《櫻井ジャーナル》

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

サイド自由欄

寄付/カンパのお願い

巣鴨信用金庫
店番号:002(大塚支店)
預金種目:普通
口座番号:0002105
口座名:櫻井春彦

2011.10.08
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 アメリカの都市部に住む庶民は反民主主義的な支配システムに抗議を始めているが、政治の世界では神憑った人物が目につく。来年の大統領選挙を目指して活動している共和党のミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事もそうしたひとりだ。

 10月6日の演説でロムニーは、海軍と空軍を再構築し、軍事力を増強すべきだと訴えているのだが、そうした主張は世界をアメリカが支配するべきだという信念、いや信仰に基づいている。

 ロムニーは末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)の信者であり、フランスで布教活動していたこともある。そうした経歴を考えれば神憑っていても不思議ではないのだが、こうした人物が有力な大統領候補になっているということは恐ろしい。

ロムニーによると、21世紀はアメリカの世紀であり、アメリカは経済でも軍事でも世界最強でなければならないという。神は世界を支配させるためにアメリカを作ったというのだ。

 この ロムニーが外交問題の顧問に選んだワリド・ファレス はレバノン系アメリカ人なのだが、その過去は胡散臭い。1970年代の後半から1980年代の初めまでキリスト教系の政党に属していたのだが、レバノン戦争が戦われていた時期と重なる。イスラエルの支援を受けた武装勢力にファレスは参加しているようだ。

 この戦争ではサブラとシャティーラの難民キャンプでキリスト教系武装勢力による虐殺があった。1982年にイスラエル軍がレバノンに軍事侵攻、PLOは追い出されてしまう。そして難民キャンプはイスラエル軍に制圧されるが、そうした中での出来事だった。殺されたパレスチナ人は数百名とも3000名とも言われている。

 こうした経歴からも推測できるように、ファレスは親イスラエル派。世界的にイスラエルが孤立していくのと反比例するかのように、アメリカでは親イスラエル派の活動が活発化している。当然、こうした動きは反イスラムにつながっている。

 ジョージ・W・ブッシュ政権で国防副次官を務め、イラクでの掃討作戦を指揮していたウィリアム・ボイキンもキリスト教系カルトの狂信的な信者。副次官に就任した当時、自分たちの敵はオサマ・ビン・ラディンでもサダム・フセインでもなく、宗教的な敵だと教会で演説している。

最近の反イスラム発言 でもわかる。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011.10.09 04:05:35


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: