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このブログ今月初めに再開してから、半月余、お目通し頂いてありがとうございます。勝手ながら個人的事情で、ほんのしばらく中断させて頂きます。悪しからず、お許しを。大型連休ごろには再開の予定。とにもかくにも、新型コロナの感染が1日も早く終息に向かうことを願っています。蛇足ながらブログ再開まで、チンペイ自身の生活予想。☆遠くへはどこへも行きません。つまり出張も、旅のアテもなし。ここ都心の半蔵門のボロマンションで暮らしてます。☆仕事はまったくしません。いや、仕事の注文そのものがありません。漢詩百篇の暗記めざして、せめて十篇の暗記くらい完了したいです。秋ごろ、発表会なんかできればいいですね。☆健康は、今年は何とか乗りきれると思いますが、来年は危ないかも。何年も前から似たようなセリフ吐いてますので、われながら苦笑。では、再開の日まで。
2020/03/27
例年4月末に、三ノ輪の浄閑寺で催される永井荷風を偲ぶ「荷風忌」が、今年は中止決定の知らせが届きました。もちろん理由は、「コロナ拡大感染の状況に鑑みて」これなんですが、毎年、百数十人の中高年が、文豪永井荷風の法要と講演をききに、遠くから三ノ輪の浄閑寺まで集まってくるのに、今年の中止は残念でしかたありません。荷風散人のお墓は、雑司ヶ谷墓地の片隅にあるのですが、浄閑寺には荷風が発見した古い吉原遊女の投げ捨ての墓もあり、また永井荷風の立派な碑もあるので、浄閑寺がこれまで長く、荷風忌を続けてきたのは、実にありがたい事でした。「今年は行けなくても、来年は」と毎年同行する山崎道隆クンからもメールあり、同じく海城学園の川崎真澄先生も残念がってるという話でした。荷風の面影は東京のどこにも、もはや感じられませんが、麻布には、偏奇館跡の小さな碑があり、道源寺坂も昔のままですが、道源寺そのものは建て替えで新しくなってます。また千葉県市川市には「荷風ロード」が細々と残っており、晩年通った大黒家は今やビルに変って昔日の面影はありません。荷風が戦後から亡くなるまで住んだ市川には、ほかにも荷風をしのぶ場所がいくつかありますが、訪れる人も減ったようですね。ぼくも10年以上、市川には行ってません。「荷風忌もコロナで吹っ飛んだか」という感慨とともに、「4月もコロナ騒ぎは続くのか」と憂えています。
2020/03/26
ぼくはこれまで転々と職業を変えてきたから、「本業はなんですか?」と聞かれても、ナニやっても中途半端だったので、本業はなにもない。議員時代の24年間は、いわば特別職の国家公務員だし、大正大学の教授やっていたのは10年くらいだから、退職してしまうと唯の無職のじじいだ。「もう、本は書かないの?」とも聞かれるが、ぼくの著作はもう時代おくれで売れないし、ゲンコウ書く力もない。未だに手書きで原稿用紙埋めてるようでは、現代人への著作なんて無理です。それでも、青春出版社の山崎編集長や、文芸春秋の秋月クンなんかとは月に1~2回会う。おっと秋月クンは文春の仕事で忙しいけど、定年後の契約社員だから、編集者としてではなく、2人とも雑談の相手です。「仕事のために会うのではなく、話し相手で、情報交換が目的の顔あわせ」これが正直なところでしょう。MXテレビの人たちともたまに会うが、ぼくにテレビ出演する気はまったく無い。オファーももちろん無く、ぼくはまったく無職の老人で、自分流には「市隠」と自称してます。都心にくらす隠者というイミで、ほんとは88歳という年齢では、世捨て人になるべきなんですが、世の中への執着がありすぎ、スケベ心も多少残っていますから、隠者にもなれません。お恥かしい話ですが。「88歳じゃ、世間が相手にしねえよ」といわれればその通り。毎日ナニやって過すか、悩んでる始末だから、真実の姿は世間には話せない。唯一残ってる肩書きが、ゴルフ場関連。実は「レイク浜松カントリー」というゴルフ場、静岡ではわりと知られてるが、チンペイ君はそこの会長、名誉理事長を10年以上やってるんです。「トシだから、もう辞めたい」と先日、役員会で頼んだのですが、軽く一蹴されて辞任させてもらえなかった。「死ぬまでやってもらいましょう」満場一致できめられて、ぼくはガックリ。会議のたびに、新幹線で浜松へ行くのがもう辛い。「過去の虚名だけで、まだ会長職にとどまるのか」と嘆きつつ、この肩書きだけはまだまだ続く。嗚呼!
2020/03/25
コロナ感染が恐いせいもありますが、映画館で封切りの新作見るよりも、在宅して家のテレビで古い映画見る方が安上りでラクだ、という話を前に書きましたが、「この方が面白い。着々と実行中」まさに3月は、この傾向でした。まず、「仁義なき戦い」シリーズ。これは前に見たのもありましたが、役者たちの豪華な顔ぶれだけでも、見ごたえありました。次に見たシリーズが「網走番外地」もの。これはやはり第一篇の健さんとアラカン(嵐寛寿郎)が圧巻でした。それに、主題歌がしびれます。高倉健の歌いぶりが、何ともさいはての地・網走の感じです。これから見る予定は、岩下志麻の「極道妻」シリーズ。このシリーズもけっこう本数があって、全部はともかく、数本はレンタルで見るつもりです。AVも借りたいと思いますが、ナカミの想像がつかなくて、どれを選んでいいか分らず、今の所は見送っています。ツタヤ以外に行ってみれば、また別のものがあるやも知れず、AVはまだ先の話になります。ところで、だいじなことの報告忘れていました。チンさんとしたことが、何たるチョンボ。実はこのブログ、読者はぼくの身辺の人たちと、一部のファンと関係者のみ。一般にはあまり読まれていません。それなのに、何と何と、このところ先週あたりから読者が急増してる模様。これまでの十倍近い。「おいおい、どうなってるんだ、この異変は?」何故か、理由わからず。別にかくべつ面白いネタ、受けるネタを書いてるわけじゃない。ほとんど、ぼくの身辺雑記。他愛ないことばかりだけで。読者急増の理由が全く見つからない。と思ったら、わかりましたよ。急にこのブログ読まれるようになったわけは、あの神田伯山先生だ。「ラジオで面白おかしく、高田文夫、野末陳平、立川志ららといっしょにメシ食った話の前後サプライズを、伯山さんがラジオでしゃべりまくってました」と教えてくれたのは、友人の和田尚久クン。「なるほど、やっぱり伯山先生がネタにしてくれたか」これなんです。伯山先生がしゃべってくれたおかげで、とっくに引退して引きこもり状態のチンペイ君にも、春が来て陽が当ったというわけです。「伯山つながりで野末陳平のブログに読者が寄り道してくれたんだ。こりゃ、めでたい、ありがたい」と読者増の原因わかって、チンさん大よろこび。神田伯山先生の人気と実力を今更ながら、大いに見直して、心からリスペクトした次第。(やや、オーバー!?)とはいえ、神田伯山先生にいつまでも頼ってるわけにもいかない。高田文夫先生のラジオネタにされることのみ期待していてもいかん。自分でもこのブログを何とか面白いネタで盛り上げなくてはね。「思えばこのチンさんだって、ラジオキングと昔は言われていた時代もあったじゃないか。あの頃のこと思いだして、いいネタを仕込んで書け」自ら老骨にムチ打って、今後ともブログ続行に取り組みます。ニッポン放送でおなじみのチンペイのテーマソング「チンチンルンバ」はもう古風な感じだけど、このブログはまだ古くなっていないようなので、高田文夫、神田伯山のいじりにこたえて気合いをいれましょう。神田伯山さまさまのゴマスリブログのお粗末でした。
