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明日より、当社は後期に入る。自分自身の前期実績もまずまずであったか。業界誌への寄稿は1本。書籍の分担執筆1本。わが乏しい小遣いの足しになりました。ただいま、秋の某学会にむけて予稿準備中。本当は今日も雑事を綴っている場合ではないのですが、行きがかり上(?)日記を書いています。ま、前期の一大事は楽天広場への参加。まさに人生の記念碑的できごとだったかも。日々いろんな方からいただく、コメントがありがたいです。追記予稿をまとめるのに、かなり長大な計算が必要なのですがやや特殊な分野なもので、自前でコーディングしています。まだ、まともにプログラムが走ってくれません。しばらく睡眠時間が削られそう。見切りで発表を申し込んだわたしが悪いのです。自己責任てやつですね。(それにしても、ほんとに間に合うのかなぁ)
2004.06.30
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今日もメールネタで行きます。「いつも応援ありがとうございます」。平原綾香…というメールが来ていました。なんだ。今度は有名人を騙るのかおいおい、と思いましたら本物でした。1月ころに『Jupiter』を買いまして、そのまま何とかいうファンクラブサイトに登録してしまったのですな。このミーハーおやじめ。ことの顛末を思い出したところで、久しぶりにこの曲を聞きました。最近、音楽らしい音楽を聴いていなかったし、自分でCDを買うこともせずに図書館で借りるくらいだった。クラシックの玄妙さはよくわかりませんが、普通に聞いているのは好きなんですけどね。たぶん心に余裕がなくなっているのでしょう。(時々、2ちゃんねるで見るアスキーアートの気持ちがよくわかります。_| ̄|○)ついでの落穂ひろいひところ朝の通勤の車でよく聞いていたのはベートーベンの『大公』でした。なんだかすがすがしい気持ちになれる気がして月曜日の朝にはお勧めです。異見もおありかもしれませんが、個人的に強い違和感があるのは、最近、競馬のCMで使われている『亡き王女のためのパヴァーヌ』。これも、わたしの好きな曲です。このCMの選曲は何か深い意図があるのでしょうか。なぜに競馬?なぜにさんま?(とくに後者)
2004.06.29
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昨日はいつになく逆上してしまい、年甲斐もなく失礼しました。さて、今日は今日とて、抜け殻のような一日をすごしてしまいました。怒りっぽくなったあげくの虚脱というのは、男の更年期かな。そういえば、いつもの彼女からのメールなのだが、だいぶ趣向が変わってきた。昨日の表題は「こんどいつ会えるかな」というものだった。こんな手紙、若いころ家内にもらったなぁ。思わず、開封してしまいました。中身はいつものあほメールでしたが…。 この程度のお愛想は許す。なんだか考えがまとまりませんが、いったんこの辺で。追記彼女を実在の”彼女”と受け取った方がおられるようです。誤解なきようお願いします。
2004.06.28
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あいかわらず、図書館噺です。今日も子ども連れ多数。子どもをつれてくるなとはいわない。しかし、公共の場で静かにさせるというのは、最低限のしつけではなかろうか。それもできない、あまつさえ親同士で声高にしゃべる。談笑したければ館外でやればよい。断固抗議し、司書殿にもご注進(もの静かに注意したつもりだが、効き目がなかったようなので)。今日の極めつけはキュッキュッと音の出るサンダルをはいた子どもが走り回っていたことであった。この親にして、この子あり。社会性の欠如は遺伝するのである。不幸にしてしつけと称して虐待する親も世の中にはいるが、しつけを怠るのもまさしくネグレクトの類の虐待ではなかろうか。試験勉強をしている中学生らしい生徒たちのうるささも相当なものであったが、勉強しようとする意思だけは買っておく。マナーも学習してもらいたいところだが…。昼間から血圧が上がって、蒸し暑さがまた倍加した。(つづきはまた夜に 12:55)つづきです。先ほどまで、家内と某スーパーに出かけて買い物。よくある光景かもしれないが、楽器売り場の電子ピアノで、楽曲もどきを弾きつづける小学生がいる。そばにいるのはまた若い母親である。君の弾きたいのは『千と千尋の神隠し』なのか、どうして数小節で止まって先に行かない。いかに名曲とて、こんな半端なメロディを延々と聞かされる周囲のものはたまったものではない。店員も買ってもらいたいのであろう、まるで注意しない。わたしは隣接する書籍売り場で探し物をしていたのだが、あきらめて避難した(この間およそ十分)。本当に、今日は厄日かもしれないな。苦情のコーナーに行って、この件を書き込んできたのはもちろんのことである。店にとっては半ば筋違いのクレームではあろうが、わたしのトレランスが低いだけではないぞ。まったく、どこに行ってもうるさい。生活騒音は許す。だが、人為的な騒音はごめんである。今日の日記に関しては『うるさい日本の私』(中島義道:最近新潮文庫で出たようです。)でも読んでください。ちなみに、わたしは中島氏ほど激烈な戦闘家ではないと思います (18:00)
2004.06.27
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桃を店頭で見かけた。いつものように箱買い。8個入りで4000円。この時期だけの贅沢と思っております。帰るなり、もう1個半たいらげてしまった。二日酔いの胃にも優しい果物です。桃には霊力があると古くから信じられていたそうで、昔話の桃太郎の名もそこから来ているとか。桃の種には咳止めの効果もあるという(正確には桃仁というらしい)花言葉は「わたしはあなたのとりこ、あなたの魅力」。桃の果肉のみずみずしさから、この花言葉はつけられたのだろうか。たしかにやや官能的な感じはする。『ジャン・クリストフ』にも、主人公が女友達と桃をめぐってじゃれあうという、この作者にはめずらしいエロチックな描写があったように記憶する。これからしばらく、こんないきおいで桃を食すことになるので、とりあえず夏痩せの心配はないです。(子どもの分も横取りして食べてしまうのがなさけない)『虫の博物誌』小西正泰 を参照しました。------------------------追記)日記ではありませんが、画像ページを追補。札幌近郊の川辺の風景。ネタ画像の類です。
2004.06.26
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かろうじてその日のうちに帰りましたが…-------------------------------------------あいかわらずの暴言、あいすみません。酔っ払いのたわ言でした。恥ずかしいかぎりで、そのほとんどを非公開日記に移動いたしました。最近は、ああいう馬鹿を注意したら何されるかわからない。痛し痒し。特に酒の席ではお互い自制がきかないですものね。接待の打ち上げで、柄の悪い居酒屋に移動したのが運のつきだったかも。上司とよくない話でくだを巻きました。反省。
2004.06.25
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早々と予告しておきますが、明日は接待。遠路はるばるグループ会社のお歴々が来訪。酒席となるので、たぶん日記は書けないでしょう。苦手なカラオケも待っており、少々憂鬱である。若いころは斗酒なお辞さずを地で行ったものだが、馬齢を重ねて人並みにしか飲めなくなった。若いころいかに時間と金を無駄に費やしていたか。帰らぬ日々を悔いる。ここで、パスカル先生にお出ましを願う。あまりに多量の酒、あまり少量の酒。彼に少しも飲まさないでおきたまえ。彼は真理を見出すことができないであろう。あまり多量に飲ませてみたまえ。同じことである。 ポールロワイヤル版 パンセ177 (出典は例によって、講談社文庫版、松浪信三郎訳によります)やはり、凡人は酔生夢死するしかないか。せいぜい酒量を控えることとしよう。すみません。調子が悪いのか短時間に何度も書き込みしてしまいました。飲まずにすでに酔っている?
