ねーさんの独り言

ねーさんの独り言

2006年01月08日
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カテゴリ: 読書
タイトルだけ見ると、なんじゃこりゃという気がしますが、著者がロマンティック・サスペンスの女王アイリス・ジョハンセンであれば仕方がないかと思います。

訳者のあとがきによると「発表する新作のすべてが、甘口のロマンスと辛口のサスペンスをみごとに融合させた超一流のエンタテインメント、として世界中の読者を魅了し続けているアイリス・ジョハンセン」とのことで、本作品もその評を裏切らない作品です。

過去の作品の累計発行部数が本国アメリカだけですでに2000万部を超えているのだとか・・

彼女の作品の主人公は、手に職を持っていて強い信念を持っている女性です。でも、どこか弱いところがあるのが魅力で、そこに男性が惹かれてしまうのですが。

手に職と言っても普通の職じゃありませんが・・そこが、パトリシア・コーンウェルの検死官、署長シリーズ、サラ・パレッキーのV・Iシリーズと違います(両者も普通じゃないか)。

本書の主人公は、フリーのフォトジャーナリスト、アレックス・グレアム。スキルとプロフェッショナルリズムを兼ね備えた自立した女性です。そして、困っている人々を前にすると手をさしのべずにはいられない優しさも持っている。

コロラド州でダムが決壊し、多数の犠牲者が出て、救助活動を手伝っていたアレックスが目撃した驚くべき光景。彼女が目撃した光景が彼女をホワイトハウスをも巻き込む巨大な策略に巻き込んでいきます。
執拗に命をねらわれる彼女を救うことになったCIAの暗殺者だったジャド・モーガン。彼は、氷のような瞳を持つ孤高の戦士で、過去の任務からの逃亡者でもある。つまり、女性から見たら、危険だけど惹かれる男性ですね。

とにかく、読み始めたら先が気になってしまって一気に読んでしまいたくなります。アレックスとジャドの恋の話だけでなく、アメリカが置かれている情勢やテロ対策のシェルターなど、なかなか興味深い話も平行して続いていきます。大統領暗殺がどうなるのか。暗殺者として生きてきた朝鮮とアメリカのハーフは、ジャドに報復をしようとアレックスを捕らえようとして・・



ロマンティック・サスペンスを読むと元気になれますね。






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最終更新日  2006年01月09日 01時14分12秒
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