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「本を守ろうとする猫の話」の続編。ファンタジーだけど、人が人である理由みたいなものが描かれていて、読書の意味を考えさせられた。「一番怖いのは、心を失うことじゃない。失った時に、誰もそれを教えてくれないこと。誰かを蹴落としたときに、それはダメだと教えてくれる友達がいないこと。つまりひとりぼっちだってこと」君を守ろうとする猫の話 [ 夏川 草介 ]
2025.03.26
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巻末に「本作はノンフィクションではありません」とある。「フィクションです」ではいけなかったのかな。とはいえ、明治から大正にかけて実在の人物が多数登場する。大逆事件を大いに逆さまなる事件、大正デモクラシーは民主主義ではなかった、など当時の日本社会がリアルに感じられた。「新しい戦前」と言われる現在、負の歴史が繰り返されないように祈ります。パンとペンの事件簿 [ 柳 広司 ]
2025.03.26
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今、女性の理系への進学が少ない、と言われている。でもつい最近まで、理系の大学へ行っても女子の就職先が無かったのは事実だ。女性にはお茶くみとコピー取りだけさせといて、結婚したら退職するのが当たり前だった日本社会。今更、理系の女性が少ないとか、管理職が少ないとか言うな!社会全体で女性の才能を潰してきたくせに学生の頃の就活で「浪人生は採用しない、女子は自宅通勤」と言われたことを思い出した。怒りの読書でした。マンダラチャート (単行本) [ 垣谷美雨 ]
2025.03.19
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図書館の新着コーナーで発見。かつての地球から地球の危機、宇宙まで、地図で描かれていて分かりやすい。北極や南極から見た地図は見慣れないので新鮮だった。「風力発電が可能な強風地域」「地熱発電が可能なホットスポット」では日本は好立地。原発に適した土地なんてない。「19世紀に米国の捕鯨船が創業した場所」は世界中の海なのに、「捕鯨禁止後も、クジラを捕獲しているのはどこ?」は日本、ロシア、ノルウェー、アイスランド、韓国、だけ。クジラの油を利用するために乱獲したのは米国だろ!他の国は乱獲なんてしてないし。地球温暖化が進み、夏が長くなって、冬が短くなっている様子が一目でわかる。トランプ大統領にも読んでもらいたい。動物と自然に感動する地図帖 地球も生物もすごい!と驚く100テーマ [ マイク・ヒギンズ ]
2025.03.09
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4つの短編集。それぞれの女性主人公が40代から50代で人生が180度変わり、まさに地獄の底へ落とされ、そこから自力で這い上がってくる物語。読後の爽快感がたまらない。離婚したり失業したりしても、新しい道を探し出すパワーが素晴らしい。地獄の底で見たものは [ 桂 望実 ]
2025.03.09
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巻末の参考文献の多さにビックリ5篇の短編集。読み終えて、自分の知識が増えた感じ。伊与原さんに専門書を読んでもらって、小説の中で知らないことに出会えて感謝。北海道の駅逓、犬はオオカミの亜種、ウミガメは地球の磁気を感知して大洋を回遊する、隕石と石の違い、などなど。お得な読書でした。藍を継ぐ海 [ 伊与原 新 ]
2025.03.07
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