2004.06.24
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工場等に勤務の方ならご存知と思いますが、まもなく安全週間。6月はその準備月間ということで、あれこれ行事が目白押し。わが研究所でも、定例の安全パトロールを頻回で実施。よくぞ見つけてくれるという、あほらしい指摘も多数。いわゆる5S(整理整頓清掃清潔しつけ)の思想は肯定するが、無駄な精神論を唱えるものは、いかがかと思うのである。今日の指摘の一部・部外者に対する挨拶の声が小さい(小学校ではない)・掲示物が多すぎる(総務が送りつけて来るんだが…)苦し紛れに書いたとしか思えない、作文に失笑。もう少し実のある取り組みをしてもらいたいもんだ。
2004.06.23
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プリンタのワイヤレス接続がようやく完了。スキャンは有線にくらべると、ワイヤレスではひどく時間がかかるようである。一難去ってまた一難か。Hpさん、設定が難しすぎます。今度はお手柔らかにお願いしたい。(ちなみに同社のプリンタは新シリーズが出るたびに買い換えている。考えてみれば唯一の道楽かも。使わなくなったプリンタは会社に”払い下げ”ています)
2004.06.22
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台風6号大変な雨風だったようだ。例によってクリーンルーム内に長らくいたもので、外の様子はインターネットで知りました。部屋は外気にくらべて陽圧に設定されているが、室内の気圧のトレンドデータをみることで、当地の台風通過時刻がわかったしだい。退勤時にみかけたが、工場内の桜の何本かが枝折れしてしまっていた。つい先ごろは目を楽しませてくれたのに、痛々しいことである。送電線にビニールハウスの切れ端が引っかかっていたり、どこぞの食堂の看板が飛ばされていたり、今年は台風の当たり年かな。ちなみに今日の台風チェックリストは若いものにまかせました。←この規定類は改訂依頼中。(内部監査ももうすぐだ)
2004.06.21
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朝から電話。若い女性のようである。当方 はい○○です。先方 わたし××と申します。△△さんのお父さんでいらっしゃいますか当方 はあ、それがなにか先方 こちら□□家庭教師センターです。高校進学を控えておられる△△ちゃんのお勉強のお手伝いをさせていただきたいんです。またかと思い、あいづち作戦(別名人工無脳攻撃)に転じる。当方 □□家庭教師センターですか。△△の勉強のお手伝いをしてくださるんですか。先方 はい、ぜひ。それでご関心があれば資料を送りたいなと思いまして。当方 関心があれば資料を送りくださると。ほう。先方 わたしどもは、◎◎大学の学生が主体で運営しています。当方 ◎◎大学の学生さんが主体で運営なさっていると。なるほど…このあとも同様のやり取りをしばらくしていると、先方の女性、ようやく鸚鵡返しの対応に気がついたようである。ふと、間があいたあと先方 それではご検討をよろしくお願いいたします。当方 お話はうかがいました。では。いかがでしょう。多少時間はかかっても、勧誘電話をストレスなく撃退することができます。わが家は番号非通知の着信拒否サービスを受けており、以前よりはこの種の電話を受けることが少し減りました。ただ、家庭教師なんとかの類は相変わらずです。それに無用の電話と思っても、大事な情報のひとつかもしれませんしね(現に日記のネタになりました。また、職制面接の際のコーチングの練習になったかも)。追記□□センターのHPを見たら、報酬は4000円/時からとのことだった。(これだったら、家内から相当分をもらって父がスパルタ式に教えます)。誤字訂正 6/24
2004.06.20
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承前)2時過ぎまでがんばったが、プリンタに接続できず。昔からのPC使いにとってネット(今回は無線LAN)の知識がからむものは鬼門です。天狗の鼻おれというやつか。土日は別用があり、利用可になるのは来週以降になるかと。残念(再び波田陽区風)------------------------------不本意ながら10mのLANケーブルを買ってまいりました。しばらく無線はあきらめて、直結して使用いたします。こんなはずではなかったのに。
2004.06.19
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某社のオールインワンプリンタをインストール中。しばしば再起動を要求され、1時間余をついやしてなお無線接続できない。わたしのスキルの問題なのか、面妖な仕様のせいなのか。(おそらく後者と思いたい)。このままでは無線インタフェースを選んだ甲斐がない。思案投げ首中。
2004.06.18