2020/03/24
東京には、無料でくつろげ、時間つぶせる場所が多い。「疲れたので喫茶店へ」昔はこれでしたが、現代は探せば、いくらでもゆったりした休みどころがあります。銀座でいえば、三越新階の9階やユニクロの上階、ミッドタウン日比谷の映画館ゾーン、探せば他にも、いくつもある。「タダで銀座で1時間ほど休めるところ」これが意外と多い。大手町、渋谷、新宿にもあると聞きました。時間つぶしの無料スペース、ソファは実にありがたい。いわば都心の多彩なアナ場ですね。それにしても都市再開発で、都心の風景は一変しました。とりわけ大手町や渋谷は、地下鉄おりる場所まちがえると、ここが一体どこで、どこに通じるのか、迷ってしまう。その昔、ニューヨークやパリで、地下鉄の出口まちがえると、完全に迷子になった。あれと同じです。「この新しいビル、元は何の建物だっけ?」これも日常茶飯事。新しいビルがどんどん建つから、古い街並みはもう覚えていられない。ぼくの住む半蔵門も、徐々に変化してきました。オフィスビルとマンションがふえてきて、ウイークデーの人口は激増したけど、土日は人通りが少なく閑古鳥の街です。古い商店は、どんどんビル化していきます。それはWe Work(ウィーワーク)というビルがありますが、小さい会社の集合ビルなんでしょうか?そうそう、最近のおどろいた珍事は、日本橋三越新館の6階だったかな、食堂と本屋のあったフロアが、ビックカメラになってましたね。ほかのフロアも見ましたが、高級品をそろえた富裕層向きの店なので、楽しく見物しましたが、結局何も買わず。欲しいモノはあったのですが、買い物も、持ち帰るとなると、なかなか手が出せなくなりました。
2020/03/23
ひとり暮らしの一番の難敵は、食事です。ぼくは料理ができないので、もっぱら外食、と先日ここに書きましたが、外食の難しさは店選び。「うまくて、安いところ」そんな店はありません。高くてうまい店はありますが、こういうところはナジミにならないと、つまらない。ぼくがよく行く店の名は、あえて伏せますが、店選びのコツは、ぼく流に次のようなものです。①居心地がいいこと。ぼくは新規開拓の方法として、1~2回ランチに行って下調べし、店のフンイキや店員の客扱いが、ぼく好みの場合は、常連になります。「ランチの様子で品定めする。ついでに夜のメニューも見てくる」こうして、自分に合った店を常に探しています。②値段がリーズナブルであること。高い安いではなく、払う金額に見合う価値があるかどうかで、ここは昼向きか、夜も悪くないか、などを考えて、リピートで通うかどうか、きめています。値ごろ感としては、ランチは1000円~2000円くらい。夜は4000円~10000円まで。ここらが都心におけるぼくの相場です。③数人で話のできるお店。ひとりで外食するのは、土曜日曜も含め週に4~5回ですが、数人で雑談ランチの時は、ほとんどぼくがゴチ走して、話し相手になってもらうので、気軽におしゃべりできる空間がない店や、忙しく客の出入りする店は不向きです。ぼくは雑談してくれる相手が欲しくて、相手の時間を、いわば買うわけだから、お代はぼくが払うという原則的な考えかたで、別に「おごってあげるよ」という感覚はありません。「みんな忙しいのに、ぼくのために時間とってくれてありがとう」キザに言えば、こんな感じです。雑談しながら食べるゴハンは、家族と一緒の、一家団らんの食事といえると思います。自分的には。「いっしょにメシを食えば、仲が深まる」とも言いますが、相手のいないひとりメシが続くと、流石にぼくも飽きがきます。④でも、ひとりメシも悪くない。酒が飲めたら最高なんですが、ぼくのゴハンは食うだけだから、1時間も必要としません。そういうときは店内を見まわし、客の様子を観察しながら食べますが、最近は、女性のひとりメシ姿も見かけます。「ひとりでは孤独でわびしい」そう思うことは、めったにありません。ひとりメシは自由で疲れない、と思ってます。世間の空気を吸いながら食うことは、全く孤独ではないですからね。街の動きも、人の歩みも、居ながらにして分りますから。これも時代とつながった一石二鳥の生きかたです。⑤常に新しい食べかたを求める。特定のお店ではなく、コンビニの袋詰めや、惣菜なども買うし、オリジン弁当みたいなところも利用しますが、最近は近所のキッチンカー弁当などで行列して買う。これを見つけて、利用が増えました。うちの近所には、5軒ばかりキッチンカーが出店しますので、週に1度は、そのどれかを食べます。だいたい1000円以下で、出来立てなので、いちおう満足してますから、この選択も、しばらくは続くかも。
2020/03/22
先だっての週末は、家のテレビでDVDの「ラスト サムライ」を見まして、トム・クルーズと渡辺謙が共演する2時間30分以上の大作。たしか以前に2回、映画館とテレビで見てますが、改めて見ましたよ。やはり中々の名作だと思いましたね。「ハリウッド全盛のころだから、これだけ時間とカネかけて作れたんだろうな」という感じで、細部に凝った演出が見られました。明治維新を背景にドラマは展開するが、よく調べている感じの作品でした。ここでぼくが言いたいのは、作品評ではなく、映画館で新作を見る必要があるかどうかです。「今までは、シネコン、池袋新文芸坐、神保町シアターなど、いろいろ行ったけど、脚力も衰え、視力が低下したので、映画館では字幕も俳優の顔もよく見えない」それにチンペイ君、途中でオシッコに行きたくなるため、上映前にトコトンしぼり出しておくのだが、それでも2時間を越えると、最後まで持ちそうになくて苦労します。「ぼくにとっては、映画は映画館でなく、家で見た方がいいかも」やっとこの事実に気がついた。在宅で見れるのは古い映画しかないが、一時停止もあり、名場面はくり返して再確認できる。「こっちの方が便利でありがたいレジャーだ」この経験がクセになりそう。今週末も、いろいろな作品を借りてくる予定。東映のやくざ路線や、フランスの名画あれこれ、ハリウッドの大作など、リストアップしてあるので、週に2本くらいのペースでレンタルしようと考えてます。借りる店はツタヤなんですが、年甲斐もなくAVもあるし、利用価値ありますね。今のところ、「仁義なき戦い」「仁義の墓場」「網走番外地」この3本は、今月中に見ます。
2020/03/21
