ねーさんの独り言

ねーさんの独り言

2006年01月21日
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カテゴリ: テレビ鑑賞?
今日の10時から、教育テレビで放映していたラストエンペラーの弟で「流転の王妃」の主人公愛新覚羅浩さんのご主人傅傑さんとその娘さんである福永こせいさんのETV特集を見ました。


私が、彼女を知ったきっかけは、高木彬光さんの著作「ジンギスカンの秘密」に登場する愛新覚羅えいせいさんの心中事件の話です。
「ジンギスカンの秘密」 は、源義経が、衣川で死なずに大陸に渡りジンギスカンとして生きたことを名探偵の神津恭介がベットの上で退屈しのぎに推理するという内容です。

その推理の中で、義経は頼朝の手を逃れる途中で、青森の地主の娘に自分の子を孕ませるのですが、その娘が産んだ女の子が成長し地元の男性と恋仲になり、身分違いを悲観した二人が心中した伝説があるとしていました。
そして、小説の中に現実に起きた天城心中事件をあげて、義経の子孫であるえいせいさんと青森出身(確か、伝説の心中事件の男性の子孫だとしていたと思います)の学生の出会いも心中も運命であったとしていたのです。

それまで、傅儀の弟が日本人と結婚していたことも知りませんでしたので、興味を持った私は、いろいろと本を読みあさりました。

浩さんのお祖母さんが、明治天皇の従兄だったことや浩さん自身がとても美しい人だったこと。傅傑さんが日本の士官学校で学んでいたこと。えいせいさんが、類い稀な才能を持っていたこと。彼女が天城で亡くなったことを本当に残念だと思いました。

けれど、こせいさんのことは、あまり表された文章がなくて(ご存命なこともあると思いますが)、明るくて難しいことはわからないとほがらかに言っている人というイメージしかありませんでした。今日の番組では、五歳で父と離れ母と一年五ヵ月もの逃避行により中国が恐かったこと、収容先で自分達をかばって亡くなった方々に有り難く思い生かせてもらっていると口にされていたのを見て、明るくしていたのは周囲のため(特に母に対して)だったのでは?と思いました。



現在、日本と中国の関係はいいとは言えない状態のようですね。けれど、愛新覚羅傅傑さんの中日友好の思いを是非みんなに知ってもらいたいと思います。

少し前に常盤貴子さん主演で流転の王妃を放映したと思いますが、ビデオにとったままになっているので、ちゃんと見なくてはと思います。竹野内さんは、少し背が高すぎましたね。傅傑さんは、とても小柄でしたから。

それから、傅傑さんの士官学校の同級生だった船木さんが、高齢にもかかわらず、かくしゃくとされていて感動しました。今の若者達が、船木さんと同じ年になった時にあんな風でいられるのでしょうか・・

いろいろ考えさせられる番組でした。





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最終更新日  2006年02月24日 23時13分11秒
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