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今日は一気に二つの商品の設計を仕上げました。一つは予告していた「ポケットWiFi用キャリングケース」。三パターン起しましたが、おそらく一つに絞られます。もうひとつは、ユリシーズとしては異例の製品で、某ラボからの依頼で製作中のオリジナルストラップです。この製品は、そのラボでしか販売されません。また、通常のユリシーズのセオリーから離れ、長さの調節機構を備えている上、要所に金属パーツを採用しています。やや「女子カメラ系」を意識した製品デザインになっていますが、フラッグシップクラスの銀塩カメラをぶら下げても大丈夫なようにして欲しいとのオーダーに従い、それなりに強度のある作りにしました。完成してもユリシーズでは買えませんが、製品の画像と販売先はここで紹介する予定です。
2010.01.31
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「感染ルンです。。。」の管理人である銀治さんが、仕事で福岡にやってきたので、同じくたまたま仕事で福岡に立ち寄っていたジュジュベさんと三人で、急遽「プチOFF」を開催しました。いい歳したおっさん3人がカメラ談義で盛り上がっている様は、決して他人様にはお見せ出来ません。恐ろしかったのは、お二人とも持参されたカメラがM9だったということ。片やリジッドズミクロン(2nd)、片やノクチルクス(2nd)(!)を装着して、フツーにスナップ三昧。ツワモノです。で、せっかくなので少しいじらせてもらいました。エンゾー、初のデジタルライカ体験です。いや~、なんちゅーか、M型ライカそのものでした。レンジファインダーなのにデジタルだという、そのギャップがスバラシイ。もうね、めろめろッスよ。それに、やっぱりライカのレンズはフルサイズでとってナンボなんだなということを再確認しました。楽しさが違います。惜しむらくは、(分かっちゃいたけど)銀塩と比べてボディが分厚いことと、ちょうど親指の付け根を置く場所に十字キーがあるため、グリップを深く握り込むと誤ってボタンを押してしまうこと。まあ、押しても無害ではあるんですが、しっかりホールドしようとすると必然的に十字キーを触ってしまうので、それが気になりました。というわけで、もう少しボディが薄くなったら買いたいです(^_^;。
2010.01.30
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えー、意外と世の中はiPadの登場を冷静に受け止めているような気がします。事前に盛り上がるだけ盛り上がったし、内容に関しては「でっかくなったiPod Touch」でほぼ間違いないので、それほど新奇性があったわけでもありませんしね。実際、大きなサプライズはありませんでした。 で、こうやって実物が出てみると、その大きさが良く分かります。エンゾー的には…うーん、ちとデカイかも。これだけの大きさがあると、いっそフルサイズのキーボードが欲しくなるので、ノートパソコンを持ち歩くのと感覚的に変わらないくなってしまうなあ。あと気になったのが、これだけ面積が大きいものだと、デスクの上で使いにくいのではないかということ。基本、エンゾーは膝の上にガジェットやパソコンを乗せて使うということをしない人なので(そのために膝頭をぴったりくっつけなければならないのが苦痛だから)、もしこういう物を買ったとしたら、必ずデスクの上に置いて使うことになります。ですが、このサイズだとかなり場所を取る上、ディスプレイが立ってませんから上から覗き込むような姿勢になり、あまり快適ではないような気がします。ぶっちゃけ、パッと見たときに思い出したのは、昨今流行りのタッチスクリーン式薄型デジカメです。見ただけで持ちにくそうな感じが漂う、あの雰囲気に似ています。おそらく何がしかのカバーを被せて持ち歩くことになると思うので、そうするとますます嵩張って、サイズがネットブックと変わらなくなりそうな予感が…(このケースはなかなか良く出来ていると思う。つかいやすくなりそう)あと、細かいところではUSBメモリやSDカードを差し込めないところとか、地味に不便そう。まあアップルの作るガジェットですから、インターフェイスはドックコネクタ以外認めん!という風になるのは予想出来ましたが。要するに、ジョブスが作りたかったのは従来のパソコンとは概念が異なるものなので、iPadはネットブックの代替品にはならないということが、なんとなく分かりました。うーん、iPod Touchを第3世代に買い換えるだけで良さそうな気がしてきたなあ。まあ、エンゾーの言うコトなのでアテにはなりませんが(笑)。
2010.01.29
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iPadネタで世の中が賑わっておりますが、そのへんは明日にでも。エンゾーは宮崎日帰り出張で精魂尽き果てました…。きゅー!
2010.01.28
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長らくお待たせしているカメラバッグのプロトタイプが、ようやく上がってきました。全部で大・中・小と三種類リリースする予定ですが、今回はそのうちの大と中の画像です。「大」は、ウエストバッグにもショルダーバッグにもなる2WAYタイプで、ズームレンズとEVFを付けたフル装備のE-P2や、同じく50mmマクロとEVFを付けたGXRなどがぴったり入る大きさになっています。まだいくつかクリアしなければならない問題があるので、もう少し煮詰めます。「中」は、パンケーキのみを付けたGF1やE-P1がギリギリ入り、DP1やDP2のような嵩張るタイプのコンデジも収納出来るタイプのポーチです。ボルセリーノの設計思想を受け継ぎ、腰から下げたり、ストラップとのコンビネーションで肩に掛けたり出来ます。実は背面にちょっとした工夫があるのですが、それはいずれ公開します。本当は二つとも1月中に出す予定でしたが、やや押し気味の進行で、GF1用のストラップと共に2月上旬になる予定です。続報をお待ち下さい。
2010.01.27
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どうもGXRというカメラは切り口がいっぱいありすぎて、当分ネタには困らない素材ですね。それだけユニークで新しいコンセプトのカメラなんだと思います。いまだかつて、こんなに色々な角度から何度も取り上げたカメラは「わたまち」史上ちょっとありません。さて、デジカメウォッチにGXR開発陣のインタビューが掲載されています。既にあちこちで言われてきたことのおさらいのようなストーリーもある中、エンゾーが注目したのは、海外での売れ行きに関するコメントです。「(GRやGXと同様)売っていくのはヨーロッパとアジア。北米はイマイチ」これ、とても興味深い話です。要約すると、北米ユーザーはレンズのズーム比だとか素子の大きさだとか、そいうった純粋なスペックで価格帯を計算してしまうので、外装のステータス性や「小さい割りに頑張ってます」的な凝縮感(=リコーが付加価値だと思っている部分)にはお金を払わないのだそうです。彼らに言わせれば、「GRはズームでもないくせに異常に高い」ということになってしまうわけ。身も蓋もないなあ。まあズーム比とかは別にして、素子の大きさに関してはエンゾーが前から言ってきたこととも一部被ってます。こういう物の見方をする人は、程度の差こそあれど、どこにでもいると思われます。エンゾーは重症のモノフェチであると同時に、こてこての商売人でもあるので、「いいモノはそのうち分かってもらえる」というようなスタンスは、どんな商材であれ、違和感を覚えます。どんなに志が高い商品であっても、売れなければ継続していくことが出来ないからです。志はお客様に伝わってナンボであって、商品の場合、伝わることとはお金を払ってもらうことと同義です。知り合いのキャラクターデザイナーによれば、例えばGRDを見て「何これ!?かわいいじゃん!」と言葉を発する時の心理を直感的に理解してもらえるのは韓国までだそうで、他の地域では、そういう時の「かわいい」に対応する言語が無いのだそうです。それこそ英語圏では「かわいい」=「lovely(愛らしい)」や「pretty(見目麗しい)」になってしまう。日本的「かわいい」の本質が理解出来る地域ではGRDが売れ、分からない地域ほど売れなくなるというわけです。何が言いたいかというと、リコーはこの法則に甘んじていないか?と。お隣の韓国では、LGやサムスンが驚異的なスピードで業績を伸ばしています。中国のハイアールの勢いも止まりません。彼らにあって日本の企業に足りない(無いとは言わないが、切実さがまったく違う)のは、ワールドワイドでナンバーワンを目指そうという目線の高さです。だからこそ、世界で売れる製品を生み出せる。世界一というフレーズを聞いて鼻で笑う事なかれ。それはかつての日本には普通にあったものなのですから。背水の陣で、本気で「世界一」を取りに行く。そういう姿勢があるからこそ、携帯電話のシェアを塗り替え、白物家電でNo.1になり、あるいは世界初のAPS-Cサイズミラーレス一眼をリリースしてきたわけで、そこには「槇原敬之的オンリーワン思想」でニッチで小さくまとまっておこうという危機感の薄い島国根性はありません。(というか、独りよがりではない真のオンリーワンは、その規模に関係なく、必然的にナンバーワンなんですけどね。そういうメーカーは、まだ日本にもたくさんありますし)エンゾーは未だにLマウントのGR28mmF2.8をBESSA R4Aに付けてリバーサルを詰めて写真を撮っていますので、究極的にはフルサイズマンセーな人間です。リコーのコアなファンではありますが、より正確には銀塩時代からのファンです。なので、いつまでも小さな素子を載っけたGRをもって「これがうちのフラッグシップです」と言い続けて欲しくないというのが本音でして、付加価値に凝るのもいいのですが、そこばかり見てると袋小路に入り込むよ、と言いたい。そういう意味で、GXRは久々にリコーが自らの殻を破ろうとしている大器なので、「リコーを小さくまとめようとする口さがないファンの声」などに惑わされず、北米の連中をもギャフンと言わせるようなモノ作りをして欲しいと思うのでした。胸を張って「世界一のコンパクトシステムカメラ」を目指せ、リコー。 GXR A12
2010.01.27
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デジカメウォッチで、GXRのユニットに関する緊急アンケートが実施されています。おそらく新型のユニットに関し、今後の方向性を決めあぐねているリコー開発部が、リコーのコアなファン以外の声も含めてヒアリングしたくなったのでしょう。既にGXRを使っているユーザーとして、ささやかながらエンゾーも協力しました。アンケートの内容をざっくり説明すると、ユーザーが望む新たなユニットを、「レンズの画角(広角・望遠・単焦点・ズームなど)から見た希望」「撮像素子(フルサイズ・APS-C・フォーサーズ・フォビオンなど)から見た希望」「撮影ジャンルと撮影方法から見た希望」、「カメラアクセサリー関連から見た希望」「その他の希望」という5つのジャンルに分けて、それぞれに細かく選択肢を設け選んでもらうというもの。詳しい内容はリンク先をご覧頂くとして、エンゾーはこのアンケートの結果そのものより、それをリコーがどう理解し判断するかに今後の成否がかかってるように感じました。現在、WEB界隈で聞こえてくるGXRに対してのブーイングを分析すると、不買派の不満はおおよそ3つに集約出来ます。1.価格が割高。2.レンズに素子がくっついているのが、余計なものまで買わされている感があって嫌。3.サイズが大きすぎる。「1」は、「2」と「3」から導き出される複合的な不満です。つまり、「ただでさえ、数年で陳腐化することが分かっている撮像素子を交換不能な形態でレンズごと買わされることに抵抗があるのに、なおかつ、ボディが大型化したにもかかわらず素子は小さいままだなんて、わざわざGRDやGX200のボディサイズを捨てて携帯性を犠牲にした意味がない。そんなものにあの値段は出せない」と翻訳することが出来ます。GXRを見て「2」や「3」といった感想を持った人にはGXRは向いてないし、今後どう転んでも買わないと思います。実際、同じ人達が「あの値段を出すのなら一眼レフを買った方がマシ」というような発言をしているので、リコー的には「振り向かせることが出来なかった人たち」として諦めた方がいいでしょう。一方で、GXR支持派には別の不満があります。4.50mmマクロのAFがトロ過ぎる。5.単焦点レンズのラインナップが全然足りない(特に広角)。6.撮像素子が小さい(S10に関して)。こういう不満を述べているユーザーは、むしろGXRを「コンパクトだ」と感じていて、小さな一眼レフ的な使い道をGXRに期待している人たちです。彼らは将来性を感じているわけで、少なくともリコーはこの層の声を真面目に聞いた方がいいです。(S10とA12の素子。改めて見ると、その大きさの違いに愕然とする。)後日、アンケート結果はデジカメウォッチ上で公開されるはずなので、またそれを見ながら思うところを述べたいと思いますが、ヘボ予想では、「フォーサーズ規格と同サイズの撮像素子を搭載したユニット 」を選択する人がめちゃくちゃ多いのではないかと思います。ユーザーの口車に乗ってそんなものを作った日には、リコー潰されますから。リコーにはぜひ、国内でなく海外を見てモノ作りをして欲しいです。高倍率ズームユニットを除き、今後はAPS-Cサイズ未満のユニットは作らないというくらいの気迫で開発して欲しい。そうでないと、それこそボディサイズを大きくした意味がありませんし、サムスンあたりにやられてしまいます。
2010.01.26
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既報ですが、アメリカのカジュアルウエアブランド「STUSSY(ステューシー)」が、創業30周年記念アイテムとして、リコーのGR Digital IIIのスペシャルモデルを限定500台で販売するそうです。(いろんな所が青い。文字もオリジナル)これ、誰が売るんだろうというのが気になったのですが、STUSSYが責任を持って売るみたいで、リコーは依頼があったから作っただけというスタンスのようです。なんとなくホッとしたりして。企業や団体からの依頼で作られる、いわゆる「アニバーサリモデル」となったデジカメって、これが初めてじゃないですかね(リコーが自身のために作ったものは除く)。アニバーサリーカメラといえば、銀塩時代はライカの専売特許みたいなものでしたので、GRDはいよいよちょっとしたライカ並にステータス性が出てきたという証左なのかも知れません。欲しくないけど。これをきっかけに、こういったモデルは今後も現れそうな気がします。
2010.01.25
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こんなサイトがありました。便利と言って良いのかどうか微妙ですが、知っておいて損はなさそうです。『Snapsort』 GXR A12
2010.01.24
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あーびっくりした。まさかライカのグリップの持ち主が読者の方だったとは…(汗)。ともあれ、お陰様を持ちまして、今年は数年ぶりにR型ライカが活躍しそうです。ありがとうございます。さて、まったく話は変わりますが…心臓発作を起こして以来、運動不足を痛感したエンゾー、「時間がない」「左股関節が痛い」という言い訳をやめて、久しぶりにローラー台に乗る決意をしました。分かっていたことではありますが、エンゾーの心臓は常に適度な負荷をかけておかなければ、すぐにサボタージュを起こすという困ったクセがあるので、早死したくなければトレーニングからは逃げられないのです。今まで諸般の事情から不可能だった「あんなカメラ」や「こんなカメラ」のボディスーツが開発出来そうな目処が立ったので、今まで以上のハードワークは避けようがなく、必然的に、より注意深いセルフコントロールが必要になりました。まずは、この半年ですっかり突き出た腹を引っ込めるところから始めるとしますか…。GXR A12
2010.01.23
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えー、探して探して探して、あまりにも見つからなかったので、もう手にいれることは出来ないだろうと思っていたものが、ポロッとヤフオクに出てきました。それが、これ↓お客さん、カメラの方じゃないですよ!R型ライカ用のメタルグリップです。「えっ、R型ライカ用グリップって、レモン社でも輸入品を売ってなかった?」はい、確かにその通り。PHOTO EQUIP社製のものは、一時期レモン社が代理店となって販売していて、それはエンゾーも持ってました。しかし、今回エンゾーが手に入れたモノは、それとは違うGMP PRODUCTS社のモノです。(左が今回入手したGMP PRODUCTS社製、右がPHOTO EQUIP社製。一回り小さい)PHOTO EQUIP社とGMP PRODUCTS社は、どちらもライカのグリップで有名なメーカーですが、作りの良さでは、エッジの処理やCリングの有無など、細かい点でGMP PRODUCTS社に軍配が上がります。(三脚ネジ穴に通す1/4インチのスクリューは、Cリングで脱落を防止している)しかし、M型ライカ用のグリップがヤフオクでちょくちょく出品されているのに対し、R型ライカ用のそれは、絶対的な流通量が少ないのと、とうの昔に生産終了しているアイテムということで、まずお目にかかることのない超レアアイテムでした。オークションでは今までに一度だけ見たことがありますが、その時はカメラ本体とセットでの出品だったので、つい「丸ごと落札」の暴挙に出てしまいそうになる自分を必死になだめすかし、理性を振り絞って落札を見送りました(おい)。(ベースにグリップを取り付ける部分の形状も異なる)なぜここまでこのグリップにこだわるのかというと、PHOTO EQUIP社のグリップにはどうにも解決しようのない欠点があったからです。それはグリップの内側、指の腹が当たる部分の形状です。(PHOTO EQUIP社製。なぜこのような構造にしたのか、謎の隙間が…)PHOTO EQUIP社のものは、グリップとカメラ本体との間に、このように↑大きな隙間が空きます。ここに指が食い込んで、なんとも握り心地が悪いのです。(GMP PRODUCTS社製。)それに対し、GMP PRODUCTS社のグリップは、このように本体にフィットし、見事に一体化しています。サイズも一回り小さいので、R型ライカのバランスのとれたフォルムを邪魔せず、手にもしっくり馴染むのです。ちなみに、PHOTO EQUIP社はグリップ部のみプラスティック製であるのに対し、GMP PRODUCTS社は総アルミ製です。ライカ自体がバッキバキの金属カメラですから、どうせならオプションパーツまですべて金属で揃えたいという変態マニアの自己満足をも満たしてくれます。R型ライカはM型の様々な「伝説」に隠れ、あまり話題に上らないマイナーな存在ですが、その描写に関しては、当然ながら同じライカですから非常に素晴らしいものがあり、不当に評価が低いと感じることが少なくありませんでした。実際、R-SUMMILUX 35mmF1.4で撮ったポジは、ルーペで覗くだに鳥肌モノの質感です。が、いかんせん巨大で重い上にボディが箱型で何の指掛りもないため、非常に滑りやすく、手の小さなエンゾーが安定して構えるには、どうしてもグリップ付きでの運用が必須条件でした。キチンと保持出来ないカメラというのは、どんなに名機であっても写欲が維持出来ないものです。自然と、防湿庫から持ち出す機会が減ってしまいました。しかしこれで、長いこと指に刺さった小さなトゲのように気になっていたグリップの問題が一気に解決し、がぜんR-Eで写真を撮りたくなりました。ああ、短気を起こしてR型ライカを処分しなくて良かった!!!!
2010.01.22
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えー、翔泳社から19日に発刊された「OLYMPUS PEN E-P2/E-P1カスタムブック」に、ユリシーズのストラップを多数掲載して頂きました。カスタムの本ですから、豊富なカスタム事例が紹介されているのはもちろんなのですが、注目すべきはオールドレンズとの組み合わせによる作例の数々です。周辺の落ち込んだ甘い写りは独特の雰囲気を醸し出しており、やはりデジタルPENはレンズ遊びの母艦としてなかなか楽しいカメラなんだということを再確認できます。恐ろしいことに、全145ページの中で画像が掲載されていないのは目次のみ!ここまで大量のカットを詰め込んだムック本は、近年ちょっと見当たらないと思います。その情報量に脱帽すると同時に、短期間で絨緞爆撃のように執筆された澤村さんには改めて「お疲れ様でした」と言わせて頂きたいと思います(;^_^A。なお、23日に新宿のアローカメラさんにて、監修を担当した和田高広さんとともに澤村徹さんの出版記念トークショーが開催されますので、お近くの方はぜひ足をお運び下さいませ。(この日は14:30から田中長徳氏もお見えになるとか)
2010.01.21
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ネタとしてはやや古いですが、SONYから裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を搭載した薄型コンパクトカメラ『DSC-TX7』が発売になりました。Exmor R搭載機としては2世代目に当たり、TX1で指摘された「確かに暗いところには強い反面、明るいところでのノイズやカラーバランスは、かえって従来機より悪化した」といった欠点がどこまで解消されているかに期待が集まります。(DSC-TX7。レンズと記憶媒体の変更により、従来よりボディの厚みが増した)これ、表向きはTX1の後継機種ということになっていますが、単純なTX1の進化系ではないことは、両者の外観を見ればすぐに判ります。(DSC-TX1。TX7と異なり、ボディが波打っており厚みに均一性がない)かたや直線的&平面的でエッジの立ったデザイン、かたや優美な曲線を描いたやわらかなデザイン。そういう意味で、TX1はむしろ、Tシリーズの歴史の中で最も評価が高かった「T700」のフォルムを受け継いだモデルと言えます。(DSC-T700。ロゴマークの位置といい、こちらが直系の先祖と見ていいだろう)一方で、Tシリーズとしては久々に録音マイクがステレオに戻りました。この点は、別のルーツ「T900」のエッセンスも取り入れていることが分かります。これはさらに元を辿ると、海外でしか販売されなかった「T500」に辿り着きますが、これもステレオ機で評判が良かったので、このような過去の好事例を踏まえて原点に還ったと言えます。しかも、TX7の動画撮影時間はフルハイビジョンで約55分と、実用上十分な長さです。(DSC-T900。T500の国内版のような立ち位置だが、デザイン的にはマイルドに)(DSC-T500。密かに人気があり、逆輸入品を買い求めるユーザーもいた)つまりTX7は、あまたの紆余曲折を経て、今まで培ってきたTシリーズの技術の集大成として登場したと言っても過言ではありません。一方で、密かに…しかし大きく変わった部分も2点ほどあります。ひとつは、焦点距離。Tシリーズは、長いこと銀塩換算35~140mmというズーム域を継承してきましたが、今回はじめて、より広角寄りの25~100mmにシフトしてきました。これはある程度写真を撮るユーザーに取っては嬉しい変更点であり、もちろんそういう層へのアピールを込めていると思われます。そしてもうひとつの見逃せない変更点は、記録メディアです。なんと、独自規格にこだわりの強いSONYが、メモリースティックとSDHC/SDメモリーカードのダブルスロットを採用しました。これはかなり思い切った路線変更です。奇しくも、SONYは自社ブランドのSDHCカードを製造・販売して行くことを発表したばかりですが、ようやく今になって、メモリースティックへのかたくなな拘泥がユーザーを限定してしまっていることに気付いたのでしょうか。いずれにしても、既に所有しているSDカードの資産を転用出来ることは、ユーザーに取っては嬉しいメリットです。この点だけを見ても、SONYがこのTX7に、どれだけ気合を込めてリリースしたかが伺えます。個人的な感想としては、ボディ厚が1mm増えてもいいという覚悟で「全部入り」で出してきたこと、てらいのないシンプルなデザインに回帰したことに好感を持ちました。出し惜しみをせずに直球勝負に出た時のSONYはいい仕事をするので、このTX7にはかなり期待できるように感じました。コンパクトでスリムなメモカメラをお探しの方で、かつ暗いところに強く、そこそこのクオリティで音の良い動画も撮りたいという欲張りな要求をお持ちなら、このカメラは期待に応えてくれる一台になりそうです。
2010.01.20
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いや~、一昨日は本気で死ぬかと思いました。体力が低下していたところに病気が重なって、最終的に心臓に来たという。もともと心臓が弱いので、軽い心筋梗塞の発作はたまに起こしていたのですが、気を失うところまで行ったのは初めてのことで、真っ青になって油汗を流しながら白目むいて痙攣する様は、相方いわく「宇宙人と交信しているみたいだった」と。なんだとう?(怒)まあ今だからそんな冷静なことが言えるのであって、当時は相方も大パニック。最初に119番に電話したところ「はい119番です。消防ですか?救急ですか?」と聞かれ、後半の「救急ですか?」を聞き取れずに「間違えました!」とガチャ切り。次いで何を思ったのか110番にダイヤルするも、先方が出なかったためますますパニックに。気が遠くなっているエンゾーに向かって「ねえ!救急車って何番だっけ!?」と半ベソで訴える始末。ちなみに、もう一度119番に掛けなおしたところ、先ほどと同じ女性が出たので恥ずかしかったそうです。本調子に戻るまではしばらく掛かりそうなので、今日も軽めの更新でお茶を濁します(^-^;P.S.GXRの開発記が面白いです。GXR A12
2010.01.19
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えー、昨夜、過労により失神→救急車で運ばれるという失態を演じました。しゅーん。無理は禁物です、みなさまもご自愛下さいませ。GXR A12
2010.01.18
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何度も言うようですが、エンゾーは典型的なフォロアー(追随型ユーザー)です。カメラやデジタルガジェットに関して最新情報をチェックしてはいますが、だからといって何でもかんでも飛びつくかというと、むしろ慎重なことの方が多いです。あれだけ発売前に自分で喧伝しておきながらK-7には結局手を出しませんでしたし、デジタルPENに至っては、仕事のためには必要だったにもかかわらず、E-P2でようやく重い腰を上げたくらいです。iPod Touchも、友人の結婚式のために短期間で歌を習得するという差し迫った目的がなかったら、たぶん買ってなかったでしょう(これ本音です)。もちろん、買ったあとは便利に使っていますが。一方で「コレは!」と思うものに関しては早かったりします。GXRなどはその典型で、デザインもコンセプトもエンゾーのストライクど真ん中だったので、何のためらいもなく逝ってしまいました(^_^;。デジカメで積極的に欲しいだけの理由で買った製品って、コレが初めてかもしれません。前置きが長くなりましたが、今日は何の言い訳がしたいかというと、昨日から引っ張っているガジェット物欲についてです。あるふぁさんからご提案があったMID(Mobile Internet Device)というセグメントのWEB端末こそが、実はエンゾーの最も欲してやまないツールなのです。携帯電話のブラックベリーやW-ZERO3[es]などは、フルキーボードまで備えたモバイルとして一定の存在感を示していますが、実際に使ってみると、正直なところかなり使いにくいです。特にフルブラウザでネットサーフィンしようなどと思ったら間違いのもとで、およそ快適なブラウジングなど望むべくもありません。 (北米の人は我慢強いと思う)そういう意味では、iPod Touchは美しいMacフォントのお陰で字が小さくてもそこそこ見やすく、しかもお得意の「タップ・フリック・ピンチ」で拡大・縮小・スクロールも思いのままなので、このサイズの端末としては意外なほど実用性が高いガジェットなのです。しかし。なんだかんだ言っても、サイズの限界はあります。最も顕著なのがテキストの入力のしにくさで、こればかりはもう、いかんともしがたい。仕事のメールを確認する時、見るだけで返事をしないでいいということはあまりないので、仕事で使うのなら、入力にストレスがないことは必須条件です。となると、どうしてもある程度のキーピッチを確保したキーボードが欲しくなります。そこまで考えた時、候補として浮上してくるのが、前出の「MID」というわけです。あ、ちなみに「なんでネットブックじゃダメでMIDなんだ」というと、単純にサイズの問題です。ネットブックはリーズナブルで形もそこそこ小さいですが、エンゾー的にはその小ささが中途半端に感じます。そこまでディスプレイが大きいなら、普通のB5ノートでもいいだろう、と。現に、このあいだヤフオクで調達した中古のマウスコンピュータは、役には立っていますが、やはり重さと大きさ・厚さがいまひとつコンパクトとは言いがたく、積極的に鞄に入れて連れ歩くには至っていません。(VAIO Type XとType P。Xの薄さは驚異的ですが、それでもなおPの小ささが際立ちます)さて、むちゃくちゃ軽くて薄っぺらいネットブックと言えば、SONYの「VAIO Type X」が思い浮かびます。発売当初、ちょっと気になったのですが、その後色々と調べてみるうちに、ある事実に行き当たりました。パーツ構成が、先に発売されたSONY最小のパソコン「Type P」とまったく同じだったんです。違うのはパッケージングのみ。Type XはType Pよりだいぶ遅れてリリースされましたので、「とにかく実用性を損なわないギリギリのラインまで小さくしたパソコンが欲しい」というユーザーにはType Pを、「Type Pよりもう少し余裕を持ったキーボードと、より見やすいディスプレイが欲しい」というユーザーにはType Xを・・・というふうに住み分けを狙ったものと思われます。