Flatのガンプラ製作日記

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2026.07.12
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カテゴリ: 本の感想
書籍の感想です。
今回は「コード・ブッダ 機械仏教史縁起」です。


コード・ブッダ 機械仏教史縁起 [ 円城 塔 ]

あるAIがブッダを名乗り、苦しみから解放される方法を会得した
と語った、というところから話は始まります。

「ブッタメソッドはない。ブッタステートはある」という言葉が
面白いなあと思いました。
決まった手順を踏めば悟れるわけではないけど、結果として悟りを得た
状態は存在するという考えです。
木星に行ったら誰もがにゅうたいぷになれるわけではなく、
そこから何かを得た者が何かになれるのでしょうね。

なお、話は仏教とプログラミングを融合させたような話に
なっているのですが、仏教のウェイトが重い部分は難しくて
よく分からない部分も多かったです。
逆にシステム開発に関わる話は面白くて
「ホットスワップによりシステムはある意味不死を得た。
しかし、人の命より長く生きたシステムはなかった。
人は他人の書いたソースを読めなかった。
もっと言えば過去の自分の書いたソースも読めなかった」
というシステム屋ならニヤリとしてしまう言葉もそこかしこに
出できます。

ほかには「人工知能たちはマニュアルを整備するより、
製品を変える方が手っ取り早いことを知った。
ポットのコードは引っ掛けた時に抜けるようにしたほうが安全だし、
冷蔵庫のドアは空けっ放しにされると鳴き出すようにするべきだった。」
確かにそうなんだよね。マニュアルって一所懸命作るんだけど、
読んでもらえないのよね(笑)

後は
「照準とは何であるか。
照準とは敵機と自機との関係性を捉えるものであり、
円の中に敵を捉えることが仕事ではある。
しかし、遠く離れた戦闘機を照準する時、重力によって弾は
真っ直ぐに飛ばない。
そのため人は照準の少し上を狙うことになる。
しかし人間には「その機体を敵とみなし、撃墜するかどうか」という
判断と決断に全精力を注がせるべきで、それ以上のものを課すべき
ではない。
そのため、照準は各種センサーと連動し、さらに衛星と連動し、
照準は世界そのものとなる。」

深い。

なのに、真面目な話だけでなく、
「悟りを得られない機械は警策と呼ばれる棒でぶたれたりした。
精密機械に対する行為としては推奨されなかったが、

機械の側がそれを求めた。打たれることで映像の映りが
良くなったりすることはあった」
昭和w

そして機械と人は違うのか
「生物にとって死は絶対的なものか。
死は「定義」するものであり、絶対的なものではない。
例えば、人は脳死を定義して、ここからが死であると定義した。
では、コードにおける死とは何か。コピーが死である。
あるいは生まれ変わり、もしくは転生(輪廻)である。
私は輪廻の苦しみを解消する方法を知るに至った。
人も輪廻する以上私の教えで苦しみを解消できる。」
コード・ブッタの教えで、人もコードも解脱できるのかなー。
でも、ブッタメソッドはないんだよなあw


私はシステム屋ですが、プログラミングは宗教、あるいは哲学だなーと
改めて思いました。
元々、ソースはプログラマの思想が強く出るものですが。
・メソッドの結果は変数で受けた方が分かりやすい。
 いやいや、変数は不具合の元だから少ない方が良い。
・再帰呼び出しを是とするか
読みやすさ教と効率教の争いと言えなくもないw

物語は異端児(法然)が現れ、

while(1){
  printf("ナム・アミダブツ");
}
というコードを実行するだけであらゆるものは救われる、と唱えた。

システム屋にはおよそ容認できない無限ループのロジックw
コードにするといかに異端かよくわかるw


異端児2(親鸞)が現れ、whileは要らないと説いた。
仏教は奇跡を起こす教えではない。真理しかない。
つまり、つまり念仏だけで救われるなら、
阿弥陀が「自分が悟ったことで救いを求める民を救える」という
真理を得たに違いない。
であるなら、ただ一度
printf("ナム・アミダブツ");
と実行すれば良い。
ただし、一度なりとは言え、実行することが大切である。
プログラミングの学習において、書籍を眺めるだけではなくて
実際に手を動かしてみることが重要であるのと同じで、
自分の処理系で実行する必要があると説いた。
手を動かすの、大事ねw

などなど、システム屋にはニヤリとしたり、考えさせられたりするお話でした。

全体としては難し過ぎますが。






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Last updated  2026.07.12 00:14:11
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