買った食べ物の値段を書き記したのがやたら多いのも、食糧不足のなか若者のひもじさがよく出ている。わたしたちが戦後の古い映像で見る汽車の混みようも、風太郎が故郷八鹿関宮(兵庫県)に帰る汽車旅の活写が圧巻で、網棚に登ったまま一昼夜、目的地に行く苦労など、聞きにしまさるものすごさ。
(中略)
五日(日)晴
安西より手紙来る。シオカラ十八円、サツマ揚二十円求む。
(中略)
二十一日(火)晴
大いに寒し。風強し。木々高太郎『文学少女』『永遠の女囚』読。
よみがえり 2023年12月21日
こういうエンタメが好き 2023年12月19日
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