の音声は、1980年代のライヴの演奏のもののようです。 ビートルズ・ファンからは賛否両論ありそうなアレンジの“ヘタウマ系”ヴァージョンといった感じです。とはいえ、ニルス好きの筆者としては、彼のロック少年の時からのリスペクトをそのまま成長しても表現し続けているという感じがして、なんだか愛らしい感じで好感を持ってしまいます。そんな姿を1991年のライヴの映像でご覧ください。 [収録アルバム]Nils Lofgren / Night Fades Away(1981年) ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年10月22日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の26) ラテン・ロック関係の楽曲が続きます。ベト・クエバス(Beto Cuevas)は、チリのロック・バンド、ラ・レイ(La Ley)のメンバーで、ソロで活動して作品も発表しています。 今回のナンバーは、2018年の彼のソロ・シングル曲で、コロンビアの4人組グループ、ムッシュ・ペリネ(Monsieur Periné)をフィーチャーしたナンバーです。「ロサス・エン・エル・ロド(Rosas en el lodo)」(”泥にまみれた薔薇”の意味)という曲です。 軽快で滑らかなポップな曲調が印象的なナンバーです。ロック・アーティストらしからぬと言えば、そうなのかもしれませんが、前回記事のロス・アマンテス・デ・ローラの曲もそうでしたが、ロックらしさが前面に出ているわけではない中にもいい曲はあり得るという例に当てはまるのがこの曲なのかなと思ってみたりします。 もう一つの映像は、2018年、メキシコ第3の都市モンテレイでのライヴの様子です。 [収録アルバム]Beto Cuevas / Lateral(2019年、ミニアルバム) 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年10月21日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の25) ロス・アマンテス・デ・ローラ(Los Amantes de Lola)は、1980年代後半から1990年代前半、メキシカン・ロックが普及していく過程を担ったバンドの一つです。 そんな彼らの代表的ナンバーの一つ、セカンド作の『ラ・エラ・デル・テロール』(1991年)に所収の「ベベール・デ・トゥ・サングレ(Beber de tu sangre)」です。 上のビデオは“動かない映像”ですので、動いているライヴでの演奏の様子もご覧いただきたいと思います。ヴォーカルのKazzのソロでのオーケストラとの共演ライヴの様子をどうぞ。 勢いで押すロックの一方で、こういう哀愁漂うナンバーの魅力もまたロックなのだと思います。それにしても年月を経ても変わらぬヴォーカルに、個人的にはなかなか感激だったりします。[収録アルバム]Los Amantes de Lola / La era del terror(1991年) 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年10月20日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の24) 今回は、J・J・ケイル(J. J. Cale)による、筆者のお気に入り曲です。彼が1976年に発表した『トルバドール』はなかなかの名盤なのですが、その中でも一押しの名ナンバーが、「トラベリング・ライト(Travelin’ Light)」です。 まずはアルバム収録のJ・J・ケイルの演奏をお聴きください。 上述の盤には、リリース後にエリック・クラプトンがカバーして有名になった「コカイン」が含まれていますが、実は、この曲もクラプトンが取り上げています。アルバムとしては、2001年の『レプタイル』に収録されています。 そのようなわけで、同じ2001年、エリック・クラプトンによる「トラベリン・ライト」をどうぞ。 [収録アルバム]J.J. Cale / Troubadour(1976年)Eric Clapton / Reptile(2001年) トルバドール [ J.J.ケイル ] 【中古】レプタイル [Audio CD] エリック・クラプトン; ジェームス・テイラー; チャールズ・カルホーン; ジョー・トーマス; J.J.ケイル; レイ・チャールズ; サイモン・クライミー; スティービー・ワンダー; マーレイ・ ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年10月19日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の23) 唐突ですが、1960年代初期のこのナンバーです。デル・シャノン(Del Shannon)は、1934年生まれのアメリカの男性シンガーで、1990年に鬱からの自殺を遂げています。1960年代前半が最盛期でしたが、その当時の有名ヒット曲の「悲しき街角(Runaway)」が今回取り上げる楽曲です。 まずは、往時の歌声を往時の映像とともにご覧いただこうと思います。 続いては、後世のライヴの様子です。1960年代だと白黒映像ばかりになってしまいがちなので、後世の“カラーTV時代”になってからのステージの様子をご覧ください。1987年のTV出演時のステージの模様です。 古き良き時代を感じさせる楽曲ながら、今でも聴き継ぎたい、そんな1曲ではないかと思っていたりします。[収録アルバム]Del Shannin / Runaway With Del Shannon(1961年) ランナウェイ + ハッツ・オフ・トゥ・デル・シャノン +5 [ デル・シャノン ] 【輸入盤CD】Del Shannon / 25 All-Time Greatest Hits (デル・シャノン) 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年10月17日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の22) 先月(2022年9月8日)、イギリスのエリザベス女王が死去されました。ウィンザー朝の第4代の君主で、“エリザベス2世”(ちなみに、1世は16世紀のテューダー朝の女王)として、イギリス史上で在位期間最長となる人物でした。70年以上も王位にいて、96歳でのご逝去ですので、大往生なのでしょうが、直前まで公務をされていると報道されていたので、急な訃報に驚かれた方も多かったのではないでしょうか。そして、大多数の人々に受け入れられる「国葬」が中継されたのも記憶に新しいところです。 今回は、そんなエリザベス女王にまつわるナンバーです。ビートルズ(The Beatles)の『アビイ・ロード』のいちばん最後に収められている「ハー・マジェスティ(Her Majesty)」です。ポール・マッカートニーによるギターの弾き語りのナンバーです。 発売当時、実はこの曲はクレジットされていませんでした。つまり、表記上は、一つ手前の「ジ・エンド」という曲でアルバムは終わっていることになっていたわけです。けれども、実際には、10数秒の空白の後にこの短いナンバーが始まるという風になっていました。CD化以降、現在まではアルバム最後のナンバーとして、目に見えるように表記されていますが、元々はと言えば、史上初の“シークレット・トラック”だったわけです。 さて、次は動いている映像です。ポールによるライヴでの演奏シーンをご覧ください(最後に一瞬ですが、女王の姿も収められています)。 あらためまして、エリザベス女王のご冥福をお祈りします。[収録アルバム]The Beatles / Abbey Road(1969年) Beatles ビートルズ / Abbey Road 輸入盤 【CD】 【輸入盤】アビー・ロード(アニバーサリー・エディション) [ BEATLES ] 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2022年10月16日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の21) 今回は、ブルース・スプリングスティーンの妻かつE・ストリート・バンドのメンバーで、ソロ・アーティストとしても作品を重ねているパティ・スキャルファ(Patti Scialfa)の曲です。 彼女はこれまで複数のアルバムをリリースしていますが、今回のナンバーは、1993年にリリースされた『23rdストリート・ララバイ』の表題曲、「23rdストリート・ララバイ(23th Street Lullaby)」です。まずは、元のヴァージョンをお聴きください。 筆者は、マンハッタンなんてよく知りません。23番街に行ったこともありません。けれども、この曲を聴くと、なんだか夜の23番街の街並みが不思議と浮かび上がってくるような気にさせられます。 続いては、ライヴのパフォーマンスをどうぞ。 ソロ活動としては地味な結果しか残していませんが、パティのアルバムにはなかなかいい曲も多く、この曲以外にも、筆者は複数のお気に入り曲があったりします。そんな彼女のライヴを一度ぐらいは生で聴いてみたいと思うのですが、叶っていません。いつかこの願いが叶う日が来るといいのですが…。[収録アルバム]Patti Scialfa / 23th Street Lullaby(1993年) 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年10月15日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の20) 前回に続き、スペイン語のナンバーです。ルス・カサル(Luz Casal)は、スペインのガリシア地方出身の女性シンガーです。1980年代にデビューして人気を集め、1990年代には国際的な成功を収めました。 1989年のアルバム『ルスV』(題名通り、5枚目のアルバム作品)に収録されたシングル曲、「どうでもいいの(ノ・メ・インポルタ・ナダ、No me importa nada)」をどうぞ。 何だかインパクトの強くない曲だと思った方もいるかもしれませんが、筆者的には、このさらりとした曲調が妙に心に留まっているというものです。 続いて、1990年代に入ってからの、南米チリでのライヴでの歌唱シーンをご覧ください。 [収録アルバム]Luz Casal / Luz V(1989年) あなたにバラの花束を〜ベスト・オブ・ルス・カサル〜/Luz Casal[CD]【返品種別A】 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2022年10月14日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の19) 今から1年ほど前でしょうか、ひょんなことからこの曲の入ったアルバムを知り、すっかり筆者の中では定番曲になってしまったというものがあります。アレハンドロ・サンティアゴ(Alejandro Santiago)の「ノマダ(Nómada)」というのがそのナンバーです。 この人のプロフィールは、いま一つ詳細が不明なのですが、メキシコ市生まれで、1990年代末にデビューし、これまで7枚ほどのアルバムを残しているようです。ともあれ、今回の曲「ノマダ」をお聴きください。 スペイン語表題の「ノマダ」というのは、英語の“ノマッド(nomad)”ですから、“流れ者”とか“放浪者”とか言った意味です。どういうジャンルの人なのか、と問われそうですが、メキシコにおける“ヌエバ・カンシオン(新しい歌)”などと呼ばれるジャンルの音楽に関わってきており、本ブログで過去にも取り上げているメヒカントと共演などもしているようです。 といったわけで、もう一本の映像は、そのメヒカントの「アグア・デ・マール」をカバーしているものをお聴きください。 [収録アルバム]Alejandro Santiago / Nómada(2002年)← “Nómada”を収録。Alejandro Santiago / Recuento(2011年)← “Agua de mar”を収録。 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年10月12日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の18) 唐突ですが、“いま聴きたい”のタイトルどおり、突然聴きたいと思ったレッド・ツェッペリンのナンバーです。「移民の歌(Immigrant Song)」は、サード・アルバム『レッド・ツェッペリン III』の収録曲で、シングル・カットされて複数の国でヒットしました。 同盤にはアコースティックなサウンドに寄った曲が、それ以前より増えていましたが、この曲は堂々としたもので、ツェッペリンらしいハードな音楽を堪能させてくれる1曲だと思います。 さて、この曲のライヴの映像も見ていただこうと思います。1972年の映像をお楽しみください。ハードな勢いもさることながら、その中に演奏の精度の高さがあるというのは、ツェッペリンの演奏全般に言えることですが、お見事としか言いようがありません。 余談ながら、ブルーザー・ブロディの入場曲にもこのナンバーは使われていましたね。1988年に42歳で不慮の死を遂げたプロレスラーでしたが、思わず彼のことも思い出してしまいました。[収録アルバム]Led Zeppelin / Led Zeppelin III(1970年) レッド・ツェッペリンIII<2014リマスター/スタンダード・エディション>/レッド・ツェッペリン[CD]【返品種別A】 LED ZEPPELIN III(DLX 2CD)【輸入盤】▼/LED ZEPPELIN[CD]【返品種別A】 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年10月11日
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500万アクセス記念の記事の途中ですが、INDEXページ(ジャンル別、アーティストのアルファベット順)を更新しました。ここしばらくの記事へのリンクを追加しています。INDEXページへは、下のリンク、もしくは本ブログのトップページ(フリーページ欄)からお入りください。 アーティスト別INDEX~ジャズ編(A-G)へ → つづき(H-M)・つづき(N-Z) アーティスト別INDEX~ロック・ポップス編(A-B)へ → つづき(C-D)・つづき(E-I)・つづき(J-K)・つづき(L-N)・つづき(O-S)・つづき(T-Z) アーティスト別INDEX~ラテン系ロック・ポップス編(A-L)へ → つづき(M-Z) アーティスト別INDEX~邦ロック・ポップス編へ 下記ランキングに参加しています。応援くださる方は、各バナー (1つでもありがたいです)をクリックお願いします! ↓ ↓
2022年10月10日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の17) 今回は、ロッド・スチュワート(Rod Stewart)の歌声を楽しんでいただきたいと思います。個人的には、ソロ・デビュー当時や1980年代の一時期のような、一種の“がむしゃら感”のある彼の歌唱が好きで、逆に余裕を見せている感じの彼の歌声はあまり好きではないのですが、今回は彼のヴォーカルと選曲の見事な一致と言えるナンバーです。 21世紀に入り、ロッド・スチュワートはアメリカのロックのスタンダードをアルバム(それも複数のシリーズもの)にするなどしました。正直、“懐メロシンガー”的な雰囲気が個人的にはあまり好きになれなかったのですが、ロック・スタンダード曲の中で、CCRのこの曲とロッド・スチュワートの相性はなかなかぴったり合っていたと思うのが、この「雨を見たかい(Have You Ever Seen the Rain?)」です。言わずと知れた、CCR(クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル)の1971年のヒット曲です。 続いては、ライヴでの映像もどうぞ。 「ダウンタウン・トレイン」なんかもそうなのですが、カバーに関して言うと、ロッド・スチュワートの場合、ピタリとはまると何とも言い難いカッコよさが一気に前面に出てくるように感じます。この「雨を見たかい」はなかなかの好選曲だったと思うのでしょうが、いかがでしょうか。[収録アルバム]Rod Stewart / Still the Same... Great Rock Classics of Our Time(2006年) 【輸入盤CD】Rod Stewart / Still The Same: Great Rock Classics Of Our Time (ロッド・スチュワート) 【中古】 グレイト・ロック・クラシックス/ロッド・スチュワート 【中古】afb ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年10月09日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の16) ここでスペインのシンガーソングライターの曲を取り上げたいと思います。ホアキン・サビーナ(Joaquín Sabina)は、イギリス亡命を経て1977年からスペインに戻って多くのアルバムをリリースしてきました。だいぶ前から知ってはいたのですが、ここ4~5年ほど前から筆者がすっかりはまってしまっているアーティストです。 今回、取り上げるのは、1999年発表の『19ディアス・イ・500ノチェス(19 días y 500 noches)』(“19日と500夜”の意)のタイトル・トラックです。 この「19ディアス・イ・500ノチェス」を表題曲とするアルバムは、サビーナのキャリアの中でも『フィシカ・イ・キミカ』(1992年作)に次ぐ売り上げを残しています。 続いては、この「19ディアス・イ・500ノチェス」のライヴでの演奏をご覧ください。アルゼンチンでのライヴの様子で、2015年にライヴ盤としても公表されています。詩人であり、音楽アーティストであり、という二重の才能がステージ上でいかんなく発揮されている、そんな映像と言えるように思ったりします。 [収録アルバム]Joaquín Sabina / 19 días y 500 noches(1999年) 【輸入盤CD】Joaquin Sabina / 500 Noches Para Una Crisis (Bonus DVD) ホアキンサビーナ Joaquin Sabina - 19 Dias Y 500 Noches LP レコード 【輸入盤】 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年10月07日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の15) さて今回は、ずっと昔、動画がこのブログで貼り付けられなかった頃に、一度記事にしたビリー・ジョエルによるビートルズ・ナンバー、「ア・ハード・デイズ・ナイト(A Hard Day’s Night)」です(当時の過去記事はこちら)。 1990年代、アルバム『リヴァー・オブ・ドリームズ』に伴うツアーの様子が、CDとビデオの組み合わせで来日限定版のような形で発売されました(表題は『ジャーニー・トゥ・ザ・リヴァー・オブ・ドリームズ』でした)。 当時の人気絶頂の中、ビリー・ジョエルのロック・アーティストとしてのパフォーマーぶりがよく表れている演奏だと思います。まずは、往時のライヴ演奏をお聴きください。 崩壊前のソヴィエト連邦でのライヴでは、「バック・イン・ザ・USSR」なんかを披露したり、実は「シー・ラヴズ・ユー」をやりたかったと述べてみたりと、ビートルズ・ナンバーに関わってきた彼ですが、この「ア・ハード・デイズ・ナイト」は、後のライヴでもレパートリーの一部として使われています。以下は、2008年のライヴの様子とのことですが、「リヴァー・オブ・ドリームズ」(上記アルバムの表題曲)の間にメドレー形式で混ぜ込むようにして「ア・ハード・デイズ・ナイト」を演じている模様です。 [収録アルバム]Billy Joel / Journey to the River of Dreams(1995年) 【中古】洋楽CD ビリー・ジョエル / ジャーニー・トゥ・ザ・リバー・オブ・ドリームス 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年10月06日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の14) 10月1日、元プロレスラーで参議院議員のアントニオ猪木(本名:猪木寛至)が亡くなりました。横浜市出身でブラジルに渡り、力道山に見出されました。その後は、新日本プロレスを立ち上げ、モハメド・アリとの異種格闘技戦、マサ斎藤との”巌流島の決戦”など数々の名勝負を繰り広げました。プロレスラーとしては、1998年に引退していますが、これと並行して1989年以降、参議院議員(当初はスポーツ平和党、後に日本維新の会)としても活動し、イラク(湾岸戦争)や北朝鮮との外交に関与しました。 猪木と言えば、このテーマ曲ということで、「イノキ・ボンバイエ」をお聴きください。 よく知られているように、この曲には原曲があって、モハメド・アリ(2016年逝去)のものでした。折角ですので、「アリ・ボンバイエ」もお聴きください。 1976年の「格闘技世界一決定戦」は、「世紀の一戦」とも「世紀の凡戦」とも評されましたが、両者の友情がこの猪木のテーマ曲を生んだということでしょうか。以降の猪木のテーマ曲として、すっかり定着しました。 続いては、20年前、2002年の古舘伊知郎の実況による映像をご覧ください。 若い世代の人は、そもそもアントニオ猪木ご本人のことはよく知らない(物まねや引退後の映像などでしか知らない)ということになるのかもしれません。けれども、個人的には、記憶に強く残っている昭和の時代がどんどん遠くなる気がします。誰の挑戦でも受ける、一世を風靡した無敵のカリスマの逝去、謹んでご冥福をお祈りします。 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年10月05日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の13) アマイア・モンテーロ(アマイア・モンテロ、Amaia Montero)は、ラ・オレハ・デ・バン・ゴッホというバンドのヴォーカルとして1990年代後半から活躍し、2008年からは、ソロとして活動し、これまで何枚かのアルバムをリリースしています。 そんな彼女のナンバーのうち、ソロ・デビューした当時の曲で、筆者的には妙に耳について離れない1曲があります。「キエロ・セール(Quiero ser)」というのが、その曲です。バンドを抜けてソロ・デビューしたファースト・アルバムの冒頭に収録され、ソロ活動の最初のシングルとしてリリースされたナンバーです。 続いては、比較的最近の映像もご覧ください。2018年のライヴでの歌唱の様子で、この「キエロ・セール」と、以前に紹介した「ナシードス・パラ・クレセール」です。40歳代に入って若干ふくよかにというか、貫禄もついてきた気がするのですが、コケティッシュな部分を持ち合わせたヴォーカルは相変わらずといったところでしょうか。 [収録アルバム]Amaia Montero / Amaia Montero(2008年) ↓ いずれも同じアーティストによる別の盤です。↓ 【輸入盤CD】Amaia Montero / Si Dios Quiere Yo Tambien (アマイア・モンテーロ) 【送料無料】 Amaia Montero / Nacidos Para Creer 輸入盤 【CD】 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年10月03日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の12) この辺りで、最近知ったライヴ映像でなかなか感動的だと思ったものを一つ。エミリー・エステファン(Emily Estefan)は、1994年生まれで、現在27歳のアメリカ人シンガーです。母はキューバ系のグロリア・エステファン、父は有名プロデューサーのエミリオ・エステファンの娘で、まさしくサラブレッドです。 そんな彼女が母親のヒット曲「ミ・ティエラ(Mi Tierra)」と「オジェ・ミ・カント(Oye Mi Canto)」を歌っているビデオ映像を、しばらく前に見かけました。“両親の七光り”などとは言わせない、見事な歌唱が強く印象に残りました。まずは、その映像をご覧ください。 高い歌唱力、感情豊かなスペイン語、そして観客席からの母の柔和な笑顔。すべてが感動的でほほえましい光景に見えてしまいます。母グロリア・エステファンの頃には、キューバ系の子孫によるアメリカでの活動は容易ではなかった(実際、グロリアも最初は英語で名声を確立した後にスペイン語で歌った曲をリリースしていました)わけで、エミリーはまったく異なる時代(スペイン語を話す人たちがマイノリティとは言えないマイノリティとして認識された後の時代)を生きているわけですが、それにしても堂々たるものです。どうでもいい話かもしれませんが、この母子は、英語で会話しているんでしょうか、あるいはスペイン語なのでしょうかね(「ミ・ティエラ」の感情の入ったスペイン語歌唱を聴くと、スペイン語のような気もします)。 さて、今回のさらなるビデオは、母グロリア・エステファンによる「ミ・ティエラ」(過去記事はこちら)と「オジェ・ミ・カント」それぞれをお聴きください(それにしても、エミリーには母の面影が強くありますね)。 