そして今のところ、その狙いは当たっているようです。そういう意味では、Type PはネットブックというよりMIDの範疇に入るサイズではないかと思います。(ツヤ消し好きの心を鷲掴みにする新色「カーボナイトブラック」。ほ、欲しい・・・)ところで、パソコンに詳しいユーザーほど敬遠するSONYのVAIOですが、一時期は、スタイルに惹かれてType Pを買ったユーザーから発せられる「あまりにも動作が遅くて使えん!」という怨嗟の声がネット上を駆け巡りました。そりゃまあ、Atomに60GBくらいのHDDを組み合わせた製品でVistaを動かそうとしていたわけですから、そのノロさたるや想像に難くありません。未だに、ヤフオクでの出品率も高いものがあります。エンゾー的にも「あれは使えないガジェット」と判断し、スルーしておりました。ところが。最近になってその認識を改めなければならないような情報が聞こえてきたんです。Type PにWindows 7が載ったモデルが登場し、余計なSONY製のソフトをアンインストールしたり環境を最適化してやりさえすれば、まるで別物のように快適に動くようになるというではありませんか。な ん で す と ?(この配色にすると、非常に男っぽさが増していい感じです)うーん、これは聞かないほうが良かったかも・・・完全に余計な情報です(-"-;)。「サイズが極小」「実用に耐えるフルキーボード(店頭で確認済み)」「高精細なディスプレイを搭載(店頭で確認済み)」「サクサク動く」これだけ揃えば、今のところエンゾーが望む「持ち歩き用端末」の条件をすべて満たしてしまいます(ポケットWiFiもあるし)。つい最近まで、タブレット方面にしかアンテナを張っていなかっただけに、Type Pの存在は完全にノーマークでした。ただし、バラ色に思えるType Pにもネガティブな要件が漏れなくくっついてきます。ズバリ、価格です(^_^;。上記のようなパフォーマンスを発揮させるには、店頭モデルなどではてんでダメで、オーナーメイド(SONYの直販サイトからパーツ構成を指定して買う方法)で最高スペックにすることが絶対条件。そうすると、Atomのくせにまあ笑っちゃうくらい高価なマシンになってしまうのです。ぶっちゃけ、Core2 Duoが載ったかなりハイスペックなA4ノートが買えるくらい高い。コストパフォーマンスは最悪に近いです。それに、最初の大前提である「iPod Touchとの統合」という問題は解決せず、Type Pを導入してもガジェットを減らすことにはまったく貢献しないのでした。こうして、長考は今日も振り出しに戻るのであった・・・。P.S.本文とはまったく関係がないネタなんですが、ここ5年ほど探し続けてきた「あるもの」が、やっっっっ・・・とヤフオクに出ました。もうね、奇跡かと。銀塩末期だからこそ出てきたブツだと思います。エンゾーがヤフオクでここまで熱くなったのは、激安のライカMPアラカルトを発見した時以来です。しかも、今のままなら今回の出費は4桁で収まります。いったい何なのか?無事手に入れたらご報告します(^-^)
2010.01.17
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目下、エンゾーが頭を悩ませている(かなりくだらない)ことがあります。「いったい幾つガジェットを持てば幸せになれるのか(=いかに減らすか)」という問題です。これはカメラファンが旅行に行く前、カメラバッグの中にどのカメラとどのレンズを詰め込もうかと考え込んでいる状況にちょっと似ています。まず、現在の環境をおさらいしてみましょう。○会社と自宅に、それぞれデスクトップパソコンが一台ずつ。○出張用に、非力なネットブックが一台。○docomoの携帯が一台。○主に音楽用としてiPod Touchが一台。○ネットブックとiPod Touchを補完するアイテムとして、ポケットWiFiを導入。ざっとこんな感じです。まず誰でも真っ先に思い浮かぶのは、携帯とiPod TouchをiPoneにまとめてしまえば?というアイデアですが、残念ながら、これは「福岡市内ではiPoneが頻繁に切れる」という弱点と、会社が社用の携帯をdocomoでまとめて契約していること、それに何より、現在使っているD905iを心底気に入っているという3つの理由で却下。この段階で、携帯は携帯としてのみ使うことが決定しました。まあ、ここまでは特に間違っていない気がします。次に、ネットブックとiPod Touchを一本化出来るのかという話に移行するわけですが、単純に機能面だけなら、アップルからタブレットが出るのを待てばいいということになります。これにより、持ち運ぶ荷物は軽くなり、WEBを閲覧する端末としては少々画面が小さすぎるiPod Touchの欠点も補えるし一石二鳥!…と言いたいところなんですが、サイズアップのことまで考慮に入れると、話はそう単純ではありません。エンゾーがiPod Touchを音楽用のツールとして使うシーンは、ほとんどが自分の車の中。ケーブルでカーオーディオにつないで掛けっぱなしにするので、今よりも筐体が巨大化すると、狭い車内で置き場所に困るという事態に陥ります。それに、カラビナで腰から下げるという使い方もできなくなるでしょう。つまり、iPod Touchをタブレットに置き換える場合、どのくらいまで大きくなるかがひとつのポイントになりそうです。通帳くらいのサイズまでで収まってくれればギリギリOKですが、それ以上大きいものはアウトと思われます。タブレットをも導入しないとなると、いよいよ何一つ置き換えが出来ないことになるので、この話は始めからなかったことになります。今までの無駄な長考はなんだったんだ。これでは、出張時の荷物がまったく減らせません。何しろ、これを全部持っていくということは、それぞれの充電器やアダプターも持っていくということ。エンゾーの場合、それに加えてカメラが必須ですから、まったくもって収拾がつかなくなります。いよいよの場合は、iPod Touchだけでも第三世代に買い換えるかな…しゅーん。 GXR A12
2010.01.16
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しばらくGXRを使ってみての感想です。○画質やはり、A12(50mm)とS10(24-72mm)との間には超えられない一線が存在します。表現力の差が大きいです。また低照度下でのS10のノイズの多さはリコーの伝統みたいなもので、GX200のように酷くはないものの、A12と比較するとどうしても目に付きます。素子のサイズ差を考えれば当たり前なんですが。ただし、そこはそれS10もGRD3と同じエンジン&素子を使っていますので、今までのGXとは明らかに違い、なかなか細密な画作りを楽しめます。作品指向なら、無理にぼかすよりもやや絞ってパンフォーカス的に使う方が持ち味を生かせます。最近のコンデジは素子の特性とレンズの素性がごっちゃに語られることが多いですが、レンズ単体で見ると、A12ユニットに使用されているGR LENS 33mmF2.5は、非常に悪条件に強いレンズです。直射日光や強い光源を画面の中や周辺に配しても、まったく破綻しません。舌を巻く逆光耐性です。また、光学的なディストーションの補正も見事で、デジタル補正をONにしなくても十分使える画が得られます。銀塩の頃はそれが当たり前だったんですけどね。もちろん、ONにすれば鬼に金棒。その代わり、手ブレにはかなり注意が必要です。このユニットの欠点としては、トロいAFの他に手ぶれ補正機構が組み込まれていないことが挙げられます。手ぶれ補正が当たり前となった今、久しぶりに補正なしのレンズを使うと、手ブレのカットが多くて苦笑してしまいました。基本に忠実に撮ることが大切です。そういう意味で、このレンズを使うときにはEVF(VF-2)の装着が必須であるように感じました。やはり顔の前でカメラをしっかり固定した方が安定します。○操作性文句ありません。以上。…というわけにもいきませんよね(^-^;。とにかく、使いやすさはGR譲りなので、GRやGXのユーザーなら何の抵抗もなく馴染めます。また、GRDで数少ない不満点の一つだった「びよよ~ん」とバネの残響がこだまするシャッターボタンは、かっちりとしたクリック感のあるものに変わったので、安っぽさがなくなりました。適度に張り出したグリップは、なんとなく丸っこかったGRDやGXのグリップより指がかりがしっかりしていることもあってホールド性が良く、これなら将来、そこそこ重量のあるユニットが登場してもまったく問題なさそうな雰囲気です。あ、ただひとつだけ。覗く角度を90度引き上げることが出来るVF-2ですが、正位置での固定が甘いのがちょっと気になります。なにしろビューポイントがボディ背面よりもかなり飛び出しているので、胸から下げている時やバッグに入れるときなど、ちょっとしたはずみで接眼レンズカバーのゴムが布地に引っかかってロックが外れ、すぐに斜め上を向いてしまうんです。これ、毎回直さなければならないのがちょっとしたストレスです。確実に正位置でロックされるラッチが組み込まれていれば完璧だったんだけどなあ。○運用実は最近、GXR以外のデジカメの出番が大幅に減りました。気分と用途によってA12とS10を付け替えてはいますが、他のデジカメは持ち歩きません。特にA12の出番が多いです。AFが非常にのろいので、動きモノを撮るのが目的なら自動的に選択肢から外れますが、それ以外の場合、大きくて重くて嵩張るデジイチを持ち出す理由が見当たりません。同時に、GRD3やGX200との比較は無意味であることがはっきりしました。人それぞれ優先することが違うので、画質が欲しければGXR+A12ですし、コンパクトさを優先すればGRD3なわけです。ただ、APS-Cサイズの恩恵に浴することが出来る小型ボディのデジカメを探したとき、選択肢として残るのはDP1&2かGXRしかないわけで、やはりこの二つのモデルは非常に稀有な存在だなあという思いを新たにしたのでした。現状ではレスポンスの面で不満があるものの、今後の伸び代まで考慮に入れたとき、普段使い用のAPS-Cサイズ機はGXRサイズで十分だと思います。少なくともエンゾーの場合、一眼レフいらんです、はい。そのためにも、APS-Cサイズの単焦点は早く充実させて下さい。それと、出来ればAPS-Cサイズの標準ズームも、無理とか言わずに頑張って下さい。それまではS10で我慢してますので。よろしゅう頼んます。>リコーさんGXR A12
2010.01.15
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銀治さんが、今年発売される(あるいは既に発売中の)タブレットタイプのガジェットに関してまとめてくれています。かなり沢山のモデルに付いての情報をぎゅっとコンパクトに詰め込んであるので、「タブレットって何?」という方、必見です。(銀治さん、お疲れ様です!)正直、ここまで色々なメーカーがタブレットに血道を上げていたなんて想像もしませんでした。文字通り「タブレット元年」ですね。エンゾーのような典型的なフォロアー(追随型ユーザー)でもタブレットタイプの端末の将来性を理解できるくらいですから、今後、この手のガジェットは急速に一定のシェアを築いていくものと思われます。ちょうど、それまで一眼レフにまったく興味がなかった購買層がマイクロフォーサーズに飛びつき、瞬く間に二割のシェアを占めてしまったように。さて、これだけ百花的にタブレットが現れている中、素朴な疑問が頭をもたげました。名乗りをあげているメーカーは、Apple、Fusion Garage、Always Innovating、Camangi、YUKYUNG Technologies、Freescale、Dell、HP、Lenovo…そう、すべて海外のメーカーです。日本のメーカーは何をやっているんだろう、と(それにひきかえ韓国・台湾・中国のメーカーの台頭が著しいですね)。海外出張に行くことが多い方は肌で感じておられると思いますが、技術立国日本というスローガンが堂々と通用したのは過去の話で、いまや日本のモノ作りの現場は、完全に遅れを取っています。マンパワー不足なのは明らかで、型破りで自由な発想を生み出す力のある人材の絶対数が、海外のメーカーと比べて圧倒的に少ない。いまやパーツの品質はあっという間に均一化しますから、それらを組み合わせて何を生み出すかが勝負の分かれ目になります。ネットブックの流行が日本独自の現象だったことからも分かるように、グローバルスタンダードを読み損なうと、日本はどんどん世界から孤立していくように感じます。 GXR A12
2010.01.14
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えー、昨年から使っていたBUFFALOの150GBのポータブルHDDが不調に陥ったので、買い換えることにしました。もともと自信満々で『耐衝撃バンパーボディ』と銘打たれた製品だったのですが、一度も手荒に扱っていないにもかかわらず、買って2ヶ月もたたずに、中から「カシュン・・・カシュン・・・」という何かスライドが滑っているような怪しい音が響くようになり、読み書きの挙動が非常に不安定になったので、データが飛ばないうちに代役を買い求めた次第です。で、のほほんとヨドバシに行ったら、予想外の事態に遭遇してまたびっくり。ほんの1~2年前までならかなりのスペースを占有していたはずのポータブルHDDのコーナーが、大幅に縮小し、わずか一台の陳列棚の片面に寂しく並ぶのみとなっていました。あまりに売り場構成が変っていたので、場所を探すのに手間取ったくらいです。どうやら、ポータブルHDDというツールはその役目を終えようとしているようですね。これからはSSDってことでしょうか。それでなくとも、最近のフラッシュメモリ系メディアの大容量化は留まるところを知らず、あと2年もすればSDXCで1テラなんて時代もやってくるようですので、わざわざデータ破損のリスクを伴うHDDを持ち歩く必要がなくなってきているのは事実です。とはいえ、まだまだポータブルSSDは容量の割りに高価で手が出ないので、今回までは大容量で安いHDDで済ませることにしました。今回買ったのは、FREECOMの「TOUGH DRIVE LEATHER 320GB」という製品。 おそらく、これがエンゾーの使う最後のポータブルHDDになるでしょう。シリコンの皮膜に覆われた短いUSBケーブルが、本体の中にスッポリ収納されるのがいいところで、携帯性を損ないません。この中に、必要なデータとちょっとしたソフト関係を詰め込んで持ち歩くことになりそうです。 GXR A12
2010.01.13
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せっかく小さいネットブックの携帯性を損なうのが、この電源コード。市販のサプライでどうにかして小型化出来ないものか…ちなみに、GXRに関する小ネタ。電源を入れたままSDカードを差し替えると、一見、何の警告も出ないのでそのまま撮り続けられるかのように見えますが、実は書き込み先が内蔵メモリに切り替わっています。この現象は、いったん電源を落として再度立ち上げるまで続きます。GXRは内蔵メモリへの書き込み速度が異常に早く、書き込み時の挙動では内蔵メモリを使用していることに気づかないのでご注意下さい。 GXR A12
2010.01.12
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…と言っても撮るのが終わっただけで、これから大量の画像処理が待っているのでした。とほー。ちょっと現実逃避して、ポケットWiFiの話でも…。ポケットWiFi導入後、iPod Touchの利用価値が飛躍的に高まったエンゾーのモバイル環境ですが、さらに使いこなすべく、今日は空いた時間でGmailの細かい設定を詰めました。もともとiPod Touchを買ってすぐにGmailは使えるようにしていたものの、Webメールよりも従来からのOutlook Expressを運用する頻度の方が遥かに高く、実質的にGmailのアカウントは約1年ほど放置された状態でした。しかし、出張先などでどうしてもメールを確認したいときなどに「今ここでWebメールさえ使えたら…」と思う場面が増えてきたので、この機会にきちんと活用してみることにしたというわけです。まあ活用と言ってもたいしたことをするわけではなく、いま使っているメーラーからGmailに特定条件を満たすメールのみ転送するように設定しただけなんですが(汗)。テスト運用してみるとうまく行ったので、さっそく本格稼働することにしました。やっぱ、たとえ自分のパソコンが無くても、ネットにつながっているパソコンもしくはiPod Touchさえあればどこからでもメールを確認することが出来るというのは想像以上に便利ですね。ところで、Gmailを正式な社用のメールとして利用している会社ってあるんでしょうか?非常に便利なので、そうしてしまいたい誘惑に駆られています。GX100
2010.01.11
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今日から地獄のブツ撮り・後半戦です。よってブログもおざなりナリ~。 GXR A12
2010.01.10
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ローカルでは知る人ぞ知る歌舞伎座「八千代座」に行ってきました。駆け足でしたが、味があるいい建物でした。時間がなかったので、今度はじっくり行ってきたいです。GXR A12
2010.01.09
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またひとつ歳をとってしまった…orz昨日は、とあるイベントでフェンシングの太田雄貴選手にお会いしました。生で見るメダリストは、やはり若くてもオーラがありますね。服の上からでも分かる鍛え上げられた肉体は、何気なく歩いただけでも、ネコ科の動物のようなしなやかさと躍動感がありました。 SIGMA DP2
2010.01.08
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EモバイルのポケットWiFi導入で、iPod Touchを実質的な常時接続端末へと進化させることに成功したエンゾーですが、では幸せいっぱいで聖人君子のように物欲がなくなってしまったかというと、実はまったく不満が無いわけでもありません。これを言ってしまうと身も蓋もないのですが、やっぱりいかにMacフォントが美しくとも、あの小さな画面では視認性や操作性が悪すぎて長時間WEBを楽しむには根本的に無理があるんですね。エンゾーのiPod Touchは第一世代ですので、スペック的に寂しくなってきているのは否めないところ。が、ここで最新型の第三世代に買い換えるくらいなら、もう少し待った方がいい理由があります。そう、アレですよアレ。アップルのiPod タブレット(仮)の発表が目前に迫ってきてますから~!どんなのが出てくるのか、今から楽しみで楽しみで。しかもこの手のガジェットに関しては、google陣営もかなり肉薄してきています。去年、WEB上に動画が流れて「すわiPod タブレットのベータ版か!?」と騒がれたガジェットは、実は中国のチップメーカーがデモンストレーションで作った「Androidで動く試作タブレット」で、その完成度の高さで世間を驚かせました。とにかくびっくりするくらいよく出来ていて、内蔵されたWiFiにより自在にネットにアクセスし、iPod Touchばりにジェスチャーコントロールでサクサク動く様は、今すぐ製品版として登場してもおかしくないほどでした。今のところ、AppStoreの絶対的なコンテンツと先行者の強みでアップルが独走しているかのように見えますが、ことタブレット型端末に関してはAndroid陣営の開発スピードも凄まじく、覇権争いは予断を許しません。で、タブレットは確かにスマートでスタイリッシュでカッコいいのですが、画面サイズが10.1インチにもなったらそれはもうパソコンの領域であり、持ち運びの上で場所を取ることに違いが無いので、だったら実体キーボードを備えたネットブックや小型ノートの方が道具としては使い易いんじゃないのか?という気がしないでもなかったりします。(なんとNECもこんなの作ってます。今年発売だそうです)一つのものですべての用途をまかなうことが出来ないのはカメラと一緒ですが、一時期爆発的な人気を見せたSONYのネットブック「VAIO type P」くらいの大きさでおしゃれなタブレットが現れたら、「このサイズまでならノートパソコンの形をしている必要ないじゃん」と感じるユーザーが、こぞってタブレットに流れそうな気はします。しばらくは、各社から小型&薄型タブレットが百花繚乱ということになると思われます。つーワケで、iPod Touchを買い換えるのは今しばらくお預け~!(ぶっちゃけ先立つものが無い…)。KLASSE S フジカラー NATURA 1600
2010.01.07
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何を隠そう、典型的な「片付けられない男」であるエンゾー、年末に取り掛かった部屋の掃除が、フリーズしたまま未だに終わりません。せっかくデスクを新調したというのに、広くなった面積をあっという間にこまごまとした小物たちが埋めてしまい、既に何から手をつけていいか分からず途方に暮れています。うまく、テキパキと片付ける秘訣って、なんですか?(涙) KLASSE S フジカラー NATURA 1600
2010.01.06
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今年最初の物欲は、コレだ! はい、昨年の11月にデビューし、12月にわたまちでも取り上げた「ポケットWiFi」です。諸般の事情があり、やっぱり逝ってしまいました。真っ先にやったことといえば、もちろんiPod Touchの常時接続端末化。さらにスカイプを入れれば擬似iPoneにもなるという、iPod Touchを大化けさせるスグレモノ、それがポケットWiFiです。で、使い始めてさっそく難点を一つ発見しました。これ…持ち運びにくいッス。…ということは?ふふふふふ…(To Be Continued) KLASSE S フジカラー NATURA 1600
2010.01.05
