《櫻井ジャーナル》

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2011.01.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 イラクやアフガニスタンで掃討作戦を展開し、非武装の住民を殺害したことで悪名の高い121機動部隊。後に改称/再編されているようだが、このアメリカ版「死の部隊」を指揮していたJSOC(統合特殊作戦司令部)には「マルタ騎士団」のメンバーや支持者が多く、またバチカンの秘密結社オープス・デイのメンバーも多いと調査ジャーナリストのシーモア・ハーシュは今月17日に語ったと、 ブレイク・ハウンシェルがフォーリン・ポリシーで書いている。

 ハウンシェルによると、ハーシュはJSOCを指揮していたスタンリー・マクリスタルやウィリアム・マクレイブンもマルタ騎士団のメンバーか支持者に含まれるとしているようだが、この騎士団に所属していた人は少なくない。

 例えば、傭兵会社のXe(ブラックウォーター)の重役何人かは同騎士団のメンバーだと吹聴しているが、それだけではない。日本でも名前の知られている人物を何人か挙げると、ジョージ・H・W・ブッシュ(ブッシュ・シニア)の兄にあたるプレスコット・ブッシュ・ジュニア、アレキサンダー・ヘイグ元国務長官、クライスラーのCEOだったリー・アイアコッカ、ウィリアム・クラーク元大統領補佐官、ジョン・マコーン元CIA長官、そしてウィリアム・ケイシー元CIA長官も含まれている。

 この騎士団は一〇六一年、「巡礼者を守る」目的で創設されたことになっているが、真偽は不明。騎士団によると、現在は42カ国に1万人のメンバーがいるのだという。中米のエルサルバドル、グアテマラ、ニカラグアなどに大きな影響力を持っていたが、現在の状況は不明だ。東南アジアへのアメリカ軍の介入を騎士団が支持していたことも知られている。

 オープス・デイはバチカンの結社で、創設は1928年。ナチスの支援でスペインの独裁者になったフランシスコ・フランコの体制、あるいはラテン・アメリカの軍事政権を支持しいていたと言われ、ポーランド生まれのヨハネ・パウロ2世もメンバー、あるいは支持者だった。その前任者、ヨハネ・パウロ1世が1978年9月、在位約1カ月で急死した際には暗殺が噂され、秘密結社P2とともに、オープス・デイも「容疑者」といて名前が出ていた。

 イラクでの掃討作戦といえば、ウィリアム・ボイキン中将を忘れてはならないだろう。この人物はカトリックでなく、キリスト教系カルトの信者。2003年6月に少将から中将に階級があがると同時に、国防副次官に任命されている。

 彼によると、自分たちの敵はオサマ・ビン・ラディンでもサダム・フセインでもなく、「サタン」と呼ばれる霊的な敵なのだという。また、2002年6月に彼はソマリアの首都モガジシュで撮影した写真を示しながら、街の上空にある奇妙な暗黒の印に気づいたと語り、2003年6月には、オサマ・ビン・ラディン、サダム・フセイン、そして金正日の写真を示しながら、「イエスの名の下に戦えば、あの霊的な敵を打ち破ることができる」と発言している。





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最終更新日  2011.01.23 14:41:57


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