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2009年10月08日
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テーマ: 鉄道(23147)
カテゴリ: 鉄道
加賀一の宮駅から南に、まだ線路が続いています。
87年4月29日に廃止された北陸鉄道金名(きんめい)線の廃線跡です。金名という名前は、金沢と名古屋を結ぼうという壮大な計画から来たものです。実際は、16.9km先の旧鳥越村内の白山下(はくさんした)までしか開通しませんでした。
いや、金名線はもともと白山下から北上する形で建設されたのでした。
白山を越えて、名古屋まで(当初の構想は郡上八幡まで)本当につなぐつもりがあったかどうかは???です。
南方向から見た加賀一の宮遠景

開通以来、ずっとローカル線で乗客も少なかった金名線。ほとんど鳥越村の中だけを走っているので仕方ないでしょう。
年表をひも解くと、

1970年4月1日、昼間時間帯の列車運行休止。朝夕のみの運転に。
71年10月11日、貨物営業廃止。

84年3月11日、大日川-白山下間復旧。
84年12月12日、手取川橋梁に危険個所が見つかり、全線休止。
87年4月29日、復活することなく廃止。

細々と続いてはきたけれど、70年代に廃止されていてもおかしくない路線なのでした。
金名線廃線跡
さびたレールは、加賀一の宮から南に100mばかり続いています。架線柱も残っています。

足元に小川があります。橋も残っています。「この鉄橋、渡れるかな」。おっかなびっくり渡ってみたけれど、大丈夫でした。下に川が見えると怖いです。
廃線跡に残る小橋梁

架線はここまで
レールは藪の中に消え、架線柱もここまで。藪は無理なので迂回しないといけませんが、ここから先に進むにはちょっと時間が足りません。キャニオンロードという自転車専用道が整備されているようなので、じっくりとたどってみたいところです。







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最終更新日  2009年10月08日 12時24分38秒
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