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SAMSUNGのリーサルウエポン「NX10」が、ついにその姿を現しました。「わたまち」をご覧の皆様にはいまさら言うまでもないですが、APS-Cサイズの撮像素子を搭載した、韓国初(発)のミラーレス一眼です。さらに言うならば、EVFを内蔵したミラーレス一眼としては、APS-Cサイズ機は世界初でもあります。画素数は1460万画素。ご覧の通り、一眼レフっぽい外観に反し、非常にボディの厚みが非常に薄いのが特徴です。E-P2と比較すると、ファインダーの接眼部の出っ張りを差し引けば、あまり差がないのに驚きます。G1と比較した場合も、ボディサイズは誤差の範囲であり、APS-Cサイズの素子を搭載した一眼としてはかなりコンパクトにまとまっています。ぶっちゃけ、非常に意欲的な製品ではあるものの、デザインはお世辞にも洗練されているとは言いがたいです。往年のコシナC1sあたりに少し似ているような気もします。EVFは92万画素ということで、おそらくGXRと同じような見え味になるのではないかと思われます。ただ驚いたのは、独自マウントを採用してきたこと。これはとりもなおさず、「これから我々はカメラ王国たる日本の地盤に楔を打つぞ」という意思表示であり、SAMSUNGの本気度を見た気がします。オプションでKマウントのアダプターが出るのは、ペンタックスのOEMで販売されたSAMSUNG製デジタル一眼のユーザーが、Kマウントのレンズを使い回せるようにとの配慮であって、特にペンタックスとの蜜月関係を表しているわけではありません。このカメラを見て、日本のメーカーが「まだまだ我々の方がアドバンテージがあるな」と思うのか、何がしかの危機感を持つのか。かつて、ドイツの光学メーカーが「人真似ばっかりする日本のカメラメーカー」に瞬く間に追い越され、やがて潰されることになろうとは、これっぽっちも思わなかったに違いありません。このカメラが売れるかどうかではなく(たぶんそれほど売れないと思いますが)、SAMSUNGが問題提起した「APS-Cサイズのレンズ交換式一眼」という新ジャンルのカメラが、世界中の市場でどのように評価されるのか、そこを冷静に分析できたメーカーだけが、次の一手を間違えずにすむでしょう。 KLASSE S フジカラー NATURA 1600
2010.01.04
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これから毎日スナップ写真をUPすると言った舌の根も乾かぬうちに、二日目から早速ズルします。いちおう画像だから許して下さい(^_^;。ある方のご協力により、こういう芸当が出来るようになりました。ハッセルブラッドでブツ撮り!・・・わたくし、嘘をついておりました。いやあ、それにしても今の世の中って便利ですねえ。何かと。
2010.01.03
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えー、このブログを始めた当初は機材のインプレッションがメインでしたが、ここのところ仕事に追いまくられる日々で、まったくと言っていいほど写真を撮っていません。また昨年嘆いていたとおり、せっかく最新型のデジカメを発売日に買っても、翌日にはサンプルとして革職人の手に渡ってしまうというルーチンが出来上がってしまっているので、インプレッションどころではないというのが正直なところでした。しかし!カメラグッズを作る上で、撮ることを忘れてしまったら良い製品が出来るはずがありません。本末転倒にならないよう、今年は無理してでも「仕事以外の撮影」を増やしたいと思っています。その後押しをする意味で、今日からブログを更新する際には、必ず一枚画像をUPすることにしました。スナップというのは撮らないと確実に勘が鈍るので、見苦しいカットを大量生産する可能性大ですが、お目汚しご容赦下さい(^_^;。それでなくとも、エンゾーが良く行く写真系HPの皆様は、すばらしいカットを、しかも銀塩で(!)コンスタントに量産されている方ばかりなので、勝手にプレッシャーを感じているのです。やっぱここらで原点回帰して、そろそろライカを気軽に持ち運べるコンパクトなバッグ(ポーチ)が欲しいなあ・・・ボソッ一つだけ嬉しかったのは、ブログを更新する頻度が回復してきたためか、長いこと2に落とされたままだったグーグルのページランクが、実に1年ぶりくらいで3に戻ったこと。転がり続ければそれだけネタも増え、動いた分だけ何かが生まれると思うので、足掻けるだけ足掻いてみようと思いますσ(^◇^;)。 RICOH GRD3
2010.01.02
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明けましておめでとうございます。一年の計は元旦にありと言いますが、このブログで真面目なことを書くことがあまりないので、今日は少しだけ、エンゾーが「ユリシーズ」をはじめた意味を備忘録的に書いておこうかと思います。1.写真を身近にする。ユリシーズは、「写真は撮らないより撮った方が良く、撮るのならたくさん撮った方が良い」という大前提ですべての経営方針を決定しています。そうすることで、多くの人が幸せになると信じているからです。その理由については下の「2」で述べます。一人でも多くの写真ファンに、一回でも多くシャッターを切ってもらうには、カメラと撮り手の距離が今以上に近くならなければならない。そのためには、利便性の面でもデザインの面でも、それぞれのニーズに合った携行しやすい補助ツール(カメラケースやストラップ)がなければならない。それが、現在展開している商品の設計理念です。ユリシーズの生産するツールによって、それまでたまの休日にしか持ち出さなかったカメラを、仕事中ですら肌身離さず持ち歩いてもらえるようになれば、目的の半分は達成したことになります。2.紙による記録を推奨する。一言で言うと、歳をとったときに、孫と一緒に見ることが出来るアルバムを残そうという、それだけのことです(自分が若かった時の写真を、ですよ)。ユリシーズでは、『写真』を次のように定義しています。 A.自己の内面を写し出す鏡 B.過去を思い出すための鍵 C.思いを共有するためのツール D.次の世代へ伝えるための記録これら4つは独立していることもあれば、複雑に絡み合っていることもあるでしょう。銀塩の時代が終わり、写真が「画像データ」という冷ややかな言葉に置き換わった今、上に挙げた4つの「写真」は、非常に危うい存在になっています。ある日突然消えてしまうというリスクがついて回るからです。さらに、記憶メディアの容量が大きくなればなるほど、消えた時のダメージも計り知れないものになります。10年分の記録が一瞬にして消えるという事態も、そのうち当たり前に起こるでしょう。一方で、例えば160年前に撮影された坂本龍馬や高杉晋作のポートレート、あるいは幕末の風俗を今でもうかがい知ることが出来るのは、当時のカメラマンが撮った乾板や湿板、あるいはプリントそのものが保存されているからに他なりません。経年による劣化はあっても、オリジナルは残る。これがアナログ写真の優位性であり、「画像データ」には真似できない強みと言えます。その保存性の高さはなにも歴史的な資料だけでなく、家族写真のようなごく身近な記録にも大いに役立ちます。銀塩の時代なら、祖母や祖父の時代の写真が残っていることも珍しくありませんでしたが、これから先、同じように今日撮った画像データが50年後に残っている・・・そんな世界は非常に想像しにくいです。だからこそ、せめて大切な写真だけでも紙にプリントしてスクラップブックを作っておくことが、私たちの暮らす「今」を次の世代へと引き継いでいく大切な財産になると考えます。「その時、撮り手が考えていた事」「時代背景」「大切な思い出」。そんな情報がぎっしり詰まったプリントは、必ず、見る人・見せる人を幸せにすると確信しています。そのためにユリシーズでは今後、より使いやすいオリジナルのアルバムを提案していく予定です。
2010.01.01
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