認知症研究の第一人者・長谷川和夫先生が、自分も認知症になったそうです。ご本人の解説つきで、NHKのテレビで、そう言ってる特集がありました。「他人事じゃない、オレもそろそろ…」という自覚が、このチンさんにも出てきました。忘れっぽい、カン違い、こんなのは誰にもあるから驚くことではない。ぼくの場合は、漢字がスラスラ書けない。これは一大事なんです。漢字は昔スラスラ書けるはずだったのに、今は文章書いてる途中で、漢字が思いだせなくて書けない。辞書引いて確認し、やっと続行の運びとなる始末。「おかしい。前はバラ(薔薇)も、シンシ(真摯)も、疲労コンパイ(困憊)も、コンシンカイ(懇親会)も、楽に書けたのに、もっと簡単な漢字さえ忘れてしまった」こんな具合ですから、漢詩の勉強も読めない字が続出で、かなり落ちこみます。「知りあいの人名も忘れつつあるが、顔を見て名前思いだせなくなったらオシマイだ」と何やら恐怖をバクゼンと感じる昨今ですが、ぼくの場合、頭と口はかなり衰えた自覚はありますが、まだボケという段階には至ってないと思ってます。「ボケてきた、という自覚があるうちは心配ない」と専門家は軽くいうが、身辺で認知症の人を見てるだけに、それでも何やら不安なのは事実です。今のところは、曜日をまちがえる、約束の日時をカン違いする、上りと下りの電車をまちがえる、時々は今日の行き先が分らなくなって立ちどまる、この程度の老化ですから、常にメモして失敗しないように注意しています。くだらない話でスイマセン。自分で書いといてなんですが、忘れてください。
2020/03/20
ぼくの隠棲予定である老人ホームは、びわ湖畔の「アクティバ琵琶」という所だが、今のところセカンドハウス的に利用しているものの、「こういう非常事態ですから、帰ってこないで下さい。外来の訪問者はいっさい出入り禁止です」と連絡あり。なんと4月に所用で行く予定だったのに、自分の持つ老人ホームに行けなくなってしまった。「うちの品川区の老人ホームもそうですよ。部外者立ち入り禁止で、えらい厳重な管理です。もう3月の初めからですが、何しろ高齢者ばかりが居住してますから」これは目黒さんま祭りの関係者、ベン村さ来クンの話。かれは、目黒さんま寄席の主催者でもあるが、芸人世界の世話役として有名なばかりか、老人ホーム問題にも詳しい。「そうか、おれが甘かった。びわ湖に持ってる老人ホームが今は何の役にも立たないか。夏になれば、大丈夫だろうな。毎月きちんと維持費払ってるのに利用拒否されてしまった。コロナの被害者に自分がなろうとはな」ボヤいても遅い。かくて、びわ湖は遠くなりにけり。老人ホームといえば、昔は高額の施設。今は全国に何百何千とホームがあって、中には以前より安く入居できる所もある。「突然ですが、実はわたし、来月から老人ホーム入ることに決まりまして。岡山の倉敷ですが」と報告してきたのは、ぼくの参議院議員時代、長く秘書を努めてくれた清中弘和クン。かれは、海江田万里クンといっしょに、議員時代のぼくを支えてくれた功労者だが、とくに要介護になったわけでもないのに、70代でもう老人ホーム!?「いま住んでる姉の家が売却することになりまして、それぞれ郷里に帰って老人ホームへ」突如バタバタと、生活の大転換になるのだという。老人ホームは今や暗いイメージもなく、高額すぎて庶民は入居できない、という印象もやや薄れ、「老後は家族に介護してもらうのが一番いいが、それも難しくなってきたから、専門職に面倒みてもらうホームも選択肢のひとつかな」こんな考えが広まってきたように思う。「じゃ、老人ホームに行く前に会おう」と清中クンと約束しました。老人施設がふえるのは賛成だが、この分野の人手不足は深刻で、事件もまた後を絶たない。これはマンパワーの不足というより、賃金の安さが背景にある。福祉、介護といえば聞こえはいいが、あまりの低賃金で人が集まらない。驚くほどの低賃金なのに、福祉の美名のもと、なぜか賃金の安さは異常な低レベルのまま、世間レベルに上る気配が皆無に近い。「これじゃ若い人が働けない、逃げていく」単なる個人的感想だが、IT関係なんかと比べたら、福祉の仕事はまさに3Kといえるかも。
2020/03/19
どら焼日本一と自他ともに認める「浅草の亀十」とは、50年余りのつきあいですが、いまでも社長から時々電話がかかってくる。1回の通話が常に30分以上で、今月はもう2回。商店会の会長としてテレビの画面にもよく映る。肺気腫を患ったのに元気だから、「画面では元気そうだったが、実体は?」この程度の話で終らせようと思うが、いやいや亀十社長の話がとまらない。「コロナは、武器のない戦争ですよ。見えない敵に対して、武器をもたないで戦争やってる。勝ちますかねぇ?」これが社長の持論。勝たなきゃダメ、敗けるわけにはいかないけど、日本が小康状態を保っても、世界はそうはいかない、世界的流行の余波はおさまりそうにない。たぶん来月も。「オリンピックで、浅草雷門を折り返し地点にする予定のマラソンが、札幌へ持っていかれましたが、札幌でマラソン出来ますか?東京にまた戻ってくるんじゃないですか。いや、もう無理だな」たしかにオリンピックの男子マラソンは、はじめ亀十の店前あたりで折り返す予定だったらしいが、この変更問題の時も、商店会の会長として、亀十の社長がテレビでコメントしていました。「北海道のコロナ感染拡大状況で、マラソンが東京に逆戻りでは?」なんて、うそみたいな、ふざけた話をする輩もいましたが…。「あたしはね、ここで昔のノストラダムスの大予言を思いだすんですよ。あの予言は今度のコロナの予言だったのでは?」亀十の島田社長の話はとどまる所を知らない。夜の電話だったので1時間で終わらせたが、「浅草の飲食店は軒並み宴会キャンセルで悲鳴ですよ。うちみたいに個人のお客さん相手でも、何割も減少になってます。戦争だからガマンしないと」亀十の社長、しばらく忍の一字で、どら焼生産に取り組むという。この店には、時たま芸能人が現れるが、ぼくが中継ぎした梅沢富美男さん。いまやテレビの大人気者になりましたが、いまでも亀十の社長と亀どらの熱狂ファン。また林家木久蔵クンは、差し入れのブツには、いつもこの亀十のどら焼を利用してるらしい。「亀十のどら焼と他店をくらべると、ここがこう違って、でかい差があるんです」とスマホの動画を見せながら、木久蔵クンがぼくに説明してくれたことも。4月になって少し世間が落ち着いてくれたら、誰か誘って浅草の亀十に遊びに行く予定。ついでに、浅草ロック座まで足をのばせたら最高なんですけどね。
2020/03/18
