Flatのガンプラ製作日記

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2026.07.02
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カテゴリ: 本の感想
書籍の感想です。
今回は「モモ」です。


モモ (岩波少年文庫 127) [ ミヒャエル・エンデ ]

かなり昔の本ですが、今でも好きな人が多い名作です。
私はあるラジオ番組で紹介されていたのを聞いて、読んで
みようと思い立ちました。

モモは時間泥棒の陰謀を知ってしまった女の子モモがそれに
立ち向かう話です。


モモは親も分からない浮浪児でしたが、人の話を真剣に聞くことができる
人でした。
そのため、モモに相談することで、自分を見つめ直すことができ、
新たな気付きを得たり、友だちと仲直りできたりするのです。

そんな人々に対して静かに、静かに、何者かの支配の手が延びていったのです。

その者たちは時間貯蓄銀行と名乗ります。
そして、人間の一生の時間といかにその人が時間を無駄にしているかを
説明してきます。
説明を聞いて不安に感じた人は効率的に貪欲にがむしゃらに仕事をする
ようになります。
時間をかけて検討することもしないし、もちろん遊ぶこともない。

罵り合い、奪い合い、せかせかした非常につまらない日常を繰り返すように
なってしまったのです。

私は、最初、この時間貯蓄銀行という泥棒は詐欺師みたいなもので、
本当は貯蓄できるはずもない時間をさも貯蓄できるように騙して、
人々を馬車馬のように働かせて、自分たちだけ楽をしたいのかと思っていました。


その時間を使って自分たちを存続させているということが分かります。

モモは子どもたちと共に灰色の男たちの陰謀を大人に説明しようとします。
しかし、大人たちは忙しすぎて、子どもの戯言だとろくに聞いてくれません。

せかせか生き、常にイライラして、決して満足できず、タイパ重視。
まるで現在の我々のようです。
そして、灰色の時間泥棒は人間が生み出してしまったものなのです。
もちろん効率は重要だし、利益を得ることも大事です。
でもそれだけになってしまったら意味はないのです。
人は幸せになるために働いているのであって、働くことは手段であって
目的ではないのです。
何もかもなげうって効率だけ追い求めた人生はいかに無味乾燥か。
モモはそんなことを問いかけているように思います。





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Last updated  2026.07.02 00:34:38
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