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選挙モードなのか、すでにわがいなか町でも選挙カーが大音声で走り回り、迷惑この上ない。世界広しといえど、こんな奇態な選挙運動をしているのは日本くらいのものだろう。朝な夕なにご苦労なことではある。先の国会にしても大山鳴動して鼠一匹の類であった*次期選良となられる方々はどのような舵取りをしてくれるのか。その前段がこの体たらくでは、彼らの質も知れたものと思われる。騒音、お断り!*ちょっと脱線。手元の大修館書店『'フランス故事名言集』によれば、以下の表現があるようです。山は一匹のネズミを産む。C'est la montagne qui accouche d'une souris.漢語よりは、かわいらしい語感かも。(入力途上で書き込んでしまいました。再記)
2004.06.17
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清水幾多郎を読み直す。『戦後を疑う』(1980)が全集に収められていたので、つらつらと抜書きをしていた。引用開始戦後の日本教育はプラグマティズムとマルクス主義の混交。日を追って政府はデパート化する。人間は権利を主張するだけの動物になる。彼らの口にする権利というのは,実は彼らの欲望のことである。(終)たとえば、昨今の少年犯罪でみられる、(犯人の)人権擁護論の胡散臭さは、この一文で説明されるわけだ。氏の評論は優れて現代的である。何度か読んでるはずだが、おもしろすぎる。食えない人である。本業の研究はなかなか進展がないが、このたぐいのメモは日々着実に増殖中。ようやく読書日記らしくなってきた。
2004.06.16
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下の話でなく感情のほうである。初めて聴く言葉だった。やや年配の同僚が問わず語りに話していたものである。「親ばかというが、孫が出来るとそれ以上だ。孫がすべて。子どもにしてやれなかったことを、あらためてしてやろうと思う。ただなぁ、孫の一挙手一投足を見ては泣けてくるんだよ。感情失禁てやつだろうな」うんぬん。失禁というのは言いえて妙である。涙腺がゆるくなるというのはそのものか。それに現象に名前がついてしまうと、理解したような気持ちになる。わたしにもその兆候があるようだ。よそ様の乳飲み子を見ると、なんだかせつなくなる。新聞記事を読んでいて、悲しい記事では泣きたくなることがしばしばである。失禁というのは他の感情にもあてはまるそうで、最近とみに怒ったり馬鹿笑いしてしまうのはそのせいなのか。家内に言わせると、わたしの性格は昔と変わらず、「性狷介」*で、コメントするに値しないというのが悔しいが。いまはやりの心理用語を知った一日。*『山月記』の書き出し風
2004.06.15
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所用のため、午後より帰宅。用は早々と済ませて、読書三昧。よい天気だが、蒸し暑くもなく快適。子どもの学校では今日がプール開きとか。
2004.06.14
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(最初のころから、ずっと読んでおられる方は、またかと思われるかもしれませんが…)千手仏室生の闇に蛍撒く(橋本美代子)いまも毎日、蛍を目にしております。隣町で行われていた蛍まつりは終わってしまいましたが、もう少しのあいだは楽しめるものと思います。うちはたいがいな田舎で、広告照明はおろか街灯さえも少ないので、蛍にとってはよい環境なのでしょう。上掲は、Googleで蛍を検索していて出会った句。深い闇に乱舞する蛍の情景が眼前にあるような、凄みのある描写ではありませんか。まさに千言を費やすに及ばず。-------------------------追記それにしても、自分の言葉で語れない自分が嘆かわしい。色男古歌を手帳にして歩行(あるき) という古川柳があります。手帳に書きつけた気のきいた短歌や文句を、さも自分の言として(女性に)語る男を揶揄したものです。昔手帳、今ネット。WEBにからめとられたオジの行方はいかに?コメントいただきましたので、TBを貼りました。
2004.06.13
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台風一過なのか、朝から大変な暑さである。4号は昨夜、当地をちょっとかすめた程度。いつものように「台風接近警戒規定」にあるチェックリストを埋めた。無駄に多い規定類。まもなくISOの内部監査があり、この手の記録もおろそかにできない。(守れそうもないルールを次々と制定する、システムマネジメントに問題があるのですが)。--------追記ISOにかかわっておられる方なら、この馬鹿馬鹿しさは多少なりとも理解していただけたかも。ちなみに台風警戒は環境版のシステムの範疇です。規格要求を深読みしすぎですよね。なんとか文書を廃止したいのですが、現時点でわたしには文書廃止の管理権限がありません。昨日、同僚とのバカ話でわたしには「オヤジ警戒管理規定」が必要ではとの評。オヤジ化を懸念?それとも噴火を予知し被害を低減?
