ねーさんの独り言

ねーさんの独り言

2006年12月01日
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カテゴリ: 読書




南町奉行所配下の岡っ引き、慶次郎の娘三千代を死に追いやった男の娘おぶんと暮らす辰吉。

北町奉行所配下の岡っ引き、町人を強請って小遣い稼ぎをする蝮の吉次。

慶次郎が寮番をする寮の飯炊き、慶次郎の身の回りの世話を焼く佐七。

三千代の不幸な死を知りつつも森口家に嫁ぎ、養子晃之助の妻となった皐月。

南町奉行所配下の岡っ引き、慶次郎のかつての部下だった同心島中賢吾から十手を預かる太兵衛。

南町奉行所配下の下っ引き、岡っ引き辰吉のもとで働く弥五。

南町奉行所の定町廻り同心で慶次郎のかつての部下賢吾。

どの登場人物も縁側日記にかかせない脇役ばかりです。弥五がいいところのぼっちゃんだったとか、佐七が笛職人を目指していたとか、脇役たちの過去もわかっておもしろかったです。



いつも、明るくしている皐月は、三千代の代わりになるということが思っていた以上に難しくて、どんなに頑張っても代わりにはなれないという葛藤を持っていて、彼女の前に現れた空き巣のおゆきが皐月と同じような身の上縷々と語る様子を聞き、ふらふらと慶次郎の手文庫に手をのばしたときと、その後皐月の思いが報われたときには思わず泣きそうになってしまいました。

男の人って、いなくなってしまった女性のことは特別なんですよね。
この描写は、やはり女性作家じゃなければ書けないのではないかなと思います。





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最終更新日  2006年12月23日 19時56分31秒
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