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お盆の時期である。近所のスーパーでもお盆用の商品があちこちに置いてある。そんな中でお父さんの目を引くのは、この時期にしか見ない気がするお菓子である。
我が家の子供たちがまるで興味を示さないし、お父さんが見てもおいしそうには見えないのだが、昔祖父母の家に行くとよく菓子皿などに置いてあったなと懐かしくなるお菓子たちだ。
変形したマシュマロみたいな砂糖菓子、硬いゼリーみたいな表現の難しい色とりどりのお菓子、動物型のクッキーに色とりどりの砂糖菓子が張り付いたようなモノ。いろいろな名前も知らないお菓子が詰め合わせになっている袋。どれを見ても全然おいしそうに見えないのだが、祖父母の家で昔は当たり前にみたお菓子たちである。
もちろん今でも普通に売っていて、お父さんもたまに買うようなお菓子もある。ブルボンのルマンドとかホワイトロリータなど、自分で食べたいとは思わないが、昔祖父母が食べていたと思うと仏壇用に買うことがある。
不思議なことにお母さんの祖父の家にあったお菓子も、お父さんの思い出とほぼ同じである。全く違う家庭で、地方すら異なるのに不思議なものである。当時はそれほどお菓子の種類がなかったのも理由だろうが、もう一つの理由があるとお父さんは思っている。
それは若い時代に流行ったお菓子を買ってしまうということだ。ロングセラーとして今の子供たちも食べているチョコレートのアポロとかキノコの山などは別にして、その時代にのみ人気があったお菓子というのは確実に存在すると思う。
たとえば「小枝」というチョコレート菓子は、お父さんにとってはものすごく高級なお菓子だった。大学生の頃、昔は自分の小遣いでは買えなかったと思いながら、よく買って食べていたが、我が家の子供たちはそれを食べようとはしない。キャラメルコーンとかを買っても食べない。
逆にお父さんは今子供たちがよく食べたがるグミのお菓子をおいしいとは思わない。そう考えると、お父さんに孫ができたとして、彼らが大人になるころ、お爺ちゃんはこんな不思議なお菓子が好きだったなと、今お父さんが好んで買うようなお菓子を懐かしく見つめる日が来るのかもしれない。