《櫻井ジャーナル》

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2011.02.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 現在、バーレーンやリビアで反政府運動が盛り上がり、治安部隊や軍が激しい鎮圧作戦を展開、失敗に終わっている。 この2カ国のほか、アブダビ、カタール、サウジアラビアの治安部隊はイギリスの訓練を受けている

エジプトの場合はアメリカのFBIが秘密警察SSISを訓練していた 。情報機関を率いてきたオマール・スレイマン副大統領はアメリカで特殊工作の方法を伝授され、CIAとも緊密な関係にある。

 一連の出来事を見ていると、英米流の治安対策が間違っていることがわかる。暴力/恐怖で支配する時代は過ぎ去ったことを認識すべきなのだが、民主化されると自分たちの利権が脅かされる支配層は暴力/恐怖に頼りたがる。米英追随の日本でも同じことが言える。

 かつてヨーロッパの列強は武力を使い、アジア、アフリカ、南アメリカなどを植民地化して富を吸い上げていた。戦後は独裁政権を樹立させて間接的に支配、独裁体制と金融システムを組み合わせて富を吸い上げてきた。クーデターなど力尽くで潰された民主的な政権は少なくない。

 独裁体制を支える暴力装置を作る目的で、アメリカは1946年にパナマでLAGS(ラテン・アメリカ拠点訓練所)を設立、1963年にはSOA(米州訓練所)へ改名、1983年には場所をアメリカ国内へ移動させ、2001年にはWHISC(またはWHINSEC、西半球安全保障協力研究所)に再度改名している。

 この学校の出身者が自国へ戻り、独裁体制の暴力装置を築き上げ、反政府勢力(民主化を求める人々)を弾圧、つまり拉致、監禁、拷問、殺害してきた。こうした工作を実行するため、「死の部隊」も編成された。だが、LAGS/SOA/WHISCの仕組みはすでに破綻している。





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最終更新日  2011.02.21 11:24:47


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