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2022年10月02日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の11) 「ソロ・レ・ピド・ア・ディオス(Sólo le pido a Dios,近年のスペイン語表記ではSolo le pido a Dios)」は、南米の偉大なるシンガー、メルセデス・ソーサでよく知られたナンバーで、アルゼンチンの名曲選で史上6位とされたりする名曲です。有名なナンバーだけに、スペイン語圏のいろんなアーティストがこの曲をレパートリーにしてきました。今回は、スペインの有名な歌手で女優のアナ・ベレン(Ana Belén)による歌唱を取り上げたいと思います。 まずは、比較的若い頃(といっても、1988年のこの映像はすでに彼女が30歳代後半の時のものですが)の映像をご覧ください。スペイン国営テレビの出演時の様子です。 続いては、1990年代後半になってからの映像です。長年デュオとして活動してきたビクトル・マヌエルと共に、チリのビニャ・デル・マール音楽祭に出演した時の映像です。 そして、今回はさらにもう一つ。最新の映像ということで、今年(2022年)に入ってからの「ソロ・レ・ピド・ア・ディオス」の歌唱をお聴きください。今年71歳を迎えたアナ・ベレンですが、驚きの美貌をいまだ保持しています。 Ana Belen / Mucho Mas Que Dos 輸入盤 【CD】 Ana Belen - Grandes Exitos CD アルバム 【輸入盤】 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年10月01日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の10) ズッケロ(Zucchero)は、1955年イタリア出身のシンガーソングライター。1980年代から活動していて、イタリアで有名というだけでなく、世界でも知られたアーティストです。そんな彼が、スティング(Sting)と共作・共演し、コロナ禍でリリースされたのが、この「セプテンバー(September)」というナンバーです。9月が終わってしまう前に、ということで、まずは「セプテンバー」をお聴きください。 録音当時、2人ともが60歳代(その後、スティングは間もなく70歳を迎えました)。円熟のヴォーカリスト2人の共演は、なかなか味があってよかったと思います。 続いて、この曲の“アコースティック・ヴァージョン”なるものをお聴きください。こちらも、スティングとズッケロの2人での共演映像です。 [収録アルバム]Sting / Duets(2021年)Zucchero / D.O.C.(2019年) *デラックス・エディション(イタリア)のボーナスディスクに収録。 【送料無料】 Sting スティング / Duets 【SHM-CD】 下記のランキングサイトに参加しています。お時間の許す方は、 バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2022年09月29日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の9) 今回は、マリアーノ・ベッロペーデ(Mariano Bellopede)というピアノ奏者のナンバーです。2015年発表の『ディ・アルトリ・ズグアルディ』という盤に収められた曲をピックアップしたいと思います。「ラ・メール・ヴェルス・リタリエ(La Mer Vers L’Italie)」というナンバーです。 ナポリ出身のピアニストで、既に様々な作品を発表しているとのことです。まだ30歳代末(1983年生まれとのこと)ですので、今後の作品も期待できる音楽家といったところでしょうか。 ライヴでの演奏シーンもご覧いただこうと思います。映像が乱れてしまっていて、音とあっていませんが、雰囲気だけでもということでご容赦ください。「ラ・メール・ヴェルス・リタリエ」から始まり、上記の同じアルバムに収録された「フオッコ・ア・マーレ」という別のナンバーも演奏している映像です。 [収録アルバム]Mariano Bellopede / Di altri sguardi: Racconti dal Mediterraneo(2015年リリース) 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月28日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の8) ラウラ・パウジーニ(Laura Pausini)は、イタリア北東部出身の女性シンガー。彼女は、イタリア語だけでなくスペイン語や英語でも歌い、とりわけスペイン語圏で大きな人気を博すに至りました。1990年代から現在まで、多数のアルバムやシングルを発表しています。 今回は、「ボルベレ・フント・ア・ティ(Volveré junto a ti)」というナンバーです。2001年の初ベスト・アルバムのリリースの際、同盤の中に新曲として収録され、シングルとしてもリリースされました。この曲名は、同ベスト盤の副題にも採用されています。 この曲名、スペイン語版では「ボルベレ…」なわけですが、イタリア語のタイトルは「エ・リトルノ・ダ・テ(E ritorno da te)」と言います。上記ベスト盤も、スペイン語のものとイタリア語のものがリリースされています。そんなわけで、続いてはイタリア語で歌っているヴァージョンをお聴きください。いかにもイタリアな雰囲気をということで、ミラノでの屋外ライヴでの歌唱をどうぞ。 [収録アルバム]Laura Pausini / Lo mejor de Laura Pausini: Volveré junto a ti(2001年)←スペイン語ヴァージョンLaura Pausini / The Best of Laura Pausini: E ritorno da te(2001年)←イタリア語ヴァージョン 【中古】Lo Mejor De Laura Pausini/Laura Pausini 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月27日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の7) ジャズ・ナンバーが続きます。ケニー・ドーハム(Kenny Dorham)は、テキサス州出身のトランペッター(1924-1972年)で、個人的にたいへんお気に入りの演奏者です。 筆者は、“静も動もカッコいい”などと言いながら、すっかり虜にされているのですが、どちらかと言えば“静”の代表作である『静かなるケニー』に所収の「蓮の花(Lotus Blossom)」というのが、今回取り上げるナンバーです。 “静”と言ってしまうとしんみりとかしっとりしたものを想像される方が多いでしょうが、この曲、全然そうじゃないんですよね。おとなしめながら“熱い”トランペット演奏なのです。ともあれ、元の曲演奏をお聴きください。 ちなみに、“蓮の花”という意味の、少々紛らわしい曲(「ロータス・フラワー」)が、これ以前に録音の『アフロ・キューバン』に収められています。この盤の方は、“動”の代表作と言われたりしますが、この曲だけ少し浮いていて、バラードです。 「ロータス・ブロッサム」(こちらは「エイジアティック・レエズ(Asiatic Raes)」の名称でソニー・ロリンズが吹き込んでもいます)と「ロータス・フラワー」。いったいどういう関係にあるのか、はたまた単に“蓮好き”だったのか、筆者が知らないだけなのかもしれませんが、どなたかご存じならぜひ教えていただきたいところです。ともあれ、その「ロータス・ブロッサム」の方をお聴きください。 静かなるケニー +1 [ ケニー・ドーハム ] アフロ・キューバン +2 [ ケニー・ドーハム ] ケニー・ドーハム|フォー・クラシック・アルバムズ [ ケニー・ドーハム ][収録アルバム]Kenny Dorham / Quiet Kenny(静かなるケニー)(1959年録音)Kenny Dorham / Afro-Cuban(1955年録音) ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年09月25日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の6) さて、ここら辺で少しジャズ・ナンバーを取り上げてみたいと思います。ウィントン・ケリー(Wynton Kelly)は、マイル・デイヴィスのクインテットの一員としても活躍したピアニスト。リーダー作品としては、代表盤としてよく名の挙げられる『ケリー・ブルー』がありますが、今回は、その表題曲である「ケリー・ブルー(Kelly Blue)」です。 ピアノのウィントン・ケリー、ベースのポール・チェンバース、ドラムスのジミー・コブというトリオに、コルネット(ナット・アダレイ)、フルート(ボビー・ジャスパー)、テナー(ベニー・ゴルソン)が加わった演奏です。特にこの曲ではフルートが効果的かつ印象的なように思いますが、ウィントン・ケリーのピアノ演奏のよさも、初めて聴いた人にもわかりやすく印象に残るといったところではないでしょうか。 そんな彼の動いている姿を見ていただこうと思ったのですが、この曲のライヴ映像というのは、残念ながら見当たりません。そのようなわけで、やむを得ず、今回は別のナンバーで動くウィントン・ケリーの姿をご覧いただこうと思います。上記のトリオがジョン・コルトレーンと共演している演奏で、「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート(On Green Dolphin Street)」です。なぜこの曲なのかというと、私的な理由としか言いようがないのですが、この曲は、筆者のお気に入りジャズ定番曲の一つだったりします。 [収録アルバム]Wynton Kelly / Kelly Blue(1959年録音) ケリー・ブルー +2 [ ウィントン・ケリー ] 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月24日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の5) 続いては、ブルースです。1990年に35歳で飛行機事故によって非業の死を遂げたスティーヴィー・レイ・ヴォーン(Stevie Ray Vaughan)のナンバーです。死後、1991年に遺作として『ザ・スカイ・イズ・クライング』というアルバムが発売されましたが、そこに収録された演奏です。 当時、彼の急死(エリック・クラプトンがその飛行機に同乗していたかもしれないというエピソードも含め)は、本当にショッキングなニュースの一つでした。今となってあらためて思いをはせてみれば、まだまだ進化し得た演奏のその先を聴くことができなくなってしまったことは、大いなる損失だったという風に感じます。30歳代で亡くなる人も、80歳台やそれ以上まで生きる人があるというのは、確かにそうなのですが、いま生きていれば60歳代後半になっていたであろうスティーヴィーの後世の演奏を聴きたかった、という人も多くいることではないでしょうか。 ライヴでの演奏シーンもご覧ください。なかなか映像が少なくて、アルバム収録の演奏にはかないませんが、生前のスティーヴィーの雄姿をご覧ください。 [収録アルバム]Stevie Ray Vaughan / The Sky is Crying(1991年) 輸入盤 STEVIE RAY VAUGHAN / THE SKY IS CRYING [CD] 【中古】洋楽CD スティーヴィー・レイ・ヴォーン&ダブル・トラブル / ザ・スカイ・イズ・クライング ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年09月23日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の4) ジャンル面での迷走は続きますが、ご容赦ください(苦笑)。今回は、少し前に紹介したニール・ヤング(Niel Young)のアルバム、『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』に収録されているナンバーで、「サザン・マン(Southern Man)」です。 まずは、元のアルバムに収録されたヴァージョンをお聴きください。 続いては、ライヴでの演奏シーンをご覧いただきたいと思います。ブッカー・Tらが参加してている渾身のライヴの演奏です。1993年の演奏とのことですので、最初の発表から20年以上が経過した時点でのライヴということになります。 今回はライヴの演奏をもう一つ。2000年のCSN&Y(クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング)によるライヴの演奏の場面です。 [収録アルバム]Neil Young / After the Gold Rush(1970年) アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ [ ニール・ヤング ] Neil Young ニールヤング / After The Gold Rush 輸入盤 【CD】 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年09月22日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の3) いきなりでジャンルが迷走していますが、今回はプログレです。キング・クリムゾン(King Crimson)の1973年作、『太陽と戦慄(Larks' Tongues in Aspic)』の表題曲です。同アルバムでは、A面が「太陽と戦慄 パートI (Larks' Tongues in Aspic, Part One)」から始まり、B面が「太陽と戦慄 パートII (Larks' Tongues in Aspic, Part Two)」で終わるという曲構成になっています。まずは、13分の長丁場ですが、アルバム冒頭の“パートI”をお聴きください。 この曲が収められている上記のアルバムは、キング・クリムゾンの代表作ともされます。何よりもその良さは、静と動を意識した精緻な即興演奏という点にあると言えるでしょう。 続いては、アルバム最後に収録されている“パートII”の方をお聴きください。こちらは上のものよりは短いのですが、それでも7分超の演奏です。彼らのライヴのレパートリーとしても親しまれることになった楽曲です。 何だか“動かない映像”だけになってしまいましたが、今回は精緻な演奏をお楽しみいただくということで、ご勘弁ください。[収録アルバム]King Crimson / Larks' Tongues in Aspic(太陽と戦慄)(1973年) 太陽と戦慄(SHM-CD Edition) [ キング・クリムゾン ] 【国内盤CD】キング・クリムゾン / 太陽と戦慄 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月21日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の2) 続いては、キューバ出身でメキシコに帰化して活躍しているシンガーソングライター、フランシスコ・セスペデス(Francisco Céspedes)の楽曲です。本ブログでも過去に紹介している2002年リリースのアルバム『…アイ・コラソン』に収録されているナンバーで、筆者のお気に入り曲の一つです。映像が動かず、アルバムのジャケット・イメージだけなのですが、まずは元のヴァージョンをお聴きください。 ずんぐりむっくりの髭のおじさんという風貌(失礼!)からは想像がつきにくい美曲で、味のあるヴォーカルのナンバーです。彼は、名のフランシスコの部分の愛称である、 “パンチョ”とも呼ばれて親しまれています。上でメキシコに帰化したと書きましたが、メキシコを拠点としつつ、スペインやチリなどスペイン語圏の主な各国でも人気を博している人物です。 そのようなわけで、もう一つの映像は、スペイン絡みのもので、スペインの著名グループ、プレスントス・インプリカドス(Presuntos Implicados)によるヴァージョンです。単にフランシスコ・セスペデスの曲を彼らが演奏しているというのではなく、ご本人が登場して歌っているヴァージョンです。 [収録アルバム]Francisco Céspedes / …Ay corazón(2002年)Presuntos Implicados / Versión Original(1999年) ↓いずれも、これらのアーティストによる別盤です(今回の曲が含まれている盤とは異なるのでご注意ください)。↓ 【中古】 Francisco Cespedes / Donde Esta La Vida 輸入盤 / Francisco Cespedes / Warner Music Latina [CD]【ネコポス発送】 【中古】 Francisco Cespedes / Vida Loca 輸入盤 / Francisco Cespedes / Warner Music Latina [CD]【宅配便出荷】 Presuntos Implicados / Gente 輸入盤 【CD】 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年09月20日
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800万アクセス記念~いま聴きたいこの1曲(其の1) 800万アクセスを記念して、今回も、“いま聴きたい曲”を30曲、順に取り上げていきたいと思います。しばらくの間続くことになりますが、ぜひともお付き合いください。 まずは、少し前から突然聴きたくなっていたナンバーからスタートです。マドンナの1989年リリースのアルバムの表題曲で、シングルとして大ヒットして全米や全英で1位を記録しました。 続いてもう一つ映像をご覧ください。同じ曲の後世のライヴのシーンです。2005年7月、ハイド・パークでのチャリティ・ライヴでの様子をご覧いただきたいと思います。堂々のライヴ・パフォーマンスと歌唱です。 [収録アルバム]Madonna / Like A Prayer(1989年) 【輸入盤CD】Madonna / Like A Prayer (マドンナ)【★】 【中古】 ライク・ア・プレイヤー/マドンナ 【中古】afb 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月19日
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本ブログの累計アクセス数が800万件を超えました。この場を借り、ご覧いただいている皆さまにあらためて感謝いたします。引き続きご愛顧のほど、お願いいたします。 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2022年09月18日
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INDEXページ(ジャンル別、アーティストのアルファベット順)を更新しました。ここ最近の記事を追加しています。INDEXページへは、下のリンク、もしくは本ブログのトップページ(フリーページ欄)からお入りください。 アーティスト別INDEX~ジャズ編(A-G)へ → つづき(H-M)・つづき(N-Z) アーティスト別INDEX~ロック・ポップス編(A-B)へ → つづき(C-D)・つづき(E-I)・つづき(J-K)・つづき(L-N)・つづき(O-S)・つづき(T-Z) アーティスト別INDEX~ラテン系ロック・ポップス編(A-L)へ → つづき(M-Z) アーティスト別INDEX~邦ロック・ポップス編へ 下記ランキングに参加しています。応援くださる方は、各バナー(1つでも ありがたいです)をクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月15日
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ジャズ・シンガー然としたヒット盤 ダイアナ・クラール(Diana Krall)は、1964年カナダ生まれの女性シンガー、ピアニスト。1990年代以降で大成功を収めたジャズ歌手として知られ、何度もグラミーを受賞している。 本盤『ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム(The Girl in the Other Room)』は、2004年に発表された彼女の7作目のアルバムである。ジャズというジャンル分けを超え、全米チャート(ビルボード)で4位。カナダでは1位のほか、ポルトガルでは6週連続1位(他にも英・仏・独など各国のチャートで上位入り)というヒットとなった。 何を隠そう筆者がちゃんと彼女のアルバムを通して聴いたのは、この作品が最初だった。その時からの印象なのだけれど、ダイアナ・クラールという人は、シリアスなジャズ歌手である。“ジャジーにキメたポップな歌い手”(だからと言ってそれが悪いわけではないが)とは、一線を画していて、陰鬱なジャズ・シンガーらしさをなかなか崩してはくれない。 とはいえ、本盤の選曲はなかなか面白い。まず、リリースの前年(2003年)に結婚した夫のエルヴィス・コステロとの共作が、本盤収録曲の中核(2.、5.、9.~12.がこれに該当)を占めている。さらに、注目なのは、ロック/ポップといった分野も分け隔てなく、曲を選んで、結果、ジャズ・シンガーとして歌い上げている点である。この点に関して、3曲ほど挙げておきたい。まず、3.「テンプテーション」は、トム・ウェイツの曲で『フランクス・ワイルド・イヤーズ』(1987年)に収録されていたもの。次に、4.「オールモスト・ブルー」は、夫のエルヴィス・コステロのナンバー(原曲は、1982年の『インペリアル・ベッドルーム』に所収)。さらに、8.「ブラック・クロウ(黒いカラス)」は、ジョニ・ミッチェルの曲で、『逃避行』(1976年)に収録されていたナンバー。こういう風に、ジャンルを超えたジャズ側での選曲・パフォーマンスは、歴史的に見れば、決して特異なことではない。その当たり前のことを、自分流に解釈してこのように提示できるダイアナ・クラールの力量は恐るべしといったところだろうか。[収録曲]1. Stop This World2. The Girl in the Other Room3. Temptation4. Almost Blue5. I've Changed My Address6. Love Me Like a Man7. I'm Pulling Through8. Black Crow9. Narrow Daylight10. Abandoned Masquerade11. I'm Coming Through12. Departure Bay~以下、日本盤のボーナス・トラック~13. I'll Never Be the Same14. Sometimes I Just Freak Out2003年録音、2004年リリース。 ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム [ ダイアナ・クラール ] 【中古】 【輸入盤】Girl in the Other Room/ダイアナ・クラール 【中古】afb 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年09月13日
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レア・トラック集で追うザ・フーの進化の過程 ザ・フー(The Who)は1964年レコードデビューのイギリスのバンド。ビートルズ、ローリング・ストーンズと並び、そして日本ではあまり評価されていないキンクスを加えて、英国ロック史上の4大バンドと呼ばれたりする。 ザ・フーと言えば、以前にも書いたように、大音量やファズのかかった歪みのサウンド、暴力的な破壊性などが思い浮かべられることも多いが、その音楽性の展開や幅の広さはあまり話題にならない。デビュー時の『マイ・ジェネレーション』から『トミー』(1969年)や『フーズ・ネクスト』(1971年)にいたる道のりは、ある種、急激な変化のうねりの中にあった。10数年の時を経て、1985年になってからリリースされた『フーズ・ミッシング(Who’s Missing)』は、いわゆる未発表・レア音源のコンピレーション盤で、1965年から71年にかけての音源を編んだものだったが、そうしたザ・フーの進化の過程を如実に示すものになったと思う。 でもって、その“進化”の真髄はどこにあったのだろうか。それがすべてというつもりはないけれど、なによりも第一に“洗練”があったと感じる。その洗練度が上がる大きな動機の一つは、シンセの導入にあると思うが、“洗練”されたからといってすなわちこじんまりした演奏に落ち着いてしまうわけでもない。実際、最後に収められているライヴ・テイクにおいても、進化すれどもこじんまりするわけではないことが十分に示されていると感じる。 なお、2011年のリイシュー日本盤ではさらに6曲が追加収録された(追加収録の部分は、筆者は未聴)。また、1985年当時のリリースの後(1987年)には本盤のタイトルをもじった『トゥーズ・ミッシング(Two’s Missing)』という続編となるコンピ盤も発表されている。[収録曲]1. Shout and Shimmy2. Leaving Here3. Anytime You Want Me4. Lubie (Come Back Home) 5. Barbara Ann6. I'm a Boy7. Mary Anne with the Shaky Hand8. Heaven and Hell9. Here for More10. I Don't Even Know Myself11. When I Was a Boy12. Bargain (Live)1985年リリース。 【中古】 【輸入盤】Who’s Missing/ザ・フー 【中古】afb 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月10日
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ブルース・ロックの偉大なるギタリストに捧げた盤 ゲイリー・ムーア(Gary Moore)は、1954年生まれの北アイルランド出身のミュージシャンで、2011年に急死している。スキッド・ロウやシン・リジィでの活動を始め、ジャンル的にはハード・ロックという印象が強いが、1990年の『スティル・ゴット・ザ・ブルース』以降、ルーツへの回帰をし、ブルース関連に軸足を置くようになっていった。そのような中、ブルース・ロックの偉大な貢献者に捧げるアルバムを1995年にリリースした。それがこの『ブルース・フォー・グリーニー(Blues for Greeny)』というわけである。 表題のグリーニーというのは、ピーター・グリーンのこと。この人物は、フリートウッド・マックの創設メンバーにして、初期フリートウッド・マックを牽引したアーティストである。ブルース・ロックからハード・ロックへの流れができていった歴史的な過程は、周知と言ってしまえばそれまでなのかもしれない。けれども、その“脈流”をさかのぼっていくかのような形でヘヴィ・メタルやハード・ロックに熱中する若い層に示していったのは、ゲイリー・ムーアの大きな功績とも言えるような気がする。 選曲は、表題が示すようにピーター・グリーンの演奏で知られるナンバーがひたすら並んでいる。11曲のうちの多くは、フリートウッド・マックの最初のアルバム(参考過去記事)に収録されたものだが、それ以外の曲も含まれていて、ピーター・グリーンがジョン・メイオールのグループ(ブルースブレイカーズ)に参加していた時期のナンバーも収められている。 本作のレコーディングで使用されたレスポールは、ピーター・グリーンから譲り受けたものだという。ムーア自身は、『スティル・ゴット・ザ・ブルース』よりも“このアルバムの方がより純然たるブルース・アルバムだ”と述べていたのだという。筆者はピーター・グリーンが大好きなので、ついつい元の演奏を思い浮かべつつ本盤を聴いてしまうのだけれども、本来、その必要はないのかもしれない。むしろ、このアルバムを聴いてから、過去をさかのぼってピーター・グリーンを聴く。その方が本盤の正当な聴き方と言えるように思ってみたりもする。[収録曲]1. If You Be My Baby2. Long Grey Mare3. Merry-Go-Round4. I Loved Another Woman5. Need Your Love So Bad6. The Same Way7. The Supernatural8. Driftin'9. Showbiz Blues10. Love That Burns11. Looking for Somebody1995年リリース。 [枚数限定][限定盤]ブルーズ・フォー・グリーニー/ゲイリー・ムーア[CD]【返品種別A】 ブルーズ・フォー・グリーニー [ ゲイリー・ムーア ] 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年09月06日
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長いキャリアの中でも、1,2を争う名盤中の名盤 ニール・ヤング(Neil Young)の名盤はという話題になると、候補に挙がるアルバムがいくつかある。そんな中でも、『ハーヴェスト』(1972年)と並んで必ず上位に数えられる名盤が、この『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ(After the Gold Rush)』(1970年)である。ニール・ヤングの名作というよりも、1960年代末から1970年代初頭のロック音楽を代表する名作と言ってもよいと思う。 本盤は、ニール・ヤングの作品としてはサード作となるが、時期的には“スーパーグループ”であるCSN&Y(クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング)が人気を博した頃と重なる。CSN&Yの『デジャヴ』のリリースが1970年の3月で、この『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』のリリースは同年の9月であった。そんなこともあり、スティーヴン・スティルスのほか、クレイジー・ホースのメンバー、ニルス・ロフグレンらがレコーディングに参加している。 カントリーをベースとしたロックで、すべての曲に当てはまるわけではないものの、アルバム全体としては、やや暗いトーンである。はずれのない全11曲だが、個人的な好みでいくつか個別の曲に触れておきたい。表題曲の2.「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」は、ニールの特徴の一つともいえる、あの頼りなげな声のヴォーカルで切々と歌を紡ぐところが魅力。4.「サザン・マン」は、南部の黒人問題を取り上げていて、演奏も重々しいので、気軽に聴ける感じの曲ではないが、本盤中でベストの1曲と言えるかもしれない。ピアノ伴奏による8.「バーズ」は、シンプルな演奏ながら、これほど耳に残るナンバーはないといった感じで、ニールのアーティストとしての力量が如実に表れている。他に、6.「オー・ロンサム・ミー」も、9.「アイ・キャン・リアリー・ラヴ」も捨てがたく、こうやって曲を挙げ続けるとほとんど全曲をピックアップすることになってしまいそうだったりする。 ともあれ、上で述べたように、この『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』は、ニール・ヤングの代表的な盤であると同時に、その当時のロック界を代表する名盤である。クラシック・ロックに少しでも関心がある人にとって、この作品が“これを聴かずには死ねない”盤の一つであることは間違いない。ニール・ヤングを聴く最初の1枚である必要は必ずしもないかもしれないが、ニール・ヤングに触れてしまったら、本盤は絶対に外せない作品ということになると思う。[収録曲]1. Tell Me Why2. After the Gold Rush3. Only Love Can Break Your Heart4. Southern Man5. Till the Morning Comes6. Oh, Lonesome Me 7. Don't Let It Bring You Down8. Birds9. When You Dance I Can Really Love10. I Believe in You11. Cripple Creek Ferry1970年リリース。 アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ [ ニール・ヤング ] アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ<リマスター>/ニール・ヤング[CD]【返品種別A】 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2022年09月04日
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詩人サビーナの魅力が詰まった一枚 ホアキン・サビーナ(Joaquín Sabina,本名ホアキン・ラモン・マルティネス・サビーナJoaquín Ramón Martínez Sabina)は、1949年、スペイン南部出身のシンガーソングライター。若い頃には、文学を学び、フランコ独裁体制に抗してロンドンへ亡命するなどした経歴を持つ。フランコの死後に帰国し、1970年代末から現在まで音楽活動を続けている。その一方、詩人としても活動していて、詩集を出版したりもしている。 スペインのアーティストで、アルバムもたくさんあるので、限られた数の盤しか聴いていない。とはいえ、筆者は、ある時からホアキン・サビーナの世界に引き込まれていった。その最大の理由は、詩的世界の強さにあるように感じる。 冒頭の1.「ノ・ペルミタ・ラ・ビルヘン」からして、詩的な歌/語りの世界が展開される。2.「バモノス・パル・スール」のようにアップテンポの曲もあれば、13.「カマス・バシーアス」のようにラテン・スタンダード風の曲調のナンバーもある。これらを含めてどの曲も素晴らしいのだけれど、やはりアルバムの神髄は、作曲して自分で歌ってしまう詩人としてのサビーナの本領発揮の部分にあると思う。そうした観点からすると、上記の1.と併せて、3.「ラ・カンシオン・マス・エルモサ・デル・ムンド(世界でいちばん美しい歌)」、6.「ぺセス・デ・シウダー」、12.「クアンド・メ・アブラン・デル・デスティーノ」なんかが核になっていると言っていいだろう。 余談ながら、こうしたサビーナの魅力に主眼を置くならば、本盤のジャケットは少々ミスマッチな気がしなくもない。試合を終えたばかりのボクサーのような姿をしたサビーナ自身の写真がジャケット表面で、裏ジャケットもガウンを着たボクサー姿である。もっと詩的世界を表現するような、いわば“アーティスティック”なジャケットでもよかったのではないかと思う。実際、筆者もリリース当時にこの盤を見かけたのだけれど、ジャケットの印象から直感的に購入を後回しにしてしまった(今となっては後悔)。そんなわけで、ジャケット・イメージと盤の魅力は決して一致していないかもしれない、ということをぜひ記しておきたいとも思った次第である。[収録曲]1. No permita la Virgen2. Vámonos pa'l sur3. La canción más hermosa del mundo4. Como un dolor de muelas5. 69 punto G6. Peces de ciudad7. El café de Nicanor8. Lágrimas de plástico azul9. Yo también sé jugarme la boca10. Arenas movedizas11. Ya eyaculé12. Cuando me hablan del destino13. Camas vacías14. Semos diferentes2002年リリース。 Joaquin Sabina / Dimelo En La Calle 輸入盤 【CD】 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年09月02日
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スペインを代表する女性シンガーのデビュー盤 マルー(Malú)の名で知られるこの女性シンガーの本名は、マリア・ルイサ・サンチェス・ベニーテス(María Luisa Sánchez Benítez)。2つの名前(姓名の名)の頭の部分を組み合わせて、マルーと言われればなるほどというアーティスト名である。父はペペ・デ・ルシーア、叔父はパコ・デ・ルシーア、母も女性グループのアレーナ・カリエンテで活躍した経歴を持つという音楽一家に育ち、1998年、16歳の時に本盤『アプレンディス(Aprendiz)』でデビューした。 このデビュー盤、“七光り”というよりは、“血筋”の一枚と言った方がいいように思う。本人曰く、学校に行かなくてよさそうという理由で、初レコーディングのオファーを受けたとのことである。デビューに際して、家族で親しい付き合いのあった大物シンガー、アレハンドロ・サンスが曲を提供した(本盤収録曲のうち、1.、4.、5.が彼のペンによる)。こうしたお膳立ては、“七光り”と言われると確かにそうかもしれない。けれども、その歌唱力は、既に完成されているというわけではないし、随所に粗さもあるように思うのだけれど、とにかく16歳とは到底思えないハイレベルなものである。この実力という部分を考えると、“血筋”であり、生まれ持って与えられた才能だったと言えるように思う。 本盤はスペインで60週以上にわたってチャートインし、30万枚を売り上げた。アレハンドロ・サンス提供のデビュー・シングル、1.「アプレンディス」は、マルーを代表する曲の一つとして、定着していくことになった。その後も3曲(2.、4.、8.)がシングル・カットされたが、4.「ドンデキエラ・ケ・エステス」が特にいい。あと、アルバム最後のナンバーである9.は、3.「シ・トゥ・メ・デハス」のヴァージョン違いで、“フリー・ヴァージョン”と名付けられているが、個人的にはこの9.のヴァージョンの方が気に入っている。 ともあれ、本デビュー盤は、将来の伸びしろも含めて、実力を存分に披露するアルバムとなった。そして、実際、マルーは10年、20年後にスペインを代表するトップ・シンガーとしてのキャリアを積み重ねていくことになった。[収録曲]1. Aprendiz2. Lucharé3. Si tú me dejas4. Donde quiera que estés5. Antes que amantes amigos6. Hoy desperté7. Días que fueron8. Como una flor9. Si tú me dejas -free version-1998年リリース。 Malu - Aprendiz CD アルバム 【輸入盤】 下記のランキングサイトに参加しています。お時間の許す方は、 バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2022年08月30日
