ねーさんの独り言

ねーさんの独り言

2008年10月31日
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カテゴリ: 読書

いろは歌に暗号

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

弘仁元年(八一〇)、平城上皇を操って謀反を起こしたと言われる「薬子の変」。その稀代の悪女・藤原薬子とは何者か?事件の真相を追うは、若き真言密教僧の空海とライバルである天台宗の高僧・最澄。二人の知恵比べに型破りな推理が錯綜する…。「いろは歌」、さらに「かたらむ歌」四十七文字に隠された驚愕の真相とは!これはもしかして歴史上の大発見。

かたらむ歌:       漢字を交えると

かたらむと        語らむと
けふみこゑして      今日御声して
うゐのほね        有為の骨
ゆえさへあめにぬれ    故さへ雨に濡れ
わろやもいまはよを    吾やも今は世を

りちきなる        律儀なる


本書の語り部は陰陽師の六郎太と白拍子の静に訪ねてこられた東寺の住職である俊徳ですが、語られる内容は、足利義尚が将軍になっている時代ではなく、奈良に都があった嵯峨天皇の時代です。薬子に対するイメージはあまり良くなかったのですが、本書を読んでみて彼女に興味が湧きました。確かに名前からして薬草やまじないに力を発揮してたとしてもおかしくないかなと思います。

それにしても「いろは歌」というのは、奥が深いのだなと感心しました。
空海がとても魅力的なんですが、最澄にももう少し活躍して欲しかったなと思いました。
鯨統一郎さんの本は読みやすくておもしろいです。

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最終更新日  2008年11月01日 19時22分00秒
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