2004.06.12
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上記は、ある案件について進捗がはかばかしくないことを説明する、女性アシスタントの言葉である。思わず聞きとがめてしまい、君は家の人にもそういう言葉を使うのかと真顔できいたが、質問の意がわからないらしく怪訝な様子。「なんかへンですか?とにかくやばいんですよね」。絶対使ってほしくない言葉は数々あるが、「やばい」は筆頭格である。どんな立派な資料を作成できても、説明の際のこの一言で台無しだ。最近の若い者はというのが年寄りの常。きわめてフォーマルなプレゼンテーションの席で、若いお嬢さんの口から発せられたことに腰をぬかしそうになるほど驚いた。小言幸兵衛降参の図。
2004.06.11
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工場の敷地内に桜並木がある。ようやく実がみのりはじめたようで、小鳥たちやカラスまで集まっている。さくらんぼも、店頭で見かけるようになった。家人が好きでこのごろよく食卓に登場する。甘酸っぱい味が、また若いころの記憶を呼び覚ます。さくらんぼうの実るころ」という曲がシャンソンにあった。さくらんぼうの実る時期は短い…(著作権に触れない範囲で引用。コラ・ヴォケール)。フランス語の授業で覚えた歌である、粋人教授に感謝。間をおかずに追記してしまいます。)下記に解説がありました。『紅の豚』の挿入歌だとか。この映画は見ていませんが、相当数の方がご存知の曲ということになりますね。http://sound.jp/chagnon/musique/nhk/2001.html
2004.06.10
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海外のグループ会社の幹部ご一行様来場。研究所の案内をする。いわゆるラボツアーである。右手はなになに、左手にあるのは何々でございますというもの。総務のつくった接遇マニュアルには記載がなく、現場に一任されている。来客のあることは通達で知っていたが、今日の今日、たまたま暇そうにしているのを見咎められたか、「○○君、頼むよ」との研究所長の一声。半日お付き合いする羽目となる。わたしとて、先方に行く機会がないわけではなく、お互い様ではある。おかげで、またわたしの仕事のリードタイムが伸びてしまいました。明日は早出出勤で遅れを取り戻す予定。
2004.06.09
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研究職の業務のひとつに設備導入や保守というものがある。ある種、クルマ好きがカタログをとりよせ、あちらこちらのディーラを回るのと似ているかもしれない。5月半ばから、ある設備の新設工事を行っている。工事にまつわるトンデモ話はたくさんあって、むかしむかしの事件を思い出した。某国より輸入した超絶的な検査装置。今買っても億は下らないというものである。「今日船便が着いて、陸揚げです」との連絡をもらった。それからまもなく、代理店より電話がきた。「大変です。落ちました。」「は、落ちたって?こわれたの?」と聞くと、海に落ちましたと…。あわれ、わたしたちの飯の種が、荷揚げの際に海の神様のお供えものになってしまった一場。今宵の悲しみを誰が知るという愁嘆場でした。幸い損害保険ですべてまかなえたものの、購入事案がすべて仕切りなおしとなった。結局、この装置にかかわるプロジェクトは時機を逸してしまい、世に出るはずの製品がいくつかなくなった。1年を経ずして遊休品となってしまったこの装置も哀れであった。ともあれ、荷揚げの事故で人死にが出なくてよかったと、同僚に負け惜しみを言ったものである。まもなく工事終了予定。稼動開始を楽しみにしている。
2004.06.08
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昨日の日記の忘れ物。過日事件のあった図書館に行った。A0版くらいの大きな掲示がありました。「図書館では次の決まりごとがあります。ガムやジュースの持ち込みは禁止です。静かにしましょう携帯電話の電源を切りましょう…(そして最後に出ました!)ローラースニーカーで走らないでください」司書さんたち、注意するのに疲れたのでしょうね。この掲示の効果があることを祈りたい。とはいうものの、やかましさは相変わらず。オジの血圧はたちまち上がり、健康に障害が出る前にしおしおと帰ったのでした。こんなあたりさわりのない掲示でなく、悪霊退散のお札でも貼ったほうがよいかも。子どもがやかましいのは諦めがつく。じいさまをはじめとした大人までうるさいのはいかがなものか。
2004.06.07