月曜夜から本日火曜にかけて、世界中がコロナの影響に大きく翻弄され、強力な対策や目いっぱいの金融緩和等をうちだしてきたが、コトは半端ではなくなりました。わが国もかなり厳しい方向へ行きそうな気配になってます。オリンピックも延期しそうだし。コロナ恐怖で、チンペイといえばこの所、引きこもり状態が続いていて、昨日は午前中、ビデオで森繁久彌主演の「小説吉田学校」を見たり、世界的株安の中、各国とも大暴落が続くなど、いささか暗くなっていたところ、立川志ららから救いの電話。「これから珍しい顔ぶれの会食会やりますから、出てきて下さい」と電話があり、迎えにきてくれて向かったのは、近所のグランドーアークホテル。チンさん席に座るや、すぐ現れたのが何と、神田伯山先生ではないか。真打披露のおめでたが、コロナで国立演芸場は中止。伯山先生は10日間、お披露目興行を棒にふってしまう大打撃に見まわれました。「野末先生、ご無沙汰しております」と、真打昇進の3点セット「扇子、手ぬぐい、口上書き」これを白い大きな袋にいれて、ありがたく頂戴。それに加えて、神田伯山先生「おみやげです。ほんの気持ちですが」と、なんと熨斗まであしらってある、ゴディバのチョコレートの心遣い。自分の会がコロナで吹っ飛んだせいで、思わぬ時に時間が空いて、ぼくといっしょにゴハン食べてくれる気になったのであろう。とはいえ、恐縮しましたね。ぼくは国立演芸場の高座を見るつもりだったのに、立川志ららの計らいで、伯山先生とチンペイの私的合流なんだから、これは近来まれな嬉しいサプライズでした。伯山クンは、コロナショックの被害者だから、その話もふくめてネタの展開は硬軟とりまぜ、まさに独断場。話しながら、伯山先生はチョコレートサンデーなどというお子様ものとコーヒー。チンペイはハンバーグ。志ららはシーフードカレーだから、何とも珍妙な取りあわせ。談たまたま演芸の世界に及んだところへ、あれあれ?高田文夫センセイがふらふらと近づいてきたではないか。「国立劇場ゲストの談春と待ち合わせてるんだけど、来るまでここの席に座っていい?」チンペイ君やっと気がついたね。これが立川志ららのいう珍しい顔ぶれ、という事が。「この顔合わせは珍しすぎる!このタイミングで!」4人揃ったところで、飲めないぼくを無視して、全員が生ビール。美味しそうにグイグイ浴びるから、会話もそのピッチで縦横無尽に展開していきました。時はあっという間に2時間、3時間、4時間。お店の客はもう誰もいない。われわれ4人の声だけがひびく。何といっても、高田、神田両先生の話題が、広くて意表をつくし、硬軟とりまぜ絶妙な話術。沈黙の間がまるでないのだから、チンペイただ聞きいるのみ。実名がポンポン出て余りにも面白い。高田文夫先生はお笑い界の総元締めだから、新ネタが続出し、いっぽう神田伯山先生も負けじと、あちらこちらに話題を飛ばし、人前で憚られるネタまで深彫りして飛び出すから、「シッ~。声がでかい」こんな感じになってしまう。「流石はプロ中のプロだ。この場にお客さんがいたら、爆笑また爆笑の渦で大パニックだね」と、ぼくは正直に感心するばかり。両先生のいきおいの前に、ぼくの出る幕なんぞ、まるでありません。志ららに送ってもらう帰り道で「高田文夫、神田伯山の両先生、お二人とも、こんなプライベートの場で、とっておきのネタばらまいていいのですか?」と喜ぶぼくだったが、「いや、両先生とも、ラジオなどで、さらに面白おかしくネタにして紹介して下さいますよ。それもお楽しみにお待ち下さい」と立川志ららのまとめ。実に楽しい4時間余。チンペイにとって大満足の午後でした。おつきあい下さった両先生はもちろん、万事を演出してくれた立川志ららに感謝感謝です。
2020/03/17
新型コロナ問題の影響もあり、最近めっきり出不精になりまして、部屋にいる時間が前より長くなりました。とくに何かするわけでもなく、ぼうっとしてる時間もふくめて、いわば引きこもり状態に近い。人混みは危険だから外出を控える。この程度は中高年なら誰しも同じでしょうが、若い人たちは別ですね。外資系ホテルのいちごフェアなどは、若い娘で行列だったし、スタバなども、土曜日曜の夜、若い客でほとんど空席なしをこの目で見たし、ファミレスなども先週行ったら、家族連れが目立っていました。それでも、どこのお店もお客がかなり減ってるのは、たしか。「コロナがこのまま続くと、食えなくなる」という悲鳴もききますが、チンペイ君にとっての不安は、もっと深刻(?)で、「人と会って会話するのが、面倒になってきた」これです。最近はもう、おなじみの顔ぶれで食事しながら雑談する回数も減り、雑談の相手も限られてきて、会話の時間そのものが週単位でいえば、半減してます。「新しい人、知らない人と会話するのが苦手になってきた。これじゃ世間が狭くなる」こんな思いもあるけど、現実には雑談の機会が減り、図書館も今は閉館になっいるので、どんどん時代遅れになって、好ましいこととは言えません。今じゃ、たまにくるメールが救いだ、うれしい、とさえ思ってます。「世間の人みんながこうではないだろうが、日本人のライフスタイルも、コロナ問題を機に少しずつ変化していくかも」そんな気もします。「バカいえ。そんなことより経済への大打撃で日本はピンチだ。オリンピックが延期か中止になったら、この国はおしまいだぞ」ここまで心配過剰の人も少なくありません。ぼくはもう、東京オリンピックは無理なんじゃないか?と諦めていますが、大好きな大相撲のテレビ中継が無観客場所なのを見るたびに、「うーん、いまは末法の時代か」と心が沈んでしまいます。貴兄は?
2020/03/16
漢詩百篇の暗記、ボチボチ進んでますが、なにしろ室内でもヨボヨボ歩きの老骨ゆえ、思うようには捗っていないのが残念無念。誰にもおなじみの「秋浦歌」(其十五)にぶつかりました。今日は李白の詩を中心に勉強してますが、「白髪三千丈 愁いに縁りて、かくの如く長し 知らず、明鏡の裏 何れの処にか秋霜を得たる」李白晩年の作。秋浦というのは地名で、李白がここで老いを迎えた時の連作十七首のひとつですが、「白髪三千丈」この一句はあまりにも有名です。三千丈も白髪がのびてしまうくらい、李白の人生は変転きわまりなくて、老いの愁いがぼくにも伝わりますが、ぼくが注目するのは、「知らず、明鏡の裏」ここです。チンペイ君としては、鏡を見るのがイヤでねえ。老いぼれた自分の顔と向きあうと、「おい、ウソだろう。こんな老人がオレかよ?」と泣きたくなります。鏡の表面に映る顔はまさに老いぼれですが、鏡の裏にはもっと悲惨な自分の顔が隠れてるのではないか、と複雑な思いになります。「明鏡の裏」は「ウラ」と読まずに、「ウチ」と解するのが漢詩読解の常識ですが、鏡にうつる老いの顔に李白が愕然とした心境の一句であるのは間違いありません。「どれだけ、わしは苦悩苦闘してきたか」この老残の思いを、「どこで秋霜を得たのやら」このように結んだ、この五言絶句にしびれます。李白はまた別の詩で、「飛流直下三千尺」(盧山の瀑布を望む)こんな名文句も残してますが、この三千尺は李白が若くて勢いのある時代。滝の落ちる勢いに自分を重ねたわけで、誰しも若いころは激しい滝のようであってほしいが、年を重ねると、「白髪三千丈」こうなるのです。これだからこそ、漢詩は人生の勉強になります。いくつになっても。
2020/03/15