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2022年08月28日
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元メカノのヴォーカリストによる洗練されたポップ音楽 1980年代から1990年代初頭に一世を風靡したメカノ(メカーノ,Mecano)というバンドがあった。スペイン人3人組のこのバンドは世界的成功を収めたが、1993年に活動を休止した。その後、1997年にそのヴォーカリストだったアナ・トローハ(アナ・トロハ,Ana Torroja)はソロ・デビューし、2010年までに5枚ほどのソロ作を制作した。 メカノというとシンセ・ポップやテクノ・ポップのようなイメージがあるかもしれないが、ソロ転向後のアナ・トローハは、エレクトロニックなポップの色彩は持ち続けながらも、ストレートなポップ路線もこなし、良質なポップ音楽を制作していった。2003年リリースの本盤『フラヒル(Frágil)』は、ソロ3作目となったアルバム。特大ヒットというほどの売り上げではなかったよう(スペイン国内チャートで最高位15位)だが、高い評価を受けた作品で、ラテン・グラミー賞にもノミネートされた。 シングルカットされたのは4曲。本盤収録曲の中で最初のシングルとなった4.「キエン・ディセ」は無難な選曲のような気もするが、続くシングル曲の3.「ベインテ・マリポーサス」は、“(心にいる)20匹の蝶”という表題も目を引き、サウンド面でも工夫があっていい。バラード調の5.「メ・バスタ・コン・クレエール」も、筆者的にはお気に入り。10.「クアトロ・ディアス」は、シングルとしては、ややインパクトに欠ける。 これら以外の注目曲としては、表題曲の6.「フラヒル」が圧倒的にいい。曲の展開がよく、エレクトロニックなポップ調とヴォーカルを聴かせる部分が絶妙に組み合わされた1曲だと言える。また、11.「メノス・マス」はも曲の展開と豊かなヴォーカルが際立った1曲だと思う。あと、少し変わったところでは、13.「アイ・ウィッシュ・ユー・ワー・ヒア(あなたがここにいてほしい)」。表題から分かるように、ピンク・フロイドのカバー(元アルバムの記事はこちら)で、英語での歌唱を披露している。[収録曲]1. Con solo un beso2. Libélula3. Veinte mariposas4. Quién dice5. Me basta con creer6. Frágil7. Solo por eso8. El arte de llorar9. Hoy igual que ayer10. Cuatro días11. Menos, más12. Letras de sal13. I Wish You Were Here14. Con solo un beso2003年リリース。 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年08月26日
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レイド・バックなクラプトンの紛れもない代表盤 1974年に発表されたエリック・クラプトン(Eric Clapton)の代表作と言われるのが、本盤『461 オーシャン・ブールヴァード(461 Ocean Boulevard)』である。スタジオ録音の作品としては、1970年(デレク・アンド・ザ・ドミノスの『いとしのレイラ』、なお同年にはファースト・ソロ作もリリースされている)以来となる“復帰作”であった。 ちょうどこの期間、クラプトンはヘロイン中毒とのその療養に苦しんだ。ザ・フーのピート・タウンゼントが、彼の復帰を促すために1973年にレインボー・コンサートを企画したりもしていた。そして、スタジオ作品としてようやく届けられたのがこの『461 オーシャン・ブールヴァード』だったということになる。 その内容は、コンパクトな曲とバンド編成で、派手にギターを聴かせるものというよりは、やや地味にギター・ソロを聴かせ、一歩引いた感じで落ち着いて歌っている。この作品は、クラプトンの代表盤と言われるけれど、条件付きの”代表盤”で、いわゆる“レイド・バック”な一枚である。ヤードバーズからクリームにかけてのクラプトンを求めたところで、そもそもお門違いということになるのだろう。この盤はレイド・バックなクラプトンを求める人には、必聴の超名盤ということになるのだと思う。 とか何とか言って、筆者は本盤が大好きである。クラプトンのアルバムの中で、これを聴いた回数はおそらくダントツの1位である。まず、1.「マザーレス・チルドレン」の決して気張らない、軽めのドライヴ感がいい。広く一般受けという意味では、ボブ・マーリーのカバーで、全米1位(イギリスでも9位)のヒットとなったレゲエ調の5.「アイ・ショット・ザ・シェリフ」を挙げないわけにはいかない。とはいえ、その1曲前(シングル・リリースではB面)に収められている4.「ゲット・レディ」がいい。地味で目立った存在感を放つナンバーではないけれども、イヴォンヌ・エリマンとの共作曲で、彼女のヴォーカルも冴えている。 アルバム後半で圧倒的に気に入っているのは、8.「レット・イット・グロウ」。スローなバラード調は、かつてのクラプトンの熱いファンからすると賛否両論あるだろうけれど、個人的には、クラプトンのソングライティングの才能が見事に発揮されているナンバーだと思っている。あと、アルバムの最後に収録された10.「メインライン・フロリダ」は、ついつい流れの中で聞き流してしまうのだけれど、たまに落ち着いて聴くとこれがまたよくできた演奏。一歩引いたリラックス感の中でギターとヴォーカルをしっかり聴かせる好曲だと思う。 長いキャリアのエリック・クラプトンなので、時代をさかのぼって本盤を聴くということになる人も多いことと思う。いわゆる“レイド・バック期”のクラプトンに初めて手を出そうという人がいるならば、筆者としては、絶対的にこの盤を最初に手に取ることをお勧めする。[収録曲]1. Motherless Children2. Give Me Strength3. Willie and the Hand Jive4. Get Ready5. I Shot the Sheriff6. I Can't Hold Out7. Please Be With Me8. Let It Grow9. Steady Rollin' Man10. Mainline Florida1974年リリース。 461オーシャン・ブールヴァード/エリック・クラプトン[SHM-CD]【返品種別A】 461オーシャン・ブールヴァード [ エリック・クラプトン ] 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2022年08月24日
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爽快感の残るロックサウンド トム・ペティ(Tom Petty)は、バンドを従えたトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ(Tom Petty & The Heartbreakers)名義で1976年にファースト作を発表した。1979年にはサード作の『破壊』がヒットし、アメリカン・ロック界を代表するアーティストとして知られていった。 本盤『ロング・アフター・ダーク(Long After Dark)』は、1982年に発表された第5作である。前作(『ハード・プロミス』)よりは売上げを落としたものの、なかなかの好作で、これぞアメリカン・ロックといった曲とサウンド。聴いた後の爽快感が心地よい一枚というのが筆者の印象である。 シングルとしては、2.「ユー・ゴット・ラッキー」と4.「チェンジ・オブ・ハート」がカットされ、前者は全米20位、後者は21位を記録した。筆者の気に入っているナンバーは、これらのうちの2.のほか、冒頭の1.「ワン・ストーリー・タウン」。トム・ペティ節が全開のナンバーであり、聴いた後の爽快感がいい。さらには、少し陰のある7.「ストレイト・イントゥ・ダークネス」が個人的にはお気に入りの好曲。 上で1.を聴いた後の“爽快感”に触れたが、この感覚は、本アルバム全体にも当てはまるように思う。トム・ペティの音楽自体にそういう要素があるというのも確かなのだろうけれど、『破壊』のヒットによる成功後、アーティストとして、バンドとしての余裕や貫禄が出てきたこととも関係しているのかもしれない。いずれにせよ、ロックで突っ走るというのもいいけれど、後味がすっきりというのは、トム・ペティの魅力の一つなのかな、と考えてみたりする。[収録曲]1. A One Story Town2. You Got Lucky3. Deliver Me4. Change of Heart5. Finding Out6. We Stand a Chance7. Straight into Darkness8. The Same Old You9. Between Two Worlds10. A Wasted Life1982年リリース。 【輸入盤】Long After Dark - Remaster [ Tom Petty ] 【輸入盤CD】Tom Petty & The Heartbreakers / Long After Dark (トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ) 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年08月20日
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代表作にして金字塔 ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)は、1943年、カナダ生まれのシンガーソングライター。多くの作品を発表しているが、特に評価の高い1970年代の諸作のうち、金字塔とも言える作品が、8枚目のアルバムとなった本盤『逃避行(Hejira)』である。 この作品は、1976年にリリースされた。彼女の代表作として扱われることが多く、確かに、初めてジョニ・ミッチェルを聴こうかという人がいたら、筆者はきっとこの盤を真っ先に薦めることだろう。 一聴すると、淡々としているように聴こえるかもしれないが、ヴォーカルの表現力、派手ではない演奏の多様で細やかな工夫が何度聴いても飽きない要因になっている。ソングライティングのよさも際立っていて、早い話、全部がよくできていて、非の打ち所がないというのが、名盤といわれる所以なのだろうと思う。 上で述べたヴォーカル表現の豊かさは、“歌っている”のではなく、“語っている”ことに起因するのだろう。この盤に限ったことではないけれども、ジョニ・ミッチェルの歌には癖があり、場合によっては、好き嫌いが分かれるかもしれない。それはとりもなおさず、“きれいに歌う”のではなく、“感情や詞を存分に表現する”からなのだと言える。 一方、演奏面では、多様なゲストの存在感が際立つ。最大の存在感を放っているのは、ジャコ・パストリアスのベースである。情感に満ちたベース演奏は、これと同じ年に発表されたジャコ・パストリアスのソロ・デビュー盤で披露されている演奏に通ずるものがあり、1.「コヨーテ」、5.「逃避行(ヘジラ)」、7.「黒いカラス」、9.「旅はなぐさめ」でその演奏を堪能することができる。その他には、3.「ファリー・シングス・ザ・ブルース」におけるニール・ヤングのハーモニカによる参加も、演奏に明確な色彩を与える役割を担っている。さらには、4曲で参加しているラリー・カールトンのギターも存在感を発揮している。カールトンの参加曲の中では、2.「アメリア」は個人的に気に入っているナンバーの一つだったりする。あと、この2.でのヴァイブや、上述の9.でのホーンといった楽器を取り入れているのも、サウンド面で効果的に彩りを与えることになっているように感じる。[収録曲]1. Coyote2. Amelia3. Furry Sings the Blues4. A Strange Boy5. Hejira6. Song for Sharon7. Black Crow8. Blue Motel Room9. Refuge of the Roads1976年リリース。 逃避行 [ ジョニ・ミッチェル ] [枚数限定]逃避行/ジョニ・ミッチェル[CD]【返品種別A】 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年08月17日