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ほんの少し前、ロマン・ロランのことを書いた*。それと同じくらい読んできたのがパスカルの『パンセ』である。高校生が背伸びして買った、講談社文庫版の2巻であった。松浪信三郎という実存主義の大家が注釈をつけていたもので、今読んでも訳は平明であるし、注もずいぶんと詳細なものである。わたしは受洗することはなかったが、高校まではキリスト教系の教育を受けていたので、パスカルの思想の背後にある、イエスの挿話の多くを理解することができた。これが敷居を低くしてくれた。もちろん、挿話類は本論ではない。しかし、この種のバックグラウンドがなければ、文字通りの断想集として読み捨てていたことだろう。一方で、『パンセ』の表面的な曲解につながったことも否定はしないが。粗末な製本は崩れに崩れてしまって、韋編三絶そのままだが今も折にふれてながめる。昨日読んだ断章(ブランシュヴィック版414)「人間が狂気じみているのは避けがたいことなので、狂気じみていないことも別種の狂気から言えばやはり狂気じみていることになるのであろう。」パスカルは、世界を引裂く大小の紛争の本質をこの断章で見せたわけだ。もっとも、パスカルの没年をはるかに超えるような年齢になると、やはり断章には大部の著作ほどの力はないことがわかる。こうやって、老人は他人の章句をわがものとして、他者をたぶらかす知恵を身につける。最近『パンセ』を読んでいて、思ったことがある。今も日本や世界のそこここで書かれ発信されている、blogこそ現代の断章であると。17世紀のパスカルはペンで羊皮紙に断章を書きつけた。21世紀のわたしたちは、老若男女の区別なく、大哲学者とほぼ同様の営為を容易におこなう手段を手に入れたのだ。まさしくWebの語義そのものに人類がつながって思索する。ちなみに有名どころの引用句は後段のURLに満載。「人間は宇宙でもっとも弱い葦に過ぎない。だが、それは考える葦である」など。原文の雰囲気を味わえます。http://www.proverbes-citations.com/pascal.htm*自分で自分にTBというのもなんか変な感じ。追記この文庫版は定本と言うのが売りで、ブランシュヴィック版ではなく、ポールロワイヤル版を底本とした翻訳です。また、ちょっと字義がとおらないところがありましたので、気になりまして、訂正しました。(研究報告だったら、落第点ものかも)
2004.06.06
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長女の学校の進路説明会にでかける。次年度の履修コースの選択や最近の入試動向についての説明がある。進学先により履修科目を細分しクラス分けするそうだ。30年前のわが身に置き換えるのが不適当なことは理解しているつもりだが、当時は文理コースにわける程度のものであったし、理系を選んでも文系科目の負担はそこそこあったように記憶している。配布資料中の予定時間割を見ると、理科コースでも化学のみ選択のクラスがある。数学がない曜日もある。ということは、このゆるい受験科目で受けられる理工系の大学があるというわけか。ゆとり教育とかいう以前の問題ではないかしら。よく理科教育が危ないといわれているが、こういうことであったのか。子どもが当事者になって納得。最後にいくつかのお願いをされてしまった。1.わが校では朝、10分間の読書時間を設けています。これにより読書の習慣づけができれば幸いです。2.最近、予習をしていない生徒が見受けられます。お子さんに勉強するよう促してください。3.自分のことは自分でするように、部屋の掃除等の生活習慣を指導してください。小学生ではないのですよ。高校生(を持つ親)に言う言葉ではなかろう。まわりのお母さんたちはしきりにうなずいていたが、そんな無自覚でよいのだろうか。朝からどっと疲れた。---------------------------余談会場に少々遅れて入った。ある一角が空いておりそそくさと座るが。空いていた理由がすぐにわかった。その空間の中心部に座るオヤジさんが、ものすごい整髪料の臭いを放っているのである。身だしなみを勘違いしてないか?おばさんたちの香水とこのおっさんの凶悪な整髪料臭がない交ぜになって、すごいこととなっていた次第。わずか1時間ほどのことであったが、拷問のようであった。いわゆる加齢臭はともかく、同年代のオジとして、他山の石とすべき事件でありました。(若干の追記、誤字を訂正しました)
2004.06.05