マスコミ関係と縁を切ってもう十数年、テレビにも舞台にもまったく顔出してません。実はお呼びがないわけで、マスコミ引退なんて自分で口にしてますが、ハッキリ言えば忘れられた過去の人だと思ってます。それでも去年は1回だけ、よみうりホールで、立川談志を偲ぶ落語会「談志まつり」という毎年恒例の公演にトークで出ました。立川志ららが聞き手で、亡き談志師匠の思い出を話しました。これ1回だけの出演で、ここ十数年は都心のマンションに引っこんでマイペースの老後を送っています。こんなぼくのまわりに、今でも寄ってきてくれるのは、売れっ子ばかりでありがたい。みんな人気者でスゴイですよ。なんといっても立川流。ぼくは亡き家元・立川談志師匠と自他ともに認める、晩年の大親友で、毎日のように電話で長話しをしていた仲ですから、やはり立川流の落語家たちが一番、身近な人たちです。立川志の輔や談春は、今でも切符がなかなか取れませんし、立川志らくに至っては連日テレビに出て、今や有名タレントの最前線です。立川談笑も去年、死ぬ寸前の奇病(?)を乗りこえて、今も大活躍だし、談志さんの孫弟子たちもぞくぞく真打になってくれて、立川志らら、らく次、志獅丸、かれらは志らくの弟子たちですが、立川晴の輔や志の八、志の春などは志の輔の弟子。談春の唯一の弟子立川こはるも、遠からず真打になるでしょう。立川流については、後日また詳しく書きたいですが、ほかの流派でも、ぼくが親しいのは、若手では春風亭一之輔。ほかにも桂竹丸、また春風亭小朝など。落語会や寄席でも、たまにナマでかれらの落語に接しています。一之輔クンなんか、なにかあると高座でぼくをネタにして笑いをとるんだから、こっちはうれしい限り。そんな中でも、何かあると、ぼくをネタにする、ありがたい1番の味方は高田文夫センセイ、次が爆笑問題の太田クン。「いじられる老後は幸せ。もっともっとオモチャにしてくれ。チンペイネタを広めてくれ!」というのがぼくの本音です。メディアでネタが広まれば、チンペイ無事に生きてる証拠になりますからね。このごろ熱心にいじってくれるのが神田伯山先生。ここ数年で、またたく間に超人気者になりましたが、ぼくが初めて伯山(当時は松之丞でした)の講談をきいたのは、ほんの数年前ののイイノホールでしたから、稀有の早さで真打と襲名。人気が爆発しました。「伯山先生、また浅草ロック座の招待券くれよ」と、立川志ららを通じて、高田文夫センセイとぼくは伯山を強迫(?)しています。人気者たちの独演会に行けるのも、あと何回になるかわかりませんが、残り時間は長いとは思えません。ぼくには若手育成の能力はありませんが、世代交代で若手が売れてくれることは何より、うれしいことなので、老後の楽しみの一つです。これには、きっと亡き談志師匠も共感してくれるでしょう。とはいえ、「若者の出世に、老人は嫉妬と羨望を覚える」こんな迷言もありますよね、念のため。
2020/03/14
いやはや、新型コロナウイルスが世界同時株安をひきおこしました。もはや史上最大の大々暴落。ニューヨークが下ればニホンも下る、いや世界中が。今日までの暴落で大きな損害をこうむった人も多いだろうが、何よりも政府が主導したNISAに投資してる家庭なども甚大な被害を浴びているだろう。ぼくは持株を2年前に全部処分しましたから、今回は実害なしですが、やはり怖いモノの第1は、「投機(ギャンブルも含む)」です。怖いモノの第2は、人によって違うものの、次のうちのどれかになるでしょう。☆お金(怖いけど欲しい)☆老い(認知症)☆健康(ストレス障害が一番イヤだが、もっと怖いのはガンのたぐい)☆オトコ(旦那は除く)☆ご婦人(昔はオンナといっていたが、もちろん女房じゃない)まあ、ふざけるのはこの辺にして、株式市場の暴落が来週も続くかと思うと、世界の経済ピンチがコロナの次に人類の脅威となりそうで…。失言、妄言があったらお許しを!
2020/03/13
確定申告の季節ですが、ぼくはもう申告終わりました。旧知の税理士さんに依頼し、電子申告ですませましたが、年金だけの収入なので、申告書の内容も簡単です。去年はマスコミ関係の収入も十数万円しかありませんでしたから。思えばチンペイが、医療費控除の還付申告をすすめたのが、いまから30年前。あのころは誰も知らなくて、一種の社会現象化して、ぼくの「頭のいい税金の本」(青春出版社刊)も、ベストセラーになったものです。今じゃ主婦も常識の還付請求で、ごくあたり前の話になってますが、チンペイが初めてこの申告法をラジオで世間に広めたころは、マスコミでもまったく知られてない状態でしたね。「まさに隔世の感あり」自分でもそう思ってます。最近はマネー評論家と称する連中が、得意になって確定申告の話をばらまいてますが、元祖はこのチンペイ君ですから、ひたすら苦笑してます。税金の話をすれば、還付請求なんてのはオマケの豆知識なんで、大事なのは税金の使いかたです。いまは予算も百兆円を越しましたが、その使いかたは、あいかわらず無駄が多いし、財務省のサジ加減も昔とあんまり変わらないのが事実でしょう。「予算委員会なのに、野党が予算のことをまるで質問しない」という国民の疑問もその通りで、税金の無駄づかいは、会計検査院の報告なんて氷山の一角の、そのまた一角にすぎず、例年の検査発表は、ただの年中行事になっています。「税金の無駄づかい追求なんてのは、もはやイミがない。根本的な予算の組みかた改革が求められている。社会保障や公共事業ばかりに目を向けていると、そのうち日本は滅びるぞ」という声も一端にありますが、硬直化した予算編成は財務省がこの数十年、一手に仕切ってきたことゆえ、そうカンタンには改革できません。確定申告する人も、源泉で徴収されるサラリーマンも、税金の使いかたにはきっと、文句があるでしょうね。口には出してないけれど。
2020/03/13
コロナ騒動もあって、家にいる時間がふえ、テレビを見る機会が多くなったせいか、テレビで世相や時代の流れをあれこれ知るようになり、「いやいや、テレビも馬鹿にしたものじゃない。参考になる見ごたえ充分の番組が、いくつもある」そんな風にテレビの良さ、便利さ、ありがたさも、ガラにもなく見直しています。なにより気になるのがテレビのCM、つまりテレビのコマーシャルのサマ変わり。これがチンさんが現場にいた時代と一変しているのです。これには、あまりの変化に戸惑っています。いくつかあげると…。①CMに出演してrタレント、文化人などの顔が、ほぼ7割わからない。人気タレントの変遷がまるでわかってないから、誰がCM用の売れっ子なのか、見ていて異邦人の思いです。②いわゆるスポンサーの名前が、これまた全然知らない。どんな会社なのか、見ていても、わかない。時代が変って「そうか、今はこんな需要があるんだ」と納得するしかありません。かつての大手有名企業のCMは、ほんとに少なくなってますね。③CMタレントの演技がうますぎる。よく言えば、説得力のあるリアルな殺し文句の連発だし、悪く言えば、調子よすぎてウラがありそう。「誇大、誇張広告あたり前。お客をだますスレスレの宣伝法だな」と思いながら、出演するCMタレントの、いかにも自然でよく練られた演技と台本には感服してます。④消費者心理のアナを突くおトク感。これがハンパではない。とくに女性は、「安い、おトク、限定」の3つは弱いらしく、これを連発するCMの多いことか。5000円の商品が今回だけ特別に1000円というバカ値になったり、無料でバンバンくれちゃう、という商法があたり前です。もちろんウラがあるわけで、スポンサーはそれでも損をしない仕掛けがあるので、視聴者はそれを分かった上で食いつくのでしょう。「無料のウラには、継続使用の契約とか、まさかの場合は違約金発生とか、カラクリがいろいろあってあたり前。それでなけりゃ、CMに高い金だしませよね、スポンサーは」と事情通が教えてくれるし、「タレントも高い金もらえば、平然とヤラセ、オーバーを承知の演技をすらやる」こんなオチでしょうか。そういえば、売る側のお店などでも「限定何個」という殺し文句があたり前の商法とか。チンペイ自身はCM見て買うとか、まったく興味ないし、無被害なので面白がって楽しんでます。何より面白いのはテレビショッピング番組ですが、このネタはいつかまた。
2020/03/12
大きな病気を抱えてるわけではないが、88歳にもなると完全なじじいで、若かった日々の3倍以下の生活能力になって、心細い毎日です。「ナニ言ってるんだ、勝ち組のくせに」と高田文夫先生には茶化されるが、1日に何度となく目まいがして倒れそうな時があって、足は引きずる、壁を頼って移動する、ビンのふたはあけられないと、さんざんな日々を送ってます。困るのは、ヨダレ、目ヤニ、をれにオシッコが前へ飛ばない、ツバが前へ落ちて衣服を汚す、などなど。「信じられねえ。みっともない」と思われるでしょうが、ホントの話。こんなことは書くだけでも屈辱ですから、もうやめます。じゃあ、楽しいことはなにか?ほとんどゼロです。図書館がなじみの休憩場でしたが、視力が落ちて本が読めない。大活字のものばかり読みあさってます。でも図書館はよくなりましたね。ぼくが行くのは千代田図書館か日比谷図書館。食堂も近いので便利です。昔とちがうのは、読みたい作家の本が中々見つからないし、いま若手中堅の読まれてる本には、あまり手が出ないのが実状です。ぼくが読みたいのは坂口安吾、そして幕末明治維新の本。これは何とか見つかりますが、活字が小さくて拡大鏡でやっと読む始末です。図書館にいるのは圧倒的に男性だけど、本読むより、新聞雑誌。それにパソコン、ビデオなどオーディオ関係の席はいつも満員です。「図書館はこんなにきれいになった。でも利用者数はのびなやみ」そんな声もチラホラ。特筆すべきは、監視員が何人か見張っていて、眠らないように起こしてくれるし、荷物置いたままトイレなどで、席を外すと、注意書きが置いてあります。ぼくも眠っていて注意されたことがあります。早く新型コロナ問題が収束して、また図書館へ行きたいです。なんたって老人の憩いの場ですからね。
2020/03/11
プロ野球やJリーグの対応などみてると、東京オリンピックも怪しくなってきましたね。もちろん開催したいところですが、関係者や選手たちの焦りと不安が聞こえます。思うに、参加国が日本をどう見るか、これが気がかりです。開催決定しても、「いまの日本は危ないし、信用できない」と判断されて選手がやってこないことがあるかも。まさにこれは、コロナ問題を一日も早く終息させなければいけないわけで、対応がモタモタおくれると、世界から差別されて、信頼を失いかねません。選手たちの立場は苦渋の毎日でしょうが、万が一にも中止や開催延期なんてことが生じたら、新型コロナをうらむか、または誰かオエライさんのせいにするか、日本人の立場は微妙です。「これに関しても3月末ごろはデマが乱れ飛ぶ」ぼくはこう予測してます。こわいのはネットの書きこみ、SNSでしょうね。いまから心配しても仕方ないけど、そろそろオリンピック中止ネタが、メディアを賑わしかねません。この前も書きましたが、ワイドショーのおバカ連中がまた騒ぎだすと思うと、いまからイヤーな感じですね。
2020/03/10
新型コロナ問題、どの局のワイドショーも、目いっぱい時間使ってこのネタに取り組んでるが、概していえば、テレビを含めたメディアは、「アラさがし、ケチつける、左寄りの批判する路線」ここらを前提に構成を進めているようで、気持ちはわかるが、今は超緊急の非常事態で時間がないのだ。一刻も早い即断即決が求められているのだから、結果の検証はあとにして、「まず、出来ることから何でも始める」これでいくべきだ、と思います。MCもコメンテーターの一部もいちおう勉強してることはわかりますが、自己陶酔型のにわか専門家気どりの奴を見ると、苦笑を禁じ得ません。名指しは避けますが、声を大にして言いたい。「メディア、とくにテレビは営業野党になるな」安倍首相や政府の批判・悪口ばかりじゃ、事態は前進しません。わが国はすでにこの時点で対策に遅れをとり、世界から問題児扱いされているのですから、とくにワイドショーはもっと建設的で冷静であるべきでしょう。このところ少しはマトモになりましたが、あいかわらず滑稽で無責任な輩が画面の中央に出しゃばっています。政府にケチつけると同時にやるべきことは、「マスク問題、買い占めや悪質な高額転売」の現場をもっと追及して世論喚起したほうが、世のため人のためだ。MCやコメンテーター連中の知ったかぶり、上目線の批判コメントは目に余るぞ。特措法の改正問題にしてもそうだ。人権や行動の制限などについて、マイナスになりそうな要素ばかり拡大解釈するのも程々でいい。この法改正・新法に野党は国会の場での追求だから、多少無責任でもいい。政府の答弁をひきだすためだから。しかしメディアが野党化してはいけない。ギャラもらっての発言、小銭稼ぎの出演なんだから、もっと自重してもらいたい。ましてやそれが、世間受け、人気取りのつもりなら以てのほか。視聴者を煽ると、いづれツケがまわってくる。あえて名指ししないのだから、マジに自重してくれ。
2020/03/09
日曜日の午前中は、だいたいテレビ見て終わります。主にTBSの「サンデーモーニング」と爆笑問題の「サンデージャポン」ですが、これが中々おもしろい。午後は競馬とボートレースがあるので、馬券舟券買ってないのに、漠然と見ています。昔はよく買いましたっけ。マラソンも好きでよく見ます。とくに昨日のびわ湖毎日マラソンは、このコースをぼくはクルマですが何回も往来しましたから、なつかしい沿道の風景。とはいえ結果は雨にたたられていい記録が出ず。オリンピック代表はやはり大迫傑選手なんですね。昨日の午後は、DVDで「ラストサムライ」も見てました。やはり、面白い。ところで新型コロナでチンペイ君の生活も少し変ってきたようで、先週はほとんど在宅、引きこもりでした。月曜火曜はもっぱら漢詩の勉強。キザですけど、学生時代のように、辞書引きながらマジメに勉強しました。水曜は千代田図書館に行くつもりが閉館中ときいて、キッチンカーの二郎系焼きそばを試食(?)木曜は「維新號」で中華ランチ。吉川潮、ベン村さ来の両名と雑談しました。この日のネタは、芸能界やヤクザ社会の昔話で、あっという間に夕方でした。金曜は文芸春秋の秋月クンと、グランドアークで軽いランチ。どこへ行っても会話の皮切りはコロナですね。毎日のように新しいネタがあるから、つい話がそちらへ向くのでしょう。しかし、どこのお店も、わりと空いてますね。談たまたま、立川志らくの文春砲に及びましたが、「芸能人のスキャンダルなんて、コロナの前ではゴミ!」これで幕引き。土曜は養子の家に行き、死後のあと始末の確認も。こんな週末を過ごしました。引き続きブログもよろしく。
2020/03/09
チンペイ君は半蔵門に住んでますが、歩いて5分の所に、東京MXテレビがあるので、この局の若い社員たちと、時々ランチしてます。その昔、MXテレビでは、立川談志さんとぼくで、「談志・陳平の言いたい放だい」という番組を長く続けていました。かなりの人気番組でしたが、談志さんが亡くなったので、続行不能。チンペイだけでは成り立たず、惜しくも消える運命でした。この「談志・陳平の言いたい放だい」のスタッフだったのが、前田あきひこクンと草場クンのご両人。彼らは、それぞれ「小陳平」と、「陳助」と名乗り、ずいぶん番組成功のために、力になってくれました。そこには今を時めくテレビでおなじみの顔、立川志らく師匠もたびたび出演してました。「談志・陳平の言いたい放だい」のようなユニークなトーク番組はもう二度と出現しないと思います。この縁で、ぼくも未だにMXテレビの若い人たちと会ってメシを食い、雑談してますから、これもうれしい「運命」というものでしょう。たびたび会うのは、入社数年目の小山クン、彼は名古屋出身で、顔が広く話題が豊富なので楽しい存在です。女性ではベテランの長嶺さん、彼女は通販営業部長ですが、仕事のできる人です。また、たまに同席してくれるのが、もともと麹町のお嬢さまである、森田美礼クン。彼女はニュースも読んでる女子アナですが、本来は記者なんで、けっこう忙しい。森田美礼クンは、ぼくのマンションと自宅が近いので、ご近所同士食事デートもできますが、流石にそこまでは面倒みてくれません。ディレクターの鈴木絢子クンは、早稲田のずっと後輩ですが、「バラいろダンディ」という番組やってるため、多忙で時間があわず、会いたくても雑談ランチできません。もっと現場の話を聞きたいのですが、テレビ関係者はなかなか空き時間がにようで…。このほかにもMXテレビの人たちとは、いろいろ情報交換などしてますが、チンペイ君はもう引退してて、もう画面に出ることはありません。すっかり「テレビは見るもの。自分が出るものじゃない」と思ってます。
2020/03/08
この緊急事態に、一足はやく、お花見をしてます。桜はまだ咲いていないが、チンペイ君は気が早いから、ひとりお花見を楽しんでます。というのも、近所の花屋さんに行ったら、桜が売ってたんです。「ほほう、1000円で桜が咲く枝が5本も買えるのか。これは買いだ」と。しかも「まだツボミだから、これならしばらく花見ができる」と思って、桜の枝を数本買ってきて、家で花瓶にさしたのです。我が家には、家族のサルたちが数十匹、もちろん人形やぬいぐるみですけど、まさに勢揃いで花見見物してます。それぞれ餌を食べてるつもりで、風流人(?)気どりで…。「千鳥ヶ淵や靖国神社の桜は、お前たちぬいぐるみの身じゃ花見できないんだから、これで我慢しろ。室内でお花見ができるんだぞ。めでたいだろ!」勝手気楽なもんです。来月になったら、近所で盛大な(?)お花見ができるのに、3月上旬にわが家だけのお花見。こんなのもぜいたくですね。
2020/03/07
老化が急速に進んでいます。テレビのクイズ番組や、芸人たちのボタン早押しの即答競争なども、全然答えられなくて、「こんなはずではない。これまで詰めこんだ知識や情報はどこ行った?」と嘆くことしきり。もう単純に、「トシには勝てない」と諦めるしかありません。漢詩百篇の暗記も思うようにいかず、寝る前の短い時間、暗記をくり返してみても、スラスラ続かず、起きて確認するのも面倒なので、何となくそもまま眠ってしまいます。今のところ、漢詩十篇は暗記しました。中でも、ぼくが好きな詩は、唐の杜牧の「懐いを遣る(おもいをやる)」という男向きのものですが、「江湖に落魄して酒を載せて行く 楚腰纎細掌中に軽し 十年一覚揚州の夢 あまし得たり青楼薄倖の名」これは中国江蘇省の揚州の地を背景に、地方役人だった杜牧がおのれの甘美な青春を追憶し、それと共に後悔の気持ちも尽きない、そんな思いをこめた七言絶句ですが、「十年一覚揚州の夢」この一句が好きで、ぼくは揚州に何度か行き、運河も渡りました。楚腰というのは、細い腰の美女を抱きながら酒をのむ、という男好みの風景で、その昔、楚の国のオンナは美女ばかりだった、という伝説(?)を踏まえています。「要するに、奔放な青春を酒と女で楽しんだ追憶の詩か」といわれればそれまでですが、チンペイ君は自らの若き日と重ねあわせて複雑な思いにとらわれるのです。「ああ、何とバカなことばかりしてきた人生80年か。上品さを欠く恥の多い青春だった。後悔だけが残る。今からでもやり直したくなる一生だった」もちろん、やり直しなどきかないのが人生ですが、恵まれた老後を送りながら、ぼくは何とも身勝手で無反省な追憶で生きています。だからこそ、杜牧の詩が心にしみます。「十年一覚、揚州の夢」ぼくだけが自己陶酔してるのかも…。話を漢詩百篇の暗記に戻すと、88歳になると、記憶力が減退してもう何かを覚えるなんてことは無理かもしれません。ぼくは何の特技も趣味もなく、ただ漫然と運を頼りに生きてきただけなので、ひたすら口惜しい限り。手に職や技能をもつ人生であれば良かった、としみじみ思っています。
2020/03/06
久しぶりに、吉川潮クン、ベン村さ来クンと3人で雑談ランチ。思いおこせば、昨年の7月参議院選挙でベン村さ来クンのお世話になり、目黒駅前で街頭演説やりました。あの選挙はまったくの衝動的な思いつきで何の準備もなく、見事に(?)落選しましたが、そのショックも、老齢のせいか、さほど響かず、今日も何となく息してます。「チンペイがまた都知事選に出るのでは?」という全く根拠のない噂を、MXテレビの知り合いが面白がってるという話もありますが、都知事選は、小池百合子知事の再選確実となるでしょう。今のところ、強い対抗馬が出る気配がないし、新型コロナの拡大感染が止まらないので、知事選どころではありません。チンペイ君の事情は、昨年の参院選こそ、立川志らら夫妻を中心に、立川流の若手に運動してもらいましたが、今年はもう、あたくし体力的にちょっと無理なので、選挙のセの字もなし。それより、あたくしの元秘書であり高弟でもある海江田万里クンの総選挙がオリンピック後の秋にあるかもしれない。そうなったら、彼のお手伝いをする予定です。安倍首相は四選目をどうするのでしょうね。後継者が今のところ現れてないみたいだし、あの小泉進次郎は最近おバカぶれが目立って、かなり人気下落で落ち目だし。最近の永田町事情は、近くの半蔵門に住むチンペイにもわかりません。
2020/03/05