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暑い夏にこの曲を…(2/2,洋楽編) 台風一過となりましたが、暑い日はまだ続くようです。前回に続き、“暑い夏”のナンバーの続編です。今回は洋楽編ということで、さらに2曲を取り上げてみたいと思います。いずれも1980年代の懐かしのナンバーです。 まずは、イギリス出身の女性3人組グループ、バナナラマ(Bananarama)の「ちぎれたハート(Cruel Summer)」です。1983年のシングル曲で、翌年リリースの第2作となるアルバムに収録されています。発売当初は、上記のような邦題だったのですが、現在では「クルーエル・サマー」というカタカナ表記になっているようです。 やがてバナナラマは2人組での活動が長く続きますが、2017~18年に期間限定でオリジナル・メンバー3人での復活を果たしました。以下のライヴ映像は、その再結成時のものです。 さて、続いては、マイアミ・サウンド・マシーン(Miami Sound Machine)の「ホット・サマー・ナイト(Hot Summer Night)」です。映画『トップ・ガン』(元祖の方)のサウンドトラックに収録されたナンバーです。 この曲が出された1986年当時は、まだマイアミ・サウンド・マシーンでしたが、何年か後には、グロリア・エステファンとマイアミ・サウンド・マシーンに改名し、さらに、グロリア・エステファンはソロ名義で活躍していくことになりました。往時のライヴの様子ということで、1988年(グロリア・エステファン・アンド・マイアミ・サウンド・マシーンの頃)のものをご覧ください。 尋常ではない暑さが日本各地で連日続きますが、ご自愛ください。[収録アルバム]Bananarama / Bananarama(1984年)Top Gun -Original Motion Picture Soundtrack(1986年) 【輸入盤CD】Soundtrack / Top Gun 【輸入盤CD】Bananarama / Greatest Hits Collection (2PK) 【K2019/3/29発売】(バナナラマ) ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひクリックをお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年08月14日
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暑い夏にこの曲を…(1/2,邦楽編) とにかく異常なまでに暑い毎日が続いています(おまけに台風も発生して本州に近づいてきてました)。夏と言えば、過去にはこんな曲やこんな曲なんかも取り上げましたが、あらためて夏のナンバーをということで、2回に分けてお届けしようと思います。 今回は邦楽編ということで、日本のナンバーを2つばかり取り上げます。1曲目は、山下久美子の「赤道小町ドキッ」です。1982年のヒット曲です。 続いてこのヒットから30年近く経ったライヴの様子をご覧ください。2010年のライヴの映像です。 次の夏のナンバーは、サザンオールスターズの「真夏の果実」です。1990年の夏にシングル・リリースされました。夏の定番ソングです。 この同じ曲のアコースティック・ヴァージョンもお聴きください。2008年の演奏の様子とのことです。 [収録アルバム]山下久美子 / 『Chronologic Singles Side:A Collection』(1991年)サザンオールスターズ / 『稲村ジェーン』(1990年) ALL TIME BEST [ 山下久美子 ] 40th Anniversary Best Album+Live+DVD「 愛☆溢れて! ~Full Of Lovable People~」 [ 山下久美子 ] 真夏の果実 [ サザンオールスターズ ] 【特典】稲村ジェーン(オリジナルポストカード) [ サザンオールスターズ&オールスターズ ] 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2022年08月12日
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オリビア・ニュートン=ジョン追悼 オリビア・ニュートン=ジョン(Olivia Newton-John)がカリフォルニア州の自宅で亡くなったと報じられました。享年73歳で、長らくの闘病の末、(2022年)8月8日に癌で亡くなったとのことです。1970年代に多くの若者を虜にした“妖精”を偲んで、いくつかの楽曲を振り返ってみたいと思います。 まずは、代表曲の一つで、今回の逝去の報でも繰り返し流されている「そよ風の誘惑(Have You Never Been Mellow)」です。1975年に発売され、全米1位の記録を始め、世界中でヒットしました。往時の映像と後世の歌唱の様子の両方を見比べてご覧ください。 オリビアのヒット曲はいくつもありすぎて、何曲か挙げるだけでも賛否両論になってしまいそうなのですが、個人的にはこれはぜひということで、1980年の「ザナドゥ(Xanadu)」です。ELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)との共演ナンバーで、同名映画のサントラに収録された曲です。 代表曲を思い起こしていくだけでも、「愛の告白」も、「愛のデュエット」も、「フィジカル」(こちらは過去記事あり)もとなるのですが、ここでは、別のナンバーをもう一つ。 オリビアは、やがて環境保護活動や癌の啓発活動も展開していくことになりました。そうした社会活動へと向かい始めた頃のアルバムに、『美しい星と子供たちに〜ウォーム・アンド・テンダー』という、娘の誕生を契機として生まれたアルバムがあります。1980年代初頭までのヒット志向とは違う彼女の姿がそこにはあり、筆者のお気に入りです。そんなわけで、同盤に収められた「虹のかなたに(Over the Rainbow)」をお聴きください。 オリビア・ニュートン=ジョンのご冥福を心からお祈りします。R.I.P. そよ風の誘惑 [ オリビア・ニュートン・ジョン ] 【輸入盤CD】Olivia Newton-John / Icon (オリヴィア・ニュートンジョン) 【中古】 ウォーム・アンド・テンダー(美しい星と子供達に)/オリヴィア・ニュートン=ジョン 【中古】afb 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2022年08月09日
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マクリーンによるBN初リーダー・セッション ジャッキー・マクリーン(Jackie McLean)は、1931年生まれで2016年没のアルト・サクソフォン奏者。モダン・ジャズの世界では知らぬ人はいない有名サックス奏者である。そんな彼の作品の中で、これぞいちばんの代表作というわけではないにせよ、聴き手が愛着を寄せる盤の一つが、この『ジャッキーズ・バッグ(Jackie’s Bag)』と言えるのではないだろうか。 レコーディングがなされたのは、1959~1960年にかけてのこと。異なる2回のセッション(同じメンバーは、リーダーのマクリーンを別にすれば、ベースのポール・チェンバースのみ)をA面とB面に配したという具合である(なお、CDでの追加曲は、LPでのB面のメンバーによる)。 1.「クァドラングル(クアドラングル)」に代表されるような、LPのA面(1.~3.)のたたみかけるような“これぞモダン・ジャズ”といった演奏は、本盤の重要な魅力である。マクリーン自身の演奏も実に冴えている。とはいえ、LPではB面に当たる4.「アポイントメント・イン・ガーナ」以降のもう一つの“違った空気感”がさらにこの盤の魅力ではないかと思う。端的に言えば、ティナ・ブルックス(テナー・サックス)の参加の影響が大きい。とりわけ、個人的には、上述の4.と6.「ジャワ島」が特にお勧めだが、CD化で追加された3曲も含めて、このセッションの楽曲の演奏は特にどれもが素晴らしい。 そのようなわけで、マクリーン盤ではあるのだけれど、後半のティナ・ブルックスを聴くための盤としても、存在価値が大きいと言えるように思う。ちなみに、アルバム表題(“ジャッキーつまりはマクリーンのカバン”)は、そのままジャケット・イメージに表されていて、書類を入れて紐を巻いて閉じる形のバッグのイメージである。何だかいろんな楽曲の演奏を詰め込んでカバンに入れたかのような印象を与えるのだけれども、もっと仰々しく扱ってもよかったのではと思うほど、収録曲の演奏のレベルが高い。そんな盤と言っていいように思う。[収録曲]1. Quadrangle2. Blues Inn3. Fidel4. Appointment in Ghana5. A Ballad for Doll6. Isle of Java~以下、CD追加曲~7. Street Singer8. Melonae's Dance9. Medina[パーソネル、録音]1.~3.:Jackie McLean (as)Donald Byrd (tp)Sonny Clark (p: 1.を除く)Paul Chambers (b)Philly Joe Jones (ds)1959年1月18日録音。4.~9.:Jackie McLean (as)Tina Brooks (ts)Blue Mitchell (tp)Kenny Drew (p)Paul Chambers (b)Art Taylor (ds)1960年9月1日録音。 ジャッキーズ・バッグ/東芝EMI 【中古】 【輸入盤CD】Jackie McLean / Jackie's Bag 【K2016/8/26発売】(ジャッキー・マクリーン) 下記のランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、バナーをクリックして応援いただけると嬉しいです! ↓ ↓
2022年08月09日
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INDEXページ(ジャンル別、アーティストのアルファベット順)を更新しました。ここしばらくの記事を追加しています。INDEXページへは、下のリンク、もしくは本ブログのトップページ(フリーページ欄)からお入りください。 アーティスト別INDEX~ジャズ編(A-G)へ → つづき(H-M)・つづき(N-Z) アーティスト別INDEX~ロック・ポップス編(A-B)へ → つづき(C-D)・つづき(E-I)・つづき(J-K)・つづき(L-N)・つづき(O-S)・つづき(T-Z) アーティスト別INDEX~ラテン系ロック・ポップス編(A-L)へ → つづき(M-Z) アーティスト別INDEX~邦ロック・ポップス編へ 下記ランキングに参加しています。応援くださる方は、各バナー(1つでもありがたい です)をクリックお願いします! ↓ ↓
2022年08月05日
