buffieblog

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2025年09月23日
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戦後80年ということで、戦争関連の書籍も書店に多数並んでいるが、これもその一つ。
水木しげる 先生と言えば、「 ゲゲゲの鬼太郎 」をはじめとする妖怪漫画の大家であり、戦争で片腕を失ったこともあり、「総員玉砕せよ」や「昭和史」など戦争漫画も多数書いている。僕は氏の戦争漫画も読んでいるが、この本は内容も被った部分もあるが、全く初見の話もあり、読んでよかったと覆う。
まず、本人がラバウルで体験した、片腕を失い現地人に助けられた話。他でも読んでいるが、実体験だけにリアルである。上官の無理難題など軍隊の理不尽さが伝わってくる。後半の話はどこまでリアルか定かではないが、玉砕からの生き残りを体裁が悪いからと始末する話はあまりにもむごい。兵隊の命を粗末に扱う国に勝ち目がないことがはっきり分かる。没後10年、戦争を語れる人がどんどん減っていく中、いつまでも残したい作品だ。





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最終更新日  2025年09月23日 11時15分29秒
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