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薄く青い空がもの悲しい…。私が空を気にし始めたような、その昔は、もっと「青」が濃いように感じた。「濃く青い空」のなかに、ひこうき雲の白さを見つけただけで、自身が幸運を持っている気がして喜んだものだ。しかし、この20年くらいは、飛行機の離発着場とそれなりに近い所に住んでいることもあるのだろうが、ひこうき雲と出会ってもなにを感じるワケでもない…。…それにしても、薄く青い空。そのうち海と湖も、眺めていて、違いがわからなくなるのだろうか…。なによりの原因は…、私自身が色褪せているのかもしれないナ…。わかりやすいリアルは、時に残酷だ。…リアルに振り回され、打ちのめされて、「正解」とやらを瞬間、瞬間で模索する。裏通りで、酔ったフリをしたり、酔われたフリをされる日々は、もういらないから…。足し算、引き算…、私の“口座”は滲んでしまって、よくわからないものになっている。ひまわりは、正面からひまわり自体を眺めるのも良いが、ひまわりの後ろから、ひまわり越しに空を眺めるのも美しい…。…去年の夏、初めてそれに気づいた。憂いや悲しみが、どうぞ青い空にしっくりと吸い込まれますように…。…吸い込んでくれているからこそ、薄く青い空になるのであれば仕方がないだろうし、申し訳ないし、なにより感謝しなければ、と思う。ちょいと張り込んで吟醸酒を呑りながら、吉田拓郎に身を委ねてみる…。「♪ひまわり 夕立 セミの声」。…外道であるところのT師匠と呑りたくなってきた。
2007年02月26日
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ひさしぶりにスピリッツを呑る。ホントにひさしぶり、だ。遠い昔はまるで受けつけなかったのに、いつの間にやら大丈夫になっている。カクテルにしても“ウォッカアイスバーグ”は、よくオーダーする一品となっているワケで…。…うまく言葉にできない想いがあると、足りない言葉の隙間を、酒で埋めてみる。意味を持つこと、なにも意味を持たないこと…。散乱している深い引き出しの奥底が、気にならなくなっている。…それでいいのかなぁ。乾いてきたのかネ…。ピーターパンでも、シンデレラでも、ピエロでも、ましてやロミオでもない。…いや、もしくは、それぞれ、どれでもかまわないのかもしれない。BGMはバッハ「ゴールドベルク変奏曲」。これまたひさしぶり。グレン・グールドには癒される…。花瓶、お茶を入れるボトル、グラス。…今年になって不注意で割ったモノたち、多すぎます、ネ(苦笑)。それにしても、花瓶は、思い入れがあるだけに特にショックだった。…「さよなら」はいつも唐突だ。私にしても、うまく「さよなら」なんて言えない。感情を鈍くして横道にそれるだけ。今でも耳朶に残るネコ君の寝息…。…ハハハ、全然乾いてないじゃないか。朽ち果てる時期と場所を間違えないようにしなければ…。なにより、戦う時期と場所を忘れないようにしなければ…。「人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。しかし、重大に扱わなければ危険である」とは芥川龍之介の言。私の愛用のライターは、随分とくすんでしまっている…。磨きますかね、そろそろ、いろいろと。今日の空は、とても青かった…。
2007年02月05日
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