先月は自室で転倒し、骨折はなかったものの、ヒザを打ち今だに少し歩行が危なっかしい。だからという訳ではないが、以前は毎日のようにやっていた雑談ランチも、このところ週2回ほど。相手してくれるメンバーも限定されてきて、おなじみの顔ぶればかり。あえて列挙すれば、1つは作家の吉川潮グループ。この中には、桂竹丸、ベン村さ来、島敏光、林家木久蔵などがいて、いっしょに昼食してくれます。それと一番頼りにしている立川志ららのグループは、立川らく次、立川こはるなど、若手落語家が中心です。この中には、忙しい春風亭一之輔や神田松之丞、おっと、新真打の神田伯山先生も入りますが、この人たちは寄席もあり、さすがに時間がなくてめったには来てもらえません。チンペイ君は料理もできず、買いものも好きではないので、外食するしかなくて、雑談ランチの回数が減ってきたのはさびしい限り。それに、お酒は飲めないので酒席のお誘いもない。この時期に、宴会や会食なんてどうかとも思うけど、個人的にはお誘いがあれば、どこでも行きたい。先月は、高田文夫さんがきりたんぽ鍋をつつく会に誘ってくれたのに、ちょうどその日に室内で転倒して行き損い、ラジオでおバカネタにされたようです。チンペイ的には、頭も口もかなり老化してきたと感じてますが、若い人たちと会って話をしないと、世間から置いてけぼりになる。これがイヤです。「やっぱり、刺激がないと、老化は早まる」これが本音ですが、さすがに色気は全くダメ。食い気だけ健在です。「食うことは生きることなり」これは銀座「天ぷら近藤」の近藤文夫さんの口ぐせです。
2020/03/04
今週はテレビから目が離せない。新型コロナ問題の動きが気になって、早朝6時からテレビを見る。このところ、テレビ視聴時間が多くなりました。NHK中心に見てますが、先週の一斉休校を安倍首相が宣言して以来、一変した街の様子をテレビが伝えてくれるので興味深い。全国各地それぞれの工夫や対応の取り組みが参考になる。トイレットペーパーの珍争奪戦には呆れたが、ネットでガセネタをばらまく輩がいるのは困ったもんだ。ネットの書きこみは半分が信用できない。大ウソばかりと友人も言っていました。突然の全国一斉休校の要請に、テレビでは賛否両論にぎやかだったが、反対を叫ぶコメンテーターや識者の中に、「東北ではまだ感染者が出ていないのだから、東北地方の一斉休校は無意味だ」と、こんな発言あり。どっこい、東北でももう感染が生じているではないか。この問題は世界的に深刻で、北海道知事の緊急事態宣言は英断だ。安倍首相は二歩も三歩もおくれた。安倍首相を取りまく側近や官僚たちがドジなんだろう。無観客のイベントやプロ野球、大相撲なんてのはどんな感じになるのか、興味がある。広島カープが入場券の前売りで、赤い円を作ってそこにお客を並ばせた映像に感心したし、マラソンで沿道に観衆が数万人いたことも、少しの驚きでした。それにしても、大迫傑選手はスゴイ。ゴール時と涙の会見はリスペクトだ。オリンピックに出場して欲しい。さて日曜日のテレビは「ポツンと一軒家」が楽しかったし、NHKスペシャルの「令和未来会議」が大いに考えさせられる問題提起でした。月曜日はNHK「鶴瓶の家族に乾杯」が面白かった。この番組はよく見るが鶴瓶くんだから成り立ってるのだろう。それにしても新型コロナ問題、ワイドショーが一時間半を費やして、このテーマに絞るのはどうにかならないのか。これでは意見の巾が狭くなるから、もっと色々な角度から専門家の話が聞きたい。あ、大事なことを書き忘れた。中国の習近平氏訪日延期、あたくしの予想通りになったが、当然だろう。
2020/03/03
88歳の冬が越せるかどうか不安なところへ、新型コロナの大恐怖でチンペイ君の頭も、やや混乱してます。長年連れ添った妻を交通事故で失ってから早7年。今はもうやる事も、やりたい事もないので、ヒマ潰しに、また漢詩の勉強を始めました。勉強といっても中身はなし。好きな漢詩百篇をひたすら暗記して、名文句がいつでもスラスラ出てくるように常に準備しておく。それだけのことで、連日漢詩の暗記に取り組んでます。もちろんテレビ見たり雑誌を読んだりもしていますが…。「もう残り時間が少ない」この実感を強くする。相変わらず半蔵門近辺のマンションの一室で一人暮らしですが、幸いにも養子が来てくれることになって、イザって時の心配は一応無くなりました。チンペイ君のまさかの時は、衆議院議員の海江田万里君と、うちの養子が後始末をちゃんとやってくれると約束してくれたので、死後のことは、もう心配してません。通夜葬式などは自分の意思で「やってくれるな」と遺言書にも書いてあります。「偲ぶ会」のような内輪の会が必要なら、立川志ららが世話役で仕切ってくれると思うので、これも後顧の憂いなし。「あとは漢詩百篇覚えるだけだ」この思いで日々暮らしています。恵まれた老後だとしみじみ思いながら…。ところで今回の安倍首相の決断、遅まきながらも、やっとやってくれたかと思います。この際、日本人は暮らし方や物の見方を少し変える時に来ているのです。これまでの日本優位主義は崩れ、官僚達は劣化し、国がアジアでも下位に沈みつつあるか、その実態がやがて見えてくるでしょう。次回からは漢詩のネタなど紹介しながら、不定期に書いていきますので、お目通しよろしく。
2020/03/02
どれだけの人が目を通してくれるか分かりませんが、新型コロナ問題で世界が異常な局面に突入したと思うので、チンペイ自身の考え方、受けとめ方を随意、文章化します。一日三千歩を目指しているので、今日もぶらりと近所を散歩。国立演芸場は中旬まで公演中止。神田伯山の真打披露興行も、とばっちりを食った形で、今や天下を圧する勢いの伯山クンにとっては、さほど痛手ではないだろうが、寄席とは違い、国立演芸場なんだから、公演中止も当然だと思いました。ところがです。2月29日土曜、同じ敷地内の国立大劇場の方は、なんと、桂文珍の独演会をやっていて、お客がパラパラ集まってきてました。「ヘンだな。なぜ国立劇場なのに桂文珍だけが独演会やれるのだろう?」疑問に思ったところへ、偶然、芸能通の畏友・和田尚久クンが来て、「切符あるから入場する」というではないか。「えっ、中止じゃないのか」と聞くと、和田クンが「いえ、昨日2月28日もやりましたし、今日もやるようです」「おかしい、国立は文科省がらみの支配下だよ。演芸場が中止で、なぜここはいいんだ?」「それはですね、国立劇場側は小屋を貸すだけで主催者じゃない。主催者は吉本興業だから、吉本の意思で強行する以上、国は何にも言えない。黙って見てるだけらしい。ちょっと不公平でおかしいと思いますけどね」大いにおかしい、不要不急じゃないか。小屋貸しで主催者ではないから、予定通り公演させる、客もくる、これは国の方針に真っ向から反逆してるわけで、これが例外として許されるのだろうか。吉本は政府と密着の仲よし関係だから黙認なのか!小中高校などの休校は、それぞれの事情があるから一律の休校は強制できないと思うが、いやしくも国立大劇場の公演はダメだろう。観客がいっぱい入る限定の空間で、桂文珍の落語を楽しんで問題ないのか?吉本の方針は関西風で強引だが、文珍師匠も微妙な立場だ。新型コロナの拡大感染危機意識が文科省や吉本にないのか、とチンペイは正直思いました。「ここが東と西の違いかな。立川談春は名古屋公演を当日中止した(先週の木曜日)大赤字を覚悟の決断だと聞くが…」こういう国難の非常事態に、ずうずうしい奴だけが自分勝手でトクする振る舞いの強行は、絶対にやめるべきだ、と思う次第。
2020/03/01
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