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2通りのクインテットによる初期の代表作 1950年代半ば、西海岸のアルト奏者の代表格だったバド・シャンク(Bud Shank)。本盤『昼と夜のバド・シャンク(Bud Shank-Shorty Rogers-Bill Perkins)』は、彼の代表作として知られる。“昼と夜の~”という表題は、日本盤ならではのものだが、元の盤の表題は、上で挙げたもののほかに、“Bud Shank Quintet”と呼ばれることもあるようだ。ちなみに、“昼と夜”というのは、ジャケットのデザインと関係していて、ジャケット表面には日中のロサンゼルス、裏ジャケには夜のロサンゼルスの写真が使用されている。 LPのA面(CDでは1.~6.)とB面(7.~12.)は、それぞれ異なるセッションで録音されたものである。実際には、A面が1つめのクインテットで、B面の方は異なるメンバーでのクインテット演奏である。特にA面は、いかにも軽やかで西海岸的な雰囲気だが、このセッションはバド・シャンクの初リーダー録音であった。 前半と後半で異なるセッションの音源が組み合わされて一枚になっている以外にも、本盤で特徴的なことがある。それはバド・シャンクのプレイヤーとしての特性で、ただアルト・サックスを演奏しているだけではない。本盤の後半では、テナーやバリトン・サックスも扱いこなし、前半・後半ともにフルート演奏者としての腕前を発揮している。 個人的な好みで何曲か個別の演奏に触れておきたい。2.「カサ・デ・ルス」はシャンクの自作曲(本盤では1.~6.が自作曲)で、流れるようで明朗な彼のアルト・サックスがとにかく聴いてて心地よい。5.「ジャスミン」は、少々甘めと言われるかもしれないが、ヴァリエーションのある曲や演奏の中でこうした曲に出合うと、筆者的にはついつい聴き惚れてしまう(実際、この後の6.「ジャスト・ア・フュー」では、一転してスリリングな演奏になるのもまたいい)。 後半の演奏では、8.「フルーテッド・コラムス」が、表題の通り、フルート演奏が主役となっていて、ハンプトン・ホーズのピアノと相まってその小気味よさがツボにはまると実に快楽的。実際、後半のセッションの演奏では、いくつもの曲でハンプトン・ホーズ節が演奏のノリを引っ張っている。そんな中、柔らかで少しまったり感もある11.「ア・シナー・キスト・アン・エンジェル」も、個人的にはなかなか気に入っていたりする。[収録曲]1. Shank's Pranks2. Casa de Luz3. Lotus Bud4. Left Bank5. Jasmine6. Just a Few7. Paradise8. Fluted Columns9. I Hear Music10. Royal Garden Blues11. A Sinner Kisses an Angel12. It Had to Be You[パーソネル、録音]1.~6.:Bud Shank(as, afl), Shorty Rogers (flh), Jimmy Rowles (p), Harry Babasin (b), Roy Harte (ds)1954年3月25日録音。7.~12.:Bud Shank(as, ts, bs, fl), Bill Perkins (as, ts, fl), Hampton Hawes (p), Red Mitchell (b), Mel Lewis (ds)1955年5月2日録音。 昼と夜のバド・シャンク +1 [ バド・シャンク ] 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2022年08月02日
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ゆったりと軽快なギター演奏 ピーター・バーンスタイン(Peter Bernstein)は、米国ニューヨーク生まれのジャズ・ギタリスト。1967年生まれの彼は、1990年代以降にいくつものリーダー作を吹き込んでいるのだけれど、筆者はごく一部の作品でしか、彼の演奏を知らない。 本盤『ストレンジャー・イン・パラダイス(Stranger in Paradise)』は、2003年に日本のヴィーナス・レコードによって吹き込まれ(録音場所はニューヨーク)、その翌年にリリースされた。“裸体ジャケ”が得意なヴィーナスの作品とはいえ、“パラダイス(楽園)”だからゴーギャンのタヒチの裸体婦人画というのは多少安直にも思えるが、正直なところ、このジャケット・イメージと作品内容の相関性はあまり大きくないように思う。 実際、演奏そのものは、特に南国楽園風というわけでもないというのが、個人的な印象である。豪快かつ軽妙な1.「ヴィーナス・ブルース」に始まるが、3.「ルイーザ」や4.「ハウ・リトル・ウィー・ノウ」のように、時にゆったりまったりと、また時に軽やかにギター演奏を聴かせる。 そして、本盤は、後半に進むにしたがって、アルバム全体のトーンのようなものが見えてくるように思う。中途半端な(決して悪い意味ではなく、敢えてこう表現できるように思う)まったり感は、バーンスタインの演奏の特徴と言えるだろうか。決して先を行く機敏な動きという感じではなく、ゆったりと頭の中の音を実際に響くギターの弦の音に置き換えていく。そんな感じの演奏が本盤の魅力ということになるのかもしれない。 [収録曲]1. Venus Blues2. Stranger in Paradise3. Luiza4. How Little We Know5. Bobblehead6. Just a Thought7. This Is Always8. Soul Stirrin'9. That Sunday, That Summer10. Autumn Nocturne[パーソネル、録音]Peter Bernstein(g), Brad Mehldau (p), Larry Grenadier (b), Bill Stewart (ds)2003年8月24~25日録音。 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年07月29日
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ギターの神様、“ジミヘン”のマスターピース ジミ・ヘンドリクス(Jimi Hendrix)は、1970年に27歳の若さで不可解な死を遂げた。一般に、死因は睡眠中の窒息死とされるものの、救急隊が病院へ搬送した際に居合わせた人たちの証言に食い違いがあったり、マネージャー(マイケル・ジェフリー)が彼の殺害を告白し、その上、飛行機事故で死んだはずのこのマネージャーがその後も生きていたという証言があったり、何かと不審な点があると言われたりもする。 死の真相はともあれ、彼の存命中にリリースされた3つのスタジオ作のうち、最後の作品となったのが、本盤『エレクトリック・レディランド(Electric Ladyland)』であった(なお、ライヴ盤も含めると、翌年、急死の前に『バンド・オブ・ジプシーズ』という作品がリリースされている)。本盤は、今でこそ1枚のCDにすべて収まっているが、LP時代には2枚組の大作で、これまでのチャンス・チャンドラーに代わってジミ自身がプロデュースを担当したアルバムとなった。 ザ・ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンスは、ジミのほか、ノエル・レディング(ベース)、ミッチ・ミッチェル(ドラムス)の3人から成るが、本盤には様々なゲスト・ミュージシャンも参加している。例えば、4.「ヴードゥー・チャイル」には、スティーヴ・ウィンウッド(ハモンドオルガン)やジャック・キャサディ(ベース)、6.「長く暑い夏の夜」にはアル・クーパー(ピアノ)が参加している。他にも、デイヴ・メイスン(3.と15.、12弦ギターおよびコーラス)、ブライアン・ジョーンズ(15.、パーカッション)、マイク・フィニガン(10.と13.、オルガン、参考過去記事)らが演奏に加わっている。 全体がコンセプト・アルバムになっているというわけではないのだけれど、ジミ・ヘンドリックスの頭の中に鳴り響いていた音を実際の音に表現した演奏として、本盤はその集大成的仕事である。否、生き続けていれば集大成作はその後にも生み出されたのだろうから、その死によって集大成作になったという方が正確なのかもしれない。ともあれ、“ジミヘンを聴いてみたいんだけど”なんて人がいるとすれば、筆者はまずこの盤を勧めることは間違いない。 ちなみに、本盤はUS盤とUK盤とでジャケット・デザインが異なっていた。英盤は19人の裸の女性が収められた写真が2枚組仕様で折りたたまれたジャケットの表面と裏面をあわせた形でデザインされていたが、ジミ・ヘンドリクス自身はこのジャケットを気に入っていなかったという(個人的には、最初に本盤を知ったのがUKジャケだったので、こちらの方がしっくりくるのだけれど)。現在では遺族の意向で、ジミの顔写真をあしらった米盤ジャケット・デザインの方が使用されている。 [収録曲](LPのA面)1. And the Gods Made Love2. Have You Ever Been (to Electric Ladyland)3. Crosstown Traffic4. Voodoo Chile(LPのB面)5. Little Miss Strange6. Long Hot Summer Night7. Come On (Let the Good Times Roll)8. Gypsy Eyes9. Burning of the Midnight Lamp(LPのC面)10. Rainy Day, Dream Away11. 1983... (A Merman I Should Turn to Be)12. Moon, Turn the Tides...Gently Gently Away(LPのD面)13. Still Raining, Still Dreaming14. House Burning Down15. All Along the Watchtower16. Voodoo Child (Slight Return)1968年リリース。 エレクトリック・レディランド [ ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス ] 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2022年07月24日
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実にハイレベルな“二匹目のドジョウ” 『スーパー・セッション(Super Session)』(1968年リリース)の続編とも言えるのが、この『クーパー・セッション(Kooper Session)』(1970年リリース)というアルバムである。といっても、その表題は、ほとんどダジャレ(“スーパー”→“クーパー”)でしかない。アル・クーパー(Al Kooper)によるセッション企画の第二弾のアルバムということになるわけだが、『スーパー・セッション』を超えるとは言わないまでも、この『クーパー・セッション』は、ただの二番煎じとは言えない、実にハイレベルな好盤なのである。 本盤の参加メンバーで最も注目すべきは、ギタリストのシャギー・オーティス。本盤では、彼の存在感とテクニックが半端ない。この人物は、R&Bシンガー、ジョニー・オーティスの息子であり、しかも、この当時まだ15歳という、まさしく“若き才能”であった。 収録された7曲の演奏は、どれも素晴らしく、全編を通して聴くことをお勧めするが、いくつかの曲を聴きどころとして挙げておきたい。まずは、1.「ベリー・マイ・ボディ」。リズム感に乗って勢いのある曲調が印象的で、その後の収録曲への期待を抱かせるに相応しいオープニング曲である。もう一つ、前半でぜひとも触れておきたいのは、2.「ダブル・オア・ナッシング」。アルのオルガンとシャギーのギターの組み合わせが醸し出すスリリングさがいい(このスリリングさは3.でも継続し、4.で息抜き的にリラックス感が出ているのも、構成の妙と言えるように思う)。 LPでは、1.~4.がA面で、“The Songs”、5.~7.がB面で、“The Blues”と銘打たれている。後半のインストルメンタル演奏もどれも素晴らしいが、何と言っても圧巻は、5.「12:15スロー・グーンバッシュ・ブルース」で、シャギーの演奏を堪能できる。同じく7.「シャギーズ・シャッフル」も聴き逃がせない。 それにしても、アル・クーパーという人は、パフォーマーなのか、裏方ないしは仕掛人なのか。彼のいろんな作品を聴くたびに、この疑問がしばしば湧いてくるのだけれど、きっと正解は“両方”なのだろう。実際、本盤でも、ヴォーカルとしての役割、そしてオルガン・プレーヤーとして聴き手の耳に残るパフォーマンスを披露している。しかし、彼が只者でないのは、仕掛人としての才能である。セッションものやその他いくつかのプロジェクトものでのアル・クーパーの役割は、ただのアーティストには容易にできないマルチぶりの賜物である。そのようなわけで、企画者としてのアル・クーパー、プレイヤーとしてのシャギー・オーティスという、簡単には揃い得ない組み合わせが実現されたことにより生み出された稀有な盤ということになるのだろう。[収録曲]1. Bury My Body2. ouble or Nothing3. One Room Country Shack4. Lookin' for a Home5. 12:15 Goonbash Blues6. Shuggie's Old Time Dee-Di-Lee-Di-Leet-Deet Slide Boogie7. Shuggie's Shuffle1970年リリース。 クーパー・セッション/アル・クーパー[CD]【返品種別A】 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 クリックで応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2022年07月20日
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