ねーさんの独り言

ねーさんの独り言

2006年01月21日
XML
カテゴリ: テレビ鑑賞?
今日の10時から、教育テレビで放映していたラストエンペラーの弟で「流転の王妃」の主人公愛新覚羅浩さんのご主人傅傑さんとその娘さんである福永こせいさんのETV特集を見ました。
こせいさんは、現在65才。60年前に満州で別れ、16年もの間離れ離れになっていた親子の絆を確かめるような内容として番組は作られていました。

私が、彼女を知ったきっかけは、高木彬光さんの著作「ジンギスカンの秘密」に登場する愛新覚羅えいせいさんの心中事件の話です。
「ジンギスカンの秘密」 は、源義経が、衣川で死なずに大陸に渡りジンギスカンとして生きたことを名探偵の神津恭介がベットの上で退屈しのぎに推理するという内容です。

その推理の中で、義経は頼朝の手を逃れる途中で、青森の地主の娘に自分の子を孕ませるのですが、その娘が産んだ女の子が成長し地元の男性と恋仲になり、身分違いを悲観した二人が心中した伝説があるとしていました。
そして、小説の中に現実に起きた天城心中事件をあげて、義経の子孫であるえいせいさんと青森出身(確か、伝説の心中事件の男性の子孫だとしていたと思います)の学生の出会いも心中も運命であったとしていたのです。

それまで、傅儀の弟が日本人と結婚していたことも知りませんでしたので、興味を持った私は、いろいろと本を読みあさりました。

浩さんのお祖母さんが、明治天皇の従兄だったことや浩さん自身がとても美しい人だったこと。傅傑さんが日本の士官学校で学んでいたこと。えいせいさんが、類い稀な才能を持っていたこと。彼女が天城で亡くなったことを本当に残念だと思いました。

けれど、こせいさんのことは、あまり表された文章がなくて(ご存命なこともあると思いますが)、明るくて難しいことはわからないとほがらかに言っている人というイメージしかありませんでした。今日の番組では、五歳で父と離れ母と一年五ヵ月もの逃避行により中国が恐かったこと、収容先で自分達をかばって亡くなった方々に有り難く思い生かせてもらっていると口にされていたのを見て、明るくしていたのは周囲のため(特に母に対して)だったのでは?と思いました。



現在、日本と中国の関係はいいとは言えない状態のようですね。けれど、愛新覚羅傅傑さんの中日友好の思いを是非みんなに知ってもらいたいと思います。

少し前に常盤貴子さん主演で流転の王妃を放映したと思いますが、ビデオにとったままになっているので、ちゃんと見なくてはと思います。竹野内さんは、少し背が高すぎましたね。傅傑さんは、とても小柄でしたから。

それから、傅傑さんの士官学校の同級生だった船木さんが、高齢にもかかわらず、かくしゃくとされていて感動しました。今の若者達が、船木さんと同じ年になった時にあんな風でいられるのでしょうか・・

いろいろ考えさせられる番組でした。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年02月24日 23時13分11秒
コメント(4) | コメントを書く
[テレビ鑑賞?] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:ラストエンペラーの姪(01/21)  
美々1971  さん
この番組は見逃してしまいましたが、私もこの時代のお話は大変興味があります。

「流転の王妃」は大学時代に読みました。
ラストエンペラーやエストエンプレスといった映画も大学時代に見た記憶がありますね。
宝塚でも「ラストエンペラー」をテーマにした作品を見たことがあります。愛新覚羅浩さんの役は現、中山ひでちゃんの奥さんである白城あやかさんだったなあ。印象に残った作品でした。
ドラマの常盤貴子さんの流転の王妃もなかなかでしたね。李香蘭の天海祐希も素敵でした。ちょっと背が高すぎたけど。



(2006年01月22日 18時44分51秒)

初めまして!  
bluestar1719 さん
TBさせていただきました。
ワタシもこのドラマを見て、興味を持ちました。
竹野内くんの中国語が自然だったのに驚いた
覚えがあります。

夫妻が生きた時代は歴史背景が複雑で勉強不足
を痛感しました。 (2006年01月23日 21時50分15秒)

美々1971さん  
飯島あきら  さん
コメントありがとうございます。

>この番組は見逃してしまいましたが、私もこの時代のお話は大変興味があります。
時間が遅かったですよね。私も、明治、大正、昭和初期に興味を持って自分なりに随分本を読んだり写真集を買ったりしてました。
>「流転の王妃」は大学時代に読みました。
>ラストエンペラーやエストエンプレスといった映画も大学時代に見た記憶がありますね。
>宝塚でも「ラストエンペラー」をテーマにした作品を見たことがあります。愛新覚羅浩さんの役は現、中山ひでちゃんの奥さんである白城あやかさんだったなあ。印象に残った作品でした。
そうですね。確か宝塚でも取り上げてましたね。

>ドラマの常盤貴子さんの流転の王妃もなかなかでしたね。李香蘭の天海祐希も素敵でした。ちょっと背が高すぎたけど。
そう、確か藤原紀香さんが、川島芳子の役をやっていたと思います。男装の麗人だったのにちゃんとできてたのかしら。やはり、早く見なくては。
(2006年01月23日 22時06分52秒)

bluestar1719さん  
飯島あきら  さん
コメントTBありがとうございました。

>ワタシもこのドラマを見て、興味を持ちました。
>竹野内くんの中国語が自然だったのに驚いた
>覚えがあります。
背が高かったけど、なりきっていたと評判でしたからね。
>夫妻が生きた時代は歴史背景が複雑で勉強不足
>を痛感しました。
そうですね。あの頃をちゃんとご存じの方も鬼籍に入られていますし、こういう番組をどんどん作っていって欲しいと思います。
(2006年01月23日 22時09分00秒)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: