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2012.05.08
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カテゴリ: 和訳

ボックスアート
マハラニボックスアート.jpg

ゲームボード(クリックで拡大)
マハラニゲームボード.jpg

 デザイナーは日本語版も出た「フレスコ」のWolfgang Panning。パブリッシャーも同じくQueen Games。タイルを大量に配置するところは同じだが、今回はうって変わってシンプルなゲームにまとめてきた。

 「マハラニ」とはマハラジャの妻のこと。ゲームボードはタージ・マハルを表している。この建物はムガル帝国の皇帝シャー・ジャハーンが、亡くなった妻のムムターズ・マハルのために建設したお墓だそうだ(wikipediaより)。もうほとんど完成しているが、床に貼るモザイクだけがまだできてないので、プレイヤーは労働者を使ってこれを完成させようとする。

 ボード中央には回転させることができるロンデルをはめ込む。各プレイヤーの手番開始時には、この上に4枚のモザイクタイルが置かれている。自分の手番になったら、プレイヤーはこのロンデルを回転させ、ロンデル上の矢印が自分の方を向くようにする。そのあと、基本的にはこのうち1枚か2枚を選んでボード上に配置する。1枚目の配置は必須だが、2枚目の配置は任意で2金かかる。このゲームではお金=得点なので、要するに2点払うということだ。

 ボードは4象限(4区画)に分かれており、ロンデル上にある4枚のタイルも各区画に1枚ずつ対応して置かれている。対応する区画内のマスに置く分にはコストはかからないが、他の3区画内のマスに置きたい場合、本来の区画に対応したアクションマーカーを裏返さなければならない。ちょっと分かりにくいが、たとえば第1区画に対応したタイルを第2~第4区画に置きたい場合、手元にある第1区画用アクションマーカーを裏返さなければならない。各プレイヤーは各区画に対応したアクションマーカーを1枚ずつしか持っていないので、以降は第1区画に対応したタイルを他の区画に置くことはできなくなる。使用済みアクションマーカーを再び表向けることもできるが、それにはタイル配置を1回パスしなければならないので、そうしょっちゅうはやっていられないだろう。

 タイルはどの向きにでも置くことができるが、一辺(またはタイル中央)に円柱が描かれており、これがボード上にある円柱の位置と一致するように置かなければならない。

マハラニタイル.jpg
 タイルの例。全部で6色60枚あり、これは紫タイルの全10種類。中央に円柱があるタイルは中央に円柱があるマスに置かなければならないし、他のタイルはボード上の円柱とタイル上の円柱(の半分)が重なるように置かなければならない。

 タイルを置いたら、「そのタイル+縦横に隣接している同色のタイル」の枚数分のお金が得られる。隣接しているタイルは他の区画のものでもよい。まあこれはよくあるルールだし、理解しやすい。

 ちょっと知恵を使うのが労働者の配置だ。タイルには色と円柱のほか、小さな矢印も書かれている。これがうまいこと自分の方を向くように配置できた場合、その上に労働者駒を置く。同じ区画内にある同色のタイル上にすでに労働者駒を置いている場合、それを新たなタイル上に移動させる。各区画には各色ごとに1個しか置けないということだ。こうして労働者駒を置く(または移動させる)ことができたら、「その労働者駒+縦横に隣接している自分の労働者駒」数分のお金が得られる。これも区画をまたがっていい。区画が完成すれば回収できるものの、駒数は少なめ(4人プレイだと8個)で、手元にない場合は置けないので、むやみに置くのも考えものだ。

 こうしてタイルと労働者駒の配置を繰り返していくと、いずれある区画の全マスがタイルで埋まる。そしたらその区画について最終得点計算を行う。いっぱい労働者駒を置いているほどたくさんお金がもらえる。このあと駒は回収されるので、また別の区画で再利用することができる。

 4区画目の最終得点計算が終わったらゲーム終了。この時点で追加得点計算はなく、最多得点プレイヤーの勝ち。

 なぜ矢印を自分に向けて置くと労働者駒を置けるのか、とか、若干テーマとシステムの一致性に首をひねるところがあるものの、ゲームとしてはなかなかよさそうだ。手番ごとにロンデルが回転するので、各プレイヤーごとにタイルを楽に(アクションマーカーを使わずに)置ける区画が変わるところが面白い気がする。また、タイルエリアボーナスと労働者グループボーナスを両方取るのが難しそうなところもいい。複数の区画にまたがって、タイルと労働者で同時に大量得点を得られたりしたら脳汁溢れそうw

 長考を誘発しそうな感じのゲームではあるが、特殊能力てんこ盛り系が苦手な人にはよさそうなゲームだ。Queen Gamesなので国内流通は確定的。首を長くして待とう。

BGGの和訳ルール






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Last updated  2012.05.11 10:01:51
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