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半期ごとにあるのが、研究戦略会議。船頭多くし、船山へ上るということわざのとおり、あさっての方向へ議論が走り、収拾がつかずに結論は次週持越しとなった。戦略なき国家日本と言われて久しいが、当社の事情もお寒いかぎりである。中国関係の需要が恐ろしいいきおいで沸騰しており、それにどう対応するのかが直近の課題となっている。バスに乗り遅れるなといわんばかりの、性急な論は抑えなくてはいけない。過去のバブル景気の折(わたしは入社間もない小僧だったが)の教訓をおぼえていないものが多いのだろう。資源の問題を考えれば、中国国民全員が自家用車に乗り、携帯電話を持ち、美食にふけりという状況がありえないのは自明のことである。個人的には、この景気は北京オリンピックまでと考えている。(以上、研究バカの素人経営学談義)。
2004.06.04
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最近、よくあるスパムメールの例である。日替わりで、「~子です」という題名。(残念。あんたなんか知りませんから)実にいかがわしい内容なので、当初サーバ側でドメイン名による受信拒否設定をかけていた。だが、敵もさるもの毎回ドメインを変えてくる。だんだん、めんどうくさくなりメーラーで「~子」を禁止語として登録した。(最終兵器、斬り)今日でもう20日以上。毎日お届けご苦労さん。いかにもスパムを連想させる、表題をつけては読んでもらえないだろうに。しかし、わたしも相当へンな日記を毎日書いていてますが…(切腹)------------------------------------------------------------------------------------------------------------------帰宅後、めずらしく娘から話しかけてきて、波田陽区って芸人がおもしろいから見てみなよといわれて、先ほどまでビデオを見ていた。近来になく激しく笑ってしまい、本当に死にそうになった。なんなんでしょう、彼の妙な脱力具合がつぼにはまってしまいました。いつもと違う日記になってしまったが、ジャンルの変え時であろうか。不評でしたら、今回分は秘密日記に移動することにします。
2004.06.03
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会社で普段いるスペースはスーパークリーンルームといわれるところで、食事以外の時間は通常の事務所域や戸外に出ることはほとんどない(会議や図書閲覧などの調べものは当然普通の建屋でやる)。室外から入ってくるものに、雨が降ってたよ。今日は暑いよなどとおしえてもらう日常。今日は肌寒かったということだが、たしかに今日は退勤時、半袖では寒かったなぁ。雨が降ってるわけでなし、梅雨寒とはいえない。夏の暑い時期は、クリーンルームから出た直後の気温変化で体調をくずすことも。これは事務所で仕事をされている方々も同様かもしれない。ただ、春先からの花粉症の季節には、この環境に感謝すること多々である。クリーンルームの中に花粉などのダストがほとんどなく、症状がすぐ治まるのだ。今、当地ではここかしこで麦が収穫時期をむかえており、盛大に花粉が飛んでいるようである。鼻のむずむずも、会社に行けばぴたりと直る。アレルギーがひどいときは、本当に会社で寝泊りしたくなります(実験の都合で徹夜するのは、いまでも珍しくないですが)。別の意味の帰宅恐怖症かもしれない。
2004.06.02
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トップに読書記などとうたいながら、いままでついぞ書いたことがなかった。勝手にリンクさせていただいた、無茶々凡太さんの日記に書き込みさせていただいた縁もあり、わが書架を眺めてみた。職業柄、物理、化学系の専門書が多いのだが、一角を占めるフランス文学の本がある。結婚やら、なんどかの転勤のたびに処分してきたにもかかわらず残ってくれた本たち。高校生のころ、熱にうかされたようにロマン・ロランを読みあさった。図書館にある全集はすべて読んだ。授業中も読んでいたほどである。いつかは原語でよんでやろうという夢は、大学に入ってまもなくかなった。Libre de Pocheというペーパーバック版で『ジャン・クリストフ』を読み通したのもこの時期である。よき師にめぐまれて、フランス語、フランス文学は一生の宝となった。あれから幾年月たったことか。このまえ、娘に最近読んだ本は何だと聞くと、教科書ぐらいと答えた。本を買ってくれるくらいだったら、携帯の料金に回しておいてといわれ、唖然とした父であった。若いころにしか読めない本がたくさんあるのだが、いまや活字だけがメディアではない。(わたしのように、インターネットにはまっている老人も感心したものではない。どちらもどちらか)。
2004.06.01
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